著者
不破 浩子
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学教養部紀要. 人文科学篇 (ISSN:02871300)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.十三-三十四, 1996-07
著者
不破 浩子
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学教養部紀要. 人文科学篇 (ISSN:02871300)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.三七-九, 1997-09
著者
正本 忍
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学総合環境研究 (ISSN:13446258)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.1-12, 2005-01-30

Nous avons envisage ici deux problemes environnementaux urbains qui sont proches de la vie des Parisiens : les dejections canines et les dechets abandonnes sur la voie publique. Paris est connu pour la beaute de son patrimoine historique, mais aussi pour la salete de ses rues. Bien que la mairie de Paris fasse des efforts pour rendre la capitale propre et que la plupart des Parisiens considerent les crottes de chien comme une des raisons les plus serieueses qui menacent la qualite de leur vie, les trottoirs parisiens sont couverts de dejections canines et de detritus, comme par exemple des megots de cigarette. Apres avoir examine la realite de la pollution de la voie publique causee par les chiens et les hommes au moyen de quelques donnees et de nos experiences et observations propres, nous avons analyse les raisons de la pollution du point de vue du mode de vie francais, de la notion de la proprete, etc. II en decoule que l'insensibilite des Francais a la proprete, la separation entre pollueurs et depollueurs chez eux et la quasiinexistance du menage scolaire par les eleves eux-memes en France entrainent la salete de la voie publique. Nous avons fait remarquer aussi que l'incivisme peut etre ajoute a ces causes et qu'il est de plus en plus question de la pollution des espaces publics au Japon.
著者
松永 明
出版者
長崎大学
雑誌
經營と經濟 : 長崎工業經營専門學校大東亞經濟研究所年報 (ISSN:02869101)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.177-198, 2004-09-27

Recently many efforts have been done to establish criteria for analyzing legal policy making in the academic field of Law and Economics. In this paper, first, I briefly analyze the thesis of Louis Kaplow & Steven Shavell 『Fairness versus Welfare』 (Harvard University Press (2002)) and demonstrate what criteria should be applied in evaluating legal policy making. And, I conclude the effectiveness of the view that policy making should be based exclusively on the effects of the 'Welfare' or 'aggregation of individuals' well-beings' but should not depend on the notions of 'Fairness' or 'Justice'. Then, I utilize framework of this thesis and evaluate the eligibility of free service in the Public Libraries. Public Libraries are now facing increasing demand for business database and quick reference service, and are considering whether they should charge fees to such 'special' services. I discuss this issue based on the criteria of 'Welfare,' which is traditional rationale of free service of public libraries, and conclude that charging fee will be able to be justified if and only if such services are 'special' and not ordinary services. However, it is quite difficult to divide which services are defined as 'special'.
著者
津曲 俊英
出版者
長崎大学
雑誌
經營と經濟 : 長崎工業經營専門學校大東亞經濟研究所年報 (ISSN:02869101)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.145-158, 2001-09

20th century was called as "the century of the international organizations". International Organizations could be, should be, recognized as the apparatus to provide the international public goods in the similar ways as the states have been formulated to provide the national public goods. So in the new century. This means that the international society would be on the way to realize the internationally institutionalized or organized provision of the international public goods by the collective action through international organizations, based on the idea that the world is composed of individual sovereign states. While we cannot be so optimistic to expect the current situation is along with such perspective, it is convinced that the provision through the international organization or framework be the mainstream to maintain and develop the world order without government. The article aims at focusing on the features and preconditions related with the international public goods and international organizations.
著者
柴田 義貞
出版者
長崎大学
雑誌
長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi (ISSN:03693228)
巻号頁・発行日
vol.87, pp.221-224, 2012-09-25

セシウムはカリウムと同族のアルカリ金属であり,両者の化学的・物理的性質はよく似ており,人体には約4,000Bqの放射性カリウムが常在している.2011年3月11日に発生したマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震と随伴巨大津波によって,東京電力福島第一原子力発電所では全電源喪失の事態が発生し,運転中の原発3基では炉心溶融が起こり,運転休止中の1基でも冷却保管されていた大量の使用済燃料棒が破損し,1986年4月26日に旧ソ連で発生したチェルノブイリ原発事故による放出量の約10%の放射性物質が放出され,福島県をはじめとする広範囲の地域が放射性物質によって汚染されることとなった. チェルノブイリ原発事故で多数の小児甲状腺がん発生の原因となった放射性ヨウ素への被ばくは,政府が速やかに行った汚染原乳の出荷制限措置によって最小限に抑えられ,数か月後には被ばくの虞もなくなった.一方,セシウム137への被ばくについては,その半減期が30年と長期であるため,多数の人が将来の健康影響を懸念している. チェルノブイリ原発事故によるセシウム137の健康影響はこれまでのところ認められていないというのが大多数の研究者の考えであるが,福島原発事故後の日本ではスウェーデンのマーチン・トンデル(Martin Tondel)博士やベラルーシのユーリ・バンダジェフスキー(Yuri Bandazhesky)博士などごく一部の研究者の研究が過大に評価されており,インターネットや講演会などを通じての広報活動によって,一般住民に無視しえない影響を与えている. 本報告では,彼らの研究を統計的因果推論と現代疫学の視点から検討する.
著者
芳原 敬士 宮川 清
出版者
長崎大学
雑誌
長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi (ISSN:03693228)
巻号頁・発行日
vol.79, pp.282-285, 2004-09

DNA損傷に対し,相同組換え修復においてRad51と協調しているRad51 paralogの1つであるXRCC3の機能解析を行った. 遺伝子ターゲティングによりヒト大腸癌細胞(HCT116)からXRCC3遺伝子欠損細胞を作製し,作製したXRCC3欠損細胞に,野生型XRCC3 cDNA,および乳癌や膀胱癌などの発症リスクに関与することが報告されている遺伝子多型(T241M)を有するXRCC3 cDNAを発現することによって相補性実験を行った. その結果,XRCC3は,Rad51依存性の相同組換え修復に重要な役割を果たすとともに,DNA複製にかかわるRPAの機能を制御することによって複製の開始点をも調節していることを証明した. 更に遺伝子多型は,修復能は正常であるが複製調節能には異常をきたしていることも明らかになった. これらは,相同組換え修復はDNA複製機構と密接に連関し,その異常は発癌のリスクに関与する可能性を示唆するものと考えた. この実験は被爆者に置き換えると,被爆後のDNA障害に対する細胞内応答現象の1つを説明する事が出来るモデルであり,原爆後遺症としての発癌に関係する染色体不安定性の分子機構の1つとして考えられた. ノックアウトの作製は従来はCHOあるいはDT40等の脊椎動物細胞での報告があるが,我々は,HCT116細胞を用い,機能解析を行った. この細胞は,ミスマッチ修復異常を有する欠点を持っているが,それゆえに相同組換え頻度が相対的に高くノックアウトが比較的容易であり,p53が正常であるために細胞周期の研究に有用であると思われた.
著者
アラウジョ アドリアナ ベレン デ 萩原 篤志
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大學水産學部研究報告 (ISSN:05471427)
巻号頁・発行日
vol.82, pp.85-92, 2001-03
被引用文献数
1

大量培養中のワムシのストレスを検出できれば,培養不良の事前の回避に役立つ。ここでは,酵素活性測定によるワムシ培養診断を試みた。ワムシの培養には1kl水槽を用い,培養水温を28℃とした。本研究では,まず,バッチ式で大量培養中のワムシを直接材料として酵素活性を測定したが,ワムシ個体群の増殖経過との間に明瞭な関係は認められなかった。これは個体群内のワムシの齢やサイズの組成が一定でないことに基づくものと推測された。そこで,耐久卵から孵化したばかりのワムシをあらかじめ用意し,これらをワムシ培養漕から採取した培養濾液に曝露して,耐久卵孵化ワムシが示す酵素活性を求めた。その結果,グルコシダーゼ活性(使用した基質はFDGlu)は,大量培養ワムシの個体群サイズと相関しながら変化することが分かったが,培養水温が高かったせいもあり(28℃),一日一回の測定によって,大量培養ワムシ増殖率の低下を事前に検知することはできなかった。一方,環境中のストレス因子の増大にともなってエステラーゼ活性(基質,cFDAam)が上昇し,大量培養ワムシの増殖率が低下するとエステラーゼ活性も下降した。耐久卵孵化ワムシを用いたエステラーゼ活性の測定はワムシ培養不良を事前に検出する一手段になると考えられた。
著者
奥田 阿子
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学言語教育研究センター紀要 (ISSN:21876096)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.45-56, 2014-03

This paper shows how to use iPads in collaborative learning and reveals how it affects students' attitudes toward learning English. In the experimental classes, students were asked to take videos of their roleplaying in English with iPads. Before taking videos, they made slideshows about their role-playing and practiced pronunciation by using some iOS apps. The students' feedback about the method was generally positive. Also I found that iPads in collaborative learning (1) increased students' motivation to study English, (2) encouraged autonomy, and (3) made them more active communicators.
著者
鈴木 慶子 三浦 和尚
出版者
長崎大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

急速かつ確実に「手書き離れ=PC依存」が進行している。手書き離れによる影響は「漢字が書けない」という現象を引き起こしていることに止まらない。学生は「読み」の力をも低下させている。同一問題を黙読して解答した群と視写して解答した群では総合点で視写群が高得点となった。視写することは、正確な「読み」に導く契機となる。 一方で、学生は、PC依存を自覚している。構想を練る時、全体と細部との関係を整合する時、及び立ち止まって自分の考えを吟味する時、PCでは不都合であると。同時に、下書き及び書き直しという概念が消失しつつある。両者の繰り返しによって鍛えられてきた、正確に「書く力」が危機的状況にある。
著者
林 徹
出版者
長崎大学
雑誌
經營と經濟 : 長崎工業經營専門學校大東亞經濟研究所年報 (ISSN:02869101)
巻号頁・発行日
vol.94, no.1, pp.1-25, 2014-09-25

It is almost impossible to master negotiation skills only through off-JT. But playing MONOPOLY enables players to both negotiate and communicate better to some extent. In this paper we show why MONOPOLY has such important effects in terms of strategic decision-making of business, i.e.,"partial ignorance"(Ansoff,1965) and the theory of play (Calliois,1967).On the one hand, comparing the negotiation process in business with that in MONOPOLY, we extract the similarity, partial ignorance, of the two. That is a factor essential for improvisation or sense-making (Weick,1979,1984).On the other, reviewing preceding research on the play, we connect MONOPOLY as a game to the theory of play in order that it has great potential for players enough to develop the social adaptability and ethical sense.
著者
内藤 芳篤 加藤 克知 六反田 篤 中谷 昭二 分部 哲秋 松下 孝幸
出版者
長崎大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1986

1.研究方法および資料九州から出土した縄文人骨について、マルチンの方法により人類学的計測および観察を行い、時代差とともに、同じ時代でも遺跡の立地条件による差異について比較検討した。資料は、長崎大学に保管されている人骨の他に、九州大学,久留米大学,鹿児島大学および京都大学所蔵の人骨で、縄文時代早期21体,前期56体,後期71体,晩期3体,合計151体である。2.人骨の形質(1)脳頭蓋では、洞穴出土の早期人は長頭(頭長幅示数74.74),前期人は中頭(77.29),後期人は短頭(82.24)であるが、貝塚出土の人骨は、いずれも中頭(76.82)に属し、全般に長頭に傾いていた。(2)顔面頭蓋では、洞穴出土の前期人(上顔示数59.13),後期人(59.83)ともに低顔性が強く、貝塚出土の前期人(64.00),後期人(63.38)はやや高顔であった。すなわち顔面については、時代差よりも山間部の洞穴人と海岸部の貝塚人との差が認められた。(3)四肢骨については、早期・前期人は後期・晩期人に比して、細くて,周径や長厚示数が小さく、また洞穴人は貝塚人に比して時代差と同じように細く、きゃしゃであった。しかし長径については、必ずしも周径にみられたような傾向は認め得なかった。(4)推定身長をピアソンの方法式で算出すると、洞穴人は、早期(男性167.22cm),前期(162.82cm),後期(157.95cm),貝塚人は前期(162.48cm),後期(161.17cm)で、縄文人としてはやや高身長であった。3.今後の研究方針九州縄文人骨の収集につとめ、時代差,洞穴人と貝塚人との差の他に、地域差の有無について検討したい。
著者
山口 敦子 古満 啓介
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究では近年の温暖化傾向がエイ類に与えている具体的な影響について検証することを目的として調査を行った。その結果,モデル海域である有明海でのエイ類の分布特性と種組成,東アジア河口域生態系におけるエイ類の分布状況について新たな知見を得ることができ,有明海および東アジア河口域との共通種についてリストアップすることができた。それらの生物情報に基づき,温暖化により西日本に卓越したと考えられたナルトビエイの分布,日周行動,行動と水温との関係について解析した。ナルトビエイは従来から少なくとも九州沿岸域には分布していたが,冬季の平均的な水温が上昇傾向にあることから繁殖・摂餌場に近い深場で越冬可能となり,徐々にその分布を本州西部にまで拡大した可能性があること等を明らかにした。
著者
中村 哲也
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学熱帯医学研究所共同研究報告集
巻号頁・発行日
vol.16, 2004

メフロキンはマラリア予防のために認可された日本で唯一の薬剤であるが,その効果および副作用に関する日本人での調査がこれまで行われていない。そこで我々は,東京大学医科学研究所附属病院において予防目的にメフロキンを処方した62名の旅行者にアンケート調査し,回答の得られた21名に関して服薬状況や副作用頻度などを解析した。