著者
中牟田 智朗
出版者
近畿大学産業理工学部
雑誌
かやのもり:近畿大学産業理工学部研究報告 = Reports of Faculty of Humanity-Oriented Science and Engineering, Kindai University (ISSN:13495801)
巻号頁・発行日
no.27, pp.12-18, 2017-12-15

The corporation profit tax doesn’t tax the religious corporation as a principle. It’s when profit business was managed, that the religious corporation taxes. There are various views about this profit business. I’d like to understand what profit business is by seeing a precedent. It’s easiest to understand that profit business checks the precedent. When understanding profit business, the problem of religious corporation taxation can be settled. This paper treats a religious corporation, but the corporation profit tax is analyzed in the center. It’s expected that a religious corporation is able to understand.
著者
佐藤 美弥子 丸山 裕輝
出版者
電気通信大学
雑誌
電気通信大学紀要 (ISSN:09150935)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1-2, pp.167-181, 2009-01-15

In preparing presentations in English, graduate students must concern themselves first with the logic behind their arguments and then with their English. Without good logic, ones argument will be neither understood nor accepted. We shall discuss ways in which we make a presentation in English logical and thereby understandable. This paper presents a case study to illustrate how a UEC graduate student struggled to prepare a presentation in English.
著者
河内山 真理 有本 純
出版者
関西国際大学教育総合研究所
雑誌
教育総合研究叢書 = Studies on education (ISSN:18829937)
巻号頁・発行日
no.10, pp.131-140, 2017-03-31

本研究は、中学校用の教科書ガイドにおいて、どのような発音表記が用いられているかを明らかにすることを目的としている。1 年次用の教科書ガイドのすべてがカタカナによる表記を用いており、またこの表記法は出版社によって差異があった。同様に中学生を主たる対象にした初級英和辞典でも多くが異なったカナ表記を用いているため、ガイドと辞典の出版社が異なると、学習者が混乱する可能性が非常に高いという問題点が浮かび上がった。辞典も併用するなどの熱心な学習者ほど混乱する可能性があり、主として自宅学習に用いられる教材としては、厄介な問題を抱えていると言える。また、学校での指導者たる教員は、こうした学習参考書の現状を補う発音指導を行うことが必要になるだろう。辞典の出版社が共通認識を持つことも必要と考えられる。カナ表記そのものが教科書では用いられておらず、継続性がないという事実が、学習上の大きな問題であり、その点からも発音記号を指導しておくことが必要と考えられる。
著者
後藤 勇太 木山 真人 芦原 評
雑誌
夏のプログラミング・シンポジウム2011報告集
巻号頁・発行日
pp.49-55, 2012-01-06

構文解析法でPackrat Parsingという手法がある.Packrat Parsingは,再帰下降構文解析にメモ化を組み合わせた手法であり,バックトラックや無限先読みを用いた解析において,線形時間で解析可能である.しかし,左再帰を含む文法は解析不可能である.そこで,従来は左再帰を含む文法を解析する際,左再帰部分を等価な右再帰に変換し,解析を行っていた.だが文法の変換を行うと構文木の構造が変化してしまう.また,特定の左再帰は変換できない.たとえば,閉路が存在する文法である.よって,この手法では解析できない文法がある.Alessandro Warthらは,左再帰を含む文法を,右再帰への変換無しに解析を可能にした.しかし,Alessandroらの手法では,同一の入力位置で左再帰が複数発生する文法において,特定の入力の解析に失敗する.そこで本研究では,左再帰を含む文法を右再帰への変換無しに解析でき,かつ従来手法の問題点に対応するPackrat Parserを提案・実装し,評価を行った.
著者
竹内 真澄
出版者
桃山学院大学
雑誌
桃山学院大学社会学論集 = ST.ANDREW'S UNIVERSITY SOCIOLOGICAL REVIEW (ISSN:02876647)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.87-117, 2016-02-25

「経済成長」の歴史的起源Historical Origin of `Economic Growth'竹内,真澄TAKEUCHI,Masumiキ-ワ-ド:経済成長,スペンサ-,社会成長,社会有機体,競争的個人主義Keywords : economic growth, Herbert Spencer, social growth,social organic body, competitive individualismThe concept of `Economic Growth' of modern economics was made in around 1950s. But we can trace it back to the concept `Social Growth' in Herbert Spencer. He used it in the first volume of `Principles of Sociology' at 1876. `Social growth' means the process of evolving societies in which massive population compound or recompound from hords to relatively bigger societies. He thought a society as an organism. Therefore he thought an analogy between society and organic body like plant and animal. The idea `growth' comes from the analogy. I analyze the two influencial lines in economic theories. One is the process from Spencer, thorough Carl Menger and Friedrich von Wieser, to Friedrich Hayek and Milton Friedman. Another is the process of evolutionistic philosophy given by Spencer who directly visited U. S. A. in the end of 19 th century. It seems that even W. W. Rostow accepted the evolutionistic view about national economy from American context after Spencer's visit. We can understand economists in these two lines share an idea that market is an organic body. On the one side market consists of competitive individualism. On the other side market consists of organism. These can be not in contradiction. Originaly this view of market was built by Spencer. We can conclude that the idea of social organic body originaly made in sociology have been penetrated in economic theory after WW II. until today.
著者
伊東 真里 Mari ITO 吉備国際大学社会福祉学部臨床心理学科 Department of Clinical Psychology School of Social Welfare KIBI International University
雑誌
吉備国際大学社会福祉学部研究紀要 = Journal of Kibi International University School of Social Welfare (ISSN:13418912)
巻号頁・発行日
no.11, pp.207-216, 2006-03-31

The tree test has been widely used in medical facilities, educational institutions, and psychological institutions, recently. The author conducted clients to draw the tree test and analyzed changes of the tree test for symptoms. As a result, it was shown that a client was able to send a message for a therapist when the tree test was used in psychotherapy.

2 0 0 0 OA 破我品の硏究

著者
櫻部 建
出版者
大谷学会
雑誌
大谷大學研究年報 = THE ANNUAL REPORT OF RESEARCHES OF OTANI UNIVERSITY
巻号頁・発行日
no.12, pp.21-112, 1960-02-15
著者
川﨑 惣一
出版者
宮城教育大学
雑誌
宮城教育大学紀要 = Bulletin of Miyagi University of Education (ISSN:13461621)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.37-48, 2019-01-31

本論の目的は、「人はなぜ謝罪するのか」という問いに対して哲学的なアプローチを試みること、そしてそれによって、謝罪というテーマに関する一定の見通しを得ることにある。 一般に、謝罪の目的は「過去の過ちを償うこと」にある、と理解されているように思われる。しかし、過去を書き換えることはできないし、後悔や自責の念だけでは、私たちを謝罪へと促す理由としては十分ではない。むしろ謝罪は、未来における個人の人格的な評価を高め、人々との間の関係をよりよいものにするために為される、と理解されるのがふさわしい。 私たちは、個別の行為をその担い手である人格に結びつけて理解するという傾向を持っている。過ちとされる行為は、その担い手である人格の評価を著しく下げるであろうし、反対に、加害者は謝罪することによって自らの人格的評価を高めることができるであろう。ただし、謝罪によって加害者が後悔や自責の念から解放されるかどうか、被害者が苦しみや傷つきから癒されるかどうか、加害者が被害者から赦しを得られるかどうかといったことは事前に確実に予測できることではなく、その意味で謝罪はつねに「賭け」である。それでも人があえて謝罪に踏み切るのは、加害者たる自分自身および被害者、そして両者を取り巻く人々のよりよい在り方とお互いのよりよい関係の構築を目指してそれを実現したいと願うからである。 したがって、謝罪の意義は〈加害者と被害者、および両者を取り巻く人々との間によりよい人間関係を(再)構築すること〉にあり、私たちが謝罪する根本的な理由は、私たちが社会的かつ倫理的存在であり、未来において、他者たちと共に、幸福でより善い生を送ることを望むからだ、と言うことができる。
著者
久野 聖子 Kiyoko Kuno
出版者
同志社大学言語文化学会
雑誌
言語文化 = Doshisha Studies in Language and Culture (ISSN:13441418)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.[139]-166, 2009-08-25

ヒトやモノの移動を背景に、先行研究においてはロマのトランスナショナルな側面が強調される。しかし実際には、「ナショナル・マイノリティ」や「土着」のステイタスを求めるロマの動きも強い。こうしたステイタスの追求は偏狭で普遍性にかけるとされるが、そうだろうか。この疑問に答えるため、本稿では、ヨーロッパやスペインのロマの動きや主張の実態から、こうしたステイタスの追求の背景やこれらの追求が持つポジティヴな側面を明らかにする。
著者
山塙 圭子
出版者
北翔大学
雑誌
北海道女子大学短期大学部研究紀要 = Bulletin of Hokkaido Women's College (ISSN:02890518)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.57-70, 1998

明治時代の開拓期から全国的な生活革新が始まる昭和35年(1960)頃までの北海道における食生活用具の変遷について考察した。以下,各時代別に要点をまとめる。1)明治初期の開拓期この時代は衣食住すべてにおいて自給自足の生活である。また暖かい本州での生活文化をそのまま持ち込み,北の厳しい寒さへの対応が殆ど見られない。食生活の基盤である水については湧き水やそれから通じる川水などの自然水の利用が多い。しかし屯田兵村では道内どこでも最初から井戸の布設があった。いずれにしても,荷桶を使い人手で水を運んだ。火元は伝統的な囲炉裏であるが,開拓初期には薪の焚口がある三方を囲んだ「踏み込み炉」が見られる。特徴的な台所用具として,初期にはこれも伝統的な脚のない「座り流し」がある。北海道における開拓期を象徴する調理用具に,原生林の大木をそのまま利用した容器,まな板等,各種の手製木工品が見られる。2)明治末期から大正初期自給自足の生活から,外部に依存する度合いが増してくる。また薪ストーブの普及など北の自然風土に対応した生活文化が徐々に生まれている。水回りについては「井戸水」の使用が増加する。台所・調理用具は購入物が増え樽の代わりに陶器の「水がめ」や「チャブ台」が使用されるようになる。また「ハレ」の道具として輪島塗りの「本膳」や「会席膳」を揃える風潮も現れる。3)大正末期から昭和初期欧米をモデルにした近代化が始まり,人々の意識にも大正デモクラシーの自由主義的な風潮が起こり,生活に大きな変革が生まれた時代である。水回りはポンプが全盛になる。薪ストーブに代わり各種石炭ストーブが普及し,冬はこれら炊事の火となる。酪農の振興により乳製品や肉類,洋風の食べ物が出回り,北海道らしい生活文化が確立される。洋風料理の導入により,フライパンが新しい調理用具として使われるようになり,同時に西洋皿,スプーン,ガラスコップなど,洋風の食器類が一般家庭にも普及する。4)戦中・戦後第二次世界大戦が激しくなる昭和16年(1941)頃から,日本国中極度の耐乏生活を強いられる。食料も不足し,主食は芋,南瓜,雑穀等代用食の時代になるが,台所の各種金属製調理用具まで軍需産業に回されたため,調理用具も陶製,木製その他代用品が出現する。戦後は航空機の余剰金属のジュラルミン製調理用具が各種出回るのも,この時期の特徴である。上水道の設置復活は,昭和25年(1950)頃から始まり昭和32年頃までに市外部を除き,道内各地の整備がなされた。高度経済成長期の昭和35年(1960)年以降には家庭電化時代が始まり,台所・調理用具の大変革が起こり,生活態様も大きく変わった。開拓期の原初的な食生活用具から,今日では機能的にほぼ完成品と思われる食生活用具へと変遷をとげ,それに対応する食生活が展開された。物のない時代の人々の豊かな発想,優れた行動力,惜しまぬ労力が至る所で示されていた。今後もさらに合理性,便宜性に富む食生活用具は登場するだろう。その現実から後戻りは出来ないが,そこに生じるであろう様々な問題点をいかに解決していくか,現代人の英知が問われている。
著者
引地 孝文 小坂 直敏 板倉 文忠
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.16(2000-MUS-039), pp.35-42, 2001-02-22

本研究では、笙の物理モデル構築を目的としている。フリーリード振動に関する文献で用いられた定式化を参考に星の物理モデルを構築し、時間領域シミュレーションを行う。また、人工吹鳴装置を用いて実際の楽器のリード振動、管内圧力、発振閾値圧を実測する。管長と発振閾値圧、管長と発音周波数、吹鳴圧と発音周波数等の関係について、実測値とシミュレーション結果を比較する。その結果、管長と閾値圧及び発音周波数について類似した傾向が見られた。吹鳴圧と発音周波数についてはやや異なる結果となった。また、電のリードは、クラリネットやオルガンのリードパイプとは異なり外向き発振をしているという結論が得られた。