1 0 0 0 OA 中等東洋史

著者
桑原隲蔵 著
出版者
大日本図書
巻号頁・発行日
vol.下巻, 1898

1 0 0 0 OA 史的研究

著者
史学研究会 編
出版者
富山房
巻号頁・発行日
vol.続, 1916
著者
鳴門社会科教育学会
出版者
鳴門社会科教育学会
巻号頁・発行日
2021-03-31

2020年10月24日(土)­- 12月25日(金)にオンライン上で行われた第69回全国社会科教育学会・第37回鳴門社会科教育学会合同全国研究大会の要旨集録をまとめたもの
著者
棚村 惠子
出版者
東京女子大学論集編集委員会
雑誌
東京女子大学紀要論集 (ISSN:04934350)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.127-144, 2013-09

東京女子大学初代学長新渡戸稲造の教育理念としての「犠牲と奉仕」は、女性を一人の人格とみなす彼の人格教育論や実践と分かちがたく結びついている。新渡戸の提唱による二つのS(Service and Sacrificeの頭文字)は学校の記章のデザインとしてだけでなく、実際の生き方として創立当初から今日に至るまで学生や卒業生の人生を導いてきた。新渡戸の教育論は、良妻賢母主義教育とは根本的に異なるだけでなく、19世紀の後半にアメリカ社会で女子教育論として広く認められたキャサリン・ビーチャーの「女性の領域論」に基づく「家庭のための女子教育」やプロテスタント主流派の婦人海外伝道局が唱道した「神の国のための女子教育」とも異なり、さらに、男女平等論によるエリザベス・スタントンらが求めた「自立のための女子教育論」とも異なる独自の女子教育論であった。キリストの生き方をモデルにし「基督の心持」と表現された新渡戸の「犠牲と奉仕」の精神は神に自らを捧げる献身と家庭や社会、国家に自らを捧げる奉仕とを「悲哀」(Sorrow)役割によって結び付ける点がユニークである。悲哀の経験は他者への共感を生み、奉仕へとつながるからである。3つのSで表された彼の教育論は、現代社会に逆行しているように見えつつ、2011年の震災後の悲哀に満ちた日本社会を共感に満ちた社会にするために必要かつ有効な教育論であると思われる。
著者
北岡 勝江 宮脇 勝
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.43.2, pp.1-10, 2008-10-25 (Released:2017-01-01)
参考文献数
12

本論文は、東京で最も寺院が多い地域である台東区を取り上げ、歴史的な寺町の景観を創り出した土地利用特性を分析している。寺史文献資料と88枚の歴史的な地図、3枚の火災保険地図、道路登記名簿に基づき、道路、街区および寺院を地図上にデーターベース化して、その歴史性を詳細に比較分析した。その結果、1)震災や戦災の影響が少ない谷中地区には、江戸時代からのものが集中して残っている。台東区全体で、わずかであるが2%の街区と道路と寺院が、江戸時代のものとして谷中地区に現存している。2)関東大震災の後、区画整理事業により台東区全体の71%の街区が新設され、細分化された。3)寺院は、台東区内に起立した全550寺院のうち、73%が台東区内に現存し、全体の半数近い253寺院(46%)が江戸時代から残っている。4) 地区別の特性を取り上げ、谷中地区と浅草地区の違いを図とデータで示す等、歴史的特性を明らかにしている。