著者
柳沢 幸江
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要. 家政系編 (ISSN:09160035)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.193-202, 2003-03-31

ゴールデンキウイはキウイ特有のプロテーゼ活性が極めて低いことから、従来のグリーンキウイと比較してのゼラチンゼリー形成を検討した。ゴールデンキウイの果実の食味特性は、従来のグリーンキウイと比べてpHと糖度には有意差はなかったものの、甘味と酸味のバランスがよくえぐみが少なかった。ゼリー形成では、グリーンキウイを用いた果汁ゼリーでは果汁濃度1.5%までしかゼリー形成しなかったのに対して、ゴールデンキウイでは、果汁濃度が50%でもゼリー形成が充分可能であり、ゼリー形成に対する作用は双方に約40倍の差が認められた。また、果肉ゼリーの場合でもゴールデンキウイを50%添加してもゼリー形成が可能であった。官能評価の結果、果汁・果肉ゼリーとも30%程度の添加が、テクスチャー・味の両面から好まれた。
著者
斎藤多喜夫著
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
2004

1 0 0 0 OA 寸楮集 2巻

著者
曲直瀬道三 [著]
巻号頁・発行日
vol.[2], 1500
著者
長谷 川均 鈴木 厚志
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
E-journal GEO (ISSN:18808107)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.164-169, 2018 (Released:2018-05-31)
参考文献数
10

日本地理学会は,GISと地域調査の2分野で4種類の資格の認定事業を管轄している.これらの資格制度は,地理学の社会的地位を高め地理学会が社会貢献をするために設置され,大学教育における地理学の発展を図ることを目的とした.制度の設立は,アウトリーチを意識したものではなかった.しかし,二つの資格制度は,有資格者のバックグラウンドが地理学であることが認知されることで,地理学会の存在を外に向かってアピールすることに貢献している.今後は,日本地理学会サマースクールの充実を図ることなど,地理学会が主導して専門的な視点からのアウトリーチを行うことが必要である.さらに,日本地理学会は,地理学におけるアウトリーチ,社会連携・社会貢献を活性化させるために,さまざまな方法を試みる必要がある.
著者
氷見山 幸夫
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
E-journal GEO (ISSN:18808107)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.158-163, 2018 (Released:2018-05-31)
参考文献数
21

1991年に旭川市で始められた「私たちの身のまわりの環境地図作品展」はこれまで,国内唯一の全国規模の地図展として発展してきた.その成果は環境教育,地理教育,地図教育,生涯学習など多岐にわたる.本稿では大学のアウトリーチ,すなわち社会貢献ないし社会との連携の観点から,北海道教育大学生涯学習教育研究センターがその発展に果した役割,およびこの地図展に関連した各種実践活動とそこで育まれた人々のつながりに焦点を当てた.その結果,この地図展が歩み来た道が,大学のアウトリーチを推進する上で有用な示唆に富み,それが学術的,教育的,社会的なさまざまな成果に結びついていることが再確認された.特に重要なのは,大学を中心とする環境,地図,教育に関わる小・中・高・大・官・民の連携が,学術–教育–社会の協働・協創を促進し,日本最大の地図展を発展させ,それが大学ないし学術のアウトリーチの一つのあり様を提示しているということである.
出版者
東光社
巻号頁・発行日
1900

1 0 0 0 OA 明日の醫術

著者
岡田茂吉 著
出版者
志保澤武
巻号頁・発行日
vol.第3篇, 1943

1 0 0 0 OA 佐州水替人足

巻号頁・発行日
vol.第5冊, 1000
著者
尾形 良子 今野 洋子
出版者
北翔大学
雑誌
北翔大学北方圏学術情報センター年報 = Bulletin of the Northern Regions Academic Information Center, Hokusho University (ISSN:21853096)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.101-108, 2009

本研究は北海道における特別養護老人ホームでの動物介在活動の実施状況や評価および未実施の施設の認識を把握することを目的とした。研究の結果明らかになったことは以下の点である。・道内の特別養護老人ホームの中で22施設において動物介在活動を実施している。・すべての実施施設で動物介在活動の効果があると回答されていた。
著者
仲宗根 雅臣 河野真治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.33, pp.55-62, 1998-05-07
参考文献数
3

マルチユーザゲームではリアルタイム性とネットワーク上の分散処理が同時に要求される。この性質の違う2つの要求をタプル通信を画面書き換えに同期した形で行なう同期型タプル通信を用いて実現する手法を提案する。本研究では、PlayStationのネットやろうぜシステムとUNIX BSD/OS上に同期型タプル通信を実装しネットワークゲームの枠組を作成した。いくつかのネットワークゲームを実装し、その通信時間について測定を行なった。Both real-time and distributed programming are required for multi-user game. Linda type tuple communication is extended with synchronus communication based on video refresh period, This synchronous tuple communication is implemented on "Net-Yarouze" PlayStation development system and BSD/OS as a framework for network game programming. We implement several network games and evaluate its communcation time.

1 0 0 0 OA 西洋妖怪伝説

著者
蘆谷重常 著
出版者
国民書院
巻号頁・発行日
1920
著者
大平 剛
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
no.48, pp.11-20, 2011-03-31

はじめに 遠藤周作の小説「黄色い人」は昭和三〇年一一月、雑誌『群像』に発表された。「白い人」と対になる作品で、「アデンまで」「白い人」とともに遠藤周作自ら出発期の代表作としてあげるものである。 この小説はこれまで、遠藤周作による日本人論的なもの、日本人の宗教心について書いたものとして読まれてきたことが多かった。たとえば武田秀美氏は「黄色い人」には「日本の仏教や神道に根ざした汎神論的神仏の世界と、西洋のキリスト教の唯一絶対神の世界との、精神風土と罪の意識の対比」「「黄色い人」である日本人のキリスト教の受容と、白い人である外国人神父の日本へのキリスト教の宣教と司牧」「背教司祭への神の救い」といったテーマが書かれていると評している1。遠藤周作がそのような問題意識を考えて書いていたということに異論はない。しかし、このようにテーマだけを取り出す読み方では「黄色い人」の動的な側面を見落としてしまう。それは遠藤周作の評論やエッセイの思考をなぞるといった作家論的作業から生まれてきた読みであって、小説を読む行為を通して得られる読みからは遠く離れてしまう。宗教をテーマとしている特殊性もあるため、このような作家論的読み方の重要性も理解しているが、本稿ではあくまで小説として「黄色い人」のはらむモチーフを考えてみたい。

1 0 0 0 OA 元治甲子紀聞

著者
高野, 武貞
出版者
巻号頁・発行日
vol.[1],
著者
中山 信行 川本 広行
出版者
The Japan Society of Mechanical Engineers
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.70, no.691, pp.804-811, 2004
被引用文献数
9

Formation of magnetic bead chains in a magnetic field was numerically simulated with the Distinct Element Method in order to apply for improvements of a magnetic brush development system in electrophotography. Simulated chain configurations, length and slant angle. and dynamic chain forming process were compared to the experimental results. The 2-D calculation could not simulate quantitatively well the chain configurations and the process, because the magnetic interaction between beads was under estimated due to the neglect of the interaction force between three-dimensionally distributed beads. On the other hand, 3-D calculation showed good agreement with experiments and it is concluded that 3-D calculation is indispensable for the quantitative evaluation. It was also confirmed that chain configurations were determined approximately to minimize its total potential energy given by the sum of magnetic energy and gravitational energy.
著者
永田青嵐著
出版者
實業之日本社
巻号頁・発行日
1930
著者
永田秀次郎著
出版者
敬文館
巻号頁・発行日
1920