著者
吉野 愼剛
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2018

東京海洋大学博士学位論文 平成30年度(2018) 応用環境システム学 課程博士 甲第524号
著者
竹内 俊郎
出版者
東京海洋大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

海水魚の閉鎖循環式陸上養殖は、従来の養殖法よりも使用する水量が少なくて済む養殖方法であるが、その代償として、飼育水中に栄養塩が蓄積されてしまい、いずれはその水を換水する必要がある。その栄養塩を植物に吸収してもらおうと考案されたのがアクアポニックスである。淡水と海水養殖におけるアクアポニックスがあり、海水養殖のアクアポニックスの研究事例は非常に少ない。そこで本研究では、クエ飼育排水を液肥として用いたアイスプラントの水耕栽培に関する研究を行った。その結果、クエの排水を8psuとした液肥中の窒素やリンをアイスプラントが吸収し成長できるが、鉄とマンガンが不足することを明らかにした。
著者
大迫 一史 黒瀬 光一
出版者
東京海洋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

オオグソクムシを食用として利用することを目的に、タンパク質回収法の検討、回収タンパク質のゲル形成能、内在性プロテアーゼの検討、およびアレルゲン性の検討を行った。タンパク質は塩水利用回収法で機能性を保持したまま回収可能であることが明らかとなった。また、回収タンパク質のゲル形成能は魚類に比較すると弱いが、十分食用可能であることがわかった。一方で、金属依存型プロテアーゼおよびセリン型のプロテアーゼがゲル形成を阻害することが示唆された。また、甲殻類と相当性が高いトロポミオシンを有する事から、これの低減化の必要性が示唆された。
著者
廣瀬 亜由美
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2017

東京海洋大学博士学位論文 平成29年度(2017) 応用環境システム学 課程博士甲第483号
著者
木白 俊哉
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2011

東京海洋大学博士学位論文 平成23年度(2011) 応用環境システム学 課程博士 乙第20号
著者
木宮 直仁 平川 博 Naohito Kimiya Hiroshi Hirakawa
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京海洋大学研究報告 (ISSN:21890951)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.48-69, 2015-02-28

本稿では、これまで編著した「あ~と」の続編として、「な~」で始まる用語について、対訳語が複数あるものを取り上げ、類義語との異同に関する注釈を付け、用例は実例を調査して、できるだけ多く提示することを試みた。法律用語の中には「内水」のように、国際法と国内法とで定義が異なるものがあり、このような場合は対訳語の使い分けができるように工夫することを心掛けた。また、あらぬ誤訳が生じることが懸念される場合は、特殊な法律専門用語よりも、対訳語として一般的に用いられる表現を優先的に取り上げるように配慮した。著者らは商事法和英辞典の作成途上にあり、本稿には不十分なところも多々あると考えている。お気づきの点があれはご教示願いたい。
著者
馮 子卓
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2021

東京海洋大学修士学位論文 2021年度(2022年3月) 海洋管理政策学 修士 第3813号
著者
加藤 正樹
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2013

東京海洋大学修士学位論文 平成25年度(2013) 食機能保全科学 第1825号
著者
本間 篤史
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2010

東京海洋大学博士学位論文 平成22年度(2010) 応用生命科学 課程博士 甲第177号
著者
秋山 清二
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京水産大学研究報告 (ISSN:00409014)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.53-64, 1997-12-25
被引用文献数
6

千葉県館山湾の大型定置網、底層定置網、小型定置網各1か統を対象に漁獲物の投棄実態を調査した。調査は1996年1~12月に実施し、毎月1回、販売魚と投棄魚の魚種別重量を記録した。調査の結果、年間の投棄率{(投棄量/漁獲量)×100}は小型定置網で11.9%、底層定置網で22.2%、大型定置網で9.6%となった。投棄量の上位3種は小型定置網でウルメイワシ、アイゴ、キビナゴ、底層定置網でマサバ、ギマ、アイゴ、大型定置網でイトマキエイ、トウゴロウイワシ、ドチザメであった。漁獲量と投棄量はいずれも小型定置網、底層定置網、大型定置網と漁具規模が拡大するにつれて増加する傾向がみられた。また、小型定置網と底層定置網では漁獲量の増加にともない投棄量も増加する傾向がみられたが、大型定置網ではこのような傾向はみられなかった。
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2014

全文公表年月日: 2015-06-24
著者
小松 美彦 大谷 いづみ 香川 知晶 竹田 扇 田中 智彦 土井 健司 廣野 喜幸 爪田 一寿 森本 直子 天野 陽子 田中 丹史 花岡 龍毅 的射場 瑞樹 皆吉 淳平
出版者
東京海洋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

米国で誕生し日本に導入されたバイオエシックスの特性を検討した。すなわち、文明論、歴史、メタ科学、経済批判、生権力の視点が稀薄ないしは欠落していることを剔抉し、日本の生命倫理の改革の方向性を検討した。成果は共著『メタバイオエシックスの構築へ--生命倫理を問いなおす』(NTT出版、2010)にまとめた。また、バイオエシックスが導入された1970~80年代の日本の科学・思想・宗教・政治状況を、文献輪読やオーラルヒストリー調査などを通じて考察した。以上は、国内外の研究にあって初の試みであり、書評やシンポジウムなどで高く評価された。
著者
丹羽 隆子 山岸 寛 庄司 邦昭 大津 皓平
出版者
東京海洋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

平成14年と15年の夏に地中海沿岸諸国の実地踏査に出た結果、新知見を多く得ることができた。古代、優れた海洋民族であったフェニキア人の広域に渉る海上活動が、地中海の精神文化や物質文化の交流、伝播に大きな貢献をなしたであろうこと。カルタゴの港湾都市やギリシアのピレウス港などは古くから高度に整備された港湾施設などを要していたこと。また地中海島嶼、レバノン、ギリシア本土の各地やイタリア各地、スペイン東岸の沿岸地域を踏査し、入り組んだ海岸線や入り江のある地中海の地形と環境が古くから自然の良港として、海上活動の発展を促したことなどを確認した。また、発展した海底考古学が発見した古代地中海の木造船建造法が「ほぞとほぞ穴」を使った"shell-first method"だったことの延長上に、ギリシアでは「ヒュポゾーマタ」という艤装品を重要な必須艤装品としていたことも知り、文献学的にも、造船工学的にも研究を進めることができた。「ヒュポゾーマタ」の装着法などを巡り、イタリアのアマルフィの開催された「中世以降の艤装品と航海機器の発展」と題した国際シンポジュームに招かれて講演し、さらに日本航海学会、日本西洋古典学会でも研究発表した。国際シンポジュームではかなり反響がった。Elsi Sapathari, Sailing through Time : the Ship in Greek Artの翻訳、解説、補注の形でそれらをまとめた。出版刊行の予定である。
著者
大森 信 Makoto Omori
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京海洋大学研究報告 (ISSN:21890951)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.40-86, 2014-02-28

On the occasion of a donation of postage stamps collected by the author to the Museum of Fishery Sciences, Tokyo University of Marine Science and Technology, a checklist of all postage stamps depicting crustaceans from 1871 through 2002 has been completed. In all, 1407 postage stamps with crustaceans have been issued from 217 countries, regions, and organizations excluding local stamps from Russia and others. The number of taxa (species or genus) that were identified in the stamps is 354. The present collection to be donated at the Museum for future reference contains 1313 original stamps including 25 old local stamps from Vessiegonsk, Russia and 114 copies of those that were unavailable to the author.
著者
小暮 修三
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京海洋大学研究報告 = Journal of the Tokyo University of Marine Science and Technology (ISSN:21890951)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.20-37, 2022-02-28

大正・昭和戦前期の国内博覧会では、その余興として「海女の実演」が行われ、非常な人気を博したという。現在確認し得る限り、1920年から1940年代初頭までの間に、すなわち、大正・昭和戦前期に、博覧会で行われた「海女の実演」が41件確認されている。ところで、そのような海女は、どのような視線に晒され、どのように消費されていったのか? そして、なぜ、大衆の人気を博していたのか? 本稿では、時系列に則って、博覧会の意味、そこにおける海女館の位置付け、並びに、それを宣伝する新聞メディア(特に、博覧会開催地の地方新聞)の言説を通して、海女に対する性的視線の形成過程について考察を行った。同時期における国内博覧会の海女館では、大衆の海女に対する性的視線が、博覧会の集客を望む主催者、ランカイ屋(イベント業者)、新聞メディア、それぞれの利害が絡み合う形で形成されていった。そこでの海女は、「奇妙」や「エロ」といった形容詞を伴って商品化されていくことになる。このことは、海女という生身の人間を「他者」として展示し、それを金銭と代替に鑑賞するという、大衆が圧倒的な優位的立場に置かれた非対称的な関係の構築過程を表している。
著者
小山 尚之
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京海洋大学研究報告 = Journal of the Tokyo University of Marine Science and Technology (ISSN:21890951)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.52-60, 2022-02-28

本稿はフィリップ・ソレルスとアリオシャ・ヴァルト・ラゾースキーとの対談「夜の恐怖に直面する啓蒙の精神」の日本語への翻訳と解説である。この対談でソレルスはニヒリズムの最初の公式の宣言をゲーテの『ファウスト』の中に認めている。ソレルスはニヒリズムの特徴――生殖への医学的操作、無への意志、時間の消滅、真理を知ろうとしない意志、ポエジの貧困――に覆われた現代社会をアポカリプス的と形容する。他方、時間の旅人であるソレルスは、その音楽的、律動的なエクリチュールを通して、さまざまな世紀、さまざまな単独的存在、さまざまな言語と愛をもって交わり、われわれに束の間の晴れ間を垣間見せる。彼にとっては「ひとつの身体とひとつの魂の中に真理を所有すること」がもっとも重要な文学的実践なのである。
著者
松井 絵美
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2021

東京海洋大学博士学位論文 2021年度(2021年9月) 応用環境システム学 論文博士 乙第42号
著者
影山 昇
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京水産大学論集 (ISSN:05638372)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.41a-25a, 1999-03-29

東京水産大学教育学研究室