著者
西野 文人 粂 照宣
雑誌
研究報告 デジタルドキュメント(DD)
巻号頁・発行日
vol.2011-DD-82, no.2, pp.1-8, 2011-10-01

知識集約型組織では、経営戦略上の各種の意思決定に有用な知識や洞察を生み出すために、企業内外の事実に基づく情報を組織的にかつ系統的に蓄積・分析し、それを活用することが求められている。我々は一つの例として研究所がどんな研究をしているのかを見える化し、営業・SEが研究所の技術を探せる/発見があるようにするために、社内外の文書、展示会、人物、組織、技術、研究、ソリューション等に関するデータを Linked Data 化するとともに、この Linked Data を活用するツールを作成した。ツール作成にあたっては、探索の効率化のためのネットワーク表示機能、知識を増殖したり維持管理するための集合知活用などを取り入れた。
著者
武田 元治
雑誌
大妻女子大学文学部紀要
巻号頁・発行日
vol.9, pp.1-17, 1977-03
著者
池宮由楽 糸山克寿 吉井和佳 奥乃博
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2014-MUS-104, no.23, pp.1-6, 2014-08-18

本稿では,音楽音響信号に含まれる歌声の基本周波数 (F0) 軌跡に対して歌唱表現 (ビブラート・グリッサンド・こぶし) を転写することを可能とするシステムを提案する.能動的音楽鑑賞インタフェースは,エンドユーザのインタラクティブな音楽鑑賞を実現することを目的とした研究アプローチである.これには既存楽曲の加工支援も含まれ,歌声に関連するものでは,声質変換や歌声分離などの研究がなされている.本研究では,歌唱の歌い回しの加工を扱い,特に混合音中の歌声の F0 軌跡を任意に編集するインタフェースを実現する.ユーザは,歌声の任意の箇所を指定し,好みの歌唱表現を転写することで,歌い回しを自由に加工することができる.また,事前に市販楽曲からプロ歌手の歌唱表現を蓄積したデータベースを作成し,ユーザはそのデータベースから歌唱表現を参照することで直感的に転写を行うことが可能となる.歌唱表現の転写は,対数周波数軸において選択的に歌声のスペクトルのみをシフトさせ,伴奏音への影響を抑圧しながら歌声の音高を操作することで行われる.このとき,音韻性を保持するためスペクトル包絡を用いて音色の補正を行う.実際にユーザが表現の転写箇所を指定したり,F0 の存在範囲を提示するため,Graphical User Interface (GUI) の作成を行っている.実験では,音色補正の有効性やユーザ入力を用いた F0 推定の頑健性などを確認した.
著者
室谷 心
出版者
学校法人松商学園松本大学
雑誌
松本大学研究紀要 = The Journal of Matsumoto University (ISSN:13480618)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.269-281, 2013-01-31

まつもと広域ものづくりフェアで実施した、松本大学キッズプログラミング教室での、小学生を対象としたプログラミング教室の教育実践を報告する。
著者
山口 修一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.268-272, 2015-02-15

本稿では,3次元的に材料を積層し構造物を造形する装置である3Dプリンタの中でも,代表的な下記5種類の造形原理および使われる材料や用途について解説する.①材料押出法(Material Extrusion)通称:FDM,熱溶解積層法,②液槽光重合法(Vat Photo-polymerization)通称:光造形法,③結合剤噴射法(Binder Jetting)通称:インクジェット粉末積層法,④材料噴射法(Material Jetting)通称:インクジェット光硬化積層法,⑤粉末床溶解結合法(Powder Bed Fusion)通称:粉末焼結法
著者
山口 修一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.386-392, 2015-03-15

本稿では,3次元的に材料を積層し構造物を造形する装置である3Dプリンタの中でも,代表的な下記5種類の造形原理および使われる材料や用途について解説する.①材料押出法(Material Extrusion)通称:FDM,熱溶解積層法,②液槽光重合法(Vat Photo-polymerization)通称:光造形法,③結合剤噴射法(Binder Jetting)通称:インクジェット粉末積層法,④材料噴射法(Material Jetting)通称:インクジェット光硬化積層法,⑤粉末床溶解結合法(Powder Bed Fusion)通称:粉末焼結法
著者
竹田 美知 山下 美紀 大石 美佳 正保 正恵
出版者
神戸松蔭女子学院大学学術研究委員会
雑誌
Journal of the Faculty of Human Sciences, Kobe Shoin Women's University : JOHS (ISSN:21863849)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.43-58, 2015-03

本研究の目的は教育から労働への移行期である女子大学生を対象として、どのように将来のライフコースを設定しているか、将来のライフコースを設定するときに家族資本がどのように期待されているか、さらに社会的資本がどのように認知され期待されているかについて明らかにした。調査は、2012 年11 月から12 月に実施され、関東、関西、中国地区の女子大生を対象として無記名による自記式質問紙法により実施された。調査の結果、現在の両親の役割分担の現状が女子大生のライフコースに大きく影響をおよぼし、さらに「性別役割分業」に対する意識が将来のライフコースを規定していることが明らかになった。また、母の職業経歴は娘である女子大生の役割モデルとして捉えられており、理想のライフコースも母のライフコースを踏襲している。専業主婦コースを選択した群は家族内経済資源が裕福であるが、家族内社会関係資源である性別役割規範に将来のライフコースを縛られている。両立コースを選択した群は資格・技能といった個人資源を持つことを希望し、女性が働くことについて家族がサポートしており、家族外社会関係資源を豊富に持っていた。
著者
土肥 伊都子
出版者
神戸松蔭女子学院大学学術研究委員会
雑誌
Journal of the Faculty of Human Sciences, Kobe Shoin Women's University : JOHS (ISSN:21863849)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.11-23,

本研究の目的は、日本型家族への志向性を、心理的個人化の観点から検討することであった。そこで、在豪日本人にインタビュー調査を行い、日本型家族の特徴が表れると考えられる性別役割分業、子ども中心主義、家族内外の境界意識、夫婦の恋愛意識、ジェンダー・パーソナリティについて訊ねた。その結果、在豪日本人の日本型家族志向性は、豪での労働環境や社会保障制度などからの影響を多分に受けていることがわかった。豪では仕事より家庭生活が優先され、結婚の有無などによる社会的立場への影響は小さかったが、これが心理的個人化を促進し、家族ユニット志向を抑制することが示唆された。また、こうした家族内の心理は、個人のパーソナリティに対して、ジェンダーの影響を受けにくくしていると考察した。ただし、子ども中心や夫婦間の恋愛意識のなさは、家族ユニット志向に沿ったものとなっていた。
著者
井上 大介 中尾 康二
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.237-243, 2010-03-15

1 0 0 0 OA 田中未來先生

雑誌
白梅学園短期大学紀要
巻号頁・発行日
vol.25, pp.95-97, 1989
著者
吉里 邦夫
出版者
文部省史料館
雑誌
文部省史料館報
巻号頁・発行日
no.1, pp.1-8, 1965-03-31

創刊の辞三九年度事業報告史料館の当面する問題民具収蔵庫の現況と問題点湿度管制近世史料の整理について館内での研究活動所蔵史料一覧概表(1)新収史料紹介
著者
市古 貞次 久松 潜一 佐々木 八郎 臼田 甚五郎 フランク ・ホープ 松田 修 鈴木 寿 大久保 正 古川 清彦
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館報
巻号頁・発行日
no.1, pp.1-20, 1972-12-25

国文学研究資料館の発足に当って設立をよろこんで国文学研究責料館の創設経過 資料に導かれもして国文学研究資料館へ望むこと〃新考古学〃の立場から高野山採訪記史料管見文献資料部事業報告研究情報部事業報告評議員名簿・職員名簿・組織図
著者
松井 理直
出版者
神戸松蔭女子学院大学学術研究i委員会
雑誌
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス (ISSN:13434535)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.53-83, 2015-03-05

日本語の東京方言では、無声子音に挟まれた狭母音や語末にある狭母音がほぼ義務的に無声化を起こす。この無声化母音については、母音が残存しているかそれとも脱落しているのかという点で多くの議論がなされてきた。本稿では、日本語の母音無声化は音声学の観点からも母音脱落ではないことを主張する。また、この音声過程が素性指定やC/D モデルなどによって適切に説明できることを見る。
著者
加藤充美
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.127(2003-MUS-053), pp.31-36, 2003-12-21

コンピュータが進歩し、比較的容易にMAX/MSPなどを使って様々に自然楽器の音をリアルタイムで加工した音楽作品が制作されるようになった。FFTなども容易に用いられているが、信号処理の理論からみると問題のありそうな応用もみられる。この報告では、クロスシンセシスのなかで特にFFTの使い方が歪みなどにどの程度影響しているか考察する。
著者
三浦 智和
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.1221-1227, 2014-10-15

オリンピックでのメダル獲得を目指すトップレベルでの競技現場では,近年,日々のトレーニングにおいて,技術や演技の改善,対戦相手の研究などで映像システムを活用することが多くなってきた.本稿では,夏季,冬季オリンピックへ向け,筆者が深くかかわっている競技現場で日々活用されているトレーニング映像即時フィードバックシステムや,スポーツ映像データベースシステム(SMART-system)について紹介する.
著者
坂下 幸徳 東条 敏 敷田 幹文
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.767-776, 2015-03-15

データセンタの管理者を支援する研究として障害発生時に障害原因を特定する障害原因解析技術が登場してきている.この障害原因解析技術を使うためにはサーバ,ストレージ,スイッチなどの構成情報が必要となるが,近年,大規模化,複雑化,さらにはクラウド化が進むデータセンタでは,構成情報の取得が困難になり,適用範囲が狭くなってきている.そこで,本論文では,サーバ,ストレージ,スイッチなどの機器が出力するログファイルを使い,統計的推論方式で構成情報を推定する方式を提案する.統計的推論方式としては,代表的な方式である隠れマルコフモデルとベイズ推定を用いる.これにより,障害原因解析技術の適用範囲を拡大を狙う.本提案方式の試作システムによる実験の結果,最大83%の正解率による構成情報の推定に成功した.
著者
勝沼 奈緒実
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.348-349, 2015-03-15

非専門家が公立小学校の課外活動で,小学生がプログラミングを自ら学び,教え合う環境を構築することができた経緯.