著者
井田 徹哉 綿崎 将大 山口 康太
出版者
東京海洋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2021-04-01

我が国における潮流発電と波力発電による海洋エネルギー発電の実用化を目標に、海洋エネルギー発電に適合した小形リニア発電モジュールの研究開発を行う。タービンを用いず直接的に海洋からエネルギーを低損失に取り出し得るダイレクトドライブ型波力発電機とアンジュレータ型潮流発電機は共に幅広い沿岸海域で小規模な発電を実現できる。回転機による発電とは異なり、リニア発電機では長い直線状の機構を要し、低流速かつ短ストロークであることから高い発電効率を達成し難い。加えて、海洋発電に向けて高い制動性が要求される。本研究は海洋エネルギー発電に向けたリニア発電モジュールの研究開発を行い、海洋エネルギー開発の推進を目指す。
著者
荒井 一利
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2017

東京海洋大学博士学位論文 平成29年度(2017年) 応用環境システム学 課程博士甲第473号
著者
湯野 翔太
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2020

東京海洋大学修士学位論文 2020年度(2021年3月) 食機能保全科学 修士 第3498号
著者
丹澤 俊介
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2015

指導教員: 稲田博史
著者
佐藤 秀一 芳賀 穣 近藤 秀裕
出版者
東京海洋大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

淡水魚と海水魚は、栄養要求は大きく異なっている。特に脂肪酸要求やアミノ酸関連物質であるタウリンの要求が異なっている。そこで、タウリン合成に関与するシステイン硫酸脱炭酸酵素の遺伝子の構造解析等をマダイ、ブリ、スズキ、マツカワについて行った。さらに、各器官・組織での発現を調べた結果、肝臓、幽門垂で強い発現がみられた。またひらめにおけるDHAおよびタウリン含量の異なる餌料および環境水中の塩分量がDHAおよびタウリンの合成酵素遺伝子の発現に及ぼす影響を調べた。餌料中のDHAおよびタウリン含量ならびに塩分の変化によって、DHAおよびタウリン合成酵素様遺伝子の発現量が変動することが明らかとなった。
著者
松倉 一樹
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2017

全文公表年月日: 2018-07-09
著者
石川 雄樹
出版者
東京海洋大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2018-04-01

本研究では,草食性魚類の植物選択的な食嗜好性の発現機構について明らかにすることを目的として研究を行った.前年度の検討において,ゼブラフィッシュの味覚受容体発現である組織であるmaxillary barbel(ひげ組織)を摘出し培養用ウェルプレート上に接着させることで味質応答機能を有したまま培養維持できることを明らかにした.今年度はまずこの方法がソウギョにおいても適用可能か検討した.麻酔下のソウギョから味蕾を含む組織である口唇の一部を切り出し,次亜塩素酸ナトリウム溶液中で減菌後ゼブラフィッシュと同様の方法で培養を試みたところ,培養2-3日目に組織片から培養プレート底面への細胞の進展・接着が認められ,定着した細胞に対しカルシウムイメージング法による呈味成分への応答性を評価したところ,一部のアミノ酸で応答挙動を示す細胞が認められた.また草食選択性機構への関与が考えられる分子を網羅的に明らかにすることを目的として,口唇上皮組織と,舌から咽頭部分の上皮組織をそれぞれ剥離し,RNA-Seq解析に供しデータを取得した.今年度の期間中には残念ながらソウギョの植物認識成分を特定することができなかったものの,本課題内で確立したソウギョへの近赤外イメージング法による摂食選択性評価法に加え,カルシウムイメージング法による末梢レベルでの細胞応答測定を組み合わせることで,草食性に関わる成分を絞りこみ特定してゆくために必要な基盤を整えることができた.得られた発現データについても両組織間の発現差異およびデータベース上に登録されているソウギョ別組織との発現差異を比較することで特異的発現を示す遺伝子群を明らかにしていくことが今後の課題である.
著者
小暮 修三 Shuzo Kogure
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京海洋大学研究報告 (ISSN:21890951)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.6-19, 2014-02-28

戦前期の写真絵葉書は、現在のような地方の土産物に収まることなく、当時の新聞や雑誌以上に優れた視覚メディアとして機能していた。事実、その解像度は極めて高く、他の如何なる紙媒体よりも高画質の写真を人々に提供していたのである。それはすなわち、絵葉書が、そこに写し込まれた風景や風俗、被写体に対する見る者の意識のあり方を固定化していったことを意味している。このようなメディアの被写体として、海女は頻繁に写され続けていた。絵葉書の〈海女〉は、それを見る者の視覚的経験に対して、どのような影響をもたらしたのか?そして、そのような影響は、時代によって、どのように変遷していったのか?本稿では、公的機関では最多種/数と思われる『甦る戦前の〈海女〉:戦前海女絵葉書集』の分析に基づき、海女の写し出された時代状況や社会状況を踏まえつつ、見る者に対する影響について考察を行ってゆきたい。それは取りも直さず、明治期以降の国民国家化の過程における〈郷土=地方〉の創出から、資本主義の拡大に伴う〈地方〉の観光商品化、そして軍靴の響きを伴う国家主義化に至る時代的・社会的変遷について、海女への〈眼差し〉を通して追ってゆくことでもある。
著者
小林 りか
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2015

東京海洋大学博士学位論文 平成27年度(2015) 応用生命科学 課程博士甲第389号
著者
森下 稔 鈴木 康郎 平田 利文 S Kampeeraparb 楠山 研 石村 雅雄 羽谷 沙織 乾 美紀 ベー シュウキー 荻巣 崇世 NO Fata HEUANGKEO Souphany UNKONG Thidawan TRINH Quoc Lap
出版者
東京海洋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究の目的は、ASEAN統合が大メコン圏諸国における基礎教育に与えたインパクトを解明することである。カンボジアではASEAN学習が広がり始めているが表面的である。ラオスではASEAN学習を取り入れる動きは少ない。タイではASEAN学習の導入に最も積極的に取り組まれている。ベトナムでは基礎教育への影響は少ない。中国雲南省ではASEANの発展には関心が高いが、基礎教育レベルでの協力・交流は進んでいない。ミャンマーでは、民主化後のカリキュラム改革が進行中であるが統合のインパクトは確認出来ない。また、全体的に見て児童生徒の交流は増えていないのが実態である。
著者
堤 一磨
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2010

東京海洋大学修士学位論文 平成22年度(2010) 食機能保全科学 第1137号
著者
荒井 雄太
出版者
東京海洋大学

東京海洋大学修士学位論文 平成26年度(2014) 食機能保全科学 第2048号
著者
菊帕 歓貝克
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2020

東京海洋大学修士学位論文 2020年度(2021年3月) 食品流通安全管理学 修士 第3614号
著者
木宮 直仁 平川 博 Naohito Kimiya Hiroshi Hirakawa
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京海洋大学研究報告 (ISSN:18800912)
巻号頁・発行日
no.9, pp.21-37, 2013-02

本稿では、これまで編著した「あ~し」の続編として、「す~」で始まる用語について、対訳語が複数あるものを取り上げ、類義語との異同に関する注釈を付け、用例は実例を調査して、できるだけ多く提示することを試みた。法律用語の中には、請求金額のように、ビジネス用語や日常語と法律用語とが異なるものがあり、このような場合は訳語の使い分けができるように工夫することを心掛けた。また、あらぬ誤訳が生じることが懸念される場合は、特殊な法律専門用語よりも、対訳語として一般的に用いられる表現を優先的に取り上げるように配慮した。 著者らは商事法和英辞典の作成途上にあり、本稿には不十分なところも多々あると考えている。お気づきの点があれはご教示願いたい。東京海洋大学海洋工学部流通情報工学科社労士・行政書士 産業法務相談室
著者
許 艶華
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2018

東京海洋大学修士学位論文 平成30年度(2018) 海運ロジスティクス 第3109号
著者
大河内 美香
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京海洋大学研究報告 (ISSN:18800912)
巻号頁・発行日
no.8, pp.7-17, 2012-02

Increases in drug trafficking bound for the United States force the nation's law enforcement authorities to seek international cooperation, especially through extradition procedures to take fugitives into custody. The research aims to illustrate the difficulties in extradition process through case study and to specify the scope of extradition and extraterritorial law enforcement. This paper also discusses the feasibility of some alternatives toextradition that are less offensive to sovereignty, namely, conducting arrest activities in international waters or in a third state.アメリカ合衆国の法執行当局は、同国を仕向地とする麻薬の密輸の増加によって、犯罪人引渡手続を通じた国際司法協力の必要に迫られている。本研究は、逃亡犯罪人の身柄確保のための手続と、法執行管轄権の域外適用の射程を、クリストファー・コーク引渡事案を紹介しながら検討する。あわせて引渡手続以外のオプションとして、公海上又は第三国における逃亡犯罪人の逮捕活動を中心とした域外法執行の実現可能性を検討する。東京海洋大学海洋科学部海洋政策文化学科
著者
雨宮 民雄 Tamio Amemiya
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京海洋大学研究報告 (ISSN:21890951)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.67-74, 2010-02-26

誰も時間を見ることはできない。誰も時間を聞くことはできない。誰も時間に触れることはできない。だが、時間は確実に人間を支配している。時間は人間にとって不気味な力である。そのような時間を人間は一定の形をもつものとして表象し、それを時計によって測定することによって生活の中に取り込んでいる。しかし、時間に押し流されているという不安は消えない。そのため、人間は時間を空間と同じように自由に移動できる場にしようと試みる。それがタイムトラベルの夢である。物理学の発達によって、タイムトラベルは現実に可能と考えられるようになってきた。私は、物理学的に可能とされているさまざまなタイムトラベルの方法を分析するとともに、理論を立てるという人間の行為との関係においてタイムトラベルがどのような哲学的意味を持つかを考察した。
著者
枝廣 哲也
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2007

東京海洋大学修士学位論文 平成19年度(2007) 海洋システム工学専攻