著者
コット ミッシェル 小林 一郎
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.363-374, 1995-06-09 (Released:2010-09-28)
参考文献数
44

フランスの産業革命は1820年代に始まったとされる。本論文は、マルク・スガンのフランスにおける技術革新と技術移転についてまとめたものである。この時期の彼の功績の主なものは、1. 鉄線によるケーブルの発明、2.水中コンクリート及び鉄筋コンクリートの先駆的な使用、3. 円筒ボイラーの使用、4.フランスにおける最初の貨車及び機関車の製作等である。本論文では、これらについて詳述し、これまであまり評価されることのなかった土木人としてのスガンの全体像と土木史上の功績についてまとめる。なお、本研究は新しい試みとして、フランスの科学史研究者と日本の土木構造の研究者とのマルク・スガン及びフランス吊橋史に関する一連の共同研究の序論として位置づけられるものである。
著者
吉田 望 篠原 秀明 澤田 純男 中村 晋
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地震工学論文集 (ISSN:1884846X)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.170, 2005 (Released:2010-11-22)
参考文献数
10
被引用文献数
1

設計用の地震動は多くは工学的基盤で設定されるが, この場合, 表層地盤の存在を考慮せず設定されることが多い。本論では, まず表層を考慮しないと工学的に重要な周波数領域で増幅率の評価を誤ることをケーススタディをにより示す。表層を考慮しないで設計用の地震動を定義することは, 表層から工学的基盤への下降波, 深い基盤からの再反射による上昇波などを無視することを意味するが, これが無視できないからである。さらに, 工学的基盤より上の表層の計算用地震動を工学的基盤で設定する場合の設定法として, 表層で線形の挙動を仮定して工学的基盤の波形を求める方法, 地表で設計用の地震動を設定する方法を示す。ケーススタディによればこれらの方法は弾性時にはほぼ完全に地表の波形を再現でき, また, 非線形挙動時でも既往の方法に比べれば格段に精度よい予測ができる。
著者
内山 弘美
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
環境システム研究論文集 (ISSN:13459597)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.233-239, 2002-10-26 (Released:2010-03-17)
参考文献数
24

地球環境問題を解決し, サステイナブルな社会を築くために, 環境科学という学問分野の構築が必要とされる。しかし, 環境科学の研究・教育を行い, 環境科学の人材養成機関であるはずの環境冠学科において, 従来から, 理念と現実の乖離の問題が指摘されてきた。この問題が生じた要因の一つは, 環境冠学科の設置の過程にある。従って, 本研究では, 国立大学工学系学部の建設系学科に焦点を当て, 工学系の拡大過程と科学研究の「ライフサイクル」論の枠組みを用いて, 環境冠学科の設置のメカニズムを解明した。その結果, 環境冠学科の設置は, 環境科学だけでなく, 工学系学部の学科構成や学科設置動向を反映していることが明らかになった。
著者
田中 邦煕 新谷 洋二 山田 清臣
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.631, pp.383-396, 1999-09-21 (Released:2010-08-24)
参考文献数
16
被引用文献数
1

近世城郭石垣には反りなどの三次元的な独特の形態が認められ, 視覚的に安定感を与えかつ工学的観点からも合理的な形態と考えられる. しかしこの形態の発生起源などは不明な点が多い. 筆者らは現存石垣の観察計測結果から, 石垣普請時に基礎や背面地盤等でかなり大きな沈下や変位が生じこれが石垣面に現れて, 石垣師たちがこの自然発生的な形態に対してより安定化し美的にも高度化する努力を続けるうちに, 高度な三次元形態へと進歩したと考えた. そして石垣断面解析にFEMなどを適用する手法を検討した後これを応用して, 石垣構築時に反りなどの形態と類似した形態が得られることなどを示し, 「石垣の三次元形態の起源は石垣普請時の変位変形であろう」とする一つの考え方を説明した.
著者
酒井 與喜夫 湯沢 昭
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.551, pp.1-10, 1996-11-21 (Released:2010-08-24)
参考文献数
9

一般住宅の冬季の降雪対策や, 道路行政における除雪・排雪計画を策定する上で, 降雪・積雪予測は不可欠である. しかし, 気象予測の観点から見た場合, 1週間以内の短期や中期予測に関しては実用的な状況にあるが, 1カ月以上の長期予測はその予測の地域的な広がりや予測精度の観点から見た場合, 必ずしも満足のいく結果とはなっていない. 雪国には, 古来より気象にまつわる諺が多くある. その中の1つに「カマキリが高い/低い位置に産卵すると大雪/少雪」と言うのがある. 本研究は, カマキリの卵ノウ高さからその年の最大積雪深を予測しようとするものであり, その予測結果についての時系列的な検証と, 実際の予測方法の提案を行うものである.
著者
平澤 匡介 武本 東 葛西 聡
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.1035-1044, 2010 (Released:2017-11-29)
参考文献数
9

中央分離帯がない2車線道路では、限られた空間を対向する車両が高速で移動するために、正面衝突による死亡事故が起きることがある。道路構造令では、特例として中央分離帯の設置が認められているが、費用が高額になるので、設置は限定される。ワイヤーロープ式防護柵は、支柱が細く緩衝機能があり、必要幅員も少ない。本稿は、緩衝機能を有するワイヤーロープ式防護柵を2車線道路の中央分離施設として導入するために、試験施工や性能を確認するための衝突試験を行い、道路構造令や防護柵設置基準等の適用性を検討し、日本における導入可能性を考察した結果を報告するものである。
著者
村田 香織 室町 泰徳
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.497-504, 2006-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
30
被引用文献数
5 4

本研究では、日常的な交通行動として通勤交通行動に着目し、交通と健康分野における既往研究からパネルデータによる調査・分析が必要性を検討し、2万枚の通勤交通行動と健康に関するアンケート調査及び、30名の被験者による通勤交通手段転換実験を行った。その結果、通勤交通行動がBMIに影響していること、歩数増加とがBMI、HbAlc等の改善を介して生活習慣病の罹病率低下に寄与する可能性があることを確認した。また、健康増進に関して簡単なシナリオ分析を行い、交通手段転換による健康便益についても検討した。
著者
小野田 滋
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.269-278, 2000-05-01 (Released:2010-06-15)
参考文献数
9

明治初期に建設された大阪-神戸間 (阪神間)、京都-大阪聞 (京阪間) の鉄道では、わが国の鉄道用としては初めての鉄製橋梁やトンネルが建設され、その後の鉄道土木技術の原点となった。また、わが国で初めての煉瓦構造物群が建設された線区でもあり、トンネルやアーチ橋、橋台・橋脚などに使用された。本研究では、これらの煉瓦・石積み構造物群の現状を現地踏査により明らかにするとともに、その特徴について考察を行った。分析の結果、130年に及ぶ歳月を経て、今なお供用され続けている構造物が多数確認された。また、後に建設される煉瓦構造物の基本となる技術がすでにこの段階で確立され、デザイン的にもその原点となったことが明らかにされた。
著者
河田 恵昭 柄谷 友香
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.393-400, 2000-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

自然災害や疾病をはじめとするリスクの定量的な評価をできる限り客観的・科学的な方法によって行う場合、人命の社会的価値に関する議論を避けることはできない。そこで本論文では、平均寿命とGRP (地域内総生産) との間の強い相関関係に着目し、自然災害、交通事故、疾病などに起因する大規模な人命の損失がもたらす社会的価値の損失を、それらの要因による平均寿命の低下量から評価する手法を構築した。その手法を用いて1995年の阪神・淡路大震災がもたらした社会的価値の損失を推定した。その結果、阪神・淡路大震災がもたらした初年度における社会的価値の損失は、兵庫県で約1.62兆円、全国で約1.75兆円と推定された。
著者
柴崎 隆一 家田 仁
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.381-391, 2000-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
17
被引用文献数
1

本研究は, 生起確率や被害額といった各種の事故・災害リスク固有の値と, 実際に行われる防災投資の意志決定において用いられていると考えられる, 人間の認知プロセスを介した主観的な評価値との差異を, 認知バイアスとよび, 死亡リスクや地震被災リスクといった個人的なリスクを対象として, リスク固有の値と, リスクの主観的な評価に基づく意志決定の結果と考えられる行動データとから, 認知バイアスの計測を行った. その結果, 人々は実際の被害額を約2-3倍大きく評価する傾向があることや, 確率についての認知バイアスは, リスクの種類によって異なり, 死亡リスクはほぼ原確率に等しく認知するが, 地震被災リスクは原確率よりも過小評価される可能性があることなどがわかった.
著者
木村 一裕 清水 浩志郎 三浦 大和
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.389-397, 2006-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
38

近年、歴史的遺産や町並みに対する関心の高まりから、都市の歴史と文化の重要性が徐々に認識されるようになった。現在の都市のありようはこれまでの歴史の積み重ねによって形作られたものであり、今後のまちづくりを考える際にも都市の歴史を理解したうえで、継承し、展開することが重要であると考えられる。本研究は、文献調査によって、近世秋田の都市の構造とその形成過程を歴史的な視点から把握することを目的とする。研究の結果、秋田市は防御、景観および経済活動の面からコントロールされ、計画的に形作られていた。また、経済、娯楽、まちづくりなどそこに住む人々の活動とともに都市の構造は徐々に変化していったことがわかった。
著者
杉山 均 秋山 光庸 亀澤 正之
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.572, pp.11-21, 1997-08-21 (Released:2010-08-24)
参考文献数
17

曲がり開水路流れには遠心力が作用し, かつ自由水面の存在よりその流動挙動, 乱流構造は複雑である. 本研究では直線開水路を出入口に有する曲がり開水路を対象に代数応力モデル, 境界適合座標系を用い解析を行った. 解析結果は実験と比較し本解析手法の有用性を検討するとともに, 直線開水路を含めた三次元開水路として計算を行い曲がり入口, 出口近傍における第一種から第二種へのあるいは逆の場合の二次流れの遷移挙動に関しても検討を加えた. その結果, 本解析手法は曲がり開水路流れ場の特徴的現象を比較的良好に予測するとともに, 曲がり開水路入口上流, 出口下流の直線開水路では曲がりの影響が二次流れに顕著に現れることを定量的に明らかにした.
著者
高橋 彌
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
日本土木史研究発表会論文集 (ISSN:09134107)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.115-121, 1989-06-20 (Released:2010-06-15)
参考文献数
10

富士川は日本3大急流に数えられる暴れ川である。しかも上流水源地はフォッサマグナに添い、花崗岩の風化帯・火山噴出物等非常にもろいため石礫の流下が極めて多い。そのため上・下流ともしばしば激しい災害を受けてきた。富士川下流の流路は、かつて現河道より東寄り田子ノ浦港方向に向かい、多くの派川を持って駿河湾に流入し、洪水と流送土砂によって沿川には広大な扇状地が形成されていた。雁堤は1621 (元和7) 年より1674 (延宝2) 年まで古郡氏3代の手によって、その扇頂部に築造された逆L型の平面形状をした特殊河川堤防で、東流する富士川の流れを締め切り現流路に固定したものである。これによって生じた富士川左岸の加島地域には5,000石と言われる開田開発が行なわれ、斬しい多くの村々が誕生した。また、洪水のたびに変わっていた流れが雁堤によって固定され、それまで安定性を欠いていた「東海道富士川の渡し」も、幹線交通の拠点として幕府体制を支える役割が期待されるようになった。更に、1612 (慶長12) 年、角倉了以によって開削され内陸との間に始まっていた舟運による交易も、船溜りや流路の安定とともに盛んになり、幕府の財政を支えると同時に地域の経済に大きな発展をもたらすようになった。しかし、左岸の堤防が強化されると富士川の急流は、従来と変わって下流に災害を与えるようになり、以来、下流及び右岸の蒲原側がしばしば洪水被害を受けるようになった。完成以来300年余を経て雁堤は現在もその効用を発揮しており、加島一帯は工業都市富士市へと発展している。雁堤は、従来、特異な形状と治水面の効果のみが評価されていたが、このように地域発展と社会経済に果たした役割と、歴史的意義は大きい事が認められた。
著者
成岡 昌夫
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:00471798)
巻号頁・発行日
vol.1949, no.4, pp.1-18, 1949-06-30 (Released:2010-08-24)
参考文献数
9

相對する2邊にて單純支持され, その邊に直角な方向に於て彈性梁にて支えられた矩形板が, 垂直荷重を受ける場合に就て, 撓角撓度公式を導いて, 簡單に解く方法を示したものである。
著者
越沢 明
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
日本土木史研究発表会論文集 (ISSN:09134107)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.54-65, 1988-06-20 (Released:2010-06-15)
参考文献数
56
被引用文献数
1

札幌、仙台、名古屋、広島の都心部に存在する幅員50m以上の大通は、広い植樹帯やオープンスペースを有し、都市のシンボルとして祭典やバレードの会場となるなど多目的に使用されている。本稿は広幅員道路が近代日本都市計画においてどのような目的と思想によって計画され、実施されたのか、その系譜を明らかにすることを目的としている。幕末から明治にかけて居留地、開拓地では防火帯として広幅員道路が設けられている。しかし、既存の大都市の市区改正道路は最大36mであり、大正末期から昭和初期にかけての都市計面事業によって東京、大阪でそれぞれ幅員44mの道路が出現した。当時は、都市計画事業は災害復興の機会しか実施できず、函館、静岡では大火後、防火区画を形成するよう植樹帯を広く採つた道路がつくられている。欧米の地方計画論、緑地思潮の影響を受けて、公園道路の考え方が日本に導入され、湘南海岸では遊歩道、乗馬道を合わせもった公園道路が整備され、東京では保健道路という名称の河川沿い緑道が都市計画決定されている。公園系統、公園道路を本格的に取り入れた都市計画は1930年代になり満州、台湾、中国本土の植民地・占領地で大々的に試みられ、実現したものも少なくない。一方、日本国内では戦争末期、防空のため建物疎開を実施するにあたり、各地で50~100mの空地帯がつくられた。戦後、京都、名古屋、広島では疎開跡地を広幅員道路として整備したのに対して、東京ではほとんど有効活用されなかった。
著者
小合 彬生
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究論文集 (ISSN:13495712)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.97-106, 2007-06-15 (Released:2010-06-04)
参考文献数
24

The centuries long studies have not defined the palace location of the lady ruler Himiko. The author wishes to propose a physical solution here, thmugh a series of civil engineering considemtions following as close as possible to the original Gishi Wajinden wrote in the third century China.This study concludes that a) Yamataikoku consists of 27 allied coimtries, b) the capital is Ito- no-Kuni where the male king dominates and c) the lady ruler Himiko is in the Fumi no-Kuni sanctuary.Attached map shows the geography ofthe whole country in the third century, inhabited by 70, 000 Wa-Jin families.
著者
知野 泰明 大熊 孝
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.49-60, 2002-05-15 (Released:2010-06-15)
参考文献数
45

The Kiso, Nagara and Ibi River, which were flowing on the Central Japan, are known generally as “Kiso Sansen” . To control floods occurring on these rivers, the large-scale river improvement was executed from the year 1754 to 1755 for the Houreki period during the Edo era . The officials of the Tokugawa Shogunate made the plan for this improvement . And the feudal domain of Satsuma paid the expenditure and oversaw the construction work at sites.In those days, the river improvement works were organized by using the natural materials such as woods and stones. And the planner could not measure using such as modern mathematical theory . Therefore, some plans or constructions were phased checking the change of river flow and bed .Nowadays, such phased construction is named “Mitameshi” in Japan. And the Japanese traditional river improvement techniques have been used some rivers. The purpose to apply these old techniques is to make the natural circumstances on the river channel. For the circumstances, it is important that engineers check the changing of river flow and bed. However, the phased construction is not used now .To execute these traditional river improvements and make natural circumstance on Japanese rivers, this study traces the large-scale river improvement of the “Kiso Sansen” during the Houreki period and makes clear the process of the phased construction.
著者
入部 綱清 仲座 栄三
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集B2(海岸工学) (ISSN:18842399)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.46-50, 2010 (Released:2010-11-09)
参考文献数
7
被引用文献数
7 7

A highly precise numerical calculation method of the gradient as a differential operator in a computational method with the MPS has been proposed in this study. The method is not dependent on the particle arrangement. Gradient calculations of a linear and nonlinear function have been introduced in the proposed method to verify the numerical accuracy. The results show high accuracy on the boundary in regular grid arrangement case but on both the boundary and inside in random arrangement case. High accuracy and computational stability are also obtained when applied to the calculations of the hydrostatic pressure and free surface of water.
著者
市古 太郎 馬場 俊介
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.173-182, 1994-06-09 (Released:2010-06-15)
参考文献数
21

In Nagoya by both of land readjustment introduced by 1919 Town Planning act. and land consolidation carried out until then good residential area in the suburbs were builded in cooperation with land owners and planners. The style of this development is even unequal and ideal, but in practically there were not so a lot of area which had been completed with the original policy.The following three points have considered in this paper. First; development policy is arranged. Second; weakpoints involved the policy and factors prevented from realization are pointed out. Third; plans realized finally is considered in addition to knowledge given by present circumstances.