著者
花村 肇 子安 和弘 朝倉 昭子
出版者
成長談話会
雑誌
成長 (ISSN:02877775)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.175-183, 2002-12
被引用文献数
1
著者
増田 泰三
出版者
県立広島大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2003

1.カキ生産の副産物であるカキ殻を石灰質肥料資材として用いると、葉菜類の生育や根の伸長促進が認められた。そこで、根の伸長領域を二つに分けた根箱を用い、一方を炭酸カルシウム(炭カル)で、他方をカキ殻で、pH5.79の土壌を中和し、中央にホウレンソウまたはコマツナの耐暑性品種を播種して栽培を行った。地上部生育はカキ殻施用で増大し、根はカキ殻側に多く伸長して炭カル側への分布はわずかであった。カキ殻には植物の必須栄養素が多種含まれ、特に微量必須栄養素のホウ素(B)が多く含まれている。栽培後土壌のBはカキ殻側で多く、植物体B吸収はカキ殻施用で増加した。そこで、炭カル側にカキ殻と等量のB添加を行ったところ、生育はさらに促進され、炭カル+B側にもカキ殻側と同等の根の分布が認められた。カキ殻のB栄養で根の伸長が促進され、他の必須栄養素吸収も増加し、生育が促進されたと考えられた。この効果は、ホウレンソウにおいて顕著であった。2.B栄養に対する高い生長利用効率を持つ葉菜類の応答反応機構について、反応性が顕著なホウレンソウを用い、生育培地へのBの添加や欠如を行って、現在、分析を進めている。今後は、根の伸長促進や停止での形態的な変化の特徴についても様々なレベルで調査し、タンパク質の発現や消失との関連を詳細に検討して行く。3.カキ殻等の数種石灰質資材を生育培地として、1/10,000aポットでホウレンソウを栽培した。カキ殻100%培地では、発芽も生育も良好で、土壌を各石灰質資材で中和して栽培した対照区とほぼ同等に生育し、根の伸長も良好であった。他の貝殻や石灰等の資材では、アルカリ過剰によると考えられる障害で発芽や生育は不良であった。石灰質資材の中で、なぜカキ殻だけが植物の生育が可能なのかは、現段階では不明である。今後、カキ殻に含まれるカルシウム等の成分の存在形態や溶出についての解明を行う。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.888, pp.32-34, 1997-04-28

日本とアジアの各工場の生産ラインを工程別に横割りで管理する。生産技術の融通を進めながら,拠点間の競争も促す。独自の体制は高シェア企業の強さを守る仕組みでもあった。平成8年(1996年)8月8日。ミネベアの荻野五郎社長は,中国・上海に完成した同社新工場のベアリング生産ラインの8番機の前にいた。午前8時8分。
著者
永井 豊
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.53, no.12, pp.1699-1707, 1999-12-20

コンピュータグラフィックスは, 映像制作において現在, 普通の技術として用いられているが, 技術の進歩の速い分野であり, 新しい技術が多く現れている.今回の海外文献特集は, 1999年8月8日から13日にロスアンゼルスで開催されたコンピュータグラフィックスに関する国際会議SIGGRAPH'99で発表された52編の論文から抜粋した5編を紹介する.VR関連の3編(音声に同期した顔全体のCGを生成するシステム, 仮想空間の移動インタフェースの比較, 仮想環境による視聴者参加生放送番組の試み)と3次元手書き描画インタフェース, 電子透かし技術である.
著者
平形精一編著
出版者
萱原書房
巻号頁・発行日
2011
著者
Tomoki NAKAMURA
出版者
Japan Association of Mineralogical Sciences
雑誌
Journal of Mineralogical and Petrological Sciences (ISSN:13456296)
巻号頁・発行日
vol.100, no.6, pp.260-272, 2005 (Released:2005-12-21)
参考文献数
61
被引用文献数
117 154

The presence of abundant phyllosilicates in many carbonaceous chondrites indicates a prevailing activity of low-temperature aqueous alteration in primitive asteroids. However, among the hydrous carbonaceous chondrites known, more than 20 samples show evidence of having been heated at elevated temperatures with corresponding phyllosilicate dehydration. The mineralogical features of dehydration suggest that the heating occurred in situ in meteorites, which demonstrates that there are some hydrated asteroids that have been heated at a certain period after aqueous alteration. Recent studies have uncovered details of heating and dehydration processes in hydrous carbonaceous chondrites: step-by-step changes in mineralogy, trace element chemistry, carbonaceous materials, and reflectance spectra have been clarified. Based on data from synchrotron X-ray diffraction analysis of the matrix, heated hydrous carbonaceous chondrites have been classified as Stages I-IV, with the temperature of heating increasing from I to IV. In spite of recent progress, heat sources are poorly defined, mainly due to a lack of chronological information on the timing of the heating, and therefore more data are needed to fully clarify the thermal metamorphism of hydrous carbonaceous chondrites.
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.367, pp.38-41, 2006-03

JR千葉駅から列車で約1時間の人口9万4000人の町、千葉県茂原市に破竹の勢いで伸びる串焼き店チェーンがある。その名は「串屋横丁」。2003年4月に1号店を出店後、3年も経たない2006年2月現在で11店(FC4店を含む)を展開。3月末までに、さらに4店舗を出店する。 メニューは、1本105円の豚や鶏の串焼き。アイテム数は約80。新規出店時も含め販促や広告宣伝は一切行わない。

1 0 0 0 風景の終り

著者
清水 真木
出版者
岩波書店
雑誌
思想 (ISSN:03862755)
巻号頁・発行日
no.1030, pp.67-87, 2010-02
著者
岩田 倫明 中沢 一雄 白石 公
出版者
独立行政法人国立循環器病研究センター
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では,非言語的な情報の保存,共有,理解法として医師の描くシェーマに着目し,先天性心疾患を対象として,視覚情報(シェーマ)と文字情報(診療情報)とが結合するデータベース構築に必要な技術を,Scalable Vector Graphics(SVG)で記述されたベクトルシェーマを用いて開発し,先天性心疾患患者の様々な情報を統合的に扱うことができることを小児循環器専門医の協力のもと,調査・検証した.ベクトルシェーマを介したデータ連携によって,先天性心疾患患者のシェーマ及び疾患名が整理保存され,データベース化できる可能性が示唆され,開発・試作したシステムが有用であることが示されたと考える.