7 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1911年05月17日, 1911-05-17
著者
NAITO Tikahiko
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.798-804, 1988-12-25

The genus Rocalia TAKEUCHI is transferred from the subfamily Heterarthrinae to the Selandriinae because of such unique biological characters as the piercing-type of oviposition and the host-plant association with ferns. A new tribe Rocaliini is erected for this single genus based on derivative morphological characters, viz. the large posttergite, the deeply incised propodeum, the absence of prepectus and the tridentate mandible, on the peculiar larval feeding habit restricted to the spores of ferns, and on the specialized karyotypes consisting of many telocentric chromosomes. A second species, R. japonica n. sp., is described from Japan.

7 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1930年10月06日, 1930-10-06
著者
鬼頭 孝佳
出版者
日本女性学研究会
雑誌
女性学年報 (ISSN:03895203)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.9-26, 2019 (Released:2019-12-20)
参考文献数
15

室町時代に成立した『新蔵人物語(しんくろうどものがたり)』という絵巻物語の登場人物「三君(さんのきみ)」がこの物語において、どのような性格を持っているかを再考する。前半では主たる先行研究である、木村朗(さえ)子の一連の研究の意義と問題点を「三君」の「アイデンティティ」問題に焦点を当てて批評する。木村の研究の意義は、木村が前近代をロマン化せず、近代批判に挑もうという「姿勢」や、現在の外在的な道具立てに着想を得つつも、文脈に即してテクストを読もうとする「方法論」にある。しかし、木村の諸研究はその「意図」とは裏腹に、外在的な道具立てが有する時代性に無自覚で、現代と過去との偏差や概念の再措定を疎(おろそ)かにし、その道具立てを安易に過去に投影・適用して事足れるとする面が否めない。また、セクシュアリティ論の領域が前景化されすぎ、ジェンダー論が後景に退いてしまうという危険にも陥っている。 後半では、三君の「アイデンティティ」問題やこの物語の結末の解釈を左右する「変成女子(へんじょうにょし)」というこの絵巻物語特有の用語に関する解釈問題について、現時点で判明している情報から考え得る、最も整合的な解釈仮説を提起する。その準備作業として、紙幅の都合上、仏教学の性差別論争で代表的且つ対照的な立場を標榜する研究である、フェミニスト仏教学の先駆者、源淳子と、必ずしもフェミニストに好意的ではない植木雅俊の「変成男子(へんじょうなんし)」論の2つを紹介する。また、もう1つの予備作業として、『新蔵人物語』に関するもう1つの主たる先行研究に当たる、阿部泰郎(やすろう)の編著で「変成女子」の解釈問題がどのように解決されているかを概観し、どのような問題が残っているかを確認する。最後に、私は以上の検討を足掛かりに、江口啓子以外、どの論者も見落としている「物語読者層の願望」という観点から「変成女子」を再考する。すなわち、作者/読者として想定されている宮中の女性たち(もしくはその心理を理解し得た男性)が父権制の下に抑圧された自らの自由を空想的に回復する営為として「変成女子」を捉えることによって初めて、物語世界において物語の表向きの筋立てからはハッピーエンドを標榜する「変成女子」を、自分は「変成」などしなくても男として往生できるはずだったのに、尼にさせられたせいで、女に「変成」する羽目になってしまったと、「三君」が自嘲的に語る秘教的な文脈としても読み返すことが可能になるのではないか、というのが私の提起した仮説である。

7 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1929年09月07日, 1929-09-07

7 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1923年07月28日, 1923-07-28
著者
黒田 章裕 勝俣 栄作 山﨑 寛久 山 峻輝 木山 修一 前田 秀一
出版者
一般社団法人 日本画像学会
雑誌
日本画像学会誌 (ISSN:13444425)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.466-472, 2017-10-10 (Released:2017-10-13)
参考文献数
19

赤ちゃんの皮膚は透明感があり,みずみずしく奥行きを感じる.ヒトの皮膚は半透明,多層状の構造を有しているが,屈折率が大きく変化する部位は限られているため,半透明の多層スクリーンでその光学特性を近似できる.我々は,光学近似モデルの光学特性を評価していく中で,長波長側の可視光成分が多重反射し,比較的長い距離を伝搬していく現象を観察した.長波長可視光成分には,赤色,黄色といった皮膚の色や見た目の印象を決定するための重要な光成分が含まれており,これが実際の皮膚でも生じているのか否かを確認することは,皮膚のような半透明体を光学的,画像的に解釈するための基礎理論を構築することにつながるため重要である.そこで,ヒトの前腕内側部を用いて,異なる色のレーザー光を照射した時の皮膚内の光到達距離を高感度センサーを用いて調べてみたところ,長波長側の光が短波長側と比べてより長い距離を伝搬していること,赤色レーザーの場合で,その伝搬距離は54mmに達することを見いだした.この結果は,先の光学近似モデルの結果と良い一致を見た.
著者
渡辺 恒夫
出版者
心の科学の基礎論研究会
雑誌
こころの科学とエピステモロジー (ISSN:24362131)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.5-18, 2019 (Released:2021-03-15)

Takahashi (2016) found “miscarried epistemological revolution” in Gestalt psychology. To examine her idea, this paper investigated the nature of the psychological explanation in Gestalt psychology. The law of proximity, one of the Gestalt laws of perceptual organization, was examined. As a result, two points were suggested. First, this “law” does not refer to the causal relationship in the so-called scientific explanation, but to the meaningful relationship between two subjective impressions. Second, the latter relationship can be phenomenologically elucidated on the basis of “figure and ground,” the most fundamental phenomenological structure in perception. Phenomenological elucidation is a process of identifying phenomenological structures behind each individual case of experience. This method may be applied not only to Gestalt psychology but also to other domains with psychoanalytic concepts such as “identity.” Finally, the possibility of rewriting the history of psychology was discussed, while reexamining a considerable number of psychological concepts and explanations by the method. This effort of “rewriting” would make a starting point from the “miscarried epistemological revolution” toward an alternative psychology.
著者
谷本 陽祐 山田 浩史
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:21888795)
巻号頁・発行日
vol.2023-OS-159, no.13, pp.1-15, 2023-05-09

オペレーティングシステム(OS)カーネルはシステムの根幹をなし,カーネルの障害はシステム全体に影響が及ぶ.一般的なモノリシックカーネルは単一のカーネル空間を持ち,あらゆるシステムコールは単一のメモリ空間を共有している.この問題点の一つとして,カーネル空間でメモリ破壊が発生した際に,カーネル全体に影響が伝播し,カーネルが未定義の動作を起こす可能性がある.しかしながら,現在も Linux や Windows など広く利用されているモノリシックカーネル OS において脆弱性の報告は跡を絶たず,バグ修正までの期間も要する.そこで本研究では,カーネルのメモリ破壊によるエラーの伝播の影響を小さくする手法を提案する.各システムコールが自身に許可されたメモリオブジェクトのみアクセスできるようアクセス制御を行い,不正なアクセスが生じた場合,ページフォルトを起こしてシステムコールの実行を停止させる.これによりカーネルのバグによる誤ったメモリアクセスが未然に阻止され,未定義の動作を防止することができる.本研究では単一のメモリ空間内の隔離(Isolation)に Intel MPK を用いて,提案手法を xv6 に実装し,そのすべてのシステムコールにアクセス制御を実現した.実験の結果,システムコールによる不正アクセスが生じたとき,ページフォルトが発生し実行を停止できた.また,xv6 のテストプログラムである usertests を実行したところ,全体の実行時間は従来の約 1.55 倍であった.

7 0 0 0 あまカラ

著者
甘辛社
出版者
甘辛社
巻号頁・発行日
no.48, 1955-08
著者
梅田 聡
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.265-270, 2016-06-30 (Released:2017-07-03)
参考文献数
25
被引用文献数
3

情動に関する神経科学的アプローチによる研究は, 近年, 急速に発展しており, その背景にあるメカニズムについて, さまざまな事実が明らかにされつつある。情動のメカニズムを理解するうえで特に重要な点は, (1) 情動は, 精神活動と脳活動だけでは捉えきれず, 自律神経を介した身体活動に着目する必要があること, (2) 脳活動について検討する際, 関連する脳部位レベルの局在論に限定せず, ネットワークとして理解すべきであること, の 2 点である。本稿では, 情動に関連する概念についてまとめ, 関連する脳部位とネットワークの機能に焦点を当てる。そして, 共感という側面から, 各ネットワークがどのように関与しているかについて考察する。
著者
梅津 綾子
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第55回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.C02, 2021 (Released:2021-10-01)

イスラームの古典的解釈では同性婚が認められておらず、同性愛ムスリムが差別や迫害を受け国際問題となっている。日本にも性的少数者(LGBT)のムスリムはいるが、その実態はあまり解明されていない。本発表では日本人LGBT信者への聞き取りから、古典的解釈を選択的に重視することにより、同性婚と信仰を両立させうることを示す。そしてジェンダー公正と信仰が両立しうる日本版イスラーム文化の可能性を示唆する。
著者
関根 達人
出版者
東北芸術工科大学東北文化研究センター
雑誌
真澄学 : Sugae Masumi
巻号頁・発行日
no.3, pp.62-75, 2006-11-10

文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業「東アジアのなかの日本文化に関する総合的な研究」により、東北芸術工科大学東北文化研究センター発行
著者
Hiroyuki Omori Yoshiaki Kawase Takuya Mizukami Toru Tanigaki Tetsuo Hirata Munenori Okubo Hiroki Kamiya Akihiro Hirakawa Masanori Kawasaki Takeshi Kondo Takahiko Suzuki Hitoshi Matsuo
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-22-0771, (Released:2023-03-28)
参考文献数
22
被引用文献数
2

Background: Angiographic fractional flow reserve (angioFFR) is a novel artificial intelligence (AI)-based angiography-derived fractional flow reserve (FFR) application. We investigated the diagnostic accuracy of angioFFR to detect hemodynamically relevant coronary artery disease.Methods and Results: Consecutive patients with 30–90% angiographic stenoses and invasive FFR measurements were included in this prospective, single-center study conducted between November 2018 and February 2020. Diagnostic accuracy was assessed using invasive FFR as the reference standard. In patients undergoing percutaneous coronary intervention, gradients of invasive FFR and angioFFR in the pre-senting segments were compared. We assessed 253 vessels (200 patients). The accuracy of angioFFR was 87.7% (95% confidence interval [CI] 83.1–91.5%), with a sensitivity of 76.8% (95% CI 67.1–84.9%), specificity of 94.3% (95% CI 89.5–97.4%), and area under the curve of 0.90 (95% CI 0.86–0.93%). AngioFFR was well correlated with invasive FFR (r=0.76; 95% CI 0.71–0.81; P<0.001). The agreement was 0.003 (limits of agreement: −0.13, 0.14). The FFR gradients of angioFFR and invasive FFR were comparable (n=51; mean [±SD] 0.22±0.10 vs. 0.22±0.11, respectively; P=0.87).Conclusions: AI-based angioFFR showed good diagnostic accuracy for detecting hemodynamically relevant stenosis using invasive FFR as the reference standard. The gradients of invasive FFR and angioFFR in the pre-stenting segments were comparable.