著者
平田東助 著
出版者
平田東助
巻号頁・発行日
1900
著者
藤本 卓也 藤原 恭司
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.281-288, 1996-04-01
被引用文献数
5

音響材料の吸音率データは, 下限周波数が125Hzで提示されるものが多い。しかし最近では, 更に低域のデータ, あるいは低域で特に有効な吸音材が, 設計上必要とされるケースも見られる。本稿では, スリット構造のリブを特殊形状とした低周波域吸音構造について検討する。周期壁の音波散乱理論を用いて吸音率を解析すると共に, 幾つかのモデルについて実測値との比較を行った。その結果, 構造によって程度差はあるものの, ほぼ一致した周波数特性を得ることができた。また, 現在普及している構造材の一種をリブに持つ低域用スリット構造の吸音特性を, 数値計算例として紹介する。
著者
対馬 勝年
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
伝熱 (ISSN:13448692)
巻号頁・発行日
vol.45, no.190, pp.56-59, 2006 (Released:2010-12-16)
参考文献数
5

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著者
中外出版株式会社 [編]
出版者
中外出版
巻号頁・発行日
no.91, 1968-03
著者
岡田 宏基
出版者
一般社団法人日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.991-1000, 2014-11-01

日常臨床で一般医を悩ませるのが,医学的に説明できない愁訴や症状である.わが国ではかつて不定愁訴と呼ばれていたが,国際的には近年MUS(medically unexplained symptoms)と表現されるようになった.これらのうち,機能的症状という側面からFSS(functional somatic syndromes)という概念も使われる.しかし,わが国ではこれらの概念の浸透はいまだ不十分である.DSM-IVでの身体表現性障害は精神科的病名であり,心身相関を中心に据えたわが国の「心身症」とはまた別の概念である.これらの概念の中では,MUSが症候単位の概念であるため最も広い病態を含んでおり,FSSと身体表現性障害も含んでいる.本稿では「心身症」を含めたこれら概念の整理を試み,またこれらの患者が多くの一般医を悩ませている欧州で開発された,一般医向けの対応トレーニングプログラムについても概説する.
著者
根ケ山 光一
巻号頁・発行日
pp.1-82, 2000-03

(課題番号:09610144) 平成9年度~11年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 研究代表者根ヶ山光一(早稲田大学人間科学部教授)
著者
夏目 漱石 JAMET Olivier
出版者
天理大学
雑誌
天理大学学報 (ISSN:03874311)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.123-132, 2016-10

夏目漱石の「創作家の態度」は,(明治41)年2月15日,東京朝日新聞社が主催する,朝日講演会の第一回と(して,神田美土町の青年会館で行われた。他の講演者三宅雪嶺,内藤鳴雪,杉村楚人冠らであった。 「文芸の哲学的基礎」と「文学論」の論点とは異なり,この講演では「物」と「我」の対立ではなく,「我」と「非我」の対立として問題を立て直している。 「我」を主とするものを「主観的態度」,「非我」を主とするものを「客観的態度」として,文学の様態を,既存の文学史やジャンル分けに拘束されない形で再編成している。 本講演のテキストはかなり長いものであるため,今回は(第四段)を紹介する。この続きは次号以降に順次訳出する予定である。