著者
米田 猛
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.47-61, 2013

本稿は,現行中学校国語科教科書(以下,特に断らない限り「平成24年度版」とする)における作文単元を,平成20年版中学校学習指導要領(国語)に示された「言語活動例」の視点で分析し,教科書作文単元作成上の課題や教科書作文単元使用時の指導上の問題点を考察することを目的とするものである。平成20年版中学校学習指導要領(国語)では,従前よりも「言語活動の充実」を図り,従前の「3内容の取扱い」における提示を,「2内容」の(2)に示している。これは,「指導内容」としての「言語活動例」の提示であり,単なる指導上の留意事項とは異なる扱いと受け取れる。本稿では,平成24年度版中学校国語教科書における「作文単元」について検討を加え,その特徴を,特に「言語活動例」の視点から明らかにするとともに,その「作文単元」を利用して指導を試みるときの問題点にも言及する。
著者
CHOI Yunja
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
IEICE transactions on information and systems (ISSN:09168532)
巻号頁・発行日
vol.96, no.3, pp.735-738, 2013-03-01
被引用文献数
1

An automotive operating system is a typical safety-critical software and therefore requires extensive analysis w.r.t its effect on system safety. Our earlier work [1] reported a systematic model checking approach for checking the safety properties of the OSEK/VDX-based operating system Trampoline. This article reports further performance improvement using embeddedC constructs for efficient verification of the Trampoline model developed in the earlier work. Experiments show that the use of embeddedC constructs greatly reduces verification costs.
著者
阿部 晋吾 高木 修
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.258-266, 2007

This study used two scenarios to examine how a perpetrator's degree of responsibility and the magnitude of damage caused influence their cognitive and behavioral responses to an expression of anger by their victim. The results show that when the magnitude of damage and perpetrator's degree of responsibility were low, the expression of anger was viewed as being less justifiable, motivated by self interest rather than social concern, and socially inappropriate. It is suggested that these influences can lead to a perpetrator becoming more defiant and less willing to accept responsibility for his/her actions.
著者
小野 尚明 高畑 瑠璃 坂部 中 押野 結花
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.135-137, 2013-03-13

プロジェクトを進めていく過程では日々様々な不測の問題が発生しており,プロジェクトメンバはそれら問題に対して優先度を付け都度対応していかなければならない.一方で対策に用いることのできる人的,時間的,金銭的資源には制約があることが多く,特に経験知が少ない若手においては解決できない問題に直面することが往々にしてある.本稿では,すごろくを利用した経験知を共有する手法を提案するとともに,その効果を検証した.
著者
パン ティ ビン 神谷 浩夫 朴 順湖
出版者
地理科学学会
雑誌
地理科学 (ISSN:02864886)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.69-94, 2013-05-28

近年,結婚のために韓国に移住するベトナム人女性が急増している。ベトナム人女性結婚移民者の渡韓が母国の家族の経済状況を改善したことは,すでにベトナムにおける多くの研究で明らかにされている。しかしながら,ベトナム人女性結婚移民者自身の韓国での経済状況に関する研究は少ない。そこで本稿では韓国在住のベトナム人花嫁の経済状況に関する調査をおこなった。最初にベトナムと韓国の間の結婚移動の実態を明らかにし,次いで韓国での豊かな生活に対するベトナム人花嫁の期待と実際の彼女たちの韓国での生活の違いを明らかにする。渡韓以前,ベトナム人女性結婚移民者は自分自身の経済状況を改善し,また母国の家族を支えるためにも韓国で豊かな経済状況を獲得することを期待している。しかしながら,彼女たちが結婚した韓国人の夫の多くは社会-経済的に韓国社会の最下層の階級に属しているため,ほとんどのベトナム人女性結婚移民者は渡韓後に経済的な困難に直面していることが明らかとなった。最後に,ベトナム人女性結婚移民者自身が韓国における自分たちの経済状況をどのように評価しているのかを分析した。彼女たちの声からは,期待したほど母国の家族に送金できないため,多くのベトナム人女性結婚移民者が韓国での経済状況に失望していることが明らかとなった。韓国におけるベトナム人女性結婚移民者の経済状況の改善と結婚生活の安定には,夫の一定の所得水準に加えて,彼女たちの語学力の向上と適切な就業機会が必要であると考えられる。