著者
糸川 昌成
出版者
The Philosophy of Science Society, Japan
雑誌
科学哲学 (ISSN:02893428)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.53-68, 2014

Schizophrenia is severe mental disorder. A genetic study is thought to be effective to reveal pathophysiology of schizophrenia since genetic factors are involved in developing the disease. Molecular biology has been performed to detect etiology of the mental illness. However, genetic studies have not found a causative mutation from patients with schizophrenia because the psychotic illness is large heterogeneous syndrome, not homogeueous disease. Mind is depending upon central nervous systems but is not equal to the brain. We need to study on not only the brain but also the mind.
著者
篠崎 榮
出版者
熊本大学
雑誌
文学部論叢 (ISSN:03887073)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.19-32, 2000-03-20

この論文で考えることは、「神の像(imago Dei)」という聖書の表現が、「人間とは何か」を考えるうえで、今日どれほどの哲学的・人間学的な意義をもちうるか、ということである。
著者
宮原 勇 宮浦 国江
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

研究代表者宮原は分担者宮浦と共同で「認知言語学」(Cognitive Linguistics)と現象学的言語論の統合の試みを行い、言語カテゴリー生成の一般理論の構築が目指された。そこでは、<カテゴリー生成の過程にとって具体的な身体的経験が根底において機能し、特に抽象的概念の形成やその理解にはメタファが深く関与している>ことが明らかとなった。また、その成果を承けて具体的に基本的な「哲学概念」を事例として、概念形成を最新の認知言語学のアナロジーやメタファに関する理論によって解明し、それぞれの基本的な哲学概念の根底に秘められている「根本的経験」の解明をするとともに、最終的にはアナロジーやメタファに関わる人間の根源的認知能力を現象学的観点から解明した
著者
田中 千里
出版者
京都大学
雑誌
中世哲学研究 : Veritas (ISSN:02873788)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.26-38, 1998-11
著者
小坂 国継
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
1997

制度:新 ; 文部省報告番号:乙1312号 ; 学位の種類:博士(文学) ; 授与年月日:1997/11/11 ; 早大学位記番号:新2525

1 0 0 0 OA 吾が非哲学

著者
田中王堂 著
出版者
敬文館
巻号頁・発行日
1913
著者
中村 正利
出版者
筑波大学哲学・思想学系
雑誌
哲学・思想論集 (ISSN:02867648)
巻号頁・発行日
no.27, pp.189-212, 2002-03-25

本論文では、「理論的には、それと経験的には等価であるが、論理的には両立不可能であるような、別の理論がある」というテーゼ(理論の決定不全性テーゼ)を検討したい。このテーゼは、クワインのいわゆる「ネガティヴ・テーゼ」のひとつである。 ...
著者
川野 美砂子
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要 教育研究所 (ISSN:13403125)
巻号頁・発行日
no.14, pp.21-41, 2006

受験者数・入学者数の激減と学科の定員割れ, これによって迫られる大学改革の中で強調される資格取得と専門教育, 産学協同と教養教育不要論, 「スキル教育」への要請は, 東海大学だけでなく日本の大学の間で広く見られるようだが, 開発工学部では特に顕著な形で現れているといえる。学科・学部ひいては大学の存続の危機に際して, 大学は, そして開発工学部は何を実現するべきなのか。専門教育と資格取得に徹底し, 教養教育あるいはリベラルアーツ教育はそのための「スキル教育」であるべきなのだろうか。あるいはリベラルアーツの深い水脈の中に他の可能性を捜し求めることができるか。法哲学者の土屋恵一郎は, アメリカにおける教育思想の歴史とリベラルアーツ論争を辿り, デューイやナスボースに従って, 共同体の価値や文化から自由になり, 自由な経験の交流を可能にする場所であると考える。またドイツ文学者の柴田翔は, 人間が自己と自己の属する文化だけが世界のすべてだと妄想することなく, 世界の広さと多様性を知り, 自己を相対化するための知の方向性として教養を再定義した。開発工学部のためのリベラルアーツを考えるとき, デューイの教育思想は現実的である。彼は職業や社会的使命が位置している社会的, 道徳的, 科学的, 経済的, 市民的コンテクストを理解し, 教育する職業教育の内にリベラルアーツ教育の本来の意味があると主張した。土屋は大学という世界市民的な関係へと開かれた場所で, 家族や仲間の関係の中で育まれてきた価値観や文化の組み換えを教えるのが教養教育の本質的な役割であり, この中で学生は将来の職業を選択し, 将来の生き方の暫定的な決定を行っていくのであるという。開発工学部における専門教育とリベラルアーツ教育について考えるとき, すでに1世紀近くにわたって行われてきた議論の蓄積から学ぶべきものは多い。
著者
井上円了 述
出版者
哲学館
巻号頁・発行日
1898

1 0 0 0 OA 宗教哲学

著者
石川喜三郎 著
出版者
哲学書院
巻号頁・発行日
1889