著者
細川 宗孝
出版者
京都大学農学部附属農場
巻号頁・発行日
no.23, pp.7-12, 2014 (Released:2015-06-24)
著者
今治 安弥 上田 正文 和口 美明 田中 正臣 上松 明日香 糟谷 信彦 池田 武文
出版者
日本森林学会
巻号頁・発行日
vol.95, no.3, pp.141-146, 2013 (Released:2014-02-21)

タケが侵入したスギ・ヒノキ人工林の衰退・枯死原因を検討するため,水分生理的な観点から調査した。モウソウチクあるいはマダケと木-竹混交林となったタケ侵入林に生育するスギ・ヒノキのシュートの日中の水ポテンシャル(ψw mid)は,タケ未侵入林に生育するスギ・ヒノキよりも低くなる傾向があった。タケ類のψw midは,スギ・ヒノキよりも著しく低い値を示したが,モウソウチクのシュートの夜明け前の水ポテンシャル(ψw pd)はほぼ0となり,夜間の積極的な水吸収を示唆した。さらに,すべての調査地でタケ類の根密度はスギあるいはヒノキよりも5~14倍程度高かった。タケ侵入林のスギでは,ψw midはシュートの細胞が圧ポテンシャルを失うときの水ポテンシャルと同程度の値を示した。これらの結果は,タケ侵入林に生育するスギ・ヒノキは,地下部の競争によってタケ未侵入林のスギ・ヒノキよりも水不足状態になることがあり,それらの中には,シュートの細胞が圧ポテンシャルを失うほど厳しい水不足状態に陥っている場合があることを示唆した。
著者
下川 利之
出版者
岡山県林業試験場
巻号頁・発行日
no.5, pp.31-39, 1985 (Released:2015-04-17)
著者
森 美津雄 藤井 亮吏
出版者
岐阜県河川環境研究所
巻号頁・発行日
no.57, pp.11-14, 2012 (Released:2013-10-08)

カジカの種苗生産におけるふ化から約1ヶ月間にわたる海水飼育時の初期減耗率は、当研究所では30~100%とバラツキが大きく、計画生産を図る上で大きな障害となっている。初期飼育の減耗要因としては、卵質、飼餌料、水質等種々の要因が考えられる。カジカ仔魚期の給餌量に関する検討は不十分であり、給餌量の過不足による減耗の可能性も考えられる。カジカのふ化仔魚の初期餌料にはアルテミア幼生を用いているが、その給餌量は飼育用水中のアルテミア幼生密度等を目安に経験則的に加減しているのが現状である。そこで、カジカの初期飼育における適正給餌量の検討資料を得ることを目的に、ふ化後の飼育経過にともなう日間摂餌量の変化を明らかにするため、餌付け開始3日目、11日目及び22日目のカジカ仔魚の日間アルテミア幼生摂餌量について検討した。また、アルテミア幼生の1個体湿重量を測定し、カジカ仔魚期の日間摂餌率の算出を試みた。

1 0 0 0 OA カカシ考(1)

著者
浦川 清雄
出版者
農林統計研究会
巻号頁・発行日
no.61, pp.44-50, 1989 (Released:2011-03-05)

1 0 0 0 OA カカシ考(2)

著者
浦川 清雄
出版者
農林統計研究会
巻号頁・発行日
no.62, pp.63-71, 1989 (Released:2011-03-05)
著者
河野 光久
出版者
山口県水産研究センター
巻号頁・発行日
no.5, pp.81-98, 2007 (Released:2011-12-19)
著者
渡辺 文吉郎 高木 文男
出版者
九州農業試驗場
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.107-120, 1956 (Released:2011-09-30)
著者
多田 耕太郎 寺島 晃也 中村 優 鈴木 敏郎
出版者
日本食品保蔵科学会
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.85-91, 2012 (Released:2013-10-08)

畜産副産物である豚皮を有効利用するため,膨化したスナック様食品へ加工する方法の開発を試みた。その結果,脱毛した豚皮を100℃の熱水に60分間浸漬することにより皮の形状を保持したまま脱脂と豚皮組織の脆弱化を図ることができた。脱脂後の豚皮は80℃で4時間通風乾燥し,水分を約2%まで減少させた後,200℃でフライヤーを用いて油揚あるいはパン用オーブンを用いて焙焼することにより顕著に膨化した。膨化した豚皮は従来の農産物を主原料としたスナック類とは異なり,タンパク質が多くコラーゲンを豊富に含み,さらに焙焼したものは低脂肪でカロリーが抑えられていた。官能評価は油揚あるいは焙焼で膨化した豚皮のいずれも良好であった。本結果から,これまで低未利用状態にあった豚皮を有効利用した新規な食品を,食品添加物を用いずに一般的な食品加工装置で製造できることが明らかになった。
著者
工藤 デヴィッド
出版者
日本醸造協会
巻号頁・発行日
vol.104, no.7, pp.524-530, 2009 (Released:2011-03-05)
著者
武田 重信 田中 大揮 高尾 芳三 兼原 壽生
出版者
[長崎大學水産學部]
巻号頁・発行日
no.93, pp.33-39, 2012 (Released:2013-10-08)

長崎県橘湾において,浅海底熱水活動域とその分布状況の把握を試みるとともに,熱水噴出孔付近の堆積物を採取して,その化学組成を明らかにした。この研究は,浅海底熱水が沿岸生態系に及ぼす影響を評価するための最初のステップとして位置付けられる。音響探査により,小浜温泉沖合の水深33~34m付近で海底からの噴気が起きていることを確認した。噴気地点周辺の海底面には,直径2~6mmの多数の小孔が見られ,噴気は6~63mの水平スケールで起きていたと推定される。噴気地点近傍の海底には78℃と高温で黒色の亜表層堆積物が存在し,通常の沿岸堆積物と比較して,Al,S,Asが多く,Ca,Cl,Brが少ないという特徴的な元素組成を示した。
著者
山岡 千鶴 栗田 修
出版者
日本醸造協会
巻号頁・発行日
vol.110, no.7, pp.462-469, 2015 (Released:2016-01-20)