著者
小山 剛
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 = Journal of law, politics and sociology (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.91, no.1, pp.1-19, 2018-01

一 はじめに二 自己情報コントロール権論の意義と限界三 情報自己決定権四 考察五 むすびにかえて大沢秀介教授退職記念号
著者
椿優
雑誌
FRAGRANCE JOUNAL
巻号頁・発行日
vol.5, 1990
被引用文献数
1
著者
磯部孝明
出版者
郵政博物館
雑誌
郵政資料館研究紀要
巻号頁・発行日
vol.平成21年度, no.1, 2010-03-09
著者
井野 千代徳 芦谷 道子 南 豊彦 浜野 巨志 中川 のぶ子 多田 直樹 小野 あゆみ 山下 敏夫
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.194-200, 2003-05-20 (Released:2013-05-10)
参考文献数
7
被引用文献数
1

昨今うつ病の増加が指摘されている。特に軽症うつ病の増加が注目されている。軽症うつ病とは身体症状が強いことに特徴があるが、その身体症状の中に耳鼻科医にとってなじみ深いものが多い。そこで、耳鼻咽喉科とうつ病との関係を調べた。対象とした疾患は耳鼻科医が一般外来でしばしば遭遇する疾患の中でその発症に心因性要素が関与するとされる疾患ないし症状のうち突発性難聴、低音障害型感音難聴、めまい、耳鳴、Bell麻痺、顎関節症、口内異常感症を対象とした。方法はSDSを用いた。結果、306人中56人がうつ病の範囲に入った。検査期間の4カ月に少なくても56人のうつ病患者が耳鼻科を受診したことになる。疾患別では口内異常感症が最もSDS値が高く、50例中23人46%がうつ病と判定された。他疾患がすべて18%未満であることより驚異的に高い数値と思われた。これからさらにうつ病の増加が指摘されている。耳鼻科医も積極的に対応すべきと考えている。
著者
荻沼 一男 高野 温子 角野 康郎
出版者
日本植物分類学会
雑誌
植物分類,地理 (ISSN:00016799)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.47-52, 1996-07-10 (Released:2017-09-25)
参考文献数
13

日本産ヒシ属(ヒシ科)4taxaについて, 若い葉の細胞を利用して調べた核形態を初めて報告する。ヒメビシ(Trapa incisa)及びオニビシ(T.natans var.japonica)は共に2n=48, ヒシ(T.japonica)は2n=96, コオニビシ(T.natans var.pumila)は2n=ca.96の染色体をもつことが明らかになった。間期核はいずれも単純染色中央粒型を示し, 中期染色体長は0.3-1.2μmと小さく, また, 染色体基本数はχ=24(或いはχ=12)であることが分かった。2n=96(或いは2n=ca.96)の染色体数をもつヒシ及びコオニビシは共に, 2n=48のヒメビシ及びオニビシとの雑種起源の複二倍体或いは複四倍体である可能性が示唆された。
著者
加藤 則人
出版者
日本臨床皮膚科医会
雑誌
日本臨床皮膚科医会雑誌 (ISSN:13497758)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.229-232, 2007-04-15 (Released:2009-03-13)
参考文献数
4

コーチングとは「ゴールを達成したり、ゴールまでの障害を打開するための答えや能力は、その人自身が持っている」という前提のもとに「相手が望むゴールに到達するために、その人自身の意志に基づく自発的行動を引き出し、その行動を継続させ、よりよい方向に向かっていくようサポートすること」を意味する。コーチは上の立場から指導や指示を行うのではなく、傾聴、質問、要約、提案の4つのスキルを用いて、相手の自発的な目標設定や目標に向かうための行動プランを引き出し、その成果を確認する、というプロセスを繰り返す伴走者の役割を担う。コーチングのスキルはスポーツやビジネスだけでなく、対等な関係で患者のニーズと自主性を引き出し、患者自らの意志で選択して行動をするように導く、医療コミュニケーションの手段としても、大変有用である。アトピー性皮膚炎のような慢性疾患では、患者自身の治療意欲を高めることが、治療の成果を上げる上で重要である。医療においては、答えは医師が持っていることがほとんどであるが、医師から押しつけられたゴールや指示と違い、患者自身が導き出した目標に向かうための自発的な行動の方が、格段に患者の意欲が高まり、治療の成果や患者満足度が上がることが期待される。(オンラインのみ掲載)