- 著者
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千田 翔太
- 雑誌
- 情報処理
- 巻号頁・発行日
- vol.59, no.2, pp.157-160, 2018-01-15
コンピュータ将棋は,プレイヤの着手や形勢判断の正誤の確認,優れた着手パターンや判断の学習に活用されている.プレイヤが行うことの1つには,ソフトの着手や判断のズレの理由を推測し,判断項目の重みを改めることがある.しかし,この方法には,判断の異なる局面が分岐の先に続く場合に,なぜ良いのかの理解が行いづらいという問題が存在する.そこで,理由の推測に代わる方法として,局面から分岐する多くの局面の評価値と着手の善悪のパターンを認識する方法について考える.本稿では,コンピュータの着手と評価値を正解と仮定した,理由の推測とパターンの認識について紹介する.