著者
吉田 葵 伊藤 一成 阿部 和広
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2016-CE-134, no.12, pp.1-10, 2016-02-27

青山学院大学では,2015 年前期 (4 月から 8 月) に,社会情報学部 1 年次必修科目として 「社会情報体験演習」 を開講した.この授業科目の目的は,構築主義を背景としたフィジカル・コンピューティングを通して,プログラミングの知識や技術を身に付けるだけでなく,主体的に学ぶ姿勢を身につけることである.授業では 「(教師は) 教えない」 を合言葉とし主体的に学ぶことを促した.また,学生の興味を惹き,アイデアを引き出せるよう,センサーボードをはじめとした様々なアイテムを提示し,自らのアイデアを形にするという体験を提供した.本稿では,授業設計について報告するとともに,履修学生に対するアンケート結果及び成果物から,技術の習得及び学ぶことに対する意識の変容について考察する.
著者
青木 茂男 Sigeo Aoki
出版者
茨城キリスト教大学
雑誌
茨城キリスト教大学紀要 II,社会・自然科学 = Journal of Ibaraki Christian University (ISSN:13426370)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.171-189, 2014

The DCF is the primary valuation method applied for the tender offers, followed by the relative valuation method. Rarely used are replacement value method, relative trading method,DDM, and discounted earnings method. The DDM is applied only for financial institutions. The results of the valuation are shown by a monetary value within a certain range, and multiple results are shown instead of one that is a result of integrating various results. It differs from the judicial precedents that indicate an exact monetary amount by integrating several valuation results. The residual income model (RIM), considered crucial in finance theory, is not applied to the tender offers. The tender offer price often exceeds the upper limit of the range indicated by the relative valuation method or stock market price method, on the other hand, 90% of the amount ranges of the DCF are within the tender offer price. Influencing factors that enlarge the amount range for the DCF include discount rate and terminal values, among others. This enlarged range leads to decreased reliability of the valuation method

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著者
村上 之伸 ムラカミ ユキノブ
雑誌
創立五十周年記念論文集
巻号頁・発行日
vol.1, pp.685-698, 2016-03
著者
宇田川 真智子 松本 秀彦
出版者
作新学院大学
雑誌
作大論集 = Sakushin Gakuin University Bulletin (ISSN:21857415)
巻号頁・発行日
no.2, pp.249-260, 2012-03-15

要 約通常学級に在籍するLD傾向のある児童に対し算数文章題の指導を行い、その躓きを分析した。分析には、算数の解決過程を認知モデルに沿って分析し開発されたCOMPASSを使用した。それに基づき、指導教材には、文章概念化を援助するために、筋道を立てて考えるための「手順書」と、類似問題への転移を促すアプローチである文章を概念化し立式につなげる「言葉式」を採用した。また、文中の表現と用いる演算の対応を示した「演算子表」を自作して使用した。それにより、メタ認知のモニタリング効果と文章概念化から数式化に至る解決過程において問題スキーマの促進が見られた。
著者
野村 孔命 髙島 康裕 中村 祐一
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB) (ISSN:2188868X)
巻号頁・発行日
vol.2016-EMB-40, no.33, pp.1-6, 2016-03-17

本稿では,タスクの実行時間と Processing Element(PE) の消費電力がばらつくシステムにおいてのスケジューリング手法を提案する.近年,実行時間と消費電力のばらつきを考慮したタスクの割り当てとスケジューリング (TAS) は,マルチプロセッサシステムが正しく動作するために必要である.従来手法では,TAS を行った後,実行時間と電力の歩留まりを評価していた.しかし,この方法では目標となる歩留まりを得るまでに,何度も TAS を実行しなければならず,設計時間が膨大になってしまう.そこで,本稿では,両ばらつきが正規分布に従うという仮定に基づいて,まず,電力制約をある確率で満たす PE の組み合わせを計算し,その組み合わせだけを利用した上で実行時間最小となる Power and Execution Variation-Aware Scheduling(PEVaS) を提案する.実験により,従来手法と比較し,性能が向上していることを確認した.
著者
淵 一博 訳
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, 1961-02-25