著者
中沢 新一
出版者
講談社
雑誌
群像
巻号頁・発行日
vol.63, no.10, pp.104-124, 2008-10
著者
高島 平蔵
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稲田法学 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.3-25, 1973-11-01
著者
水口 充 ジョージ ボーデン 柏木 宏一 増井 俊之
出版者
一般社団法人日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.267-276, 1997-05-15
被引用文献数
2

情報検索に対して多数の可視化手法が提案されているが,それらのほとんどは単一の手法によるものであり,名前の一部分といった曖昧な知識からの検索には効率的とは言えない. 一方,人間は日常的には曖昧な手がかりから物を探していることが多い.例えば図書館で本を探すには,目的の本が含まれる分類の書架にある本を見て本の題名や色や大きさなどの様々な手がかりから探している.また,本棚で著者や題名を見て索引力一ドを調べることにより関連する情報を得ることもできる. このような現実世界での検索の方法を可能にするために,情報の可視化,キーワード検索,分類検索を,なめらかにズーミングするインタフェースで統一し,曖昧な知識から情報の検索範囲を絞り込んでいくことのできる複数のビューによる情報検索システムを構築した.ユーザは,それぞれのビューで検索範囲を変えていくことで,思い通りに情報空間を探索することができる.
著者
岩本 誠一 木村 寛
出版者
九州大学経済学会
雑誌
経済学研究 (ISSN:0022975X)
巻号頁・発行日
vol.76, no.4, pp.1-19, 2009-12

映画「ダ・ヴィンチ・コード」では8つの数字からなる暗証番号【ダ・ヴィンチ・コード】が中心的な役割を果たしていた。本論文ではこの暗証番号のもう一つの片割れを双対最適化理論の枠組みの中で紹介する。主要な成果は3つである。(1)主問題と双対問題の最適解の間に美しい関係―交互フィボナッチ相補双対性―が成り立つことを示している。(2)最適化の一階条件として新たに交互フィボナッチ条件を導出して、この条件に基づく分割法によって簡単に最適解を求めることができることを示している。すなわち、交互フィボナッチ分割法を提案している。(3)さらに、直接的な方法によって主問題から双対問題を導いている。
著者
蕪木 寿江
出版者
日本幼稚園協会
雑誌
幼児の教育
巻号頁・発行日
vol.83, no.10, pp.36-38, 1984-10-01
著者
西村 佐彩子
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.183-194, 2007-01-31
被引用文献数
5

曖昧さに対する態度は,これまで曖昧性耐性の低さという,否定的態度を中心とした一次元的な観点から論じられてきた。本研究は,曖昧さへの態度を多側面から測定する尺度の作成を行い,適応との関連を検討した。研究1では,曖昧さへの態度尺度の因子分析を行った結果,曖昧さへの態度は,肯定的態度と否定的態度を含んだ,複数の側面(曖昧さの"享受","不安","受容","統制","排除")から構成されることが示唆された。研究2では,曖昧さへの態度と適応の関連を検討するため,適応の指標として,強迫傾向,抑うつ傾向,愛着スタイルを取り上げた。その結果,強迫傾向,抑うつ傾向,愛着スタイルの不安定型はそれぞれ曖昧さへの否定的態度との関連がみられたが,愛着スタイルの安定型は曖昧さへの肯定的態度との関連がみられた。曖昧さへの態度の各側面によって,適応との関連の仕方が異なることが示された。
著者
加藤 悠希
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.73, no.631, pp.1961-1967, 2008-09-30

Focusing on the writings by Matsuoka Yukiyoshi, author of Gosho-Nikki(Matsuoka's memo) and Buke-Teitaku-ko(On the residence of samurais), in which the medieval residences of the court nobles and of the samurais were described respectively, this paper examines the sources and the influences of knowledge on the ancient and medieval residences obtained by the early modem scholars on ancient Japanese customs(Yu-soku-ko-jitsu). Through the analysis of the texts above and other documents, it became clear that Matsuoka's knowledge on these subjects had been obtained not only from ancient documents or visual materials, but also by visits to the existing buildings, to the Palace and the houses of nobles for example, or through communications with court nobles and officials in Kyoto as well. The contributions of Matsuoka's knowledge is also discussed in various contexts, such as the annotation projects of ancient literatures as Genji-Monogatari, or compiling projects directed by Edo-Bakufu, both involved Matsuoka himself.
著者
湯浅 美千代 小川 妙子 石塚 敦子 内村 順子 本田 淳子 武井 テル
出版者
順天堂大学
雑誌
医療看護研究 (ISSN:13498630)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.50-57, 2007-03

本研究は,入院期間の短縮化が図られている高齢者専門病院の認知症専門病棟での入院長期化の要因と退院支援の内容を看護師の視点から明らかにすることである。老人性認知症疾患治療病棟2病棟及び身体合併症対応精神科病棟1病棟の師長,主任,リーダー業務を行うスタッフ計9名を3名3グループとしたグループインタビューを実施し,質的に分析した。インタビュー対象者が認識していた入院長期化の要因は,【治療に伴う退院目標の遷延】【退院先探索・決定,待機のための時間消費】【家族の退院受容困難】【入院を長期化させないアプローチの未整備】という4つのカテゴリーにまとめられた。また,インタビュー対象者からあげられた退院支援の内容は,【退院できる状態にむけての患者のケアと治療の調整】【退院を促進するための他職種との連携】【チームでのアプローチ】【家族との連携を通した退院準備】【看護職間の連携と教育】【退院を念頭にした調整】【家族のパワーを保つ支援】という7つのカテゴリーにまとめられた。今後の退院支援の課題として,患者自身へのアブローチの充実,家族に生じうる心情を予測した入院・治療計画,退院後の治療継続のシステム,認知症高齢者への治療選択を検討するシステムがあげられた。
著者
穐原 雅人
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
建築雑誌 (ISSN:00038555)
巻号頁・発行日
vol.123, no.1578, 2008-07-20

私は、1968年秋に中国人教員夫婦の長男として北京で生まれた。幼い頃は市内の母親の実家である、北京の歴史的街路「胡同(ふーとん)」、またそこにある中庭型住宅=「四合院(しごういん)」で過ごした。博士論文では、北京の胡同・四合院を研究対象とした。ここでは、60年代末から現在に至る約40年間の胡同の変化をふりかえってみたい。