著者
藤沢 彰
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
vol.384, pp.97-107, 1988-02-28 (Released:2017-12-25)

A sanctuary has allways an entrance : a gate. Sometimes these gates are built with wooden stage. They are called "Ro-Haiden" in Yamaguchi area. This paper will clarify that the "Ro-Haiden" of Yamaguchi area was built and spread under the influence of Todaiji-Hachimanga Shrine and Hofu-TemmangU Shrine. The "Ro-Haiden" was used not only as a passage but also as a ritual place. The content 1. Introduction 2. The style and its' distribution of the "Ro-Haiden" in the area of Yamaguchi 3. Ceremonial practices at the "Ro-Haiden" (1) In Hofu-Temmangu Shrine (2) In Aiosho-Hachimangn Shrine 4. The formation of the "Ro-Haiden" and its' distribution. (1) A review of hitherto published theories about the "Ro-Haiden" (2) The relation between Todaiji-Hachimanga Shrine and Hofu-TemmangQ Shrine in the Kamakura era (3) The area formed by the "Kechienshn" of Hofu-TemmangQ Shrine (4) The distribution of the "Kechiensha" group [Hofu-Temmanga Shrine] and the distribution of the "Ro-Haiden" 5. Conclusion
著者
資源素材学会
出版者
資源・素材学会
巻号頁・発行日
vol.51, no.598, 1935-02
著者
堀 令司 岩松 鷹司
出版者
大垣女子短期大学
雑誌
大垣女子短期大学研究紀要 (ISSN:13420186)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.1-6, 1996-03-20

メダカ亜目,メダカ科,メダカ属に分類される魚類は,現在,北は朝鮮半島,日本列島から中国沿岸,フィリピン,タイ,マレイシア半島,インドネシア諸島,ミャンマー,インドならびにパキスタンに至るまで1属14種が広く分布している。これらメダカ属の魚類は小型の淡水魚であるが,汽水や海水に棲むものもある。この魚類が古第三紀,あるいはそれ以降に出現したとすれば,近接するオーストラリア大陸まで広がっていないことから考えると,広域の海洋で出現し各沿岸にたどり着いたと考えるよりは,どこか比較的塩類濃度の低い汽水域か,雨季に淡水で希釈された近海で出現し,大陸の沿岸を伝って広がったと考える方が理解しやすい。これらの種は,今日まで骨格構造を中心とした形態学的相違にもとずいて分類されている。(Iwamatsu and Hirata, 1980)。たとえば,インドメダカは,ニホンメダカよりも構造的にはジャワメダカには近く,ジャワメダカはニホンメダカよりもフィリピンメダカに似た構造を持っている。しかし,この魚の種分化は,必ずしも形態変化や地理的分布ばかりでなく,他の要因も考慮する必要があると思われる。本実験の目的は,インドメダカ,ジャワメダカ,ならびにニホンメダカの3種間において人工受精による異種間交雑を行い,それら雑種の発生から類縁関係を明らかにしようと試みた。インドメダカとジャワメダカの雑種は,正常に発生し,ほとんどの稚魚はふ化した。インドメダカとニホンメダカ,ジャワメダカとニホンメダカのコンビネーションでは,眼胞形成期まで発生するものがあったが,ふ化したものは一個体もなかった。遺伝子の発現が始まると思われるのう胚期以後は,波状形の胚体,小眼胞をもった異常胚が見られ,ふ化までにはすべて発生を停止した。この実験から,ニホンメダカはインドメダカ,ジャワメダカよりは,系統的にはかなり離れているように思われる。
著者
小延 鑑一
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.117, 1968-02-15

比色分析は一般には試料溶液に適当な試薬を加えることにより,目的とする成分(物質)を着色化合物にして,その色調の強さを光電比色計で比較測定する分析法である。着色化合物の溶液が固有の色を呈するのは,その溶液が波長によって異なった吸収を示すことによるもので,白色光が透過した場合,ある波長域の光が吸収されるとそれ以外の波長一すなわち溶液は吸収した光の余色を呈することになる。光の吸収が可視領域で行なわれるような溶液について,白色光を透過せしめてその色調の強さを比較定量するのがいわゆる比色法であり,肉眼では可視光線のみしか観測することができないが,受光部に光電管などを用いると波長領域は紫外から赤外の領域にまで拡張できる。そして比色を単色光ないしはきわめて狭い波長範囲の光を用いて行なうと,分析の精度は高くなるほか種々の利点が生じてくるのである。 比色分析法は,その利用している化学反応一呈色反応一が鋭敏であるために微量分析法に適しているのみならず,その化学反応などの操作の点からも迅速に分析を行なうことができる特徴をもっている。このようなことから臨床化学分析のほとんどがこの比色分析法により実施されているのである。
著者
西野 力男
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.530-534, 1991-06-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
14

OD(orthostatic dysfunction)の母親80例の心因的要因につき検討し, エゴグラムでは, CP;13.8±4.8, NP;18.6±5.0, adult;15.8±4.5, FC;12.7±4.3, AC;14.6±4.1でFCに比しACが高いことから自主性のなさや日ごろのイライラや不満や悩みが生じやすく, 高いNPは子供に対し過干渉となりやすい傾向にあるものと考えられた. バウムテストにおいても, 正常とおもわれるのは10%しかなく, 単純型73%, 未熟型56%, 神経質型12%, 不満型7%で, 単純型・未熟型が大部分を占めていた. 単純型や未熟型は自主性がなく, 独自性に欠ける性格と考えられる. 今回の成績からODの母親は心理的不安定となりやすく, 子供にとっては学校生活のみならず家庭においても緊張が絶えず心理的不安定が助長されている可能性が示唆された.

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著者
吉丸一昌 著
出版者
敬文館
巻号頁・発行日
vol.4, 1913