著者
竹内 謙
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1536, pp.108-110, 2010-04-12

インターネット新聞「JanJan」を3月31日に休刊しました。創刊から7年余り。この間に掲載した記事は累計5万本に上ります。 スポンサー企業からの広告収入を頼りに、政治から暮らしまで、あらゆるジャンルの記事を無料で公開してきました。書き手は記者として登録した7900人のボランティア市民たちです。最近では、捕鯨問題や東京スカイツリー工事を巡る話。
著者
平田勉 著
出版者
民衆自治会
巻号頁・発行日
1936
著者
萩谷 昌己
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.1239-1239, 2016-11-15

2016年6月に情報処理教育委員長に就任した萩谷昌己より就任の挨拶を行う.情報処理教育委員会および情報処理教育委員長の任務について触れつつ,情報教育に対する今後の抱負について述べる.
著者
Nicolas Dorier 本間 善実
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.1192-1195, 2016-11-15

ブロックチェーンやイーサリウムがバズワードだが,サトシナカモトの発明となるビットコイン,つまり信頼できる第三者機関を必要としないピアーツーピア電子キャッシュシステムが依然として最重要応用事例であり,これの魅力,課題と解決方法をビットコインコア開発者の立場から語る.更にビットコインのコア開発者が,どのような分担とスコープで組織的にオープンソースプロジェクトに取り組んでいるかを記述する.
著者
日向 理彦 今井 崇也
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.1196-1199, 2016-11-15

ビットコインにおける新しい機能や標準的な規格を定め,その技術的な文書を共有する「ビットコイン改善提案(Bitcoin Imporvement Proposal; BIP)」と呼ばれる場がある.本稿では,このビットコイン版RFCとも言える文書からとりわけ重要度の高いものとして,ブロックチェーンのサイズ削減に貢献する「マークル化抽象構文木(BIP114)」および,ブロックデータのネットワーク伝播を効率化する「コンパクトブロックリレー(BIP152)」を紹介する.いずれもビットコイン・エコシステムが更なる大規模化を目指すにあたっては必須の存在であり,ビットコインを語る上では欠かせない技術だ.
著者
遠藤 数江 小川 純子 村上 寛子 小川 純子 オガワ ジュンコ Ogawa Junko 村上 寛子 ムラカミ ヒロコ Murakami Hiroko 荒木 暁子 アラキ アキコ Araki Akiko 中村 伸枝 ナカムラ ノブエ Nakamura Nobue
出版者
千葉大学看護学部
雑誌
千葉大学看護学部紀要 (ISSN:03877272)
巻号頁・発行日
no.26, pp.93-97, 2004-03
被引用文献数
1

大学生における食習慣に影響を与える要因を検討する目的で,現在の食生活,食習慣の変化,食に関する体験について,フォーカスグループによる振り返り調査を行った.対象者は18歳から21歳の文化系または,運動系のサークルに所属している大学生9人(男2人,女7人)であった.大学生の食習慣に影響を与える要因として,経済状況,調理器具などの料理をする環境,料理に費やす時間や手間,生活スタイルの変化,嗜好の変化,運動部に入ったことによる影響が抽出された.さらに,幼少時からの家庭環境も大学生の食習慣に影響を与える要因の一つであった.また,家庭や学校の授業での料理経験は,大学生になっても食の体験として記憶に残っていた.大学生の食習慣の形成には,経済状況,生活スタイルの変化,所属サークルなどの現在の生活状況からの要因と,これまでの食に関する体験が影響していることが示唆された.

1 0 0 0 OA 洲本市勢要覧

著者
洲本市 編
出版者
洲本市
巻号頁・発行日
vol.昭和18年版, 1943
著者
村松 郁栄
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.269-272, 2001-03-25 (Released:2010-03-11)
参考文献数
13
著者
加美町教育委員会編
出版者
加美町
巻号頁・発行日
2005
著者
高松 道生 柳沢 素子 町田 輝子 松島 松翠 飯島 秀人 中沢 あけみ 池田 せつ子 宮入 健三 矢島 伸樹 佐々木 敏
出版者
THE JAPANESE ASSOCIATION OF RURAL MEDICINE
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.595-602, 1999
被引用文献数
1

こんにゃくのコレステロール低下作用について検討し, その健康食品としての意義を明らかにする研究を行った。<BR>こんにゃくの成分であるグルコマンナンをチップ化して煎餅状に加工 (以下, マンナン煎餅) し, 総コレステロール200mg/dl以上の当院職員と正常範囲内の当院附属看護専門学校寄宿学生を対象に, 脂質代謝への影響を調査した。毎食後に煎餅を摂取し, 試験期間前後に脂質を中心とする血液検査を行ってマンナン煎餅の脂質代謝への影響を評価した。<BR>その結果, マンナン煎餅を摂取する事によって総コレステロール値の低下が認められ, 試験前総コレステロール値の高い群ほどその低下の度合いが大きかった。HDLコレステロールや中性脂肪への影響は認められなかった事から, マンナン煎餅はLDLコレステロールを特異的に低下させる作用を有するものと考えられた。血算や生化学などの検査値には変化を認めず, 腹満や下痢などの消化器症状が一部に観察されたものの, 重症なものではなかった。一方, 試験前後の体重に差はないものの試験期間中の総摂取エネルギーや脂質摂取は減少しており, マンナン煎餅を摂取することが食習慣に影響を与えた事が示唆される。以上から, こんにゃく (グルコマンナン) は直接・間接の作用でコレステロール, 特にLDLコレステロールを低下させ, マンナン煎餅が健康食品として意義を有するものと考えられた。
著者
土井 サチヨ 畠山 絹江 西村 美智代
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.15, no.9, pp.395-399, 1974

衣服設計においては身体寸法を基本として体型の3次元的な把握が必要であると考えた.第1報の18~22才 (ミス) に引き続き, 今回は25~65才 (ミセス) について, 計測値と体幹部形態との関連について追究し類型化を試みた.計測値において, 3年令群間に差がみられ, 胴部, 腹部, 腰部に特徴を示している.さらに, 20才との比較では顕著な差がみられる.<BR>横矢示数による形態区分は, 胸部はB・C, 胴部はC・B, 腹部・腰部はC・D・Bが多く, 高年令群になるに従ってDからAの方に移行している.<BR>個有値の4部位横矢示数の複合状態類別では, BCCC, BBCCが多く, CCDD, CCCC, CBCCの1頂に出現が少なくなり, 74組の組合せに出現がみられた.<BR>4部位の形態の差異が形態採取により確認することができた.

1 0 0 0 IR 老年の価値

著者
松田 幸子
出版者
上田女子短期大学
雑誌
上田女子短期大学紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
no.33, pp.95-104, 2010

ヘルマン・ヘッセの青春時代は、詩人になるか、さもなければ何ものにもなりたくないという彼の希望と周囲の人の無理解との闘いであった。第一次世界大戦中は、自分の反戦思想と社会との闘いであった。そのような時代を経て彼はようやくおだやかな老年を迎えることができたのである。それは人生の大事な事柄以外は、ユーモアの精神をもって生きることであるということであった。シモーヌ・ド・ボーヴォワールは生命力に満ちあふれ、人生を力強く生きた女性であったが、彼女に苦悩が現れはじめたのは、アルジェリア戦争(フランスの植民地であったアルジェリアは1962年に独立したが、そのために起こした戦争)の状況と、自分が老年になったという現実であった。彼女にとって老いは自然が与える不当な暴行のようなものであるが、人は他の人と関わりを持ち、社会的に生きることによって老年になっても生きる意味があると彼女は言うのである。ヘッセは個人的な老いの価値を考え、ボーヴォワールは人間の老いの問題を社会的に考えている。

1 0 0 0 IR 老年の価値

著者
松田 幸子
出版者
上田女子短期大学
雑誌
上田女子短期大学紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
no.33, pp.95-104, 2010

ヘルマン・ヘッセの青春時代は、詩人になるか、さもなければ何ものにもなりたくないという彼の希望と周囲の人の無理解との闘いであった。第一次世界大戦中は、自分の反戦思想と社会との闘いであった。そのような時代を経て彼はようやくおだやかな老年を迎えることができたのである。それは人生の大事な事柄以外は、ユーモアの精神をもって生きることであるということであった。シモーヌ・ド・ボーヴォワールは生命力に満ちあふれ、人生を力強く生きた女性であったが、彼女に苦悩が現れはじめたのは、アルジェリア戦争(フランスの植民地であったアルジェリアは1962年に独立したが、そのために起こした戦争)の状況と、自分が老年になったという現実であった。彼女にとって老いは自然が与える不当な暴行のようなものであるが、人は他の人と関わりを持ち、社会的に生きることによって老年になっても生きる意味があると彼女は言うのである。ヘッセは個人的な老いの価値を考え、ボーヴォワールは人間の老いの問題を社会的に考えている。
著者
池田 二三高
出版者
関東東山病害虫研究会
雑誌
関東東山病害虫研究会報 (ISSN:13471899)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.57, pp.97-99, 2010 (Released:2012-02-22)
参考文献数
3

ウスモンミドリカスミカメTaylorilygus apicalis (Fieber)の成虫は,キク科植物の筒状花と筒状花の間に1粒ずつ産卵する。稀にホウの内側にも産卵する。産卵対象となる花は,筒状花を有する小ギク以下の小さな花に限られ,園芸種や雑草でも同様である。特にセイタカアワダチソウ,ヨモギ,アチノギク類など筒状花の小さい花を好む傾向が強かった。
著者
ヨコタ村上 孝之
出版者
日本スラヴ・東欧学会
雑誌
Japanese Slavic and East European studies (ISSN:03891186)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.23-34, 2011-03-31

ロシアの帝国主義的拡張に深い関心を寄せていた日本社会は、露土戦争の行方も大きな興味を持って観察していた。クリミア戦争の情報はまず英国の言説を通じて主に日本に移入し、そのあと、ロシア文学におけるその記録がそれに代わった。レフ・トルストイのセヴァストポール物語もその系譜に入るが、トルストイは社会主義者、白樺派、大正ヒューマニストらに与えた影響が顕著なので、日本におけるそのイメージは、非戦主義の権化ということになっている。しかし、彼は一貫して戦争文学に関心を持ち、創作を続けたし、セヴァストポールものにおいては、反戦思想は必ずしも明確ではない。また、イギリス文学におけるクリミア戦争の表象と比較したとき、トルストイの顕著な特徴は、戦争を合理主義的な観念から徹底して切り離して考えるという思想であった。これは彼の後期の非戦主義の思想に接合していく。トルストイの平和主義は西欧のそれに刺激を与えたものの、多くの反戦主義者はトルストイ流のアプローチに違和感を表明したが、それは西欧の平和主義が、戦争の合理的・理性的コントロールということに発想の原点を置いていたからである。日本の反戦主義者たちは、むしろ、トルストイ流の反合理主義に基づく非戦思想に大きな感化を受けていた。クリミア戦争の表象においてすでに見られた、平和主義における二つの理念の違いは、トルストイの思想的展開、そして、その日本のおける明治後期から大正にかけての受容においても、そのまま受け継がれていくのである。