3 0 0 0 OA 柳沢吉保

著者
林和 著
出版者
実業之日本社
巻号頁・発行日
1921
著者
高橋正隆著
出版者
善慶寺
巻号頁・発行日
1995
著者
邱 學瑾
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.412-420, 2002-12-30 (Released:2013-02-19)
参考文献数
24
被引用文献数
3

本研究は意味判断課題を用いて, 同音異義語と形態類似性の干渉の有無から日本語母語話者と日本語学習者の漢字熟語の処理経路を検討した。その結果, 日本語母語話者では, 同音異義語の干渉は形態類似性のある条件にのみ生じたので, 漢字熟語の意味アクセスにおける形態情報及び音韻情報の重要性が示されている。一方, 日本語学習者では, 韓国人日本語学習者は形態類似性による干渉のみ示され, 形態情報に依存する意味アクセスの可能性が大きいと示唆されている。他方, 非漢字圏日本語学習者は同音異義語及び形態類似性の干渉が生じたことが明らかになり, 音韻処理を媒介して意味アクセスすることが示されている。これらの結果は, 日本語学習者は漢字既有知識の有無によって漢字熟語の処理経路が異なる可能性を示すものである。
著者
前迫 ゆり
出版者
大阪産業大学
雑誌
大阪産業大学人間環境論集 (ISSN:13472135)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.141-151, 2015-03

ニホンジカの影響を大きく受けている世界遺産春日山原始林および春日野一帯はかつてどのような植生景観であり,今に至っているのだろうか。千年以上にわたる自然史を紐解くヒントが,700年代に描かれた最古の地図,鎌倉時代から室町時代に描かれた春日曼荼羅および春日権現験記などに代表される絵図にあると考えられる。本報では,日本最古の地図「東大寺山堺四至図」および鎌倉時代の春日曼荼羅などの絵図から,春日山およびその周辺の植生景観を読み取り,考察した。
著者
川口 幹子 荒木 静也
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.147-154, 2016 (Released:2016-06-01)
参考文献数
22
被引用文献数
1

:国境離島である対馬は、大陸の影響を色濃く受けた極めて独特な生態系を有している。島の9 割を占める山林は、その大部分が二次林であり、炭焼きや焼き畑といった人々の暮らしによって形成された里山環境が広がっている。一方で、信仰の力によって開発から守られてきた原生林も存在している。しかし対馬では、急速な過疎高齢化によって里山の劣化が進み、原生林においても獣害や悪質な生物採取により貴重な動植物の生息環境が破壊されている。里山を象徴する生物であるツシマヤマネコも年々数を減らし、絶滅危惧種IA 類に指定されている。そのような背景があって、対馬では、原生的な自然と里山環境とを同時に保全するための仕組みづくりが喫緊の課題であった。市民レベルでは、野焼きの復活や環境配慮型農業の導入など、ツシマヤマネコの保全を銘打ったさまざまな活動が行われている。しかし、これらの活動が継続されるためには、制度的な仕掛けが必要である。ユネスコエコパークの枠組みは、原生的な自然と里山環境とを、エコツーリズムや教育、あるいは経済的な仕組みによって保全する一助となるものであり、まさにこの目的に合致するものだった。本稿では、対馬の自然の特徴を整理したうえで、その保全活動の促進や継続に関してユネスコエコパークが果たす役割について考察したい。

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1945年12月06日, 1945-12-06

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1911年08月07日, 1911-08-07

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1947年05月03日, 1947-05-03
著者
李慈銘 編
出版者
[国立北平図書館]
巻号頁・発行日
vol.晋書 宋書 梁書 魏書 隋書 南、北史, 1931
著者
新村 知里 草野 萌 田中 章浩
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, 2014

他者の顔を魅力的だと判断するとき、笑顔などの表情の魅力と、顔の形態的魅力のどちらが主要因となっているのだろうか。本研究では、モデルと実験参加者が女性同士の場合に、顔の形態と表情が魅力および印象の評価に及ぼす影響について検討した。笑顔の表出強度は2種類設定した。実験の結果、中立と微笑み表情では美人顔と中間顔の間に魅力に差が生じるが、喜び表情では魅力に差が見られなかった。ただし、微笑み表情のように表出強度が低いときは顔の形態の影響が強いことが示された。また、喜び表情と中立表情の魅力の違いと、中立表情時の顔の形態(美人顔と中間顔)による魅力の違いの効果量を比較した結果、喜び表情による魅力変化のほうが、顔の形態による魅力変化より大きいことが明らかとなった。本研究の結果は、女性同士の場合には顔の形態より表情の方が魅力評価に大きな影響を及ぼすことを示唆している。