著者
秋山 弘貴 宮下 芳明
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.22, pp.1-6, 2010-03-05
被引用文献数
1

本稿では,「光速に近い速度で動くオブジェクト」 における CG 表現について検討し,CG の代表的なレンダリング技法であるレイトレーシングのアルゴリズムを拡張し,光線追跡時に描画対象となる仮想世界の時間を逆向きに進行させることによって光の速度を鑑みた CG 描画ができるシステムを実装した.そして,このシステムで光速を実世界より遅く設定すると,オブジェクトの動きを誇張する映像効果 「Light Brake Effect」 が発現することを確認した.この特殊な世界では,高速に移動するオブジェクトに対して伸縮や遅延が起こり,その影にも影響が及ぼされるため,動きを誇張するエフェクトとして効果的であると考えられる.In this paper we discuss CG expression of objects moving close to the speed of light. We expanded a ray trace program with the light speed in mind, and developed a rendering system that turns back the clock during tracing calculation. When we slow down the parameter of the light speed in the system, we observed special effects in the rendered images; we called it Light Brake Effect. There fast moving objects and their shadows stretch and get delayed apparently, so we consider the effect as overdramatizing expression.
著者
清水 晴生
出版者
白鴎大学法学部
雑誌
白鴎法学 (ISSN:13488473)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.209-247, 2011-05
著者
山田 大翔
巻号頁・発行日
2016-03-24

Hokkaido University(北海道大学). 博士(医学)

1 0 0 0 OA 紅薔薇

著者
小林 愛雄[作詞]
出版者
ビクター
巻号頁・発行日
1929-04

1 0 0 0 OA 瀬音(一)

著者
宮城 道雄[作曲]
出版者
ビクター
巻号頁・発行日
0000
著者
関内 淳
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー
巻号頁・発行日
vol.13, no.7, pp.483-490,530, 1964

寒冷刺戟に過敏性を有する所謂寒冷アレルギー現象の発症に, 抗体素因が関与するとすれば, その抗体素因の形成に必要な抗原は何か, 化学物質の移入なく本症が寒冷によってのみ発症するから寒冷によって自己抗原が遊離され抗体素因が形成されるのではないかと考え, ウサギ自己血液を24時間0°〜5℃に冷却し, そのまゝもとのウサギに静注した.この操作を隔日に35回行い, その間10日毎に沈降反応, 抗原感作赤血球凝集反応, 補体結合反応, クームス試験, 寒冷凝集反応, アルチウス反応, PK反応, RAテスト等を行い, 37℃並びに0°〜5℃で判定し更に寒冷曝露試験を行った.又末梢血液像, 血清蛋白像, 諸種の肝機能検査並びに組織学的検索を行った.その結果冷却自己血液が抗原性を獲得した明らかな確証は得られず従って冷却自己血液の感作では寒冷に特異的な自己抗体素因は作り得ないものと考える.
著者
細谷 博
出版者
早稲田大学国文学会
雑誌
国文学研究 (ISSN:03898636)
巻号頁・発行日
vol.76, pp.83-93, 1982-03-05
著者
土居 清之 宮内 聡
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.32, no.33, pp.21-24, 2008-07-31
被引用文献数
1

番組制作のHD化が促進され,中継番組におけるFPU伝送のデジタル化も進んでいる.これまでのアナログ伝送の場合は,映像をそのままモニタで確認できたが,デジタル伝送では圧縮された信号を伝送するため,マイクロ中継ポイントで映像をモニタするには高価なデコーダを数多く必要とする等の問題があった.今回,複数のプログラムが多重されたTS信号をIP信号に変換する装置「多重TS-IP変換装置」を開発し,民生品の安価なIPTV用STB(セットトップボックス)を接続して映像をデコードすることで,マイクロ中継ポイントにおいても,安価に映像をモニタする事が可能となり,アナログ伝送同様の運用ができるようになった.
著者
市川 虎彦
出版者
松山大学
雑誌
松山大学論集 (ISSN:09163298)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.135-163, 2010-04-01
著者
伊藤痴遊 著
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
vol.その1, 1940
著者
山本 景子 嶋本 隆司
出版者
一般社団法人 日本臓器保存生物医学会
雑誌
Organ Biology (ISSN:13405152)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.49-59, 2014-01-10 (Released:2014-04-10)
参考文献数
34

It takes long time and huge cost to develop new drugs. However, average successrate from first-in human to registration in all therapeutic areas is approximately 11%. Notably,success rate in oncology area is 5% or less. Development of new drugs carries out under generalconsideration for clinical trials(ICH E8)and therapeutic guidelines. The treatment landscape ofoncology is rapidly changing. Antineoplastic drugs have been developed from non-specificcytotoxic drugs to specific molecular targeted agents sometimes with companion diagnostics. Theantineoplastic drug should be developed in each type of cancer and this article shows how to developantineoplastic drugs and current treatment landscape in lung cancer, colorectal cancer, and breastcancer as representative cancer types. In addition, development of immunotherapy is emerging inmalignant melanoma and probably beyond this indication.Recently, Ipilimumab (an antibody against cytotoxic T-lymphocyte-associated antigen 4[CTLA-4]) and Vemurafenib (BRAF kinase inhibitor) were approved by US Food and DrugAdministration(FDA). New treatment of immunotherapies incorporates in this article, including theanti-PD-1 antibody which can inhibit newly identified immune check point.

1 0 0 0 OA 遠野史叢

著者
伊能嘉矩 著
出版者
伊能嘉矩
巻号頁・発行日
vol.第2篇 (悪路王とは何ものぞ), 1922
著者
桑嶋 健一
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
研究 技術 計画 (ISSN:09147020)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.166-181, 1999
参考文献数
39
被引用文献数
1

本稿の目的は、医薬品産業における効果的な研究開発のパターン(研究開発の成功要因)とそれに影響を与えるマネジメント上の要因を明らかにすることである。医薬品産業は研究開発が極めて重視される産業であることから、これまでにも研究開発マネジメントをテーマとした研究は数多く行われてきている。しかしながら、その多くは企業レベルの分析であり、研究開発プロセスに法典を当てたものはほとんど見られない。 本稿では、日本における新薬開発の成功事例として、三共のメバロチンの事例を取り上げ、研究開発プロセスに焦点を当てた詳細な事例分析を行う。従来の医薬品産業の研究開発マネジメントに関する研究において、研究開発パフォーマンスに影響を与える要因として特に強調されていたのは、自動車をはじめとする組立型産業においてもその重要性が指摘されている「コミュニケーション」や「情報統合」といった能力であった。それに対して本稿では、他の産業の研究開発と比較した場合に、不確実性が高くその成功確率が極めて低いという特徴を持つ医薬品の研究開発(本稿ではこれを「多産多死型の研究開発」と呼んでいる)においては、研究開発の過程における「go or no-goの意思決定の能力」が極めて重要な組織能力であることが指摘される。
著者
高田 衛
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.37, no.8, pp.1-8, 1988-08-10

十八世紀、「江戸戯作」と称される文芸(小説)が成立していった過程で、科学者平賀源内の『根南志具佐』ほど、この文学ジャンルの性格と形成を決定づけた作品はなかった。だが、滑稽と笑いを喚起し、大きな虚構によって都市江戸の生態を活写し、江戸の文学の流れを変えたこの作品について、現在いまだにすぐれた作品論は存在していない。本論文では、『根南志具佐』の作品論へ向けて、その前段階として、大田南畝の『根南志具佐』批評を引用し、分析しつつ、この作品が<江戸>のスキャンダラスな悪場所(バッドシティホリゾン)つまり芝居町=男色者たちの世界の、実際の生態と深くかかおり、そのスキャンダラスな世界(ホリゾン)を逆手にとって、ちょうど遠目鏡で地獄をのぞくように、遠近法を充分に駆使して、コトバで「江戸」をカリカチュアにし、また滑稽なミニチュアにして、読者の前に提供した初めての作品であったことを、豊富なエピソード(悪場所の)を並記して、証明した。そして、「戯作」という文学ジャンルが、じつは文学ジャンルである前に、文学の新しい方法であり、地上的人間世間(シャバ)の全体性を、明快に相対的に描き出す「志」(こころざし)(自立し、他からの妨害を排除し、自由な精神の確立を目的とする作者のつよい意志)に根ざす、笑いを武器とした創造的な文学であることを証明した。従来の学問における固定的な「戯作」観念(余技的な遊び)は、改められなければならない。

1 0 0 0 OA 牧水全集

著者
若山牧水 著
出版者
改造社
巻号頁・発行日
vol.第一巻, 1930