著者
村瀬 弘人 安部 幸樹 一井 太郎 川端 淳
巻号頁・発行日
2017-12-05

第8回極域科学シンポジウム/個別セッション:[OB] 極域生物圏12月5日(火)国立極地研究所 3階多目的会議室The Eighth Symposium on Polar Science/Ordinary sessions: [OB] Polar BiologyTue. 5 Dec./3F Multipurpose Conference Room, National Institute of Polar Research
著者
宮林 卓郎 原 夏未 飯場 咲紀 坂本 真樹
雑誌
研究報告 エンタテインメントコンピューティング(EC)
巻号頁・発行日
vol.2011-EC-19, no.15, pp.1-6, 2011-03-19

近年のデジタルフォントの普及により,日本語フォントもその数を増し,ユーザの表現の幅も広がった.しかしその一方で,膨大な数のフォントの中から適切なフォントを選択することがますます困難になってきている.そこで本研究では,テキストを入力するとテキスト内容に合った色彩を出力する、という実装済みのシステムとの連携により、テキスト内容に適したフォントを推薦するシステムを実装するための基礎実験を行った.心理実験により色彩とフォントの印象について調査し,ベクトル空間内で色彩とフォントの類似度を測定した.
著者
臺野 美奈子
雑誌
天使大学紀要 = Bulletin of Tenshi College
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.33-51, 2014-06-30

本研究の目的は、臨地看護学実習評価が不合格となり留年となった学生の体験と学業を継続することができた要因を明らかにすることである。対象は学生時代に臨地看護学実習が不合格になり留年した経験を持つ、卒後二年目の看護師5名である。データ収集方法は、半構成的面接を実施した。分析方法は、インタビュー内容を質的帰納的に分析した。結果は、【留年の原因】【不合格・留年時の心境】【指導時に学生を追い詰める要因】【学生を追い詰める実習環境】【不合格・留年時の親の反応】【学生が教員に求める教育実践】【立ち直りを支えた要因】【学生の自己理解を育む支援体制】【後輩へ送るメッセージ】【実践力強化を目的とした実習内容の見直し】の10カテゴリーが抽出された。不合格・留年学生はプレッシャーに弱く、指導時に過度に緊張しパニックになってしまう傾向があった。また、教員や実習指導者の指導方法や評価方法が学生を精神的に追い詰める要因となっていたなど、不合格・留年学生に必要な指導・支援方法が示唆された。
著者
植竹 勝治 中谷 治奈 増田 尚子 吉田 善廣 江口 祐輔 田中 智夫
出版者
麻布大学
雑誌
麻布大学雑誌 = Journal of Azabu University (ISSN:13465880)
巻号頁・発行日
vol.17/18, pp.191-193, 2009-03-31

γ-アミノ酪酸 (GABA) の経口投与が肉用牛の長距離輸送および出荷・屠畜時のストレスを低減するかどうかを調べた。試験1では,対照区の去勢牛4頭に20mLの蒸留水を,処理区の去勢牛4頭に体重当たり10mgのGABA粉末を20mLの蒸留水に溶解した水溶液を,それぞれ130.1kmの陸路輸送直前に経口投与した。分散分析の結果,供試牛の唾液中コルチゾール濃度に対する処理と輸送経過時間との交互作用は,経過時間が60分までは有意 (P<0.05) であったが,120分以降については有意ではなくなった。試験2では,肥育牛20頭を5頭ずつ4処理区に分け,屠畜場への輸送前と翌朝の屠畜直前に,G区には13gのGABA粉末を100mLの蒸留水に溶解した水溶液を,S区には100mLの生理食塩水を,SG区には輸送前に生理食塩水と屠畜直前にGABA溶液を,それぞれ経口投与した。C区には輸送前も屠畜直前にも何も投与しなかった。多重比較検定の結果,いずれの処理区のウシの血漿コルチゾール濃度も,C区のウシよりも有意に低かった (全てP<0.01)。血漿アドレナリン濃度も,C区に比べ,S区のウシで有意に低く (P<0.05),G区のウシで低い傾向 (P<0.10) がみられた。これらの結果から,GABAの経口投与は,肉用牛の輸送および屠畜時のストレスを投与後数十分間は低減させることが確認された。
著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2013-07-21

この資料は『日経グローカル』の「観光地点検」に連載された記事です。本著作物は、日本経済新聞社の許諾を得て掲載しています。日本経済新聞社の許可なく内容の全部又は一部を複写・転載することを禁じます。
著者
松野 陽一
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館紀要 = The Bulletin of TheNational Institute of Japanese Literature (ISSN:03873447)
巻号頁・発行日
no.16, pp.155-205, 1990-03-25

近世初中期の江戸雅文壇の歌会資料については『文翰雑編』(山本通春撰。寛文三―元祿十を収録)が活字化されて知られているが、諸藩の江戸藩邸で記録されていた詩歌会資料を綜合的に整理する必要があるかと思われる。水戸藩『文苑雑纂』(慶安四―元禄十三~安永八)、仙台藩『公武詩歌聞書』(元禄十六―寛延)などの資料がそれで、本稿で紹介・翻刻する盛岡南部藩『落穂集』もそうした記録の中からの七ヶ度(元禄元―六)の詩歌会の抄出資料である。南部家江戸藩邸(桜田邸、八戸藩麻布邸)、知足院、金地院を「場」とした、将軍綱吉文化圏の南部重信とその一族、毛利綱元、知足院隆光、金地院崇寛、林大学頭、また専門歌人の清水宗川、岡本道寿(宗好男)らの詠作活動の情況をうかがうこととしたい。 As a material of Edo Gabundan(江戸雅文壇)in the early to middle modern ages, “Bunkanzappen”(文翰雑編)(Selected by Yamamoto Michiharu, Included works 1663-1697) is known by publishing. It is appeared to be necessary to arrange materials of a meeting of poets generally in Edo hantei (a residence maintained by a daimyo in Edo) from each domain. Those materials are “Bunenzassan”(文苑雑纂)(1651-1700~1779) of Mito Domain, “Koubushikakikigaki”(公武詩歌聞書)(1703-Kanen period) of Sendai Domain. “Ochibo-shu”(落穂集)kept by Morioka Nanbu Clan which was introduced and reprinted in this article is also a extraction material of seventh meeting of poets (1688-1693) from those records. I would like to examine the situation of composing activity of Nanbu Edo hantei (Sakurada tei, Hachinohe Clan Azabu tei), Nanbu Shigenobu and his whole families in the General Tsunayoshi cultural sphere who made Chisokuin(知足院)and Konchiin(金地院)as “Location”, Mori Tsunamoto, Chisoku Ryuko, Konchiin Takahiro, Hayashi Daigaku no kami and also professional poets Shimizu Sosen, Okamoto Michitoshi (a son of Soko).
著者
安尾 信明 関嶋 政和
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.567-568, 2016-03-10

情報技術を用いた創薬では、標的に対する活性化合物を入手するためにバーチャルスクリーニングが行われるが、その精度は未だ不十分である。本研究では、バーチャルスクリーニングの精度を向上させることを目的とし、タンパク質-リガンドドッキングのポスト処理によるリランキングを行なった。具体的には、ドッキング中に計算されるリガンドとタンパク質の各残基の相互作用エネルギーをそのまま用い、活性化合物と類似した相互作用をもつ化合物が高得点となるスコアを開発した。また、GlideとDUD-Eベンチマークセットを用いて手法の評価を行った。
著者
浅木 尚実 Naomi ASAGI
雑誌
淑徳短期大学研究紀要 = Bulletin of Junior College of Shukutoku (ISSN:02886758)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.77-90, 2012-02-25

ジョージ・クルックシャンクは、19世紀ヴィクトリア朝時代に活躍したイギリスの画家である。グリムの『ドイツ民衆物語集』の最初の英語版やディケンズの『オリヴァー・ツィスト』の挿絵で好評を得た。パノラマ絵本やオリジナルのグリム昔話等の子どものための挿絵に見られる動きのある時間と空間の表現形式は、現代絵本にも影響を与えている。しかし、高い技術力を有する画家という評価の一方で、「絵本においては二義的な存在」であると指摘されている。本論では、クルックシャンクの作風や作品の特徴を探ることによって、現代の児童文学史において、絵本画家としての評価を受けてこなかった要因を明らかにする。
著者
イルマ・サウィンドラ・ヤンティ
出版者
国士舘大学政経学部附属政治研究所
雑誌
国士舘大学政治研究 = Kokushikan University Political Studies (ISSN:18846963)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.53-82, 2017-03-09

はじめに1.東京スカイツリーの建設2.東京スカイツリーの地震対策3.古代天皇制国家の形成4.天武天皇と「心柱」の形成おわりに
著者
武田 一哉
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:21888752)
巻号頁・発行日
vol.2016-MUS-111, no.3, pp.1, 2016-05-14

机の前の本棚の目に着く場所に 2 つの学位論文を置いている.一つは学生時代の指導教官であった池谷和夫先生の論文 「形成振動板に関する研究」 もう一つは,若手教員時代の上司であった板倉文忠先生の論文 「統計的手法による音声分析合成系に関する研究」 だ.共に電電公社の研究所で執筆された 2 つの論文である.物理数学の集大成のような前者と,確率数理を駆使した後者.おなじ 「音学」 の論文でありながら,この 2 つの論文のアプローチには,12 年間という出版年の違い以上に本質的な違いがある.物理学としての音学から,情報学としての音学へ,我々はそんな変化の中で音学を研究して来たのだ.そして思い返せば,この音学の変化こそ,データサイエンスという巨大なパラダイムシフトの前兆であったのだ.