著者
柏原 全孝
出版者
追手門学院大学
雑誌
追手門学院大学社会学部紀要 (ISSN:18813100)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.1-16, 2013-03-30
被引用文献数
1

大相撲 / 賭博 / 八百長 / ガチンコ / 行司 / 審判
著者
江本 久雄 馬場 那仰 浅野 寛元 長瀬 大和
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
AI・データサイエンス論文集 (ISSN:24359262)
巻号頁・発行日
vol.1, no.J1, pp.514-521, 2020-11-11 (Released:2020-11-18)
参考文献数
12

コンクリート構造物の点検等においてコンクリート内部の劣化の状態を調査する方法として,打音検査がよく用いられる.この手法は,熟練技術者にとっては非常に有効な手法であるが,若手技術者やロボットへの適用を検討するとその音データと劣化の程度の関係の複雑性により定量化・システム化が非常に困難である.このような問題では,明らかとなっていない要因が含まれていると考えられる.しかし,工学的な定量化・システム化に取り組み,実務での有効な技術の開発も重要である.そこで,近年このような課題に対して AI技術の活用が期待されている.ここでのAI技術は機械学習を意図し,その中でも特にニューラルネットワークを基礎とする深層学習を主な対象とする.本研究は,機械学習による識別の手法の有効性や自己符号化器の適用方法について検討をしたものである.
著者
川部 裕幸
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要
巻号頁・発行日
vol.21, pp.117-145, 2000-03-30

浮世絵の一つに「疱瘡絵」と称されるものがある。疱瘡絵はかなり特殊な浮世絵である。疱瘡(天然痘)にかかった病人への見舞い品として贈られたり、病人の部屋に貼られるという用途に限って用いられた浮世絵である。また、疱瘡絵は、全面、濃淡二種の赤色のみで摺刷されているという、際立った特徴を持つ。 従来、疱瘡絵は、芸術的情趣に乏しいものとして、美術史の立場からはあまり研究がなされてこなかった。しかし、江戸時代の日本人の疱瘡についての観念や習俗を知る上では、貴重な資料となる。本稿は、疱瘡をめぐる民俗の一端として、疱瘡絵を研究することを目的としたものである。 近年、H・O・ローテルムンドが、疱瘡絵に描かれている図像や画賛を分析して、日本人の疱瘡観の一端を鮮やかに解明した。本稿では、今までの研究成果を整理した後に、ローテルムンドが、ほとんど検討していなかった疱瘡絵の使用の実態、すなわち、疱瘡絵の購入者・購入意図、贈られた人々の取り扱い、疱瘡絵の普及状態などを、具体的な資料に基づいて叙説することを目指した。また、疱瘡絵の誕生の経緯とその出自についても検討を加えた。本稿で明らかになったことは次のとおりである。1. 疱瘡絵は、専ら疱瘡見舞いに用いられた特異な浮世絵であり、その誕生からして、疱瘡見舞客の購入を当て込んで、商品開発され売り出された可能性が高い。2. また、疱瘡絵には護符的な用途と病床の疱瘡小児のなぐさみ・弄びものとしての用途があったことを指摘した。そして、病気回復後すぐに放棄されるという、これまた特殊な末路を辿る浮世絵であった。最後に疱瘡絵の発生についていくつかの推量を示した。疱瘡絵の発生の時期に関しては、従来の説よりも四〇~五〇年は遡ることを資料によって明らかにした。また、疱瘡絵が誕生するに当たって影響を与えたと思われる浮世絵の系統としては、鍾馗の図や芝居絵・玩具絵・大津絵などが想定できることを示した。
著者
住井 英二郎
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.434-437, 2015-04-15

いわゆる「形式手法」によるソフトウェア検証の基本となる「プログラミング言語理論」の特に基本的な部分を,中学~大学1年程度の数学のみを用いて,できるだけ平易に(ただし実質的詳細にも踏み込んで)紹介する.
著者
高久 雅生
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.182-188, 2019-05-01 (Released:2019-05-01)

本稿では,「情報検索」の定義を振り返りつつ,情報検索の伝統的なモデルから新たなモデルへの遷移,変容を解説する。また,ACM SIGIRの過去10年間の発表内容から情報検索研究領域における近年のトレンドとして,新興国の台頭,研究対象の多様化を取り上げる。最後に,注目される研究領域,トピックとして,ランキング学習,ニューラル検索,ユーザ実験,クエリ解析,セッションとタスク,探索型検索,法的文書検索,エンティティ検索,統合検索,情報検索の社会的インパクト,倫理的課題など,さまざまな情報検索のトピックと最新動向,諸課題を解説する。
著者
竹村 亜紀子
出版者
国立国語研究所
雑誌
国立国語研究所論集 (ISSN:2186134X)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.103-116, 2012-05

本稿は親の母方言の影響によって鹿児島方言の習得が異なることを報告する。親が体系を異にする方言を母方言とする場合,その子供は方言接触の環境で育っているといえよう。本研究は鹿児島方言を対象に,方言接触がない環境(両親ともに鹿児島方言話者)で育った話者と方言接触の環境で育った話者(片/両親が非鹿児島方言話者)の方言習得の違いを捉えることを目的とする。本研究が行った調査の結果,(1)両親の出身地による方言習得の違いがあること,(2)方言接触がない環境(両親ともに鹿児島方言話者)で育った話者は文法的な要素(音韻規則)は変化しにくく,(3)方言接触の環境で育った話者(片/両親が非鹿児島方言話者)は伝統的な文法的要素の習得が不完全であるために文法的な要素(音韻規則)自体が異なっていることが明らかになった。また方言接触の環境で育った話者は鹿児島方言らしく聞こえるような疑似的な鹿児島方言が多く観察されることも明らかとなった。
著者
福井 大祐
出版者
日本野生動物医学会
雑誌
日本野生動物医学会誌 (ISSN:13426133)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.41-48, 2013
被引用文献数
1

<p> 近年,人為的な要因による野生動物の感染症の発生が問題となっており,課題の1つとして人と野生動物の関わりがあげられる。本来,人が野生動物に餌を与える必要はないが,娯楽のための餌付けから保護を目的とした給餌まで様々な目的で野生動物への餌やりが行われている。一方で,餌やりによって特定の種が局地的に集合して行動生態の改変や生物多様性の低下が起こったり,感染症の発生リスクが高まったり,生態学的健康を人為的に損なうおそれがある。例として,国際的なツル越冬地の出水でナベヅルの高病原性鳥インフルエンザ(2010年冬),旭川でスズメのサルモネラ感染症(2008~2009年冬),北海道内でカラス類における鳥ポックスウイルス感染症(2006年以降)の集団発生が認められ,それぞれ給餌,餌台,ゴミという餌やりが関わっていると考えられる。餌やりによって集合した野生動物が家畜に感染症を拡散させるリスクも問題となっている。人,家畜および野生動物の生命を支える生態学的健康を守るため,人と野生動物の関わりと感染症について,学術整理とバイオセキュリティ対策が必要である。</p>

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年09月14日, 1915-09-14
著者
Halbwachs Maurice 板倉 達文
巻号頁・発行日
2013-10

"La classe ouvrière et les niveaux de vie : recherches sur la hiérarchie des besoins dans les sociétés industrielles contemporaines : thèse pour le doctorat présentée à Faculté des Lettres de l'Université de Paris / par Maurice Halbwachs. - Paris : F. Alcan, 1912."の翻訳(未完)。INTRODUCTIONの翻訳は無し。原著情報URL: http://www.worldcat.org/oclc/763591910