1 0 0 0 入門日本刀

著者
清水澄 著
出版者
徳間書店
巻号頁・発行日
1963
著者
大田垣 洋子 米澤 治文 志和 資朗 斎藤 浩 中村 研
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.225-231, 2005-03-01 (Released:2017-08-01)
参考文献数
22
被引用文献数
1

摂食障害患者103例について自尊感情と摂食態度,感情状態,罹病期間,BMIとの関連をローゼンバーグの自尊感情尺度,EAT,BITE,POMSを用いて検討し,さらに病型間の自尊感情の比較を行った.摂食障害患者の自尊感情は,摂食態度や感情状態との関連を認めたが,罹病期間やBMIとの関連は認めなかった.また重回帰分析において,自尊感情と摂食態度との関連が確認された.病型間の比較では,ANではむちゃ食い/排出行動のある群,BNでは排出行動のない群で自尊感情が低かった.摂食障害の本質として自己同一性の確立を巡る葛藤があり,この葛藤をうまく解決できないため自立が困難となり自己評価が低下し,その無力感や絶望感を体重のコンロトールによって処理し達成感を得ようとしていることはよく知られている.自己評価の基準は一般的な社会の中でコンセンサスが得られている価値よりも,むしろ自分自身がもっている価値ないし理想とされる.
著者
宮崎 泰幸 藤岡 侑祐
出版者
Japanese Society for Aquaculture Science
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.189-194, 2012-06-20 (Released:2015-03-23)
参考文献数
17
被引用文献数
3

海藻食性魚類の筋肉の香気成分を比較した。山口県下関市蓋井島の海岸で2008年12月に採取したアイゴ,2009年1月および5月に採取したメジナおよび鹿児島県中甑島で2008年12月に採取したアオブダイ,イスズミおよびニザダイを実験に用いた。普通筋香気成分を固相マイクロ抽出を用いたガスクロマトグラフィー質量分析装置および電子嗅覚装置で分析するとともに,香気強度の官能検査を行った。ほぼ同時期に採取した5魚種は EN 分析でそれぞれ異なる香気成分組成を示しており,その中でもヘキサナールを多く含むアイゴならびに 3-メチル-1-ブタナール,2-メチル-1-ブタナールおよび 3-メチル-1-ブタノールを多く含むアオブダイは特異的であった。また,採取時期の異なるメジナは互いに大きく異なる香気成分を示した。官能的にはメジナが最も香気が弱いと判断された。
著者
佐藤 渡 志子田 立平 埜澤 尚範
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.665-673, 2011 (Released:2011-09-08)
参考文献数
36
被引用文献数
4 4

サンマの高鮮度維持を企図し,魚の生臭みや品質低下の原因となるトリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)分解物の生成抑制方法を検討した。その結果,サンマを漁獲後ただちに海水氷に浸漬貯蔵すると分解物の生成が低く,さらにサンマ肉を酸素ガス下,5℃ で貯蔵すると,窒素ガス下に比べ保蔵中のトリメチルアミンおよびジメチルアミンの生成を抑制することができた。また,事前に 1 日酸素ガス処理をしてから冷凍貯蔵した場合も,血合筋で分解物の生成が低く,酸素ガスによる TMAO 分解物生成抑制効果が示された。
著者
関谷 直也 廣井 悠
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.495-500, 2011-12-15 (Released:2016-08-31)
参考文献数
6
被引用文献数
1

3 月11 日に発生した東北地方太平洋沖地震の後,調査からの推定上,首都圏で約420 万人,東京で約352 万人が帰宅できなかった. 帰宅困難の問題は「帰宅に困ること」それ自体が問題なのではなく,「災害時における集合的移動行動」による混乱としての「渋滞」および「火災」「群集なだれ」の発生である.危惧すべきは,多くの人が3 月11 日の経験を踏まえ,多くの人が自宅に帰ろうとし,首都直下地震において大規模な混乱が発生することである. 帰宅困難者発生後の問題は,滞留後の滞留者対策,帰宅可能箇所などの情報伝達,その後発生する食料不足,モノ不足の対策である. 災害被害が大きくない場合の帰宅困難者問題に関しては公共交通機関の情報の提供が重要である.今後携帯電話以外のデジタルサイネージなどを用いた情報提供なども視野に含めていくべきであろう.
著者
石戸谷 滋人 青木 大志 櫻田 祐 菅野 裕樹 坂本 忍 千坂 和枝 小池 喜代子
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.207-211, 2013 (Released:2013-10-31)
参考文献数
5
被引用文献数
1

泌尿器科医は内分泌外科領域の手術において,腹膜外アプローチを頻用してきた。副腎領域では,後腹膜をバルーンで拡張して操作腔を作成,後腹膜鏡下副腎摘出術を盛んに施行している。種々のエネルギー源(電気メス,超音波凝固切開装置,シーリングデバイス)を用いての低侵襲かつ安全な手技である。また,一部の施設ではさらに整容性に優れた“単孔式副腎手術”も行われている。前立腺手術では,レチウス腔を展開しての前立腺全摘術を施行している。出血し易いサントリニ静脈叢の処理にはバンチング操作で対応,勃起神経の温存操作では,ファインな手術器械を吟味して慎重な操作で臨んでいる。最近では手術支援ロボット「ダヴィンチ」(daVinci)を用いた“ロボット支援腹腔鏡下根治的前立腺摘除術”が急速に広まっている。
著者
八十田 博人 Hirohito Yasoda
出版者
共立女子学園共立女子大学国際学部
雑誌
共立国際研究 = The Kyoritsu journal of international studies : 共立女子大学国際学部紀要 (ISSN:18828868)
巻号頁・発行日
no.32, pp.123-142, 2015

The Italian general election of February 2013 ended with no winners and no prospect of a majority government. This comes from the collapse of the technocratic government led by Mario Monti, famous Europeanist academic and former European commissioner, which failed to gain public support for structural reforms of public finance and national administration.The Euro Crisis made a very Europeanistic nation like Italy more reluctant to follow the historical tradition of federal ideas which has been expressed by many speeches of the Presidents of the Republic, including Giorgio Napolitano.The Monti government succeeded to rescue public finance without financial assistance of the European Union, however, its elite style of decision-making is far from the so-called "concertation", which means much dialogues with social actors and worked well in the 90's.Today's Italy is confronted with a crisis of double legitimacy, both functional and social, based on national and European identities, which has been the common patrimony of major political parties during the First and Second Republic.
著者
和田 実
出版者
The Japanese Group Dynamics Association
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.49-59, 1991-07-20 (Released:2010-02-26)
参考文献数
25
被引用文献数
8 3

本研究の目的は, 対人的有能性の下位概念としてのノンバーバルスキルおよびソーシャルスキルを測る尺度を作成することである。データは大学生 (男子68名, 女子174名) から収集された。因子分析の結果, ノンバーバルスキルについては二つの因子-非表出性および統制, 感受性-, ソーシャルスキルについては三つの因子-関係維持, 関係開始, 自己主張-が抽出された。そして, 既成の類似した尺度 (ACT, SM) およびいくつかの社会的変数 (きょうだい数, 親友数, 孤独感およびその変化, 恋人の有無など) との関連から, この尺度が妥当であることが確かめられた。なお, 具体的には以下の結果が見いだされている。: (1) ノンバーバル感受性, ソーシャルスキルの関係維持は男性よりも女性の方が優れている。(2) ソーシャルスキルの関係維持に優れない者ほど, 孤独を感じている。(3) 恋人がいる者の方がいない者よりも, ノンバーバル感受性を除いたすべてのスキルで優れる。(4) 全体でみれば, 孤独感が減少した者の方がソーシャルスキルの関係維持, 自己主張に優れる。今後は, 特にノンバーバルスキル尺度の項目内容のさらなる検討が必要であろう。
著者
袖 美樹子 佐々木 貴之
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.63, no.8, pp.398-401, 2022-07-15

AIと言えば深層学習と言ってよいほど深層学習が現場で導入されるようになってきている.深層学習の問題はなぜその結果が導かれたのか説明性に欠ける点にある.結果は正しそうだが本当に正しいのか? なぜその結果が導かれたのか? 他の解はないのか? 人は理解し納得して使いたい.その要求に答える技術がXAI(eXplainable AI)である.本特集ではまずXAIがどのような技術なのかを解説いただく.次に利用に際し必要となる勘所が分かるようITを得意とする企業の第一線で活躍する技術者の方々に導入事例を紹介いただく.
出版者
前橋営林局
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, 1948-03