著者
水科 篤郎 伊藤 竜象 片岡 邦夫 中嶋 義弘 福田 昭博
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学 (ISSN:03759253)
巻号頁・発行日
vol.35, no.10, pp.1116-1121,a1, 1971-10-05 (Released:2010-10-07)
参考文献数
6
被引用文献数
3 5

3次元的なテイラー渦運動に追従する微粒子の飛跡をストロボ光により互いに垂直な2方向から同時撮影する。1対のストロボ飛跡写真より渦の歪みおよびテイラー渦流の速度分布を解析できる。広い間隙幅に, 変動量に関する運動方程式とStuartのエネルギー式を適用し, テイラー渦流の速度 (基波) の理論解を得る。その結果, 実験と理論は基波のみが重要であるテイラー数範囲においてよく一致する。
著者
吉江 則彦
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.117, no.5, pp.285-286, 1997-04-20 (Released:2008-04-17)
参考文献数
1
著者
長谷川 陽一 高田 克彦 八木橋 勉 櫃間 岳 齋藤 智之
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.97, no.5, pp.261-265, 2015-10-01 (Released:2015-12-23)
参考文献数
21
被引用文献数
1 5

日本に固有の樹木であるアスナロ属ヒノキアスナロは伏条更新によるクローン繁殖を行うことが知られており, これまでにアイソザイムマーカーを用いたクローン構造の調査が行われている。しかし, 一般にアイソザイムマーカーの多型性は低いため, 正確なジェネットの識別は難しい。そこで本研究は,近年開発された多型性の高いEST-SSRマーカー 6 座を用いてマルチプレックス PCR を行い, ヒノキアスナロ天然林に分布する稚樹 359 本のクローン識別を試みた。その結果, EST-SSR マーカー を 3 座以上用いることで 45 ジェネットが識別された。また, 1 ジェネット当たりの幹数の最大値は 82 であり, 平均値は 8.0 であった。本研究の結果から, EST-SSR マーカー 6 座を 1 回のマルチプレックス PCR で増幅することで, ヒノキアスナロ天然林の稚樹のジェネットを簡便かつ正確に判別可能であることが示された。
著者
森本 吉春 藤垣 元治 柾谷 明大
出版者
一般社団法人 日本真空学会
雑誌
Journal of the Vacuum Society of Japan (ISSN:18822398)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.32-38, 2011 (Released:2011-03-11)
参考文献数
36
被引用文献数
1 10

Moire method is a useful method to measure deformation and strain distribution of structures. Moire fringe patterns are analyzed quantitatively and speedy by image processing using a computer. In this paper, the theory of moire method and sampling moire method is introduced. Since the sampling moire method is useful to analyze phases of a moire fringe and a grating from one image of a grating pattern, it is possible to analyze dynamic deformation accurately. Some applications of the sampling moire method to displacement measurement of a beam, and shape and strain measurement of a rubber structure are shown.

1 0 0 0 OA 市中取締類集

出版者
巻号頁・発行日
vol.[77] 名主取締之部,

1 0 0 0 中国仏教史

著者
鎌田茂雄著
出版者
東京大学出版会
巻号頁・発行日
1982
著者
鶴田 修 坂本 功 大橋 好光 平田 俊次 岡部 潤一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.72, no.613, pp.73-80, 2007-03-30 (Released:2017-02-25)
参考文献数
9
被引用文献数
5

In recent years, the research on the damage and response displacement performance of the building of a large earthquake, for example, the Hyogoken Nanbu earthquake, are widely proposed. On the other hand, a lot of researches on the damage evaluation of the high-rise building after the earthquake are reported. However, report of research of wooden houses are few, hoped for. To the radical of this background, this research proposes the index of the relevance of finish material damage and structure damage by the static-shear-loading test of wooden house bearing walls with finish material, and reports the verification result of the validity of the index by full-scales wooden house vibration tests.
著者
田中 美智子 楠田 (竹下) 真央 安部 浩太郎 長坂 猛
出版者
コ・メディカル形態機能学会
雑誌
形態・機能 (ISSN:13477145)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.67-75, 2009-03-20 (Released:2010-09-09)
参考文献数
20

鉄欠乏性貧血が成長にどのような影響をもたらすかを明らかにするために、ラットを用いて、2つの実験を行った。実験1では、303ppmの鉄含有のエサ (コントロール食) を6週間摂取したコントロール群、3.6ppmの低鉄条件のエサ (鉄欠乏食) を6週間摂取した鉄欠乏群、そして、この鉄欠乏群と同量のコントロール食を6週間摂取したPair-fed群の3群に無作為に分けた。実験2では、コントロール食を8週間摂取のコントロール (C) 群、鉄欠乏食を8週間摂取した鉄欠乏 (ID) 群と5週間は鉄欠乏食を摂取し、その後、3週間はコントロール食を摂取した鉄欠乏―コントロール (IDC) 群の3群に無作為に分けた。実験1ではコントロール群に比べ、鉄欠乏群及びPair-fed群の成長とエサ摂取量は有意に低下していた。しかしながら、コントロール群の体重増加分に対するエサ摂取量の割合は他群に比べると少なかった。鉄欠乏群の血漿レプチン濃度はpair-fed群に比べると有意に低下していた。実験2では、鉄欠乏で見られた成長の抑制、高脂血症及び貧血は、IDC群では認められなかった。C、ID、IDC群の血漿レプチン濃度 (ng/mL) は、それぞれ1.37±0.27、0.90±0.14、2.12±0.53であった。CとID群のレプチン濃度は腹腔内脂肪量と有意な正の相関が認められたが、鉄欠乏ではその関係は認められなかった。我々の結果は鉄欠乏により生じた成長抑制は鉄欠乏の栄養障害によるものだけでなく、体温調節に関係する熱産生が増加したことが関与している可能性を示唆する。また、鉄欠乏のラットはレプチン濃度が低下しており、腹腔内脂肪とレプチン濃度の関係は認められなかった。この関係の欠如は鉄欠乏状態で成長を維持するために必要な生体反応であると考えられる。
著者
安元 健
出版者
日本マイコトキシン学会
雑誌
マイコトキシン (ISSN:02851466)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.73-84, 2013-01-31 (Released:2013-04-25)
参考文献数
10

我が国ではほとんどの魚介毒の検出・定量にマウス毒性試験が用いられる.欧米では,動物愛護に加えて高特異性,高感度,高精度,迅速化を目指した代替法が追求され,実用性の検証が進められている.すでに EU は貝毒の検査を LC-MS と HPLC で実施することを決定した.シガテラ魚類中毒では我々が提案する LC-MS 法機器分析に加えて,レセプター結合試験や ELISA 等の開発が進んでいる.古くから知られていながら未解明な中毒として,横紋筋融解症を紹介する.発生地域はヨーロッパ,北米,南米,アジアにまたがり,原因生物も海水魚,淡水魚,ザリガニと多様である.我が国ではアオブダイ中毒が代表例である.
巻号頁・発行日
vol.第38冊, 1000

寺社奉行の取り扱った一事件を一冊ごとにその始末を記したもので、各冊の内容は別記のとおりである。34冊(現在45冊に分冊)。
著者
石田信平
出版者
労働政策研究・研修機構
雑誌
日本労働研究雑誌
巻号頁・発行日
vol.2012年(11月), no.628, 2012-11
著者
Tetsuya FUJITA Yoshio NAKASHIMA Mamoru TAKAMATSU
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
The Japanese Journal of Ergonomics (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.132-137, 2007-06-15 (Released:2010-03-15)
参考文献数
10

近年, 情報表示装置として液晶ディスプレイ (LCD) が普及し広く用いられているが, 高齢社会の到来を迎え, 視覚バリアフリーを目指した配色・画面設計の必要性が高まっている. 本研究では白内障視環境下における色覚特性を求めるために, 色覚閾値法 (低輝度領域) および明るさマッチング法 (中輝度領域) を用いて, 呈示した刺激光に対する被験者応答を, 白内障再現ゴーグルを装着した場合とそうでない場合について測定した.実験の結果, LCDにおける青色 (HSV色相240°) を中心とする色相領域は通常時でも視認性が比較的低く, 白内障視環境下ではさらに視認性の低下が見られた. この傾向は中輝度領域でより顕著であった. 換言すると, 比感度はHSV色相210°~270°の領域で低下するが, 青色光のCIE輝度を上方補正すること, もしくは, 青色光に対し赤色光または緑色光成分が等分以上含まれるHSV位相領域を使用することによって感度が改善されることが定量的に明らかになった.