著者
梁啓超 著
出版者
下河辺半五郎
巻号頁・発行日
vol.編上 通論,政治,時局,宗教,教育, 1904
著者
松浦 茂樹
出版者
水利科学研究所
巻号頁・発行日
no.211, pp.41-63, 1993 (Released:2011-03-05)

3 0 0 0 OA 本朝文粋註釈

著者
柿村重松 註
出版者
内外出版
巻号頁・発行日
vol.下冊, 1922
著者
浅野 晃太 後藤 浩之 奥村 与志弘 澤田 純男
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集A1(構造・地震工学) (ISSN:21854653)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.I_638-I_648, 2021 (Released:2021-07-22)
参考文献数
20

2018年大阪府北部の地震について,被害の大きかった大阪府高槻市,茨木市に着目し,地震による被害の詳細な分布を推定した.両市の罹災証明書発行数データに基づいて建物被害率を推定した結果,被害が局所的に集中している地域があることが明らかとなった.この結果を既存の地盤増幅率の分布のみで単純に説明することは難しいが,高齢化率の分布とは一定の対応が見られた.特に高槻市内で局所的に被害率の高い3つのエリアについて,町の成り立ちや土地利用の変遷なども考慮しつつ分析を進めたところ,地震動の特性,地質や地盤の条件といった自然的要因のほかに地域特有の歴史を背景とした住宅の特徴などが被害分布に影響を与えた可能性が示された.
著者
小笠原 真 真鍋 祐子
出版者
奈良教育大学
雑誌
奈良教育大学紀要. 人文・社会科学 (ISSN:05472393)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.77-99, 1986-11-25

Modernization in Western Europe is, according to Max Weber, based upon the rationnal spirit by Protestantism, forced by the rational, purpose-oriented attitudes in life which does not admit even incantation. According to this inductive study for "an ideal type", the shamanism is nothing but a momentary transition of relief, therefore, it cannot possibly bring about the rational, purpose-oriented attitudes in life towards any radical reforms. But in Korea, modernizing itself rapidly from 1970's to today, the shamanism cannot necessarily be assumed to be thoroughly broken down. Some conclusions in this thesis are in order; 1. According to "the traditional belief about succession of the shaman as profession" by Chijun Murayama, the temporal revision of the modernization of <traditional→rational> can be seen everywhere we investigated. 2. The shape of temporal transition changes variously in accordance of the space because <the meaning> in that people find in the exorcism by the main callings in particular regions. 3. The aspects of the change in shamanism can be captured this shift. This is the changing of the religious goal, and moreover, within this can be said to be based upon the rationalism by modernization. Therefore, such a cultural phenomenon of the shamanism may be said not to cease to exist but to modulate its functions in various ways as the modernization process proceeds.
著者
安永 拓世
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 = Shokei-gakuso: Journal of Business Studies (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.185-208, 2012-12-01

[概要]本稿は, 18世紀中期から19世紀にかけて京都や大坂で流行した煎茶趣味が, 芸道としての煎茶道へと変容するプロセスの解明を目的とする。とくに, 大坂を中心に活躍した煎茶道の家元・田中花月庵鶴翁(1782~1848)を題材とし, 当時の文人たちと花月庵との交流関係や, それを記した資料を通して, (1)日本に煎茶を広めた売茶翁(1675~1763)という人物が神格化され, 彼に結びつく花月庵が権威付けられて作り上げられていく言説。 (2)その言説に寄り添うかたちで付加価値がつけられる煎茶道具。 (3)新興の芸道である煎茶道が, 既存の芸道である茶の湯から受けた影響。 という主に三つの視点から考察をおこない, 家元が作られていく過程に迫る。 [Abstract]The purpose of this paper is to solve the process in which the "Sencha Tea" hobby , that was in fashion by Kyoto and Osaka from the middle of the 18th century to the 19th century , changes into the "Sencha Tea" ceremony . Here, I deal with Tanaka Kagetuan Kakuo(1782-1848) who became the head family of the "Sencha Tea" ceremony in Osaka.C)Baisao(1675-1763) was deified, the head family was connected to him, and the statement was made. ©The tools of "Sencha Tea" with which added value was given based on that statement. C The "Sencha Tea" ceremony was affected from the "Cha-no-yu" tea ceremony . From these three viewpoints I approache the process in which the head family was made.
出版者
東京音楽学校
巻号頁・発行日
vol.明治36-38年, 1911
出版者
東京音楽学校
巻号頁・発行日
vol.明治38-40年, 1911
著者
杉戸 智子
出版者
日本土壌微生物学会
雑誌
土と微生物 (ISSN:09122184)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.34-40, 2011-04-01 (Released:2017-05-31)
参考文献数
58
被引用文献数
2

日本の畑地のおよそ半分を占める黒ボク土では施肥されたリン酸が土壌に吸着され,施肥効率が悪いことから,施肥や土壌改良資材として多量のリン酸が施用されてきた。また,低温では作物のリン吸収が抑制されるが,リン酸増肥により土壌からのリン供給力を補償できること,リンの土壌への蓄積による障害は生じないとされてきたことによりリン酸の多量施肥が助長されてきた。しかし,農地から土壌とともに流出したリンが水系汚濁の原因となる,病害発生を助長するなどの害が起こるという知見が示されるようになったことから,リン酸の適正施肥の必要性が認識されつつある。確かに低温条件下では作物のリン吸収は抑制されるが,それは土壌溶液中のリン濃度の低下だけではなく,根の伸張抑制や養分吸収能の低下など,作物側のリン吸収能が低下することも原因であるため,単にリン酸を多量施肥することで改善されるものではない。むしろ,リンの蓄積による害を回避するためにリン酸を適切に施肥することが重要である。しかし,従来畑土壌のリン酸肥沃度評価法として用いられてきたTruog法は,黒ボク土壌においては作物のリン吸収量との相関が低いという知見があり,黒ボク土壌に適したリン酸肥沃度評価法の確立が必要である。そこで,有機態リンを評価することの重要性について提案し,中でも微生物の代謝回転に伴って作物が吸収できるリンとして土壌中に供給される土壌微生物バイオマスリンは作物のリン吸収量と相関があることを示した。土壌微生物バイオマスリンは,リン酸固定能の高い黒ボク土壌のリン酸肥沃度を評価できる指標となり得ることから,今後は土壌微生物バイオマスリンの簡易測定法の開発や,土壌微生物バイオマスリン量を増加させることができる土壌管理手法の知見を積み重ねることが必要と考えられる。

3 0 0 0 近代将棋

出版者
近代将棋
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, 1952-05
著者
中島 悠 江崎 和音 菊池 結貴子 宮武 広直 安藤 康伸 生出 秀行 横山 広美 音野 瑛俊
出版者
北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
雑誌
科学技術コミュニケーション (ISSN:18818390)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.59-75, 2017-06

大学院生出張授業プロジェクト(BAP)は,2008年に発足した学生団体であり,「高校生に研究の 魅力を伝える」「出張授業を全国の大学院生の文化にする」という2つの理念を掲げて活動を行ってきた.出張授業の実施先はメンバーである大学院生の出身高校を想定しており,これは大学院生・ 高校生の双方にメリットの存在する形態である.これまでの出張授業件数は129件,延べの受講者 は6,600人を超え,全国各地の高校で出張授業を実施してきた.東京大学大学院の全学から多様な 専門分野のメンバーが集まり,長年蓄積されたノウハウや,他分野の講師に対して行う高校生目線 でのアドバイスにより,授業を受けた生徒からの高評価を実現している.本報告では大学院生への 支援方法やこれまでの実施実績,生徒から得られたアンケート結果からBAPという形態の特徴を 考察すると共に,活動の継続と共に出てきた運営上の問題についても議論する.