著者
伊藤 英之 遠藤 千尋 山地 明子 阿部 素子 村瀬 哲磨 淺野 玄 坪田 敏男
出版者
日本野生動物医学会
雑誌
Japanese journal of zoo and wildlife medicine (ISSN:13426133)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.79-84, 2005-09

タカ目の多くの種は他の多くの鳥類と同様に外部形態から性判別をすることが困難である。この問題は, タカ目に関する生態学の研究を妨げ, 保存のための計画を作製することを困難にする。そのため, タカ目における性判別方法の開発が望まれていた。我々は, CHD1WとCHD1Zの遺伝子間のイントロンの長さの違いを利用する方法を用いて, 日本に生息する8種類のタカ目において, 性判別を試みた。今回用いた方法は, これまでに開発された他の性判別方法よりも容易で迅速に行うことができる。また, 今回調査したすべての種において性判別が可能であった。さらに, わずかなサンプルから抽出したDNAからでも性判別が可能であり, この方法が野生個体/集団の研究に適用することが可能であることが示唆された。結論として, この研究において用いた方法は, タカ目の性判別に非常に有用であり, 希少なタカ目の将来の保全に大きな価値があると考えられた。
著者
鳥取県 編
出版者
鳥取県内務部
巻号頁・発行日
1934
著者
Aki Keiiti Kaminuma Katsutada
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.243-259, 1963-06-30

1957年3月9日のアリューシャンの地震によるラブ波は,気象庁観測網のウィーヘルト地震計によりかなりよく記録された(第1図).気象庁の御好意によりお借りした記録のうち,25ヵ所の記録を解析して,日本におけるラブ波の位相速度を求めた.

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著者
東京市保健局公園課 編
出版者
東京市
巻号頁・発行日
1927
著者
湯浦 克彦 石川 博
出版者
静岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

高度IT人材の活躍、成長過程などと、その人材像の持つスキルの育成に関連する授業や課外活動の関係を、共通キャリアスキルフレームワークというIT分野の標準化知識体系に基づいて収納した知識ベースシステムを、ITpost(IT Professionals Guidepost)と名付けて開発した。情報系学生に公開し感想を回収したところ、過半数の学生から将来目標の設定や履修科目の選択に役立つという評価を得た。また、ITPostの将来的な普及に必要となる、対話型演習支援機能、行動特性評価方法および知識ベース構築技術に関して試作評価を行った。
著者
大東 祥孝
出版者
アークメディア
雑誌
臨床精神医学 (ISSN:0300032X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.10, pp.1449-1460, 2009-10
出版者
須原鉄二
巻号頁・発行日
vol.明治12年, 1886
著者
山本 貴道
出版者
浜松医科大学
巻号頁・発行日
2006-03-09

浜松医科大学学位論文 医博論第422号(平成18年3月9日)
著者
東京市電気研究所 編
出版者
東京市電気研究所
巻号頁・発行日
vol.第4巻 第1号, 1942
出版者
日本育種学会
雑誌
育種学雑誌 (ISSN:05363683)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.195-200, 1996-06

種苗法第12条4・第1項の規定に基づき登録された品種は農林水産省より告示・通達されている.新しく通達された品種について,種苗課の了解を得てその内容の一部を抜粋して紹介する.なお,農林水産省試験研究機関および指定試験で育成された農林登録品種については本誌上で若干くわしく紹介されているので,ここでは登録番号,作物名:品種名,育成地を記すに止める.記載の順序は登録番号・作物名:品種名,特性の概要,登録者(住所):育成者氏名とし,登録者の住所は公的機関については省略し,その他は各号の初めに現れる場合にのみ記載し,登録者と育成者が一致する場合は登録者のみを記載することとする.六号では平成7年3月9日(第4289号〜4348号)及び平成7年3月15日(第4349号〜4408号)に登録された品種を紹介する
著者
日比谷 紀之
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、深層海洋大循環モデルを構築する上で不可欠な情報でありながら、観測の困難さもあり、未解明なまま残されてきた海底地形の凹凸から上方に広がる乱流ホットスポットに注目し、その鉛直構造を理論的および観測的に調べた。特に、海底地形の凹凸から上方に伝播していく内部波と深海の平衡内部波場との非線形相互干渉に関するアイコナル・シミュレーションを通じて、超深海乱流強度が、海底地形の凹凸の卓越波数、海底地形の高さ、潮流の強さ、密度成層などの物理量とどのように関連しているのかを力学的に明らかにし、海底地形の凹凸上で実際に観測された乱流混合強度の鉛直分布を定性的に再現することができた。
著者
Ken-Ichi Furukawa
出版者
(公社)日本薬理学会
雑誌
Journal of Pharmacological Sciences (ISSN:13478613)
巻号頁・発行日
vol.124, no.2, pp.129-137, 2014-02-20 (Released:2014-02-19)
参考文献数
84
被引用文献数
1 12

Aortic valve calcification can aggravate aortic stenoses, and it is a significant cause of sudden cardiac death. The increasing number of patients with age-related calcification is a problem in developed nations. However, the only treatment option currently available is highly invasive cardiac valve replacement. Therefore, clarification of the etiology of calcification is urgently needed to develop drug therapies and prevention methods. Recent studies have revealed that calcification is not a simple sedimentation of a mineral through a physicochemical phenomenon; various factors dynamically contribute to the mechanism. Further, we are finally beginning to understand the cellular origins of calcification, which had been unclear for a long time. Based on these findings that help to clarify potential drug targets, we expect to establish drug therapies that reduce the stress on patients. In this paper, I introduce the latest findings on cells that are most likely to contribute to calcification and on calcification-related factors that may lead to the development of drug therapies.