著者
新見 道治 野田 秀樹
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会(第65回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.148, 2012-09-14 (Released:2014-12-17)

QRコードの改ざん検出について述べる。ディジタル署名、RSA公開鍵暗号、Wet Paper符号および情報ハイディング技術を組み合わせることにより、QRコードの改ざん検出を実現する。改ざんの有無はQRコードが表現したい情報のハッシュ値を利用し、ハッシュ値をRSA公開鍵暗号で暗号化し、さらにWet Paper符号で符号化を行い、そのデータをQRコードの表面上の白黒パターンに対して情報ハイディングにより埋め込む。ハッシュ値は公開鍵暗号システムで暗号されているので、暗号化に利用する鍵を紛失しない限りQRコードが表現する情報の改ざん検出が可能である。

1 0 0 0 OA 成形図説 30巻

著者
曽槃
出版者
巻号頁・発行日
vol.[7],
著者
水谷 仁 青野 麻由 渡部 愛子 三宅 絵里 佐伯 茂 小川 節郎
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.87-89, 2010-01-15 (Released:2010-02-19)
参考文献数
3

血清コリンエステラーゼ (ChE) が異常に低値を示した症例の麻酔を経験した. 症例は, 74歳, 女性. 今回, 胆石症に対し開腹胆嚢摘出術が予定された. 手術・麻酔歴はなく, 既往として悪性貧血, 高血圧を指摘されていた. 近医での血液検査でChE値の異常低値が20年にわたり認められていたが, 自覚症状がないため経過観察とされていた. 麻酔は, 胸部硬膜外麻酔併用全身麻酔を選択し, 術中は脱分極性筋弛緩薬, エステル型局所麻酔薬を避け, ベクロニウム, メピバカインを使用し特に問題なく手術, 麻酔を終了した. 血清コリンエステラーゼは薬物代謝に関与しているので, 術中に使用する薬剤の選択には十分な注意が必要と考える.
著者
細山田 康恵 Yasue HOSOYAMADA 千葉県立衛生短期大学
出版者
千葉県立衛生短期大学
雑誌
千葉県立衛生短期大学紀要 = Bulletin of Chiba College of Health Science (ISSN:02885034)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.51-56, 2008

植物ステロール入りジアシルグリセロールとセルロースを含む高コレステロール食を5週齢SD系雄ラットに2週間投与したところ,以下の1~3の結果が得られた。1.血清総コレステロールおよび肝臓脂質濃度はHC食でN食より高値を示し,セルロースによる低下効果は認められなかった。2.後腹壁脂肪および睾丸周辺脂肪重量が,HC食役与でN食より低下傾向を示した。3.糞便量は,N食,HC食ともセルロース有で有意に高値を示した。これらから,ジアシルグリセロールの脂肪を抑える効果とセルロースの糞便増加など相乗効果が期待される。油脂とセルロース相乗効果が示唆され,内臓脂肪などの蓄積低下に役立つと考えられる。
著者
秋葉 征夫 松本 達郎
出版者
公益社団法人 日本畜産学会
雑誌
日本畜産学会報 (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.351-357, 1978-05-25 (Released:2008-03-10)
参考文献数
20

ヒナの脂肪吸収に対するセルロース給与の影響を,脂肪の出納より検討し,また131I標識trioleinを用いてその様相を観察した.14日齢の白色レグホーン種雄ヒナを用い,7%のタローを含む精製飼料を基礎飼料として,これにセルロースを4%および8%添加して14日間給与し,7日間の脂肪の出納をみた.セルロースの給与は飼料の消化管内通過速度を有意に早めたが,脂肪の吸収率に対しては全く影響しなかった.従って,前報で報告した,セルロース給与によってヒナの月刊蔵脂肪が減少する現象は,脂肪の吸収低下に基づくものではないことが明らかにされた.12時間絶食させた28日齢のヒナに131I-trioleinを含む飼料を給与し,その25,50,120および240分後に,血漿,肝臓,消化管内容,筋肉内の131Iを測定した.セルロース給与により各時間とも血漿中131Iはわずかに減少する傾向がみられ,120分,240分後の肝臓131Iは有意の減少を示した.

1 0 0 0 OA 春暉堂叢書

著者
清徐渭仁輯
出版者
徐氏寒木春華館刊
巻号頁・発行日
vol.第4册, 1869

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1906年03月27日, 1906-03-27

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1908年01月14日, 1908-01-14

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1906年03月03日, 1906-03-03

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1908年08月27日, 1908-08-27
著者
澤田 純平 吉野 正人 鈴木 康祐
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.861, pp.18-00023-18-00023, 2018 (Released:2018-05-25)
参考文献数
22

Dynamic behavior of binary water droplets approaching each other in cloud is simulated by the improved two-phase lattice Boltzmann method with the Continuum Surface Force (CSF) model. This method does not need to solve the pressure Poisson equation and enables us to calculate two-phase flows with high density ratio accurately and efficiently. In this study, we investigate the effects of the Reynolds number Re, the Weber number We, the impact parameter B (the relative distance between the centers of two droplets), and the droplet size ratio on the behavior of the binary droplets for liquid-gas density ratio of 800. We first simulate a stationary liquid droplet in a gas to confirm the validity of the present method. We next simulate off-center approach of two equal-size droplets and investigate the effects of the Reynolds number and the Weber number. It is seen that at low Weber numbers of We ~ O(10-2), there are two types of behavior during approach of two equal-size droplets, namely coalescence and deviation. In this Weber number region, it is found that they can deviate from each other at low Reynolds numbers of Re ≲ O(1) in spite of B ≤ 1.0, whereas collision and subsequent coalescence occur at higher Reynolds numbers of Re ≳ O(10). We finally simulate approach of two unequalsize droplets with various size ratios. It is found that the behavior of the droplets is different from that in the case of the equal-size droplets owing to asymmetric velocity field and droplet deformation. In addition, the smaller droplet tends to deviate from its original path more significantly than the larger droplet.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1914年04月02日, 1914-04-02
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1276, pp.40-46, 2005-01-24

右下の円グラフを見てほしい。設備投資や研究開発費、M&A(企業の合併・買収)など、2004〜05年度はキャッシュフローの範囲を超えても積極投資すべきか、という問いに対し、「そう思う」と回答した企業が42.9%に達し、「そう思わない」という33.5%を上回った。 景気悪化懸念がくすぶる中でも、キャッシュリッチ企業の4割以上が余裕資金を使って動き始める——。
著者
藤田 紀昭
出版者
日本スポーツ社会学会
雑誌
スポーツ社会学研究 (ISSN:09192751)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.70-83,128, 1997-03-20 (Released:2011-05-30)
参考文献数
25
被引用文献数
1

スポーツへの社会化過程に影響を及ぼす, マクロレベルの要因に注目した研究や, 社会化の要素の一つである, 社会化される者の個人的属性について深く掘り下げた研究は数少ない。本研究ではこの点に注目し, 身体に障害のあるスポーツ選手の個人史を使い, スポーツへの社会化過程, すなわち, 社会化される主体的個人と社会化のエージェントとの相互作用の過程を, コンテクスト, 制度, 文化といった枠組みの中で明らかにする。そのために, 車いすバスケットボール選手 (若田瞳さん, 仮名) からの聞き取り調査, 個人史の確認を目的とした, 関係者への聞き取り調査および, 関係文書・文献調査を行った。その結果, 次のようなことが示唆された。1. 重要な社会化のエージェントは時間経過とともに変化していること, また, 複数のエージェントが同じ時期に, 重層的に影響を及ぼしていた。2. 若田さんは社会化される個人であると同時に, 自らをスポーツへと社会化していく主体的個人でもある。3. 二分脊椎という先天的障害のあった若田さんにとって, 低年齢時のリハビリテーションは, その後のスポーツ活動に重大な影響を及ぼしていた。4. 統合された, 遊び, 運動, 教育 (体育) の場での相互作用過程は若田さんのスポーツ的社会化 (スポーツへの社会化および,スポーツを通しての社会化) に大きな影響を与えていた。5. スポーツへの社会化過程は文化, 制度, コンテクスト, エージェントと関連しあっていた。
著者
湯川 抗
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
研究 技術 計画 (ISSN:09147020)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.115-128, 2013
参考文献数
34

大企業といえども社内のR&Dだけで新たなイノベーションを生み出すのは困難になりつつある。ベンチャーは大企業にとって,新たなイノベーション創出のためには欠かせないパートナーであろう。本稿は我が国大手ICT企業によるICTベンチャーとの関係をCVC投資の観点から考察し,大手ICT企業が,どの程度ベンチャーと関わっているのかを定量的に明らかにする。具体的には,上場ICTベンチャー129社に関し,これらの企業が上場を果たす過程でどのような企業から投資を受けてきたのかを目論見書に基づいて構築されたデータベースから分析した。分析結果からは,理論的にはイノベーション活動のパートナーと考えられるICTベンチャーに対し,我が国大手ICT企業は積極的に関わってきたとはいえないことが示唆される。ICTベンチャーに対する投資額の半数以上は,ICTビジネスを自らの主要な事業領域としない企業によって行われたものであり,CVC投資を行っている企業の4割以上は,こうした企業のうちでも非上場の企業である。ICT企業のCVC投資のみをみると,大手ICT企業はそれなりの存在感を示しているものの,これは非常に積極的な少数の企業に牽引されていると捉えることができる。我が国大手ICT企業は,CVC投資に積極的なグローバル企業と比較すると,少なくとも我が国ICTベンチャーを積極的に活用しようとしているとはいいがたい。