著者
木平 崇之 金 美英 小山 慎一 日比野 治雄
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.P19-P19, 2010

本研究では,SD方法を用いて,歴史的仮名遣いと現代仮名遣いの表記の相違による単語の印象の変化を分析し,定量的に評価した.被験者には,評価対象となる単語について15組の形容詞対によって印象評価を求めた.印象評価結果に対して因子分析を行った結果,安定性因子,力量性因子,感受性因子の3つの因子が抽出された.また,因子得点を用いて数量化_I_を行ったところ,仮名遣い全体としては安定性因子に大きく影響を与えていることがわかった.また仮名遣いの中でいくつかに分類することで,力量性因子,感受性因子にも影響を与えていることが判明した.
著者
山本 政幸
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.27-36, 1999-05-31

本稿は, エドワード・ジョンストンとエリック・ギルのデザインした書体を中心として, 作者の思想や産業との関わりに着目しながら, イギリスにおけるモダン・サンセリフ活字の成立過程を明確にすることを目的としている。ジョンストンとギルの活動の根本に手工芸が据えられていた事実を追い, 並行して二人が近代産業に取り込まれながらサンセリフ体に着手する過程と, 彼らの書体に見出された新しい役割を確認したあと, 幾何学的アプローチと伝統的アプローチという二つの側面から, デザインの特徴についても言及した。彼らのサンセリフ体活字は, 産業との関わりから新しい社会における新しい目的のために作られ, 企業イメージの統一やサインから書籍印刷にいたるまで, 幅広い用途に対応する現代的な役割を備えた。その形態は, 機械的な規則と, ヒューマニスティックな骨格を併せもち, 幾何学的な新しさの中にも, 二人が尊重した伝統的基盤が根付いていた。これはイギリスのモダン・サンセリフ活字が成立する過程で生じた特徴といえる。
著者
工藤 真生 山本 早里
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.6_21-6_28, 2014-03-31 (Released:2014-06-10)
参考文献数
20

本稿は教育施設におけるサイン計画指針立案のため、その一要素であるピクトグラムに焦点を当て、より多くの人にわかりやすいデザインの条件を明らかにすることを目的とする。そのために、知的障害がある幼児・小学生・中学生・高等生、通常学校に通う中学生・高校生、大学生を対象に6 項目7 種類のピクトグラムをわかりやすい順に順位付けをする調査を行い、各属性の平均順位を比較した。結果、①動きや音を表すmotion line、②場所を表すピクトグラムの場合、その場所を象徴する人物、③その場所で行う行動・もしくはその行動を表す人物、以上3点の中から、ピクトグラムの項目を考慮して付加することが、必要であることを明らかにした。また、非常口・トイレはJIS のピクトグラムが被験者の全属性に共通して平均順位が1 位であり、これは行動と合わせてピクトグラムの意味を学ぶ機会や、目にする頻度が多い事が一因と考えられた。よって、形の改良だけではなく、ピクトグラムが表す意味を学びそれを視覚的な手がかりとして行動する、教育の機会が必要であることを指摘した。
著者
永井 由美子 野島 久雄
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 特集号 (ISSN:09196803)
巻号頁・発行日
vol.17, no.4, pp.38-43, 2011-03-01

現在、ブログやソーシャル・ネットワーキング・サービスのように誰もが簡単にメディア表現や情報発信できるような技術的な環境が充実しつつありるが、自分たちの手で地域に根ざした「パブリック」なネットワーク作りができるようには十分にデザインがなされてはいない。また高度な技術も個人で手に入れられる。本稿では誰もが直面する問題としてパーソナルな「思い出」を残す方法を考える「思い出を記録するワークショップ」講座を対象とした。講座を経験することで、個人の段階での次の新しい表現活動をしたいという気持ちが個人の段階に生じ、またグループでもやりたいと思えることが、継続する表現活動につながっているようである。そして「思い出」というプライベートなものを「パブリック」な表現とするためには講座という小さな他者のいる共同体ができあがり、そこから家族、知人、と表現物を共有する範囲が広がっていく。ここでの講座で主催者が提供したものは、講座のプログラムと空間であり、参加者と主催者が相補的に関係性をつくりあげていった共同体である。ここで大切だったのは、全員に表現形式の提案をすることとそれを共有することであった。
著者
石川 重遠 後藤 吉郎 山本 政幸
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.56, pp.256-257, 2009-06-20

This study is what it clarifies about the creation of the Japanese gothic typeface that was affected by the American gothic typeface. The three specialized researchers of the Latin alphabet typefaces or the typography wrestle with this study. Yamamoto does the study of American "Gothic". Goto does the study that American print technology builted the foundation of the Japanese modern print technology. Ishikawa does a study about the creation of the Japanese gothic typeface. Join these three studies together and want to gather it up as "The relevance study with the Japanese gothic typeface creation and the Latin alphabet typefaces". The theme of this presentation is creation of the first Japanese gothic typeface.
著者
孫 大雄 宮崎 清 樋口 孝之
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.1-10, 2008-03-31

本稿では、1920-1930年代における小池新二(1901-1981年)のデザイン振興活動を考究した。小池は、学生時代に美学美術史を学ぶ一方で旅と登山に親しみ、実践の活動を通して自然と文明に対する思索を行う視座を感得した。大学卒業後、建築美学を探求するなかで欧州で展開されていた近代造形活動の考えに心服し、1930年代には多くの建築情報の出版活動への関与を行い、合理性・工学的審美性など客観的な科学を基盤とした近代建築運動を精力的に紹介した。また、「海外文化中央局」を設立運営し、建築・工芸についての世界的な活動の動向を中心に、幅広く人類文化の全領域にわたる膨大な情報の収集.研究を行った。1936年の「日本工作文化連盟」設立にあたっては中心的な役割を果たし、「工作」という概念を用い、生活の様式をつくりあげるものとしての造形運動の啓蒙・指導をめざした。それらの活動を通して、生活のあらゆる場面に造形美を創成しようとする「汎美計画」の思想を構築し、提唱した。
著者
上平 崇仁 石井 光恵 笠尾 敦司
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.48, pp.194-195, 2001-10-15

An outline of Workshop "Obakation" is that children ask university students to make characters from their ideas of obakes (japanese monsters) and university students make obake stickers from the characters to enable children to exchange, then, children construct stories in exchanging the obake stickers, and they create picture books having the stories. The purpose of "Obaketion" is to make children to write creative picture books by combining properly with the following four keywords for creative, "Nature", "Monster", "Exchange of Stickers", "Picture Books". This presentation show our purpose has been achieved through the picture books as their works and some results of questionnaire survey.
著者
全 聖福 釜堀 文孝
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.29-38, 2004-03-31
被引用文献数
1

本論文は食品や生活用品購入において商品のどのような要素を重視しているかについて「大学生が持っている商品購入の傾向」と「商品において各項目がどの位重要なのか」の二つの項目を蔚山(ウルサン)大学の学生52入に対して調査を行い、分析した。その結果、両方の各項目に対して、「デザイン」「機能」「販売」を重視しているのは「化粧品」「合成洗剤(お風呂用洗剤)」であり「デザイン」「販売」を重視しているのは「飲み物(果実飲み物,炭酸飲み物)」「アイスクリーム類(アイスクリーム)」「お菓子類(ビスケット)」「お菓子類(クッキー)」「お菓子類(スナック)」「お菓子類(パイ)」、「機能」「販売」を重視しているのは「歯ブラシ/歯磨き」「乳加工品(粉ミルク)」「合成洗剤(洗濯用洗剤」「発酵食品(ヨグルト)」、「デザイン」「機能」を重視しているのは「穀類加工品(ご飯)」「水産物加工品(しじみのみそ汁)」「レトルト食品(コムタン)」「調味料(みそ)」「即席乾燥食品(明太スープ)」「芳香剤」という結論を得、商品によって重要視する要因が異なることがわかった。
著者
平野 聖 石村 眞一
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.55-64, 2007-09-30
被引用文献数
2

本論では,扇風機のデザインの歴史を研究することを通じ,我が国家庭電化製品のデザイン開発における特徴を解明する一助としたい。明治,大正時代の史料を調査することにより,以下のことが判明した。明治時代には,先進国から我が国へ輸入された製品が,扇風機を普及させる中心的役割を果たした。欧米では,天井扇の需要が大いにあったが,我が国においてはほとんどなく,卓上扇風機を中心に開発が進められた。我が国における職人の能力は高度であった為,欧米から導入された技術を受容できる余地があった。当初は町工場も扇風機を製造していたが,やがて財閥系の大企業が製造を独占するようになる。大正時代に入ると多くの大企業が扇風機製造に進出し,各社の宣伝活動が盛んになった。大正時代前半には,扇風機のデザインにおける基本的な4つの要素が出揃った。すなわち,黒色,4枚羽根,ガード,首振り機能である。扇風機は高価であったので,大半の人々は扇風機の貸付制度を利用していた。その結果,扇風機はステイタスシンボルとして機能した。
著者
寺内 文雄 久保 光徳 青木 弘行 橋本 英治
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.45-52, 2005-03-31
被引用文献数
3

近年の環境問題において、モノを長く使うことに対する意識の低さが、問題解決に向けた障害の一つとなっている。本研究においては、モノの長期使用を念頭に置き、生活者の意識面における問題を解決するための方策として、モノに対して抱く愛着に着目した。そして、モノが有する様々な感性要素と愛着の発生に関わる因果モデルを、構造方程式モデリング手法を用いることにより構築した。また、モノに対する生活者の志向態度を因子分析とクラスター分析手法を用いてに四タイプに分類し、各タイプの因果モデルを検討することにより、その特徴と特質を明らかにした。最後に、これらの検討結果を踏まえて、愛着を誘発するための人工物設計指針6項目 : 完成度の高い造形処理、素材の特性を生かした質感表現、頭に馴染む使い勝手のよい機能、使い込むことによって見いだされる新たな仕組みの導入、愛着感構成要素の実現、本物感を満たすブランド価値の確立、を導いた。
著者
小高 有普 清水 忠男 村中 稔 安島 諭 桑村 佐和子 大谷 正幸
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.3_11-3_20, 2016-09-30 (Released:2016-12-21)
参考文献数
18

工業高等専門学校(工業系高専)は今,次世代教育に向けた課題に直面している.その具体的方策の手がかりを得るために,「創造性」に焦点を当てた調査研究を行った.1)ことに国の経済事情,教育施策,社会動向の変遷とともに,「創造性」の意味合いが大きく変化しており,「創造性」を喚起する教育がますます重要性を増していることが確認された.2)「創造性」がどのように捉えられ,どのようにその喚起が図られようとしているかについて,工業系高専,美術系大学および工業系大学のデザイン専攻の教員を対象としたアンンケート調査を行った結果,高等教育機関の教育現場において重点の置き方や方法の違いが明らかになった.これらの調査結果を踏まえて,デザイン教育の方法が,これまで以上に創造性の喚起を必要とする今後の工業系高専教育に応用可能であることが提言される.
著者
庄子 晃子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.51-58, 1997-09-30
被引用文献数
4

1933年11月11日から商工省工芸指導所で顧問を務めたブルーノ・タウト(Bruno Taut、1880-1938)は、翌年3月6日の離任に際し、3月5日付で"Bericht uber meine bisherige Arbeit fur Kogeishidosho-Sendai(仙台の工芸指導所のための私のこれまでの仕事に関する報告)"を提出した。この中でタウトは、工芸指導所で果たした仕事を、1.大規模なプログラムの提案、2.個別的なプログラムの提案、3.優良品の選択、4.教育的な仕事、5.実際的な仕事、に五分類している。1.は1933年11月14日付の工芸指導所への提案"PROGRAMM(プログラム)"を指し、2.は研究試作についての個別的具体的諸提案を示す。3.は見本のための国内外の優良工芸品の選択を、4.は所員への教育を意味する。5.はタウトのデザインになるドアハンドルとタウトの指導による木製仕事椅子、金属製卓上照明具などの"Mustermodell(規範原型)"の試作研究実践の報告である。この文書は、工芸指導所でのタウトの仕事の全貌を彼自身が記録したものとして、さらには昭和初期の工芸指導所のデザイン研究の実情を示すものとして重要である。
著者
宮内 〓
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.59-68, 1996-07-31
参考文献数
20

島根県の美保神社において,氏子が戸外での儀式に酒,つまみ,盃,箸などを運ぶために使用する「イスズ箱」と沖縄地方で御嶽信仰において,お供えを運ぶための「ビンシー」と呼ばれる箱とを比較して,デザインの特質を述べた。1.意味不明のイスズ箱とは,「神に酒を供えるための錫の瓶を収めた箱」であることを明らかにした。2.イスズ箱は,針葉樹の白木製で,隅打付接ないし組手接の箱である。わが国古来のアイデアである中蓋によってつまみ,盃,箸と徳利とをへだて,徳利が壊れないために箱の内部を巧妙に仕切っている。中蓋はお盆としても使用される。3.ビンシーは広葉樹で朱漆塗り,蟻組接である。箱の作り方として中国の影響が指摘される。また,箱自体が神に供物を捧げる台となる。4.二つの箱の機能は類似しているが,デザインが非常に異なるのは,文化,伝統の反映であると考えられる。
著者
近藤 朗 清水 忠男
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.37-46, 1994-07-31
被引用文献数
2

オフィスにおける作業の焦点は,単純情報処理から創造的問題解決に移りつつある。本小論では,「情報環境」という視点からオフィス環境を捉えなおし,グループによる創造的問題解決であるコラボレーションの「場」に関する研究の方向性を求めることを目的とする。そのため,オフィスの情報環境の現状を,それを構成するツールを中心に,業務の異なる部署別にアンケートおよびインタビュー手法で調査した。その結果,創造的問題解決の初期段階では各業務同様なツールを使用し業務が具体性を帯びるに従い業務特性にあったツールを使用している事が明らかになった。コラボレーションの「場」におけるツールに求められる機能としては,1)情報の共有化および展開を支援する機能,2)遠隔地の人々とも円滑に協調作業ができる情報伝達機能が求められていることが考察される。
著者
林 品章
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.27-36, 2000-03-31

本論文は1970年代以降の台湾視覚伝達デザイン運動について論述したものである。1970年以降, 「運動」と呼ばれる出来事は, 年代順に「アミーバ(変形虫)デザイン協会」, 「広告時代雑誌」, 「中国時報人間コラム」, 「連広会社」, 「時報広告アカデミ賞」, 「外貿協会デザイン推進センター」など, 六つがあげられる。本論文においては, それらの出来事やその動きが, 当時の台湾の視覚伝達デザインの発展に大きな原動力になっていることを明らかにする。また, それら出来事の考察から, 1970年代から現在に至るまで, 台湾の視覚伝達デザインにおいては, 表現技術や表現概念などが次第に複雑になり, 各領域に重視される度合いも大きくなってきたことが分った。それ故, 本論文は, その六つのデザイン運動の考察に加えて「その他」の項に, 視覚伝達テザインの発展に貢献した各々の組織について重点的に述べる。
著者
世ノ一 善生 南 琢也
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.49, pp.292-293, 2002-11-05

Despite great advances in certain specific areas, contemporary Japanese typography still has many problems. Among these, this present study looks at schemes for combining Japanese and Western fonts, a subject of unquestionable importance in the field of Japanese typesetting today. Inasmuch as the origins of Japanese and Western scripts are completely different, careful consideration must be given to their combination. Herein we focus upon the formative aspects of Western typefaces when combined with Japanese fonts as a design study toward more aesthetic dual-function Japanese typography.
著者
山本 麻子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.A09, 2007

10代後半から20代前半の女性を対象としたファッション雑誌について、レイアウト・デザインを中心に分析し、雑誌の特徴とファッションに与える影響について考察した。調査はJMPAによる05年9月~06年8月までの印刷証明付部数開示から、女性ヤング誌(ファッション総合)上位3位である『CanCam』、『ViVi』、『JJ』を対象とし、広告ページを除いたファッション・ページについて、図版数および図版レイアウトについて集計・分析を行った。結果として、3誌とも見開き1ページに対する図版数が約20~70枚近くあり、大変込み合った誌面作りが行われていることが分かった。また小さな図版が多く、読みにくいものが多かった。レイアウトは、人物像と商品アイテムを組み合わせたものが大半を占めた。また総ページに対し広告ページは約40%を占め、メーカーのカタログとして機能しており、商品の売上に直結した誌面作りが意識されていた。かつての雑誌の使命であった新しい文化の創造や優れたデザインの提案よりも、大量の商品情報を得たい読者のニーズに応えるものであると、同時に、絶えず消費を喚起するものであるといえる。