出版者
大日本体育協会
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, 1923-03
著者
原田道寛 著
出版者
春秋社
巻号頁・発行日
vol.中卷, 1940

3 0 0 0 OA 唐草模様雛形

著者
滝沢清 編
出版者
求古堂
巻号頁・発行日
vol.明治14年, 1884
著者
芳賀 達也
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.141, no.6, pp.321-326, 2013 (Released:2013-06-10)
参考文献数
38

ムスカリン性アセチルコリン受容体について,その概略,最近決定されたM2サブタイプ(ムスカリンM2受容体)の立体構造,受容体の細胞内移行,創薬の対象としてのアロステリックサイト,などについて解説した.ムスカリン受容体は,ロドプシン,βアドレナリン受容体と共に,Gタンパク質共役受容体(GPCR)のモデルとしての役割を担ってきた.ムスカリンM2受容体の細胞膜貫通構造は,ロドプシンやβアドレナリン受容体のそれとよく似ており,同じような機構で働くと推測される.ムスカリン受容体の細胞内第3ループ(I3)は,特徴的に長く,フレキシブルな構造を持ち,受容体のアゴニスト依存性リン酸化・細胞内移行に寄与する.細胞外ループもムスカリン受容体に特徴的な構造をしており,アロステリックサイトを構成する.アロステリックサイトに働くリガンド,特にM1受容体特異的なPositive Allosteric Modulator(PAM)はアルツハイマー病の,M4特異的なPAMは統合失調症の薬となることが期待されている.
著者
澤邉 紀生
出版者
日本情報経営学会
雑誌
日本情報経営学会誌 (ISSN:18822614)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1-2, pp.33-47, 2020 (Released:2020-09-23)
参考文献数
34

This essay provides a typology of accounting fraud that distinguishes those motivated by individualgreed, by loyalty to organizations, and those without any substantial benefits neither to individuals nor to organizations. Drawing on a concept of stupidity management, this essay seeks mechanisms that made ordinary people to engage in accounting fraud that does not profit anyone.

3 0 0 0 OA 周礼

出版者
河内屋喜兵衛等
巻号頁・発行日
vol.5, 1868
著者
上間 篤
出版者
名桜大学
巻号頁・発行日
no.14, pp.1-10,

千代金丸と称される琉球王朝ゆかりの貴重な刀剣が今に伝世する。史書を参照すれば、この刀の本来の所有者は、三山時代の終焉期に今帰仁勢力を率いた攀安知であったことが判る。ところが、攀安知とその勢力の氏素性の観点から、千代金丸の来歴に言及した論考はいまだ皆無に等しい。興味深いことに、近年今帰仁城跡及びその周辺域から出土した考古学史料には、元朝に仕えて江南地方の経営と治安維持に奔走した西域出自の騎馬軍団との繋がりを反映する文物が数多く含まれている。本稿では、騎馬文化との関わりを傍証するこれらの考古学史料を拠り所にして、片手持ちの拵えを特徴とする千代金丸の来歴の真相に迫る。
著者
光山 秀行 中岡 孝剛 高橋 幸造
出版者
日本バレーボール学会
雑誌
バレーボール研究 (ISSN:13449524)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.1-6, 2019 (Released:2021-08-11)

Many studies have been conducted to explore the factors that determine a performance of the individual player or team in the volleyball, and they have found that some specific motions for the individual player or team have an influence on their performance. However, there is a shortage of empirical analysis on the determinants of match results, it has not been clarified yet. This study applies an econometric method and empirically examines the determinants of match results using a sample of Men's Matches in Kansai University Volleyball Federation from 2014 to 2017. The result shows that the average number of the block is the most important factor to win the match.
著者
平井 和彦 中澤 亮二 亀崎 悠
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第33回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.287, 2022 (Released:2022-11-30)

太陽光発電は再生可能エネルギーとして導入が拡大しており、破損した太陽光パネルも含めて、使用後のリサイクル方法の確立が課題となっている。太陽電池の1種である化合物系太陽電池パネルは、重量の80%以上をガラスが占めるため、有価物である光吸収層(CIGS層)の分離・回収とともに、パネルガラスのリサイクルが重要な課題となる。本研究では、化合物系太陽電池パネルのリサイクルを目的として、バレル研磨を利用した光吸収層の分離・回収およびパネルガラスの発泡化について検討した。バレル研磨を利用し、適切な条件(研磨材の種類、大きさ等)で処理することで、比較的短時間で光吸収層を分離・回収することができた。またパネルガラス(カバーガラスおよび基板ガラス)について、それぞれの物性に合わせ、発泡剤の種類、処理温度等を変えることで、適切な発泡条件を見出すことができた。
著者
後藤 勝
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.197-202, 2014 (Released:2015-01-01)
参考文献数
15
被引用文献数
3
著者
吉本 秀之
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.498-501, 2009-11-20 (Released:2017-06-30)
参考文献数
6

化学の前身が錬金術であることはよく知られている。錬金術に由来するランビキ,レトルト,炉等の化学操作に不可欠の装置の流れを2世紀のギリシャからラボアジェまで展望したい。その際とくに図像表示のあるものを重点的に取り上げ,視覚的に錬金術=化学の実験室の様子を紹介しよう。
著者
鈴木 慎太郎 中村 陽一 川野 豊 西岡 清
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.55, no.7, pp.832-836, 2006-07-30 (Released:2017-02-10)
参考文献数
5
被引用文献数
1

症例は22歳の男性.アナフィラキシーショックで当院に搬送され,直前の食事内容と既往歴より青魚による食物アレルギーが当初最も疑われた.以後,抗原除去を指示して外来経過観察していたが,翌月,翌々月にもアナフィラキシーで来院したため,より詳細な問診を実施したところ被疑抗原として納豆が考えられた.精査入院し,抗原負荷テストを施行し,納豆50gを摂取後9時間後に膨疹など皮膚症状や胸痛を主としたアナフィラキシーが再現され,納豆による食物アレルギーと診断した.ここ数年,納豆によるアナフィラキシーの報告が散見され,摂取後半日経過してから症状を呈する「遅発性」アレルギーと称される特徴的なパターンを示すことが多いとされる.日本の伝統食品でもある納豆は近年海外でも健康食品として注目されており,納豆アレルギーの存在が周知されることが望ましい.
著者
吉田 麻美 米田 稔 片岡 利仁 尾坂 高明 小倉 研二 小島 玉雄
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.179-182, 2010 (Released:2011-03-16)
被引用文献数
1 1

京都府立植物園の桜園を対象として, 瓦破砕材を用いた土壌改良の有効性について検討した。まず試験的に各種土壌を充填した穴を通路上に設定し, 降雨への応答や踏圧による物理特性などの変化を追跡した。その結果, 瓦破砕材は適度な水の保持能力と水はけの良さを合わせ持っていること, 数ヶ月程度ではその効果は消えないことが明らかとなり, さらに実際に瓦破砕材を約40%(重量比)混合して実施した土壌改良でも改良前と水分保持量は変わらず, 水はけは良くなるという結果を得た。また土壌改良と同時に瓦破砕材のみを充填した道を造ったが, 土壌領域地表に難透水層が形成された場合には, この道が周囲の土壌中含水率に影響を及ぼすことが数値シミュレーションにより明らかとなった。
著者
甲斐 隆章
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.124, no.1, pp.27-31, 2004-01-01 (Released:2008-04-17)
参考文献数
9
被引用文献数
13 11
著者
鈴木 正崇
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.92, no.2, pp.131-157, 2018-09-30 (Released:2018-12-30)

修験道は、江戸時代には民衆の中に神仏混淆の形態で深く定着していたが、新政府による慶應四年(明治元年)のいわゆる神仏判然令以後、急速に崩壊へと向かった。神仏判然令で最も甚大な影響を被ったのは権現に社僧や別当として奉仕してきた修験道であり、その解体は神道国教化を進める新政府から見て必然であった。修験は政府の指令に基づき、寺院として存続する、復飾(還俗)して神主になる、帰農するなどの選択を迫られた。そして、明治五年に出された修験宗廃止令によって天台宗か真言宗への帰属を迫られて事実上、解体された。本稿は明治維新に大変動を被った修験道に関して、神仏判然令の及ぼした影響を修験道の本山と在地修験の双方から広く考察する。在地修験では東北の法印様の歴史的変化を考察し、本山では羽黒、吉野、英彦山の事例を中心に、神と仏の分離の展開を比較検討する。最後に学術用語として神仏習合と神仏分離の概念について再検討する。