著者
竹中 龍範
出版者
日本英学史学会
雑誌
英学史研究 (ISSN:03869490)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.32, pp.13-23, 1999 (Released:2009-09-16)
参考文献数
13

Of the language schools founded during the Meiji Era in Kagawa Prefecture, Eika Gakko established in 1893 by Hanzo Okauchi, who learned English at Kokumin Eigaku-kai, was one of the most prosperous private schools. Those schools made a contribution to the development of secondary education in the prefecture before public secondary schools were established, and produced a large number of promising young men, among whom was Bukichi Miki. Okauchi closed the school after eight years, and, then, he studied his English in the United States. After teaching in Tokyo for several years, he moved to Talien and there he founded another language school, Dairen Gogakko (Talien Language School) in 1920.This paper sheds light on his contribution in Kagawa, investigating the history of his English language learning. His contribution through the establishment of and teaching at Dairen Gogakko is to be reported in another paper.
著者
吉村 貞司 Teiji Yoshimura
巻号頁・発行日
vol.22, pp.1-9, 1985-01-01 (Released:2016-08-02)
著者
中野 倫靖 後藤 真孝 平賀 譲
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 = IPSJ journal (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.227-236, 2007-01-15

本論文では,歌唱力を自動的に評価するシステム開発の第1 段階として,ポピュラー音楽における歌唱力の「うまい」「へた」を,楽譜情報を用いずに自動的に識別する手法を提案する.従来,訓練された歌唱者の歌唱音声に関する音響学的な考察は行われてきたが,それらの研究は歌唱力の自動評価に直接適用されたり,人間による評価と結び付けて検討されたりすることはなかった.本論文では,聴取者の歌唱力評価の安定性を聴取実験によって確認し,そこで得られた結果から歌唱音声に「うまい」「へた」をラベル付けして自動識別実験を行った.そのための特徴量として,歌唱者や曲に依存しない特徴であることを条件に,相対音高とビブラートの2 つを提案する.聴取実験では,22 人の聴取者を被験者とし,聴取者間の評価に相関があった組の割合は88.9%(p < .05)であった.また,600 フレーズのラベル付けされた歌唱音声に対して識別実験を行った結果,83.5%の識別率を得た.As a first step towards developing an automatic singing skill evaluation system, this paper presents a method of classifying singing skills (good/poor) that does not require score information of the sung melody. Previous research on singing evaluation has focused on analyzing the characteristics of singing voice, but were not directly applied to automatic evaluation or studied in comparison with the evaluation by human subjects. In order to achieve our goal, two preliminary experiments, verifying whether the subjective judgments of human subjects are stable, and automatic evaluation of performance by a 2-class classification (good/poor ), were conducted. The approach presented in the classification experiment uses pitch interval accuracy and vibrato as acoustic features which are independent from specific characteristics of the singer or melody. In the subjective experiment with 22 subjects, 88.9% of the correlation between the subjects' evaluations were significant at the 5% level. In the classification experiment with 600 song sequences, our method achieved a classification rate of 83.5%.
著者
渡邉 竜太 森部 絢嗣 矢野 航 佐藤 和彦 小萱 康徳 江尻 貞一
雑誌
岐阜歯科学会雑誌 = TheJournal of Gifu Dental Society (ISSN:03850072)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.137-140, 2014-11-20

2011年度朝日大学歯学部の解剖実習に用いた84歳女性解剖体において、左椎骨動脈が直接大動脈弓から起始する例を認めた。大動脈弓から起こる左椎骨動脈は大動脈弓の分枝の破格の一つで、その出現率は約5%と報告されている。大動脈弓の枝の由来と破格について、発生学的な考察を加えた。
著者
三間 晶生
出版者
鹿児島純心女子大学
雑誌
国際人間学部紀要 (ISSN:18801978)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.101-116, 2007-03-31

『国際言語文科研究』10(2004)の拙論で1998年度ベストセラーの分析に基づき義務の仮定法を調査したが、今回は50年遡った1948年度のベストセラーを使い、そこに見られる義務の仮定法を調べ、それに基づき50年の問にどのような変化が見られるか、比較を試みた。また、1948年度のアメリカのベストセラーリストに、イギリス人作家ウィンストン・チャーチルの作品も載っていることから、彼の作品も同時に使い、イギリスとアメリカの英語の義務の仮定法の比較対照もおこなった。
著者
長島 時子
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.231-241, 1985 (Released:2007-07-05)
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

キエビネ, カ•エルメリ及びトクサランの3種のランを供試し, 胚珠形成及び受精後の種子形成過程を組織学的に観察するとともに, 種子形成過程と種子発芽との関係を追究した.1. 子房の大きさは, いずれのランにおいても, 受粉すると急速に増加した. 子房の大きさは, キエビネ及びトクサランでは受粉後50日ごろに, カ•エルメリでは同60日ごろにそれぞれ一定値に達した.2. 種子及び胚の大きさは, いずれのランにおいても, 受精すると急速に増大した. 種子の大きさは, キエビネ及びトクサランでは受粉後80日ごろに, カ•エルメリでは同60日ごろにそれぞれ一定値に達した. 胚の大きさは, キエビネでは受粉後95~100日ごろに, カ•エルメリでは同65~70日ごろに, トクサランでは同87~90日ごろにそれぞれ一定値に達した.3. 胚珠形成は, キエビネでは受粉後43~45日ごろに, カ•エルメリでは同35~37日ごろに, トクサランでは同30~31日ごろにそれぞれ完了した. 重複受精は, キエビネでは受粉後48~50日ごろに, カ•エルメリでは同40~41日ごろに, トクサランでは同34~35日ごろにそれぞれ行われた. 胚のうは, キエビネ, カ•エルメリ及びトクサランのいずれにおいてもそれぞれ5~6個が観察された. 受粉から胚発生完了までに要する日数は, キエビネでは95~100日, カ•エルメリでは65~70日, トクサランでは87~90であった.4. 胚発生の様相はキエビネ, カ•エルメリ及びトクサランのいずれにおいても同様であった. すなわち, いずれにおいても4細胞期ではA2型であり, 4細胞期以降の胚発生過程はE型 (Liparis pulverulenta 型) に類似していた. また, いずれのランにおいても胚は主としてca細胞から形成された.5. 受精後の胚乳核は, キエビネ, カ•エルメリ及びトクサランのいずれにおいても3~5個が観察された.また, いずれにおいても胚柄の存在が観察された.6. 種子の発芽能力は, キエビネ及びトクサランでは8細胞期 (前者では受粉後70日ごろ, 後者では受粉後55日ごろ) 以降に, カ•エルメリでは前胚の4細胞期以前(受粉後45日ごろ) にそれぞれ認められた. なお, いずれにおいても胚発生完了前後において発芽率が最も高かった. 培地としては, MS培地及びKC培地に比較して, H培地が優れていた.
著者
Douglass F. Hoese 小比賀 康
出版者
日本魚類学会
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.282-288, 1988-12-15 (Released:2011-02-23)
参考文献数
7

日本からオーストラリアの西部太平洋熱帯域の撒地点から得られた, ハゼ科サンカクハゼ属魚類の1新種Fusigobius signipinnis (和名: ヒレフリサンカクハゼ) を記載した.本種は, 胸鰭条数, 体色, 大きく離れた左右の腹鰭及び背鰭の形態で他のサンカクハゼ属魚類と区別される.本種の雄は一般に雌より大きく, 性比は雌雄2: 1である.
著者
土田 雄一 川添 幹貴 尾高 正浩 川添 幹貴 カワゾエ ミキタカ KAWAZOE Mikitaka 尾高 正浩 オダカ マサヒロ ODAKA Masahiro
出版者
千葉大学教育学部
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要 (ISSN:13482084)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.213-224, 2015-03

市原市が実施している「中1ギャップ」の軽減と夢や希望をつなぐことを目指した小中連続道徳授業の成果と課題について,A中学校区(2小1中)の2年間にわたる実践を調査・省察した。6年時に書いた「中1の自分への手紙」を基にした小中連続型道徳授業は,先進性があり,児童生徒も教師も概ね評価が高い。改善した2年目の実践はより充実。汎用性もある。課題は小学校教員の負担増,連絡調整の時間確保,転入生への対応等である。

1 0 0 0 OA 甚吉記

著者
室生犀星 著
出版者
愛宕書房
巻号頁・発行日
1941
著者
金崎 肇
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.35, no.6, pp.251-262, 1962-06-01 (Released:2008-12-24)
参考文献数
3

北陸地方は古くから季節出稼ぎが盛に行われる所として知られてきた。富山県の売薬や石川・福井両県に見られる杜氏,或は富山・石川両県から北海道へ行くものなど極めて盛であつた.しかしこのような季節出稼ぎは戦後になつて大きく変化した。本研究は主として後者の解明に重点を置き,主に統計的に扱つたものである。

1 0 0 0 OA 青軒遺稿

著者
青軒安井顕比 [著]
出版者
岡田良顕
巻号頁・発行日
1926