著者
Rajesh P. Sellaiyan S. Uedono A. Arun T. Joseyphus R. Justin セライヤン セルバクマー 上殿 明良
出版者
Nature Publishing Group
雑誌
Scientific reports (ISSN:20452322)
巻号頁・発行日
no.8, 2018-06

Equiatomic flower-like FeCo magnetic nanoparticles are synthesized through a modified one-pot polyol technique. The as-prepared samples are annealed at 700 and 800 °C under reducing atmosphere. The saturation magnetization and coercivity of the flower-like FeCo are found to be 198 (1) emu/g and 243 (10) Oe respectively. The magnetic properties of FeCo approach the bulk behavior with annealing. Positron lifetime studies on the chemically synthesized equiatomic FeCo magnetic nanoparticles with flower-like morphology are reported and compared with Fe, Co and FeCo annealed at various temperatures. The FeCo is characterized by different lifetime components corresponding to positron annihilation events in vacancies and various open volume defects due to their unique morphology. The studies suggest defects arising out of cluster vacancies and interpetal gap that reduce on annealing. The average pore size obtained from positron annihilation studies closely matches with the interpetal distance obtained from the electron microscopic analysis for the flower-like FeCo.
著者
一丸 禎子 Patrick Rebollar Mare Thierry 松村 剛 アヴォカ エリック PERRONCEL Morvan ソルデ ヤン メロ ジャン=ドミニク ツィンビディ ミリアム ハフマイヤー ステファン ベルナール ミシェル
出版者
学習院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

東大コレクション『マザリナード集成』電子化の次の段階として、資料体のデジタル化により可能になる新しい研究環境を考察し、実際に応用した。マザリナード研究の分野で日本は世界に先駆けてデジタル化と研究用プラットフォームの公開を実現しているが(マザリナード・プロジェクト)、さらに次の点でより鮮明にそれを可視化することに成功した。①資料体の非物質化によって閲覧利用の利便性と引き換えに失われる情報を展覧会等のオリジナルの展示によって補い(『マザリナード集成』展)、②二つの国際シンポジウムを組織・運営し、マザリナード研究自体を活性化(フランス)、電子コーパスの利用に特化した成果発表(東京)を行った。
著者
亘 明志 Akeshi Watari 長崎ウエスレヤン大学現代社会学部社会福祉学科 Faculty of Contemporary Social Studies Nagasaki Wesleyan University
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.49-55,

現代のメディア文化において、視覚的要素、とりわけスペクタクルが重要な位置を占めることはいうまでもない。このスペクタクルを、単に「見世物」という限られた意味ではなく、現代社会を構成する基本的な原理として考察したのが、ギー・ドゥボールの『スペクタクルの社会』である。ドゥボールはアカデミックな研究者ではない。レトリスムを標榜する前衛的な映像作家として出発し、都市を中心にさまざまな芸術活動、政治活動を行い、「漂流」「転用」あるいは「状況の構築」といった実践的な概念を作り出していく。こうしてドゥボールは、現代社会を批判的に把握するキー概念として、「スペクタクル」という概念に到達するが、その背景には膨大な実践があるだけに、語義の詮索だけでは十分ではない。そこで、現代のメディア文化をとらえる一つの視点として、(1)ドゥボールの「スペクタクル」という概念はいかにして形成されたのか、(2)現代社会を「スペクタクルの支配」ととらえたときに切り開かれる問題系はどのようなものか、(3)「スペクタクル」の概念をめぐって提起されるあらたな課題はどのようなものか、について考察した。
著者
福留 範昭 亘 明志 Noriaki Fukudome Watari Akeshi 強制動員真相究明ネットワーク事務局 長崎ウエスレヤン大学現代社会学部社会福祉学科 Faculty of Contemporary Social Studies Nagasaki Wesleyan University
出版者
長崎ウエスレヤン大学
雑誌
長崎ウエスレヤン大学地域総合研究所研究紀要 (ISSN:13481150)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.17-23,

本稿は、朝鮮人強制動員犠牲者の遺骨およびその返還に関し、主として実地調査および社会運動への参与観察に基づく考察である。現在、日韓政府によって強制動員犠牲者の遺骨返還事業が行われている。しかし、「民間徴用者」の遺骨の返還に関しては、いまだ具体的な方針が立てられておらず遺骨の確認や収集に困難が予想される。戦後60年以上経た現在、記録や人びとの記憶が喪失されつつあり、強制動員犠牲者の遺骨の確認が難しいからである。本稿では、遺骨を探す韓国の遺族の状況(第二節)、日本に残されている強制動員犠牲者の遺骨の実態や遺骨の調査・発掘について考察した(第三節)。そしてこれらを踏まえ、日韓の遺骨返還事業を意味あるものにするために、問題点を指摘した(第四節)。
著者
福留 範昭 亘 明志 Noriaki Fukudome Watari Akeshi 長崎ウエスレヤン大学現代社会学部福祉コミュニティ学科 長崎ウエスレヤン大学現代社会学部福祉コミュニティ学科 Faculty of Contemporary Social Studies Nagasaki Wesleyan University Faculty of Contemporary Social Studies Nagasaki Wesleyan University
出版者
長崎ウエスレヤン大学
雑誌
長崎ウエスレヤン大学地域総合研究所研究紀要 (ISSN:13481150)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.33-39,

本稿では、戦前日本に在住した朝鮮人の遺骨の問題を、壱岐の芦辺町の遺骨を中心に論述する。本研究の目的は、遺骨を通し共同体における言説と社会意識を分析すること、および遺骨をめぐる事象を戦後補償運動との関連で分析することにある。本稿(研究I)では、これらの研究目的のための基礎的部分を構成する事実関係を整理することを目指した。その内容は、(1)敗戦直後における朝鮮人の帰国の状況、(2)壱岐における帰国船の海難事故、(3)芦辺町の遺骨をめぐる経緯、(4)芦辺町の遺骨に関する問題点である。本稿は研究IIに継続される。本稿は研究IIに継続される。
著者
バンディ イシュワル クマール 田村 幸雄 吉田 昭仁 キム ヨンチョル チングシャン ヤン
出版者
一般社団法人 日本風工学会
雑誌
風工学シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.22, pp.179-184, 2012
被引用文献数
1

6種類の高層建物の圧力模型を用いて境界層風洞内に都市部を模した気流のなかでの風圧力分布を測定する風洞実験を行なった。6体のうち5体は正三角形平面を有する、ストレート、コーナーカット、60度ヘリカル180度ヘリカル、360度ヘリカルで、残りはクローバーのような形をした平面を有するものである。得られた風圧力分布を積分して揚力と抗力を算出した。風方向と風直行方向の全体風力の平均成分と変動成分についてまず論じる。ここではねじれ角度や隅部形状の変化が空力特性に与える影響を明らかにする。さらに揚力のパワースペクトルについて論じる。
著者
藤農 佑樹 瀬戸 大樹 武部 正英 為頭 美斗子 ポール ナラヤン チャンドラ 飯山 宏一 高宮 三郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.110, pp.7-12, 2005-06-03
参考文献数
5

化合物半導体MIS構造デバイスを実現するため、我々はこれまでにGaAsについては酸窒化が良好な絶縁膜/半導体界面形成の手段となることを明らかにした。しかし、従来のプロセスでは窒素プラズマによるレジストアッシングの問題からプラズマ処理時間が制限され、充分な窒化を行うことが困難であった。本研究では、レジストアッシング問題を回避するために、通常のレジストの代わりにAl膜を使用するプロセスを考案し、その新プロセスによりGaAs-MISFETを試作した。