著者
小山 健一 山口 洋典
出版者
同志社大学
雑誌
同志社政策科学研究 (ISSN:18808336)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.17-32, 2010-09

論説(Article)本論文は、民間の劇団による公的事業の展開に着目し、フィールドワークを通じて、文化芸術分野からの地域活性化の方策を取りまとめたものである。特に、第一筆者が自治体からの交付金を得ておこなった演劇公演の運営を経て感じてきた、創造集団における「作家性・芸術性」とアートマネージャーによる「戦略」とのあいだで生じた衝突・軋轢の中から、いくつかの検討を重ねた。実践に対しては、文化政策やアートマネジメントの観点から論考がなされた。そして、(1)公立文化施設での非文化芸術分野の活動への公的資金充当で市民芸術家は育成されるか、(2)アートマネージャーと創造集団の代表者とのあいだにはどのような確執があるかについて接近している。これらを通じて、公による文化施設の活用、すなわち「アウトリーチ」の視点に加えて、民による公への「インリーチ」の観点が重要であることを明らかにした。そして、アウトリーチとインリーチが断続的に展開されること、すなわち反復的交替するとき、公民協働のダイナミックスが導かれることを示し、その状態を担保するために民に求められる視点をまとめた。This fieldwork argues about the difficulty of the community revitalization through a private theatrical company with local government. The difficulty is featured of the gap between artisticity and strategy in the 1st author's practice. From reviewing some references especially in arts management and cultural policy studies, two critical points became clear. (1)How can public fund develop a citizens' art movement in cultural facilities. (2)What kind of discords are generated between Arts manager and representative. mutually as feed-forwarding to create the better future. Finally, this paper proposed the importance of private inreach activity for public outreach program. Furthermore, we had pointed it out about the necessity of repetitive change in project independence which is started from a citizen's action to keep the dynamics on inreach and outreach.
著者
北原 格 大田 友一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.633, pp.23-30, 2001-02-15
被引用文献数
18

近年のコンピュータの処理能力やビデオ機器の発達にともない, 多視点カメラによって撮影された映像データを融合し, そのデータを元に自由視点からの見え方を提示する研究が盛んに行われている.本稿では, 「観察者への提示を前提とする」という最近のCV研究の流れに沿って3次元モデル生成手法を再考し, 自由視点に対して適応的に配置された平面上の2次元形状の集合によって3次元形状を表現する手法を提案する.向き, 分解能, 間隔を調整することで, 自由視点に対して適応的に平面を配置する手法と, 配置した平面に対する自由視点の移動許容範囲について述べる.提案する3次元モデルによる3次元形状復元、及び自由視点映像生成の手法について説明し, 最後にCGモデラーを用いた定量的な検証実験により, 平面を適応的に配置する手法の有効性を確認した.
著者
小森純著
出版者
講談社
巻号頁・発行日
2010

1 0 0 0 OA 北斎漫画

著者
葛飾北斎 画
出版者
片野東四郎
巻号頁・発行日
vol.13編, 1878
著者
小田島 亙
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.44, no.7, pp.362-367, 1994-07-01

北米の図書館では,この4年間に従来の約30%の予算が削減されてきたという制約から,特に学術図書では資料購入費の約60%を占める雑誌の購読件数を減らさざるを得ない状況になっている。一方,エンド・ユーザーからの増え続ける論文要求に,従来のサービスを低下させずに対応して行く手段を考えなければならず,ドキュメント・デリバリーが注目を集めている。従来型のドキュメント・デリバリーとは異なる革新的な雑誌論文索引データベースと結びついたドキュメントの配信サービスであるUnCoverについて,米国に於ける状況と日本での利用方法を紹介する。
著者
上田 至宏 樫葉 均 石井 昌明 柳田 利雄 喜多村 祐里 佐伯 吉捷
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.269-275, 2000-03-01

オルゴールの音色には可聴域以外の高周波が含まれ、かつオルゴール特有のリズムとも相俟って心が安まると指摘する人があり、この効果を癒しとして利用しようとする音楽療法の一種にオルゴール療法がある。そこでオルゴール音の脳波、光トポグラム等への影響を検討した。一般に健常人の安静閉眼時の脳波は後頭部を中心にα波成分が優位になるが、リラクゼーションが得られると、α波パワーの増大と徐波化がみられる。しかし、今回のオルゴール音を使用したリラクゼーション時の結果では、αパワーの増大と徐波化もみられたが、他の周波数帯域(特にβ帯域)のパワーも増大した。今回、脳梗塞後に末梢の感覚障害等を有する患者に、オルゴール療法を行っている時の脳波を測定する機会があり、その患者では特にβ帯域のパワーの増大傾向が顕著に表れた。オルゴール音は、皮膚の活動を賦活する働きがあるだけではなく、高周波による影響が骨伝導を通して深部の脳波活動にも影響をあたえているようであった。