著者
藤田 博
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.25, no.8, 1984-08-15
著者
山田 眞知子
出版者
北翔大学
雑誌
北方圏生活福祉研究所年報 = Bulletin of Northern Regions Research Center for Human Service Studies (ISSN:1342761X)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.39-46, 2006

日本の自殺者数は8年連続で3万人を超えている。自殺防止事業はこれまで殆ど民間任せであったが,政府も2006年にようやく自殺対策基本法を制定し自殺防止に取り組む姿勢を見せ,すでに取り組みを開始した自治体もある。フィンランドは1980年代後半ハンガリーに次いで自殺率が高かったが,1987年に国の主導で自殺予防プロジェクトを立ち上げ,自治体が中心に実施し,10年かけて自殺を減少させた。本稿では,日本ではまた知られていないフィンランドの自殺予防プロジェクトの内容,実施方法と成果を国と自治体の連携のあり方を中心に検討し,これからの日本の自殺対策の施策を模索する上で何を学ぶことができるか考えていく。
著者
森栗 茂一
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.67, pp.245-265, 1996-03-29

東北の河原町の特色一般に、日本のマチ場は河原や坂に位置するという。ここでは、東北のさまざまな城下町の河原に位置する町について検討した。日本の川は、勾配が急なため、また局地的な降水のため、広い河原が存在する。近世の都市においては、これを河川改修することで、城下町を建設してきた歴史がある。そうした河原町には、次の三つの歴史展開のケースがある。 ① 下級武士の住宅地としての歴史をたどったもの。現在も住宅地。 ② 城下町の武士の町と町人の町の境界の川にそった所にあり、現在も盛り場になっている。 ③ 城下町から出た街道が、城下町の端の川を渡頭のターミナルとして展開したもの。現在でも、職人町・在郷商人町となっている。弘前、盛岡、会津若松、仙台など、ある程度以上の規模の城下町では、こうした、町外れの河原の町が存在していた。なかでも、仙台の河原町周辺は、飢饉のときの餓死者を処理し、供養する場であった。また、被差別の人々、流浪芸人・障害者が集まっていた。河原である限り、差別された「河原者」と関わる歴史がある。仙台では、その差別をストレートに記述している資料があることに問題を感じる。一方で、仙台ではそうした差別の歴史を隠したり排除するのではなく、彼らの存在も、地域の特色の一つとして肯定的に受け止める姿勢がある。これは、差別の現実が眼前にあり、かつそうした差別記述を隠そうとする西日本の伝承の状況と異なっている。
著者
土屋 知子
出版者
大手前大学
巻号頁・発行日
2012-03-17

2011年度
著者
シブタニ タモツ 後藤 将之
出版者
成城大学文芸学部
雑誌
成城文藝 = The Seijo Bungei : the Seijo University Arts and Literature Quarterly (ISSN:02865718)
巻号頁・発行日
no.250, pp.55-34, 2019-12-27

本論は、Tamotsu Shibutani, "Reference Groups and Social Control," in Arnold M. Rose (Ed.), Human Behavior and Social Processes: An Interactionist Approach, Houghton Mifflin and Routledge, 1962, pp.128-146. の全訳 (翻訳: 後藤将之) である。
著者
川田 耕
雑誌
人間文化研究
巻号頁・発行日
vol.37, pp.178-149, 2016-12-10