1 0 0 0 <小説>飆風

著者
谷崎 潤一郎
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田文學
巻号頁・発行日
vol.2000, pp.56-76, 2000-05-15
著者
福井 美園 滝谷 玲子 多田 敬三
出版者
慶應義塾大学
雑誌
共立薬科大学研究年報 (ISSN:04529731)
巻号頁・発行日
no.25, pp.p49-59, 1981-03

The decomposition of 1-nitroso-1-butyl-3,3-dimethylurea (DM-NBU), which was found to have both leukomogenic and vaginatumorigenic activities on female rats, was studied in the buffer solutions of various pH values from 2 to 12 at 37℃. It was found that the decomposition velocity of DM-NBU was lowest in the neutral medium and increased as pH values either increased or decreased from 7,and the velocity was generally much lower than that of 1-nitroso-1-butylurea (NBU). The effect of the concentration of DM-NBU on the velocity has not yet been examined in detail, but it has been found that lower concentrations resulted in more rapid decomposition than higher ones did in the range of pH examined only except at pH 10. The main decomposition products of DM-NBU were carbondioxide, dimethylamine, 1-butanol and 2-butanol. Although the above two isomers of butanol were also detected and determined in the case of NBU and their total amounts were almost equal at each pH values of 2,7 and 12,in the case of DM-NBU, they were almost equal in the range of pH values from 12 to 6 but they fell suddenly at pH 5 and, thereafter, gradually decreased as pH values decreased. The ratio of the amount of 1-butanol to that of 2-butanol was 1.8-2 in the range of pH tested. The determination of the residual amounts of DM-NBU was made absorption-spectrophotometrically and that of the butanols was carried out gaschromatographically after the decomposition proceeded completely.
著者
金 尚基
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.63-92, 1988-04-25
著者
稲葉 昭英 吉武 理大 大久保 心 吉田 俊文 大橋 恭子 夏 天 小正 貴大
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

大規模な公共利用データを用いて貧困低所得層の世代的再生産に関する計量分析を行った。その結果、ひとり親世帯の子(中学3年生)の教育アスピレーション(進学期待)が低く、成績が悪く、勉強時間が少ない傾向がみられた。とくにこの傾向は父子世帯の子に大きかった。多変量解析の結果、母子世帯の子に見られる差異は所得の低さからほぼ説明されえたのに対して、父子世帯の子に見られる差異は所得からは説明されえなかった。
著者
仲谷 正史
出版者
慶應義塾大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2016-04-01

H28年度の研究では、バイノーラル録音方式で得られた耳に近接した音響刺激を複数種類集め、その中で代表的な聴覚刺激の主観評価を行った。当初の予想では、これらの聴覚刺激により、聴取者はリラックスし心地よく感じると考えていた。しかし、被験者実験の結果、これらの刺激を聴取するとむしろ覚醒度が高まり、かつ不快に感じることが明らかになった。この理由は2つ考えられる。1つ目は、聴覚刺激そのものが不快であるという理由である。素材音の中には金属板を擦過した音や、ホワイトボードにペンで書いた時の「鳴き音」を採取したが、これらの音源は不快と判断されやすい。2つ目の理由として、身体に近接した空間(ペリパーソナルスペース)を物体が横切るように感じられるため、危険を察知する何らかの機構が働いた可能性がある。一方で、集めたバイノーラル音源の一部において、鳥肌感を高い頻度で誘起する刺激を見つけることができた。音響刺激における鳥肌感の研究は主に音楽聴取時に得られる鳥肌感の研究が多く、刺激の聴取時間は数十秒から数分にわたる。今回見いだすことができた鳥肌感を引き起こすバイノーラル音源は長くて30秒程度であり、聴取してからわずか数秒で鳥肌感を生起することができる。このことより、音楽聴取によって得られる鳥肌感とは異なるメカニズムでその主観効果が得られている可能性が考えられる。この点については、H29年度に詳細な検討を進めてゆく考えでいる。加えて、バイノーラル記録した素材音を利用して、聴覚と身体感覚に訴えかける多元質感メディア作品の制作を行った。作品制作の際には、MAX/MSP上で制作支援システムを構築した上で、現代音楽作品を制作した。学会における研究者向けの芸術展示、ならびに一般の方向けにそれぞれにおいて作品展示を行った。
著者
鈴木 厚子 福井 美園 中安 寿美子 滝谷 玲子 多田 敬三
出版者
慶應義塾大学
雑誌
共立薬科大学研究年報 (ISSN:04529731)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.1-15, 1984-03-25

The reaction of N-nitroso-N-butylurea (NBU) with an equivalent of L-α-aminoacid was made in the buffer solution of pH 7.2 at 37℃ for 3 weeks. α-Carbamoyl-aminoacid was isolated and identified for each α-aminoacid examined together with the decomposition-products of NBU such as 1-and 2-butanols, urea and a slight amount of butylurea. A quantitative research was also carried out for L-methionine and L-leucine by high performance liquidchromatography. It was found that about 60% of L-methionine and 53% of L-leucine was carbamoylated respectively with an equivalent of NBU during 5 days, but, thereafter, no appreciable further carbamoylation was observed, and also that 83% of methionine reacted with twice equivalent of NBU. The velocity and products of decomposition of NBU in the buffer solutions of various pH were reinvestigated. The minimum rate constant for the apparent first-order decomposition was found in the region of pH3. The determination of butanols produced by gaschromatography of ether extracts from the reaction mixture showed that not only their total amounts were practically unvaried but also the ratio of 1-butanol to 2-butanol was almost equal value of 2.0 in various pH regions. The amount of urea or butylurea produced in each pH solution was relatively estimated by semiquantitative thin-layer chromatography. In the case of urea, no appreciable difference was observed except in the regions of pH3 and pH4,where urea was found to be a minor product and, instead, an unknown product was detected, whereas the formation of butylurea was slight in higher pH regions than pH5,however, in more acidic medium denitrosation seemed to be considerable although it might be a side reaction in the whole decomposition-pathway. Some considerations and discussions were made on the mechanism of decomposition of NBU, and also on the results from the quantitative study for the reaction of NBU with α-aminoacids.
著者
田中 和生
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田文學
巻号頁・発行日
vol.78, no.59, pp.198-199, 1999-11-01
著者
神田 祥子
出版者
慶應義塾大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2011

◇平成23年度は、(1)「科学」(2)「美術」を中心に、比較文学における先行研究の成果を参照しつつ、漱石自身や同時代における国内外の科学論・芸術論などを以下の手順により検証した。(1)「虞美人草」(明治四十年)を中心に、科学的客観性が近代社会の価値観に影響を与える中で、作中に描写された倫理観について検討し、またこうした内容を表現する上で、造形芸術との相互関係から抽出された美文的文体が選択されたことの意義を考え、活字論文として投稿した。また漱石の「文学論ノート」の精読を行い、漱石の科学観について検討した。東北大学図書館漱石文庫所蔵の漱石手沢本の書き入れ調査を基本とし、同時代ヨーロッパの科学観の把握や社会観に関わる文献調査を行った。具体的にはM.Nordau"Degeneration"、G.Allen"The Colour-Sense"など「文学論ノート」に散見される文献を中心とした。さらに受入研究者である慶應義塾大学・松村友視教授の専門的指導のもと、「近代文学における科学」をテーマとする同教授の博士課程演習に参加、同時代主要作品における科学観との比較検討を行った。(2)「三四郎」(明治四十一年)を中心に、造形芸術的な手法を言語表現に反映させる「断面的文学」の表現が、長編小説においてどのように作用するかを検討し、また作中で「美術」的要素を相対化するものとして取り入れられている「科学」的要素の意義について考察した。また、東北大学図書館漱石文庫所蔵の漱石手沢本の書き入れ調査を行い、漱石が「三四郎」構想に用いたと考えられる美術関連書の調査を行った。具体的にはJ.Ruskin"Modern Painters"全6巻の書き入れについて詳細に調査および記録を行った。◇以上の内容を元に、博士学位論文の内容をさらに再検証・発展させた著書原稿の準備を行い、また合わせて出版社(株式会社 青簡舎)と内容、目次案、ページ数、刊行時期などについて、具体的な打ち合わせを開始した.
著者
松浦 正憲
出版者
慶應義塾大学
巻号頁・発行日
2009

博士論文

1 0 0 0 OA 印度の原住民

著者
佐原 六郎
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.421-449, 1943-06

一 原住民と先住民二 印度石器人三 インダス流域文化とその民族四 吠咜アーリア人時代の先住民五 ドラヴィダ人 (イ) リスリーの人種學的硏究 (ロ) 前ドラヴィダ人 (ハ) ムンダ族 (ニ) 原始ドラヴィダ族
著者
櫻井 彰人 Serjam Chanakya
出版者
慶應義塾大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2016-04-01

金融市場の資産価格の短中期(分~時間)予測の高精度化を目的とする。特に外国為替交換比率(EUR/USD, USD/JPY)の分足とtickについて詳細な検討を行った。(1) 1分~90分足について予測モデルを作成し、長期に渡る予測可能性には収益反転が関わっていること、また収益反転にはフラクタル的であることを示した。(2) 分足およびtickそれぞれに、収益反転を説明し収益分布を回帰するモデルを作成した。2001年~2015年の実データに対し、よい回帰となっていることを数値実験により確認した。
著者
吉田 和夫
出版者
慶應義塾大学
巻号頁・発行日
1978

博士論文
著者
藤原 一平 青木 浩介 中嶋 智之 高橋 修平
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2018-04-01

今年度までの主な研究実績は以下の通り。ー 国際的な資金の流出、流入が日常化する経済では、中央銀行は、インフレ率の安定に加えて、金融不均衡(その結果として生じる産出量の大幅変動)の是正、をも考慮して、政策を決めなくてはならない。金融取引がグローバル化するもとで、金融政策、および、マクロ・プルーデンス政策のあり方についての研究を進め、景気に応じて税率などを変化させるマクロ・プルーデンス政策の有効性を確認した。ー 大国の政府債務が国際流動性として需要される背景には、保険市場が完全でないため、政府債務が安全資産として、その保有を通じて、ありうべきリスクから生じる損失が小さいものとなることが考えられる。このため、不完備市場において、どのような財政政策が、リスク・シェアリングを改善するかについての理論的理解にも努めた。また、不完備市場における均衡を求める数値計算能力(すなわち、プログラミング能力)も向上させた。ー 国際的な流動性需要の背景には、高齢化といった構造要因がその背後に存在するため、高齢化が進展する国では、どのようなメカニズムが、その国の貯蓄・投資バランスに影響を与えるのかの理解にも努めた。ー リスクが存在するもとで、実体経済変数と金融資産のポートフォリオを同時に決定する手法の習得にも努めた。ー どのような状況において、政策協調のゲインが存在するかについての知識を深めるとともに、国際的な政策協調、非協調のもとでの均衡を求める手法の習熟にも努めた。
著者
柴田 里程 清水 邦夫 神保 雅一 加藤 剛
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2003

神経細胞網の発火,心拍,降雨,地震,金融商品の取引発生,店への客の来店など,さまざまな点過程データに共通に適用可能なデータオリエンテッドなモデル構築手法を開発するとともに,ひとつのモデルライブラリーとして蓄積した.また,適切なデータ取得に必要な実験計画,データ解析をトータルにサポートするソフトウエア環境の構築,時系列モデルとの関連性の研究も並行して進めた.本研究は,現象と数理モデルを結びつける道筋を明らかにし,その道筋つまりメタデータを蓄積し,支援環境として実現する一般的な研究計画の一環であり,特に点過程データに焦点を絞ったものである.ライブラリーは,クラスタリングのある点過程に対する汎用なモデル,隠れマルコフ点過程モデル,隠れ準マルコフ点過程モデル,混合点過程モデル,多変量点過程モデル,ゼロにリセットされたのち単調に増加する強度関数モデル,モデルそれぞれに関する最尤解探索離散化アルゴリズムなどからなり,その適用事例は,神経細胞の膜電位,心拍,降雨,地震発生,美容院来店,金融商品取引発生など多岐に渡る.また,モデル構築を容易にするための統合環境も構築した。本環境はDandDに基づくものであり,Textile Plotをはじめとするさまざまなデータヴィジュアリゼーション手法の充実が一つの特徴である.
著者
石坂 巌
出版者
慶應義塾大学
巻号頁・発行日
1969

博士論文