- 著者
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南波 幸雄
飯島 淳
- 雑誌
- 情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
- 巻号頁・発行日
- vol.46, no.3, pp.662-670, 2005-03-15
ビジネス環境の拡大にともない,企業内ばかりでなく,企業間・地域間をまたいだ情報システムの連携が求められている.それに応じて企業情報システム(EIS)を支える情報インフラに対しても,統合・連携のためのフレームワークが求められている.本論文では,統合情報インフラを構成する,統合・連携のための機能連携要因について,EIS都市計画アプローチの視点から整理する.そして,それらの機能連携要因を形成する適用技術が,実際にどのように実装されているかを3つの事例に基づいて例示する.そのうえで,EISアーキテクチャの「ビューポイント」の概念を適用して,フレームワークの有用性について考察する.