著者
水町 龍一 川添 充 西 誠 小松川 浩 五島 譲司 羽田野 袈裟義 椋本 洋 御園 真史 寺田 貢 高安 美智子 高木 悟 落合 洋文 青木 茂 矢島 彰 藤間 真 森 園子 船倉 武夫 上江洲 弘明 松田 修 森本 真理 井上 秀一 山口 誠一 萩尾 由貴子 西山 博正 堀口 智之 渡邊 信 近藤 恵介
出版者
湘南工科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

研究に着手後9か月で国際研究集会を行い,当初の研究目標である学士力の基盤となる数学教育を,モデリングを軸にしたリテラシー教育として行うことの可否・可能性を議論した。結論は,解釈の多義性があるので「高水準の数学的リテラシー」とすること,モデリングではなく概念理解の困難を緩和する方向で近年の数学教育は発展してきたこと,しかしいくつかの留意事項を踏まえれば十分な可能性があるということであった。そこで「高水準の数学的リテラシー」とはコンピテンスであると定式化し,教育デザイン作成に際して価値,態度,文脈を意識する必要を明らかにした。微分積分,線形代数,統計等の諸科目で教材作成・科目開発を実践的に行った。
著者
松田 修
出版者
日本老年臨床心理学会
雑誌
老年臨床心理学研究 (ISSN:24364568)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.36-46, 2023-03-30 (Released:2023-04-10)
参考文献数
14

世界標準の知能検査として長年国内外で使用されているWechsler Adult Intelligence Scale(WAIS)の第4版,WAIS-IVについて概説する。特に高齢者に対して使用する際の留意点について,検査能と検査者能という観点から論じる。WAIS-IV は適用年齢の延長や図版および問題の変更等により,WAIS-IIIよりも使用しやすい検査となった。また,検査能も申し分なく,軽度認知障害や軽度アルツハイマー型認知症など,老年期に多い疾患・病態の臨床評価にも有用である。しかしながら,標準的な実施法での所要時間が1時間を超える本検査は,高齢者にとって負担が大きく,使用者は実施の必要性を慎重に検討する必要がある。いずれにしても、WAIS-IVは,高い検査者能を有する検査者が使用しない限り,高齢者のために役立てることはできない。
著者
松田 修三 小沢 和浩 但馬 文昭 宮武 直樹
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第30回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.854-857, 2014 (Released:2015-04-01)

本研究では、比較的に同様の気温環境のあるイチョウの樹に注目し、黄葉が始まる前の葉の色の違いによって、その後の黄葉の進み方に違いがあることを示すものである。イチョウは気温の低下とともに葉の色が緑から黄色と単純な変化をするため、気候環境を示す植物指標としての役割を持っている。調査対象のイチョウは東京の郊外都市の「多摩ニュータウン」周辺の街路樹と町の中心から少し離れた多摩美術大学に植栽されているものとした。これらのイチョウの葉を直接採取し画像データとして取り込み、さらにその周辺の気温も同時に測定した。葉の色はHSV表色系で表現し、採取した多くの葉のデータから黄葉の進行過程を示すための数式モデルを作成し分析を試みた。その結果、イチョウは葉の初期色相の違いがその後の黄葉の進行速度に関連していることが分かった。
著者
松田 修
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学年報 (ISSN:04529650)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.238-243, 2013 (Released:2013-10-30)
参考文献数
9
被引用文献数
1
著者
松田修著
出版者
右文書院
巻号頁・発行日
2002
著者
松田 修
出版者
潮出版社
雑誌
巻号頁・発行日
no.228, pp.p300-303, 1978-05
著者
松田修著
出版者
弥生書房
巻号頁・発行日
1968
著者
宮崎 秀夫 花田 信弘 中山 浩太郎 十亀 輝 重岡 利幸 児島 正明 松田 修司 竹原 直道
出版者
九州歯科学会
雑誌
九州歯科学会雑誌 (ISSN:03686833)
巻号頁・発行日
vol.40, no.5, pp.1137-1142, 1986

鹿児島県長島高校生(15∿18歳), 181名を対象に, CPITN (WHO)を用いた歯周疾患の疫学調査を行なった.その結果, 長島高校生の9割弱が歯肉出血(Code 1)以上の歯周疾患の症状を呈しており, 歯石沈着(Code 2)以上の所見が認められる者の比率でみると, 北九州の高校生より, 20% (女)∿40%(男)高かった.また, 歯周疾患の処置の必要性に関しては, 長島高校生の約90%が口腔清掃指導を必要としており, 80%以上が除石を必要としていた.しかしながら, 複雑な治療を要する者は1名もいなかった.以上の所見より, 集団歯科保健指導や管理が行なわれやすいこの時期(高校生)までに, 歯周疾患に関する徹底した指導, 教育と, スクリーニングの必要性が示唆された.
著者
後藤 明美 松田 修三 小沢 和浩 坂本 憲昭 但馬 文昭 宮武 直樹
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第29回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.182, 2013 (Released:2015-01-24)

イチョウの黄葉は,秋の気温低下とともに進んでいくが,気温環境が黄葉の仕方にどのように影響を与えているかに関する定量的な分析は十分なされていない.本研究は、気候指標としてイチョウの黄葉を利用して気温環境を定量化し、都市の小気候区や微気候区の気温環境を把握することである.そのため東京都の多摩ニュータウン通りを観測のモデル地区として定め,毎年観測を行っている.2010年,2011年の観測データをもとに提案した黄葉の進行モデルは2012年についてもよい一致が見られた.このモデル式をもとに黄葉の進行の速さと黄葉期間の関係および黄葉の進行と気温との関係について前回の報告でおこなった.ここではイチョウの黄葉の様子を気候指標としてさらに明確なものにするために,観測地域におけるイチョウ周辺の建物や道路などの熱分布をサーモトレーサにより測定し,イチョウの黄葉と周辺の熱環境との関係について調べたので報告する.
著者
松田 修
出版者
福岡女子大学
雑誌
香椎潟 (ISSN:02874113)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.47-56, 1960-07-01
著者
市古 貞次 久松 潜一 佐々木 八郎 臼田 甚五郎 フランク ・ホープ 松田 修 鈴木 寿 大久保 正 古川 清彦
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館報
巻号頁・発行日
no.1, pp.1-20, 1972-12-25

国文学研究資料館の発足に当って設立をよろこんで国文学研究責料館の創設経過 資料に導かれもして国文学研究資料館へ望むこと〃新考古学〃の立場から高野山採訪記史料管見文献資料部事業報告研究情報部事業報告評議員名簿・職員名簿・組織図
著者
佐藤 倫正 木村 敏夫 松田 修 向 伊知郎 村田 英治 小西 範幸 角ケ谷 典幸 田代 樹彦 齊野 純子 中野 貴之 中山 重穂 西海 学 平賀 正剛 浅野 敬志 西舘 司 眞鍋 和弘 石井 康彦
出版者
愛知学院大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

IASBが現在取り組んでいる新概念フレームワークを「会計の大転換」という仮説にもとづいて追究した。それは、現行のIFRSを要約したものではなく、将来を見据えたビジョン型のフレームワークである。その知見をもとにIASBの「討議資料」と「公開草案」の持分の定義の矛盾に関してコメントレターを送った。大転換する会計の有用性の実証的検証は一般に困難であるが、資金法形式の利益分解の有用性を確認した。また、会計と文化の観点から多様な国々の大転換の許容度を検討した。現在、世界的に進行している「格差」は慣習的会計に起因する可能性があり、新しい会計による新しい資本主義に向けて、日本の貢献が期待されている。
著者
松田 修
出版者
名古屋産業大学
雑誌
名古屋産業大学論集 (ISSN:13462237)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.79-88, 2005-11-30

ASEAN was established in 1967 by the five original member countries, namely, Indonesia, Malaysia, Philippines, Singapore, and Thailand. Brunei Darussalam joined in 1984, Vietnam in 1995, Laos and Myanmar in 1997, and Cambodia in 1999. As the effort for global convergence in accounting, there is a move by countries in ASEAN adapting the standards of IASC and its successor IASB. This paper deals with historical overview of accounting standard-setters and accounting developments in ASEAN.