著者
冨田 幸雄
出版者
北海道教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

水滴の大きさと落下高さを広範囲に変えて水面に衝突させ、その後の水面変形と空気泡の取り込みパターンを検討した。特に、「水琴窟」の音発生条件と密接に関わっているものの、これまで知見が少ない「気泡のイレギュラー取り込み」領域について詳細な実験を行った。その結果、次の事柄が明らかとなった:(1)イレギュラー領域には少なくとも3種類の空気泡形成のパターンがある。一つ目は収縮する変形水面に衛星滴が衝突して空気泡が分離する場合。二つ目は発達した水柱が沈降して水中に完全に沈み込む直前、水柱底部の空気層が閉鎖する際の不安定によって微細な気泡群が発生し、これらが合体してより大きな複数の空気泡になる場合。三つ目は最初の原因で発生した空気泡が水柱の中に取り込まれ、それが再び水中に戻る場合である。第三の原因で発生する空気泡は微弱な圧力変動にさらされるだけであるため強い音響は発生しない。これに対して最初の二つの原因で生じる空気泡は、その際の圧力変動(表面張力+水圧ヘッド)によって適度な振動を練り返して水中に過渡音響を放射する。(2)従来、安定的に音が発生しないとされてきた「イレギュラー領域」の中にも、衛星滴の衝突に起因して非常に再現性良く気泡音が発生する条件があることを明らかにした。これに対して第二の原因による空気泡の形成は極めてランダムであり、その結果発生する音域の範囲は広い。この第二の空気泡の生成機構については更に高い時間分解能による光学観察が必要であり、今後の課題となった。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1916年03月30日, 1916-03-30

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年10月13日, 1915-10-13

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年11月01日, 1915-11-01

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年07月30日, 1915-07-30

1 0 0 0 OA 武蔵野の花

著者
今村 みゑ子
出版者
中世文学会
雑誌
中世文学 (ISSN:05782376)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.39-48, 1992 (Released:2018-02-09)
著者
十返舎一九三世
出版者
巻号頁・発行日
vol.前編之上,

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1927年02月03日, 1927-02-03

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1933年04月22日, 1933-04-22
著者
青木 優和 山口 あんな
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会大会講演要旨集 第51回日本生態学会大会 釧路大会
巻号頁・発行日
pp.304, 2004 (Released:2004-07-30)

コンブノネクイムシは、褐藻類の茎部に穿孔造巣し、寄主である海藻を生息場所および餌資源として利用する端脚目の海産小型甲殻類である。静岡県下田市大浦湾において本種が寄主とするワカメの藻体は 12月から 3 月までは生長するが、生長停止後は崩壊し始め、5 月までには消失する。寄生率はワカメの生長期である 1 月から 3 月にかけて増大し 90% 以上に達し、坑道状の巣内では、一夫一妻のペアが最大 3 腹分の幼体と同居する。体長組成解析と野外飼育実験により、初令幼体が新規加入サイズに成長するまでに約 1 ヶ月、加入後ペア形成して繁殖開始するまで約 2 週間、成熟メスは約 1 ヶ月間に脱皮成長を繰り返しながら最大 3 回産仔、寿命は約 2 ヶ月半であることが分かった。親と同居する幼体のサイズは体長 1.0-4.5 mm のものであり、このうち体長 2.0 mm 以上のものは新規加入個体としての造巣が可能なサイズであり、親との共存巣から取り出したこのサイズクラスの幼体は単独で造巣可能なことも確認された。加入初期のコンブノネクイムシでは、巣の容積増加率がワカメの茎部容積増加率に追いつかないため、ワカメ茎部の利用率は低下するが、2 月中旬に入ると上昇に転じた。1 巣当たりの個体数は巣容積の増加に対して成体がほぼ一定であるのに対して、幼体は次第に増加する。しかし、親が 1 腹分の仔のみと同居の場合には成体のみの場合と資源消費率に差がなく、0.5cm3 を越える巣の拡張には、2 腹以上の幼体との共存が必要であった。幼体にとって早期の移動分散は捕食や流失といったリスクを伴う。したがって、幼体はできるだけ長くワカメに留まり、分散後すぐに繁殖するのがよい。コンブノネクイムシは 2 腹以上の幼体の親との同居によって、短期的に増大するワカメ資源を集中的かつ効率的に利用していると考えられる。

1 0 0 0 OA 川筋浚書留

巻号頁・発行日
vol.第1冊, 1000
著者
潮見 俊輔 押味 良和 沼田 紘司
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.861, pp.17-00568-17-00568, 2018 (Released:2018-05-25)
参考文献数
8
被引用文献数
2

Object detection function of turnout and switch mechanism is one of an important function for safety of railway system. An object between a tongue rail and a stock rail on a turnout is detected by a lock mechanism of a switching machine and circuit controllers, which are applied on high-speed railway. Designer of switch mechanism has checks his detecting function design by experiments, which were sole way to check it, using real turnout and switch mechanism. In this paper, we described an equation of motion of the switch mechanism and the turnout using multi-body dynamics and flexible multi-body. Moreover, we described a method, which calculate shape of tongue rails inserted an object between rails. By results of calculations, we confirmed that the proposed method could simulates the shape of rails, which is affected by object. Computing time is 40% shorter than an experiment, however, the result includes an error which causes that the model was assumed deformation of tongue rails as 2-d deformation.
著者
大橋 裕二 関根 あき子
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.6-10, 1997-01-20 (Released:2017-07-11)
参考文献数
6

硫酸銅5水和物の青い結晶を加熱すると, 5分子の結晶水が順次結晶から抜け出して, 結晶は白くなって崩壊してくる。熱分析装置を使ってこの脱水の過程を追跡すると, まず2分子の結晶水が抜け出し, 次いで2分子の結晶水が抜け出し, 最後に1分子の結晶水が抜ける。硫酸銅3水和物の結晶構造と1水和物の結晶構造を比較すると, どの水分子が抜け出すのかが明らかになり, 脱水の機構が見えてくる。このようにイオン性結晶中のイオンも温度を上げればダイナミックな動きをしているのがわかる。

1 0 0 0 本の神話学

著者
山口昌男著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2014

1 0 0 0 魔法

著者
種村季弘著
出版者
河出書房新社
巻号頁・発行日
1998
著者
大塚ひかり著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
2017