著者
上田 早苗
出版者
東洋史研究會
雑誌
東洋史研究 (ISSN:03869059)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.283-305, 1970-03-31
著者
宇野 重規
出版者
東京大学社会科学研究所
雑誌
社會科學研究 (ISSN:03873307)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3/4, pp.153-172, 2011-03-15

本稿は「労働」と「格差」について, 政治哲学の立場からアプローチする. 現代社会において, 労働は生産力のみならず社会的なきずなをもたらし, さらに人々に自己実現の機会を与えている. 対するに格差は, 社会の構成員の間に不平等感や不公正感を生み出すことで, 社会の分断をもたらす危険性をもつ. このように労働と格差は, 正負の意味で政治哲学の重要なテーマであるが, これまでの政治哲学は必ずしも積極的に向き合ってこなかった. その理由を政治思想の歴史に探ると同時に, 現代において労働と格差の問題を積極的に論じている三人の政治哲学者の議論を比較する. この場合, メーダが, 政治哲学と経済学的思考を峻別するのに対し, ロールズは, ある程度, 経済学的思考も取り入れつつ, 独自の政治哲学を構想する. また, 現代社会が大きく労働に依存している現状に対しメーダが批判的であるのと比べ, ネグリのように, あくまで労働の場を通じて社会の変革を目指す政治哲学もある. 三者の比較の上に, 新たな労働と格差の政治哲学を展望する.
著者
薬袋 秀樹
出版者
三田図書館・情報学会
雑誌
三田図書館・情報学会研究大会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.11, pp.21-24, 2013

研究の目的は、「図書館の設置及び運営上の望ましい基準」(平成24年文部科学省告示第172号)が私立図書館も対象としたことに対する専門図書館協議会と日本図書館協会の意見について検討し、その意味を明らかにすることである。資料として、上記の「望ましい基準」及び2008年以後の図書館法における私立図書館に関する文献を収集し、次の4つの研究課題を設定し、その観点から文献を分析した。①基準では、私立図書館はどのように規定されているか。②図書館法では、私立図書館はどのように規定されているか。③專図協の意見はどのようなものか。④日図協の意見はどのようなものか。⑤両者の意見にはどのような意味があるか。主な成果として、次のことが明らかになった。私立図書館に対する国・地方公共団体の関与は現在も厳しく制限されている。基準には私立図書館に対する強制力がなく、私立図書館は自主的に基準の実現に努める。専図協関係者は、基準に対して、図書館運営の目安の確立、社会的認知、ネットワーク、サービスの発展等の点を評価している。結論として、基準は私立図書館に対する国・地方公共団体の干渉を導くものではなく、専図協関係者によって一定の意義が認められている。
著者
金子 良事
出版者
東京大学大学院経済学研究科企業・市場専攻
巻号頁・発行日
2009-03-23

報告番号: 甲24338 ; 学位授与年月日: 2009-03-23 ; 学位の種別: 課程博士 ; 学位の種類: 博士(経済学) ; 学位記番号: 博経第260号 ; 研究科・専攻: 経済学研究科企業・市場専攻
著者
竹光 信正
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.515-523, 1989-06-01

最近、日本でも数値流体力学の研究が盛んになっており、流体工学にたずさわっている人で数値流体工学の存在を知らない人はいないくらいである。本稿は、数値流体工学におけるいくつかの基礎的事項、とくに非圧縮粘性流体のNavier-Stokes方程式の成り立ち、およびいくつかの代表的なスキームにつき、差分法を例にとってその基本的な考え方について述べたものである
著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2011-08-09

日本ホスピタリティ・マネジメント学会 第20回全国大会 研究発表. 2011年8月6日. 日本大学生産工学部 実籾キャンパス.
著者
Nishikawa Kanto
出版者
Kyoto University
巻号頁・発行日
2008-03-24

新制・論文博士
著者
高橋 恵美子
出版者
東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻生涯学習基盤経営コース
巻号頁・発行日
2013-03-25

報告番号: ; 学位授与年月日: 2013-03-25 ; 学位の種別: 修士 ; 学位の種類: 修士(教育学) ; 学位記番号: ; 研究科・専攻: 教育学研究科総合教育科学専攻