著者
工藤 航 鳥海 不二夫
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.1N201, 2018 (Released:2018-07-30)

近年、ソーシャルメディアやECサイトなどの普及に伴い、蓄積されたユーザの行動履歴からユーザの属性を推定する研究が盛んに行われるようになった。ここで、ECサイトや動画サイトにおけるコンテンツの推薦とそれに対するユーザの反応を記録するというような対話的な方法でユーザの行動履歴が取得できる状況を想定した時、属性推定の手がかりになりそうなコンテンツを優先的に選択してユーザに提示することにより、属性推定の効率化が期待できる。 本稿では、日本経済新聞社が運営するWebサービスである日経電子版に登録されたユーザに対して効率的な属性推定を行うために、記事を選択する際の優先度を測る数値的指標を3つ提案した。記事入力に対し逐次的に推定を行うことで推定の効率を評価した結果、3つの指標のうち2つが推定の効率化に有効であることが明らかになった。

1 0 0 0 OA 鐔津文集20卷

著者
宋釋契嵩撰
巻号頁・発行日
vol.[5], 1000
著者
パウル ジャン 恒吉 法海
雑誌
ジャン・パウル 研究書・翻訳書
巻号頁・発行日
pp.1-325, 2017-11-05 (Released:2017-11-02)

詩文は戯れることができる。しかしただ現世的なものと戯れるのであって、天上的なものとではない。詩文は神々しい意味を持つに違いない現実を滅ぼしてはならず、反復してもならず、解読すべきであります。

1 0 0 0 佐伯市史

著者
佐伯市史編さん委員会編
出版者
佐伯市
巻号頁・発行日
1974

1 0 0 0 緒方洪庵伝

著者
緒方富雄著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1977

1 0 0 0 児島惟謙

著者
田畑忍著 日本歴史学会編
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
1963
著者
坪原 紳二
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.19-30, 2013-04-25 (Released:2013-04-25)
参考文献数
59

オランダ・フローニンゲン市の中心市街地北に接する北部公園は、今日、緑豊かな市民の憩いの場として、また主要自転車ルートとして機能している。しかし同公園はかつて、自動車の通過交通路として使われており、同市の労働党は、ここから車を排除することを1970年代から政策に掲げてきた。本論文は1990年代に同公園からの車の排除、そして結果としての主要自転車ルートの整備が実現するまでの経過を、その間の参加の結果、及び政党の動向の観点から分析したものである。車の排除に対しては経済団体はもとより周辺住民も強く反発し、参加の結果は圧倒的に車の排除に反対であった。しかし労働党内からの圧力によって、同党リーダーは最終的に車を公園から排除することを選択し、市議会は1票差で排除を可決した。このことは、環境に負荷を与えない交通政策を導入していくうえでの、政党を媒介としたリベラル・デモクラシーの有効性を示唆している。
著者
星野 元興
出版者
鹿児島大学
雑誌
地域政策科学研究 (ISSN:13490699)
巻号頁・発行日
no.10, pp.121-139, 2013-03

これまで,日本人の生活とともにあった寺院が近年,姿を消しつつある。その多くが,過疎地域にみられるため,廃寺の主たる要因は過疎問題であるかのように捉えられがちである。もちろん,過疎による人口減が寺院経営に与える影響は大きい。しかし,過疎が唯一の要因であるといえるのか疑念を残す。そこで,本論では,時間的・地域的偏差が少ないとされる真宗寺院を中心に事例を取りあげ,真宗王国と呼ばれる鹿児島県と富山県,そして広島県の事例を合わせ,その経緯と寺院組織について考察した。過疎問題は確かに重大な要因の一つであるが,それはあくまで寺院組織を取りまく社会環境の変化の一つであり,社会環境の変化は,常に繰り返されてきたことである。一方,本論では,寺院組織の構造的問題,つまり寺院組織の体制に歪みが生じてきたことを指摘した。それはまさに,社会環境の変化に対応できない寺院組織の姿をあらわすものである。例えば, 鹿児島県の「番役」, 富山県にみる「寺中制度」, そして広島県にみる「けきょう」の問題である。これらの制度は, 寺院の興隆過程において, 檀家からのニーズに応える形で発達した制度であった。しかし, 時代が変わり檀家の意識も変わった。これまで, 葬儀を中心とした宗教儀礼を主な役割として, 江戸時代より続く寺檀制度を基礎に, 檀家から支えられてきた寺院である。しかし, 檀家側の宗教離れや葬送儀礼の変化により現在, 寺院の期待される役割は, 変わりつつある。だが一方で, 寺院は, これまでの体制に縛られ, 檀家からのニーズに応えられてはいえない。それが, 現代の廃寺の根本要因にある。つまり, 廃寺の要因を過疎問題や檀家の意識変化など, 社会環境の変化と捉えていては生産的な議論には至らない。社会環境の変化は, 常に起こることであり, 長い歴史を持つ寺院はその都度,乗り越えてきた問題である。そこで, 本論は, 廃寺の要因を寺院組織内に求め, それを「内的要因」と定義し, 問題解決をめざすものである。In recent years, the Buddhist temples which have existed along with the lives of Japanese people aregradually disappearing. In the previous studies, the main cause for the abolished temples have been discussedin relation to depopulation, since most of the decrease of the temples can be seen in depopulating areas. Ofcourse, the depopulation would have a greater impact on the management of temples, however, the issues onthe inner problems of the temples including organizational structure have not fully been examined. Thus, inthe paper, I will show the process of shutting down of the temples through the cases of the 'Shinsyu' templeswhich are considered to be of little deviation in terms of time and locale in comparison with other Buddhist sects. Then I will discuss about the structure of each temple as a main cause for shutting down of the temples.In conclusion, I will argue that the way of the conventional structure of the temple organization is notresponding well to the current changes of the social environment, and that innovation in temple managementis required for preventing the shutting down of the temples.
著者
遠藤 秀紀 佐々木 基樹
出版者
日本野生動物医学会
雑誌
日本野生動物医学会誌 (ISSN:13426133)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.45-53, 2001
参考文献数
15
被引用文献数
3 1

哺乳類の科以上の高次分類群に関して,その和名を検討し,リストとして表現した。目レベルでは原義を尊重しながら実際の定着度を考慮して和名を提示し,科レベルでは代表的属名のラテン語綴りを片仮名表記する方針をとった。分類体系の議論は加えていないが,従来の食虫目において,第三紀初期の化石諸群および現生するクリソクロリス類などが目として独立したため,トガリネズミ類,モグラ類,テンレック類などを無盲腸目と呼称する必要が生じていることが特筆される。また,有袋類を複数の目に分割する必要性が生じ,新たな和名を提案することとなった。近年,行政や出版界から,学校教育・社会教育の現場に影響する形で,学術的検討成果を顧みない安易な目名の変更が提案された経緯があり,本結果が哺乳類の高次分類群の和名について,学界のみならず社会的にも有意義な示唆となることを期待する。
著者
上野 将司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.529, pp.68-72, 2011-10-10

山腹斜面に位置する道路の上方斜面が集中豪雨で崩壊し、道路を通行中のバス1台と乗用車3台が土砂に押し流された。車両は道路下の畑に転落し、3人が死亡した。 事故のあった場所は、年間雨量の少ない地域だが、当時は梅雨末期の集中豪雨によって昼すぎから午後6時まで連続雨量200mm、最大時間雨量76.5mmを記録した。
巻号頁・発行日
vol.[27] 名主の部, 1000

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1946年11月09日, 1946-11-09
著者
堀 光代 阿久澤 さゆり 下山田 真 吉田 一昭 長野 宏子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.205, 2005

【目的】国内産・県内産小麦の生産量が年々増加している現状である。各地で生産から消費までの取り組みについて行われているが、今回は、製粉工程が異なる岐阜県内産小麦について製パン性を比較検討することを目的とした。【方法】2003年に岐阜県で生産された小麦「中国152号」と「タマイズミ(関東123号)」の2種類について製粉工程の違いから(細)と(粗)に分類した計4種類と、対照として外国産小麦1CW(カナダ産)を用いた。パンの材料配合は、小麦粉に対し、砂糖(6.8%)食塩(2.0%)酵母(1.12%)水(68.0%)とした。小麦粉は粒度分布と色差を測定し、ドウはファーモグラフによるガス発生量の測定を行った。ホームベーカリーにてパンを焼成後、質量・体積・色差等の測定とあわせてパンの品質評価と官能検査を行った。【結果】(1)小麦粉の粒度分布は(細)と(粗)では差が認められ、色差も感知できる程度の差が見られた。(2)ガス発生量は、県内産小麦粉は対照である1CWと異なった結果を示し、ガス保持力等に差が見られた。(3)パンの比容積は1CWが高く、県内産小麦粉両品種の(細)と(粗)ではいずれも(粗)ほうが低い比容積であった。色差の測定結果は、小麦粉の測定値より製パン時の色差に顕著な差が見られた。パンの品質評価では、(粗)が(細)より低い評価であった。両品種の(細)における比較は、品質評価では外観は1CWに劣る評価であったが、味・香りは1CWに近い評価であり、官能検査の結果もほぼ一致していた。