著者
伊藤 久美子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.61-70, 2011-01-31
被引用文献数
2

若い女性における無彩色を含む2色配色の感情効果を追究した.無彩色と有彩色,無彩色同士の2色配色合計246配色を,マンセル色相環の10色相から系統的に選んだ.これらの配色について,ファッション関係で使われる6尺度を用いて,OsgoodのSD法により,50名の女子短大生に配色効果を評価させた.6尺度とは,派手な-地味な,スポーティ-エレガント,緊張した-ゆるんだ,ゴージャス-シンプル,好きな-嫌いな,調和-不調和である.その結果は,無彩色の明度の違いにより,それを含む配色の色彩感情が異なる事を示した.黒は,配色をより緊張させ,よりゴージャスとし,白は,それを含む配色をより好きに,より調和させる.一般に,高明度の無彩色と低明度の有彩色との配色は調和する.白と黒との配色は,全配色中で最も調和する.
著者
蘆澤 雄亮 佐久間 彩記
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.6_27-6_32, 2016-03-31 (Released:2016-05-30)
参考文献数
4

2010年6月に公開した「産業デザイン分野スキルスタンダード」策定にあたり,その指標導出を目的に「デザイナーに期待する能力」および「デザイナーの職務実態」に関して3つの調査研究を行った。デザイナーに期待する能力に関する調査からは,「新たな発想」に関して期待が高く,またアイデア導出から実現までをトータルに考えることができるディレクター的役割のニーズが強いことが分かった。デザイナーの業務実態に関する2つの調査からは,アイデアやコンセプトなどを「考える」業務と,それらを「実現化」する設計業務の2種類に関する関与が最も多く,一方でそれらに付随した業務に関しても関与度が高いことが分かった。
著者
菊池 利彦 藤井 素晴
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.184-184, 2011

近年、地域に根ざした演劇活動が日本各地で広がりつつある。このことから演劇という営みが、今日の地域社会に対して少なからぬ役割を果たすであろうことがうかがわれる。そもそも演劇とはそこで発せられる言葉とそこでつむがれる文脈を、演者と観衆がともに想像/創造する営みであり、また時間と空間をともにした人びとが、同一の表象を共有したときにはじめて可能となる社会性を帯びた営みである。戦後日本の歩みとは地域コミュニティが空洞化する歴史であった。こうした状況を反省するとき、すぐれて社会性を内包する演劇という営為が示唆することは少なくないはずである。本研究は、千葉県いすみ市で活動する演劇集団に注目し観察調査を実施することで、演劇が今日の地域社会に果たす役割を具体的に把握し、また、その特質を導出することを目的とする。本研究で得られた結論は以下のように要約される。演劇とは、「コンテクストの共有」を通して、そこに参加する人びとの関係性を強化するものである。そして、演劇が地域において展開される場合、それは共同体を再構築する可能性を有している。それゆえに地域に根ざした演劇は、大きな社会的・今日的価値を持ったものといえる。
著者
張 英裕 黄 佳琪
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.59, 2012

本稿は1979年の手工業産品評審会から現行の工芸の夢まで入選した陶磁器に基づき、Formalisticaと社会学でその造形を分析し、その変遷をまとめるものである。台湾における陶磁器のスタイルの変遷について、下記のように三つの時期に分けることができる。(1)素朴期(1979~1992)この時期の作品には素朴と豪華の2極化傾向が見られる。そして造形において、両者ともシンプルなスタイルを保っているが、装飾紋様では簡単な色使いと精緻な絵画の二種類に分けられる。(2)転変期(1993~1998)欧米や日本などの先進国から技術とコンセプトを作品に取り入れることにより、その造形が大きく影響され、ユニークな作品が多数現れた。造形の突破こそがこの時期の一大特徴と言える。(3)設計重視期(1999~)この時期の作品には主に二方向性が見えてくる。一つはシンプル且つ生活感が溢れる方向性で、もう一つは創意と精緻さを求める方向性である。しかし、両者ともデザインの重視ということは不変である。
著者
石川 重遠
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.17-24, 1995-09-29 (Released:2017-07-25)
参考文献数
22
被引用文献数
1

世界最初の近代的広告用活字書体とされるファット・フェイス出現の要因をそれに直接関わる活字鋳造,印刷,印刷媒体などに探り,下記のように明確化した。(1)イギリスにおいて19世紀初頭には掲示伝達媒体が定着し,ノウティス,ビルが多数使用された。この見出しに訴求力のある大形の書体が求められた。(2)19世紀初頭には世俗的読み物や雑多な端物印刷物の量が増え,見出しやタイトルなどに目立つ,新しい書体が求められた。(3)18世紀後半からフランスを中心としたモダンな新書体活字開発ラッシュと産業革命の革新的環境は,イギリスの端物印刷用活字鋳造家に大きな刺激を与えた。(4)モダン・フェースの特徴を大型活字に取り込み,ファット・フェイスに結晶させたロバート・ソーンの産業革命時代の活字鋳造家にふさわしい創造性と先見性も重用である。
著者
田中 正明
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.1970, no.11, pp.27-44, 1970-03-30 (Released:2017-07-25)

After making the appearance of Modern-face Roman by Didots and Bodoni, there were produced various type faces, Fat-face, Egyptians, San Serifs etc., as type face for commerce and advertising. The subject of this essey is a study concerning Type Derign in practical use, through the material of the playbills of London (mainly) in mid-nineteenth century. The material are as follows. Fig. 1 May 21, 1822 Fig. 7 June 17, 1854 (Philadelphia) Fig. 2 Aug. 8, 1831 Fig. 8 Feb. 13, 1860 Fig. 3 May 3, 1839 Fig. 9 Mar. 30, 1860 Fig. 4 May 25, 1840 Fig. 10 Mar. 30, 1860 (detail) Fig. 5 July 1, 1840 Fig. 11 Mar. 31, 1860 Fig. 6 Dec. 16, 1847 (Birmingham)
著者
香村 翼 伊藤 孝紀
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.H01-H01, 2010

国内における傘の年間消費量は1億3,000万本でその内9割がビニル傘である。環境問題としての傘の大量消費を見直そうと、レンタル傘の取り組みが行われるようになった。本研究では、住民の意識を把握することで、都市部におけるレンタル傘のシステムを構築するための知見を得ることを目的としている。本研究ではレンタル傘の貸出システムやレンタル傘の利用実態に関する市民の意識を調査した。調査した市民の意識から得られた知見は、レンタル傘の設置場所や貸出システムを決定する際の指針とすることが可能である。今後の展望として、本研究から導かれる知見と、都市部における実際のレンタル傘の動き方や利用者の属性等のデータを合わせ、レンタル傘が都市において円滑に循環するシステムの構築を目指す。
著者
田村 良一 都甲 康至 石川 奉矛 北川 央樹
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.6_95-6_104, 2016-03-31 (Released:2016-05-30)
参考文献数
22

本論文は,デザインプロジェクトの戦略的な遂行に向けて,経営戦略の考え方を参考として,デザインプロジェクトの特徴,成功要因やリスクヘッジ要因を見出すための考え方や方法を構築,提案したものである。 前者では,研究開発を対象とした既往研究をもとに評価項目を収集,整理し,強みと弱みに関する17種類,機会と脅威に関する13種類の合計30種類の評価項目を作成した。後者では,強みと弱みに関する17種類の評価項目をもとに,それらが達成することを成果とする成果項目を作成し,DEMATEL法により項目間の影響関係を把握するとともに,各項目の重要度,さらに実現可能性を加味することで,成功要因やリスクヘッジ要因を導出する考え方を構築した。そして,事例検証を通して,項目や分析の考え方の適用可能性を確認した。
著者
矢口 真理子 北田 貴詠 島野 里彩 矢野 英樹 須永 剛司
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.62, 2015

あそびのデザインDesign of Playという授業課題として「carat game(カラットゲーム)」をデザインした。carat gameとは、2人~3人で行う対戦型ボードゲームである。サイコロを用いて、ゲームは”運任せ”で進むが、同時に”運任せではなく”ゲームを進めるルールもデザインした。それは、プレイヤーが盤を構成するマスの色を変更できるというルールとパーツ「コネクト・タイル」でできている。また、”1人遊びでは得る事のできない体験”も重要な要素として考えた。私達はこの授業を通して、誰かと一緒に遊ぶ事の大切さや楽しさを改めて実感することができた。そしてとても大事な学びとなった。
著者
滝本 成人
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.G12-G12, 2009

本件は、福井県越前市のタケフナイフビレッジ協同組合青年部との共同デザイン開発である。市販の家庭用パン切り包丁への不満の意見を調査した。実験用の試作品包丁を9種類作った。被験者を用い食パンとフランスパンのカット実験をおこなった。当初は鎌の刃の利用を試みた。しかし、滑らかに動かないことが明らかになったことと、制作での技術的な問題が明らかになった。次に、直刃の一部に波刃の加工を試みた。再度、被験者を用いカット実験をおこなった。その結果、ハーフセレーションブレイドの優位性が確認できた。包丁の制作においては越前打刃物の伝統技術を用いた。
著者
川合 康央 門屋 博 池田 岳史 尾崎 洋 益岡 了
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.214-214, 2011

プロジェクト型学習は,学生主体のテーマ設定による演習形式の授業である.本稿では,プロジェクト型学習であるプロジェクト演習および卒業プロジェクトにおける学生成果物のうち,地域をテーマとしたディジタルコンテンツ制作について報告する.大学周辺の湘南地域をテーマとしたプロジェクト成果物を対象とし,表現手法によって成果物を分類した結果,動画,CG,Webコンテンツ,インタラクティブコンテンツなどが挙げられた.地域取材に基づく映像作品として,市民による祭りやイベントを取材したものが挙げられる.3DCGなどを用いた地域コンテンツでは,景観シミュレーションやARを用いたキャラクターデザインが見られた.Webによる地域紹介サイトも多く見られ,ゲーム性を持つものや廃墟や心霊スポットを対象としたものなどがある.ゲーム等のインタラクティブ作品も多く,スタイルとして完成されたルールを持つゲームであっても,地域情報を持たせることでプレイヤーはコンテンツに親しみを持つと考えられる.また,対象となるテーマに応じた独自のルールを持たせることで,地域固有の新しいコンテンツの可能性が見られた.
著者
三橋 俊雄
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.46-46, 2006

1200年を超える悠久の歴史に育まれてきた京都は、今もなお、日本の伝統文化が生き続ける歴史都市である。とりわけ世界文化遺産に登録された社寺をはじめとする優れた文化財、伝統的な町並み、そして、それらを取り巻く山紫水明の自然が織り成す京都の景観は、われわれが後世に伝えていくべき日本の文化的資産である。 しかし、1980年代のバブル経済期における、投機目的の地上げや無秩序なマンション建設など、市街地の景観や自然景観の破壊が拡大した。 こうした状況下で、京都市市街地景観整備条例等により、景観の保全・保存に努力してきたが、一方、その保全・保存のあり方が、伝統的建造物に対して問われ始めている。 外壁だけを残して内部を新築する「ファサード保存」、建物のごく一部を残しただけの「カサブタ保存」、そして、現在の建物を撤去し、新たに異なる材料によってそっくりな建物を新築する「レプリカ保存」的な改築計画が実行され、建築として、景観としての真正性(authenticity)が問われることとなった。 2004年の景観法の制定を契機に、一人でも多くの市民が、真のアメニティーを標榜し、すぐれた眺望・背景景観がもつ精神的文化的価値を再認識、再評価していく必要がある。
著者
益岡 了 谷本 尚子 中原 嘉之 尾崎 洋 川合 康央 池田 岳史
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

現在のオーディオ開発には、未だコンポーネント型オーディオ的なデザイン価値が強く残る。そのことがオーディ装置としての発展を阻害し、生活環境の変化、PCや携帯端末を使った音楽再生の大衆化との不均衡を生じさせた可能性も否定出来ない。本研究では一体型オーディオシステムの有意性を活かして、回路全体の効率化を図り、USB-DAC以降の増幅率の最適化・増幅回路間の適合によって、ボリューム部の排除と安定性の高い回路の実用化を図る。また各電子部品の選別やスピーカーユニットの支持方法の改善によって音響特性の改善を実施する。市場の要求からスピーカーユニットの特性に合致する十分な容量を満たす非直方体形状のエンクロージャーの採用は難しいが、本制作では音響的特性を優先した容量の確保と造形上の工夫を優先した。特にユーザーのライフスタイルへの適合を考慮した場合には、設置や配線が簡易なアンサンブル型オーディオが支持される傾向が見られた。「非直方体エンクロージャー」や「ハイブリッド型バッフル板」採用の音響上の利点も確認出来た。
著者
周 臻 木本 晴夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.D01-D01, 2007

六書原理は、漢字の独特な造字・造型の方法であるだけてなく、まだ有効な視覚表現の手段の一種で、さらに設計思惟でもある。六書原理は東洋の思想モデルを反映する論理的な創造システムである。本研究は、ロゴデザインを例にして、六書原理に基づく新しいデザイン体系を探求したので報告する。六書の各原理、すなわち、象形、指事、形声、会意、転注、仮借の概念と造字方法、造字実例を研究して、その中から得る啓発をデザイン構想とデザイン手法に転化して、自分のデザイン実例と結合して、新しいロゴデザインシステムを構成することを試みた。1. 象形:具体物の形態を表現する。2. 指事:抽象的な符号を入れる。3. 会意:現有の要素を合併して新しい意味を生む。4. 形声:意味を表す符号と発音を表す符号の結合。5. 転注:シリーズデザイン。6. 仮借:類似したオブジェクトを借りる。7. 六書原理の統合的応用。文化の内包を掘り起こすことと民族の風格を発展さめることによって、六書原理に基づくデザインシステムは、中国のデザインを進展させる強力な道具になる。
著者
曽和 具之 籾井 雄太 柴田 あすか
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.143-143, 2011

本研究は、イベントやワークショップにおいて、主催者および参加者が各々の学びの体験を振り返り、共有することを援助するメディアツールについて、考察した。研究の特徴としては以下の3点が挙げられる。(1)ワークショップの進行と同時並行で撮影・編集作業を行っている。(2)ワークショップの最後に上映し、体験をその場で振り返ることができる。(3)インターネットに公開し、主催者および参加者が体験の意味づけを長期間にわたって行えるようにしている。 具体的事例として、2011年2月2日から13日に行われた、「第14回文化庁メディア芸術祭協賛展先端技術ショーレース2011」における記録を挙げる。
著者
齋藤 美絵子 高野 裕子 嘉数 彰彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.56, pp.80-81, 2009-06-20

I will lead the way to attract passers' attention to movie billboards to improve the situation of them in Okayama as a model case in a regional city. As a result of examination of movie billboards in Okayama,it developed that passers saw movie billboards a moment but didn't remember about the contents of televised programs. So,I aimed at "focal attention". I formed the hypothesis that the effective way to prompt focal attention is televising using short movies between programs. To inspect the effect, I did the experiment to compare the cases when subject watched interesting short movies or not. As a result of it,I confirmed interesting short movies made subjects watch consciously.
著者
林 品章
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.1-10, 2000-01-31
被引用文献数
1

「台湾戦後視覚伝達デザイン運動」の研究は, 時期により二部に分けられる。前編は1945年から1970年まで, 後編は1970年以降である。本論文は台湾における第二次大戦後の「デザイン運動」と呼ばれる出来事を整理した上で, 関係する文献の探求や当事者のインタビューを通し, 台湾の視覚伝達デザイン史の基礎を作り出そうとするものである。内容としては, 「東方, 国華, 台湾広告会社」, 「中国美術設計協会」, 「黒白展」, 「デザイン人材養成計画」, 「デザイマン(設計人)とデザイナー(設計家)雑誌」などのデザイン事件が含まれている。研究の結果, これらデザインの出来事は工業デザインに関連する「デザイン人材養成計画」を除き, 全て視覚伝達デザインを主体としていることが明らかになった。また, 台湾戦後の早期のデザイン発展, あるいはデザイン教育において, 日本からの影響と日本, 米国の専門家からの協力が多くあったことが分った。
著者
澤田 浩二 松村 飛志 上野 直樹
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.54, pp.116-117, 2007-06-20

Minor musicians have utilized various technologies and spaces such as web and a livehouse in order to distribute their music and in order to make a network among musicians and audiences. However, since these technologies and spaces were independently used, these musicians' activities were not visible enough to audiences. Thus, I arranged and implemented GoogleMaps and Blog sites that make minor musicians activities visible. I conducted interview with some minor musicians along with utilizing these GoogleMaps and Blog sites. The result of interview shows that these sites has possibilities of making minor musicians activities visible and of constituting a network among musicians and audiences.
著者
真行寺 由郎 上野 直樹 小池 星多
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.54, pp.112-113, 2007-06-20

Traditionally, in the domain of interface design, design of scheduler has focused only on functional aspects of the artifact itself without analyzing everyday collaborative activities where scheduler and the other resources are utilized for identifying time and schedule. However, historically, design of scheduler has been not separable from design of activities, institutional organizations, and of modern division of labor. Thus, in this research, I attempt to design a scheduler as part of redesign of collaborative activities.
著者
榊原 瑞穂 蓮見 孝
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.46, pp.74-75, 1999-10-15

This research is a part of collaborating project for introducing a town-mobility system to put a strong personality to down town in Mito Shimoichi in Ibaraki prefecture. People living in the region have their own images for the area, and these images must be important to make town planning. We developed some research method to draw out regional peoples subconsciousness for that future image. This paper is for reporting the method and process of research of studies that have been done by the University of Tsukuba in 1998.