著者
間瀬 哲也 大向 一輝 濱崎 雅弘 武田 英明
出版者
社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.5, pp.32, 2005

本研究では,現在地に基づいた観光地情報を収集して,それらの情報をもとに行動案を作成するシステムを提案する.作成された行動案は,日記形式に整形した上でWeblogに表示し,実際の出来事のように見せる.本システムを用いることで,旅先での新たな行動方法の発見につながる.
著者
鮫島 正樹 松尾 徳朗
雑誌
電気学会研究会資料. IS, 情報システム研究会
巻号頁・発行日
vol.2012, no.22, pp.83-86, 2012-07-19
参考文献数
16
被引用文献数
1
著者
岩橋 和彦 吉原 英児 青木 淳
出版者
麻布大学
雑誌
麻布大学雑誌 = Journal of Azabu University (ISSN:13465880)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.115-119, 2009-03-31

我々はセロトニントランスポーター (5-HTT) 3'非翻訳領域 (3'UTR) 遺伝子多型の影響, 疼痛感受性個人差の原因, 性格の遺伝要因を解明する一助として5-HTT 3'UTR遺伝子多型と痛覚閾値およびパーソナリティとの3つの要因の関連性について調査検討を行った。 181人の健常者を対象に, 5-HTT 3'UTR遺伝子多型の判定には制限酵素切断長多型解析法を用い, 痛覚閾値に関しては冷水刺激試験および圧刺激試験を, パーソナリティの測定にはTCI (Temperament and Character Inventory) を行った。 遺伝子多型と痛覚閾値には関連がなかった。遺伝子多型とTCIの相関について, 男性ではST3{超個人的同一化 (vs. 自己弁別)}が遺伝子型G/G群で有意に高く, 女性ではST (自己超越性総合点) およびST2{自己忘却 (vs. 自己意識経験)}が遺伝子型G/T + T/T群で有意に高かった。痛覚閾値とTCIとの関係について, 男性群で冷水刺激閾値とNS4{無秩序 (vs. 組織化)}およびNS (新奇性追求) で負の相関, 女性群で冷水刺激閾値とSD4 (自己受容), C5{純粋な良心 (vs. 利己主義)}および圧刺激閾値とSD4 (自己受容) で正の相関が認められた。本研究から5-HTT 3'UTR遺伝子多型はCloningerの理論における性格次元に影響を与える可能性がある一方で, 痛覚は5-HTT 3'UTR遺伝子多型と関与せず, 一方でパーソナリティの一部と相関関係にある可能性が示唆された。To estimate the genetic factors influencing individual differences in sensitivity to pain, we have examined the associations among serotonin reuptake transporter (5-HTT) 3' UTR gene polymorphism, sensitivity to pain and personality. After the procedures were fully explained and written informed consent was obtained, 5-HTT 3' UTR gene polymorphism was investigated by PCR-RFLP, and personality assessment was performed by means of Temperament and Character Inventory (TCI), and pain threshold by means of cold water and pressure stimulation tests in 181 healthy Japanese volunteers. Males with the T allele (T/T and T/G) showed a significantly lower Self-Transcendence (ST) 3 subdimension score than those without the T allele (G/G). Females with the T allele (T/T and T/G) showed significantly higher ST2 subdimension and ST dimension scores than those without the T allele (G/G). There was no significant relationship between 5-HTT 3' UTR gene polymorphism and pain sensitivity. As for pain sensitivity and TCI, there was low negative correlation between cold water stimulation in males and Novelty Seeking (NS) 4 subdimension and NS, and low positive correlation between cold water stimulation in females and Self-Directedness (SD) 4 subdimension and Cooperativeness (C) 5 subdimension, and between pressure stimulation in females and SD4. It is possible that 5-HTT 3' UTR gene polymorphism may affect the character dimension in the theory of Cloninger, however, 5-HTT 3' UTR gene polymorphism may not be related to the sense of pain, and that there is low correlation between pain and a part of the personality.
著者
松原仁
雑誌
デジタルプラクティス
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, pp.245-245, 2012-10-15
著者
阿部 直人
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第50回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.57, 2007 (Released:2008-12-11)

むだ時間系の制御において、基本的なPID制御(部分的モデルマッチング法)、スミス法、IMCの説明および、簡単な実験結果の紹介を行う。
著者
石毛 弓 寺田 未来 西尾 信大 Yumi ISHIGE Miki TERADA Nobuhiro NISHIO
出版者
大手前大学CELL教育研究所
雑誌
大手前大学CELL教育論集 = Otemae University CELL journal of educational studies (ISSN:21855641)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.009-016, 2017-03-31

大手前大学の学習支援センターでは、webフォームを用いて学生がライティングを送り、ルーブリックのかたちでフィードバックを得る「ライティング・チェック・システム」を実施している。本論では当該システム導入の経緯からその運用、また使用しているルーブリックを紹介する。ライティングへの学習アドバイスは、対面で行うほうがより高い学習効果を得られるだろうことは了解している。しかし学生のなかには、さまざまな理由から学習支援センターへの来室が困難な者がいる。本システムは、対面アドバイスが難しい学生であっても受けることができる学習支援の一例として位置づけたい。
著者
伊地知純正著
出版者
研究社
巻号頁・発行日
1918
著者
曽キ 岩田海 石橋豊 福嶋慶繁 菅原真司
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.409-410, 2012-03-06

本稿では、力覚メディア・サウンド・ビデオを用いて二人の奏者が遠隔合奏を行い、QoE(Quality Of Experience)評価によってネットワーク遅延の影響を調査している。遠隔合奏では、著者の一人がピアニカの演奏を行い, 被験者がピアニカの演奏を聞き、ピアニカの奏者側にあるタンバリンのビデオを見ながら、演奏に合わせて、触覚インタフェース装置を遠隔操作してタンバリンを叩く。QoEとして、触覚インタフェース装置の動かしやすさ、インタラクティブ性(触覚インタフェース装置の動きとビデオの中の装置の動きのずれ)、ピアニカとタンバリンの音の同期品質、及び総合品質を評価している。
著者
柏瀬 愛子
出版者
名古屋女子大学
雑誌
名古屋女子大学紀要 (ISSN:02867397)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.187-198, 1977-03-15

知能と音楽的能力の相関については,未だ十分明らかにされていない.しかし,鈴木鎮一氏は,「音楽はどの子も教え方一つで育つものである」,「人間の音感覚は3才頃をもって,もっともよく発達し成人とほぼ同じ能力をもち出す」,「手指の運動は脳の発達を促す」など述べておられる.こうした説からいっても幼児期での楽器指導は大切な活動の一つであり,知能発達の誘因ともなるといえよう.音感教育にもっとも適しているのが旋律楽器であることはいうまでもないが,中でもとくに笛,ハーモニカ,バイオリンなど,鍵盤をもたない楽器は,自分の耳だけを頼りに音を捜さねばならないので,より絶対音感が身につくとされる.しかし,こうした楽器を幼ない子どもの集団保育の中に採りいれることは容易なことではない.そこで比較的取り扱いがやさしい鍵盤ハーモニカによる楽器指導が,早期音楽教育の叫ばれだした今日,盛んになりだしたのである.ピアニカの演奏がやさしいとはいえ,子どもたちにとっては,そう簡単なことではない.「早くまとまった曲を演奏させたい.」それも「上手に」などと,その結果はあせるあまりに導入をおろそかにし練習を強要すれば,子どもたちは楽器に対する興味を失ないその練習に負担を感じだす.一旦興味を失なったなら上達は望み薄いこととなる.また,このことから端を発して,すべての音楽活動を嫌うようになるかも知れない.(音楽嫌いの多くは,練習の強要とその過程の中でおこる劣等感からだともいわれる.)子どもの楽器指導は,それがどんな種瀬の楽器であれ,子どもの心に負担を感じさせることなく,楽しいあそびとして受け入れられるものでありたい.またその練習は,もちろん自発的になされるものであって,強要されてはならない.こうしたことをふまえた上で指導者は次の事項に留意すべきであろう. 1)十分検討された無理のないカリキュラムによる指導. 2)一度体験させたことは,何度もくり返しを行ない,十分理解をもたせるようにすること 3)いたずらに多くの活動を与えず,応用,活用の体験をもたせていくこと. 4)子ども自身に発見させること. 5)楽器の練習としてではなく,総合的な音楽体験を与えるようにすること.6)「きかせる」ことを大切にすること. 音楽教育はただ芸術教育,情操教育としてとらえるだけのものではない.人間形成の一端を荷なう大切な役割をもっていることを常に心して,その指導にあたらねばならない.音楽することを楽しみ,音楽が好きになる心を育ててこそ,感覚の発達,ひいては知能の発達も促がされるではないだろうか.今回のピアニカ一斉指導では,いろいろのことを体験した.この体験を生かして,いま一度本学付属幼稚園の年中児(4才児)を対象とした指導を,毎日,自分の手によって行なってみたいと思つている.
著者
大附 辰夫 佐藤政生 橘 昌良 鳥居 司郎
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.24, no.5, pp.647-653, 1983-09-15

複合長方形領域を重複なく最小個の長方形に分割する問題を扱う.ここでは 複合長方形領域が中空部分(窓)を含んだり 複数個の連結成分から成っているような一般的な場合を考察する.分割手順は二つのアルゴリズムから成っている.1番目のアルゴリズムは 縮退していない複合長方形領域を最小個の長方形に分割するものである.同じXまたはY座標上の二つの凹点間が領域内であるとき 複合長方形領域は縮退しているといい そうでない場合には縮退していないという.2番目のアルゴリズムは 与えられた(縮退している)複合長方形領域を最適にいくつかの縮退していない複合長方形領域に分解するものである.複合長方形領域の頂点の数をnとすると 1番目のアルゴリズムの計算複雑度はO(n log n)となり 2番目のアルゴリズムはO(n^5/2)となることを報告する.ここで扱う問題は LSI のアートワーク処理 画像処理 図形データベースなどにおける基本的問題の一つである.