著者
森岡 弘之 ヤン チャンマン
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.149-150, 1990
被引用文献数
1

シロトキコウ<i>Ibis cinereus</i>はジャワ&bull;スマトラ&bull;東マレーシア&bull;カンボジア&bull;ヴェトナム南部に分布するが,タイ国からは記録がなかった.国立シンガポール大学動物学部所蔵の鳥類標本中にタイ国産雄成鳥の標本(1930年8月19目タイ南部のSetulで採集)が1点あるので,この種をタイ国鳥類目録に追加する.マレー半島では,タイ&bull;マレーシアの国境をほぼ境に,北部にインドトキコウ<i>Ibis leucocephalus</i>が,南部にシロトキコウが分布するが,両種とも個体数が近年著しく減少している.今回報告した標本は,マレー半島におけるシロトキコウの北限にあたると考えられるので,貴重なものであろう.
著者
リ シューティン ヤン タン 高島 康裕 村田 洋
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムLSI設計技術(SLDM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.38, pp.43-48, 2008-05-01

IP 再利用等においては,利用する IP の特性を考慮して設計を行なう必要がある.特にフロアプランにおいては,近傍の配線の状況の影響を受けやすい IP は障害物として考慮する必要がある.しかし,従来の HPWL 方式では,障害物の考慮を評価中に組み込むのは不可能であった.本稿では,ヤンらが[5]において提案した手法を基に,障害物を考慮した最小配線長評価アルゴリズムの改良を検討し,より実用的な近似手法を提案する.実験により,提案手法が HPWL 評価手法と比較して,数倍程度の時間で実現できることを確認した.IP-reuse can enhance the design productivity only if the design methodology treats the IPs in a proper way. Especially in the floor-planning phase, sensitive IPs should be treated as routing obstacles, which is impossible when the conventional HPWL-based method is used for routing estimation. This paper proposes an obstacle-aware minimum wiring length (MWL) estimation algorithm, based on the theoretical result in [5], through algorithmic improvements and practical approximation. The experimental results suggests that MWL-based estimation is now possible with only few times larger computational cost comparing to the HPWL-based estimation.
著者
米陀 佳祐 三田 誠一 ヤン チェンシー ドー コク フイ テヘラニ ホセイン 江川 万寿三 武藤 健二
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.165-170, 2016 (Released:2018-01-29)
参考文献数
16
被引用文献数
2

本研究では公道自動走行の性能評価のための仮想自動運転システムを提案する.これによりリアルタイムな自己位置推定・周辺環境の認識・周囲に合わせた最適な意思決定を可能とする.また,高速道路でのレーンチェンジ走行において,熟練ドライバの走行データと本システムの出力経路との差異から意思決定の安全性を検証する.
著者
Kiyan Tsuyoshi Takade Maya Namihira Takao Hara Masanori Sasaki Mitsuru Goto Motonobu Akiyama Hidenori キヤン ツヨシ タカデ マヤ ナミヒラ タカオ ハラ マサノリ ササキ ミツル ゴトウ モトノブ アキヤマ ヒデノリ 喜屋武 毅 高出 麻耶 浪平 隆男 佐々木 満 後藤 元信 秋山 秀典
出版者
Institute of Electrical and Electronics Engineers
雑誌
IEEE transactions on plasma science
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.821-827, 2008-06
被引用文献数
4 33

This paper deals with the effect of the polarity and gap geometry on dc breakdown voltage characteristics of a pointto-plane gap in supercritical carbon dioxide (SC CO2) that is required to design a plasma reactor. In the experiments, the gap width d and the curvature radius of the point tip r were changed in the range of 80 to 300 μm and 50 to 170 μm respectively,and the CO2 state was controlled within the gas, liquid, and SC phases. The experimental results showed that a remarkable polarity effect appeared under certain gap conditions. As a result, it was found that negative polarity and a higher stressed electrode are desired conditions for the dc plasma reactor since an active corona supplying rich chemical radicals appears in SC CO2 under such conditions.

1 0 0 0 IR 変容、世界

著者
ナンシー ジャン゠リュック マンチェフ ボヤン
出版者
首都大学東京人文科学研究科 人文学報編集委員会
雑誌
人文学報. フランス文学 (ISSN:03868729)
巻号頁・発行日
vol.513, pp.29-52, 2017-03-25

特集:ジャン=リュック・ナンシーの哲学の拍動
著者
ヤンカンマン プラノーム 深井 誠一 市村 一雄
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.74, no.4, pp.337-341, 2005-07-15

STS無処理または処理のカーネーション(品種エクセリア)の切り花を用い, 24℃または32℃で品質保持とエチレン生成を比較した.24℃では, STS処理によりカーネーションの品質保持期間は延長され, STS無処理のカーネーションでは, 処理9日後から花弁のin-rollingが観察された.32℃ではSTS無処理のカーネーションにおいても, 処理14日後でもなお花弁のin-rollingが認められず, STS処理した区と同等の品質保持期間を示した.STS無処理のカーネーションでは, 24℃では処理8-9日後にエチレン生成のピークが認められたが, 32℃ではごく微量のエチレン生成にとどまった.32℃に1日置きその後24℃に移した区では, 24℃一定の区と同様のエチレン生成のピークが認められた.一方, 24℃に1〜5日おき, その後32℃に移した区ではエチレン生成はごく微量であった.以上の結果より, カーネーションの切り花は, 32℃におかれた場合, エチレン生成が抑えられることが明らかとなった.
著者
服部 直子 パグワ ボヤンジャルガル 奥津 文子
出版者
関西看護医療大学
雑誌
関西看護医療大学紀要 (ISSN:18835686)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.62-69, 2016-03

関西看護医療大学とモンゴル国立医科科学大学看護学部は,2011 年9 月に学術交流協定を結び,以来様々な交流事業を行ってきた。本報告ではまず,モンゴルの保健医療事情や看護教育の制度について概観した上で,モンゴル国立医科科学大学看護学部の概要と看護学科のカリキュラムについてまとめた。さらにモンゴル国立医科科学大学看護学部において実施した両大学教員の協働による基礎看護技術「手指衛生」の演習の試みを振り返った。演習実施にあたっては,計画立案の段階から日本とモンゴルの施設設備や実施されている方法の違いから,教授内容と方法について議論を重ねる必要があった。演習当日は看護学部看護学科2 年生および他学科の学生,計70 名の参加が得られ,学生は蛍光ローションを両手に擦り込み,手洗い後に手洗いチェッカーで洗い残しの癖を見る等,手指衛生技術の習得に取り組んだ。手洗いの結果を視覚的に確認できたことで,より確実な技術の習得に繋がったと考えられた。両大学のよりよい教育実践に向けて,今後さらなる連携をめざしたい。
著者
リ シューティン ヤン タン 高島 康裕 村田 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.23, pp.7-12, 2008-05-02

IP再利用等においては,利用するIPの特性を考慮して設計を行う必要がある.特にフロアプランにおいては,近傍の配線の状況の影響を受けやすいIPは障害物として考慮する必要がある.しかし,従来のHPWL方式では,障害物の考慮を評価中に組み込むのは不可能であった.本稿では,ヤンらが[5]において提案した手法を基に,障害物を考慮した最小配線長評価アルゴリズムの改良を検討し,より実用的な近似手法を提案する.実験により,提案手法がHPWL評価手法と比較して,数倍程度の時間で実現できることを確認した.
著者
福井 清一 高篠 仁奈 ヘリヤント アグン
出版者
京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻
雑誌
生物資源経済研究 (ISSN:13418947)
巻号頁・発行日
no.17, pp.77-88, 2012

Social capital is considered to be closely related with trust and trustworthiness among the people living in a community. In order to empirically capture the impacts of social capital on public policies, trust is usually used as a proxy variable of social capital. Standard methodology for measuring trust involves "Investment Game". However, the results of "Investment Game" are not necessarily equal to true trust. The results might be affected by other preferences, such as risk preference and altruism. This paper aims to test whether the results of "Investment Game" are affected by risk preference and altruism by using the data from Rural Java where social capital has been accumulated over a considerable period of time and solidarity among village people is considered to be relatively strong. By conducting econometric analysis, we found that risk preference measured by "Risk Game" and altruism measured by "Dictator Game" affect the measures of trust obtained by "Investment Game". In addition, we also found that these impacts are stronger for the case of persons who have known each other rather than the case of anonymous persons.