著者
谷口 眞子 中島 浩貴 竹本 知行 小松 香織 丸畠 宏太 斉藤 恵太 柳澤 明 長谷部 圭彦 原田 敬一 佐々木 真 吉澤 誠一郎 鈴木 直志 小暮 実徳
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究は、国民国家が形成される19世紀を中心とし、軍人のグローバルな移動による人的ネットワークと、軍事関連書の翻訳・流通・受容という分析視角から、軍事的学知の交錯を研究するものである。日本・フランス・ドイツを主とし、オランダ・オスマン帝国・清朝を参照系と位置づけ、軍人と軍事関連書(人とモノ)の移動から、軍事的学知(学知)に光を当てることにより、軍事史的観点からみた新たな世界史像を提起したい。
著者
井田昌之 小方一郎 久門耕一 中島浩 日比野靖 丸山勉
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.1990, no.78, pp.1-3, 1990-09-28

今回の討論会においては、討論に先だって、各パネラーの立場を明確にしていただいた。特に、「記号処理マシンは生き残れるか?」という間に対する回答を各パネラーに示していただき、それらを本討論会の基礎とすることにした。以下は、各パネラーから寄せられた回答をまとめたものである。この文章と同じ物は、討論会の10日ほど前に、あらかじめ各パネラーにお送りしてある。したがって、本討論会では相手の論点を踏まえた上での議論が展開されるであろう。また、自分の議論の弱点を補強したり相手の議論の欠点を突いたりして、さらに白熱した討論も期待できる。
著者
柳沢 正 砥石 佳子 中島 文香 三島 済 中島 浩美
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.198, 2005

はじめに<BR>今回当院手術室において17年間使用しているスリッパ洗浄機が故障を繰り返し、買い換えるか買い換えないか、という問題を機会にスリッパ管理の見直しをした。CDCガイドラインにおいては手術室の床が手術部位感染(SSI)の原因とはならないとされていることから、スリッパ洗浄を中止し、院内一足制を導入することにした。導入にあたり医師、スタッフの感染に対する意識の改革とスリッパ洗浄にかかるコストの削減ができたので報告する。<BR>結果、考察<BR>2004年4月に調査した結果、手術室に出入りした人数は約1900人、洗浄スリッパ数2694足であった。1か月の洗浄回数は83回。スリッパの履き替えに関しては規則が無く、1人で1日に何回も履き替えていたことがわかった。出入り口には脱ぎっぱなしのスリッパが散乱し、通行の妨げになっていた。また助手業務にスリッパ洗浄に費やす時間が多い事がわかり業務の見直しを行なった。<BR>手術室スタッフ、医師にスリッパ履き替えについてアンケート調査を行なった結果は1足制導入に関して感染、物品の汚染が考えられるという回答が多くあまりいい返事が聞かれなかった。手術室の床は手術部位感染の原因にはならないこと、床はもともと汚く床に座る、床置き物品、清掃など間違った認識の改革から始めることにした。<BR>院内感染対策委員会のアドバイスを受け、CDCガイドラインに基づいた手術部位感染防止について、手術室スタッフに学習会を行ない、床置き物品の整備、清掃手順を明文化し統一化を図った。医師に関しては部長医長会議で反発の意見が多い中、手術部部長より今なぜ履物交換規則の廃止なのかについて説明し説得した。また院内メールを利用して、職員に1足制導入についての情報提供することで、入室に関しての統一化ができた。またさまざまな意見や要望をいただき、参考にすることができた。<BR>院内1足制導入に伴い、個人別下駄箱を設けることにより履物を自己管理とし、導入後1か月で3割が院内1足制、7割が手術室1足制に移行することができた。この事で出入り口周辺のスリッパの散乱が無くなりスムーズな通行ができるようになった。<BR>スリッパ洗浄が無くなり、洗浄機の買い替えが無くなった事、スリッパ代、修理代、スリッパ洗浄にかかっていた、水道代、電気代、洗剤代、人件費のコスト削減につながった。院内一足制導入に伴い自己を守る、感染防止などでシューズカバーの使用が増えたことに関しては、感染に対する意識が高まったと考えられる。そして床に座ること、床置きの物品が無くなり、清掃手順も遵守されていることは、床に対して不潔であるという認識が強くなったと考えられる。
著者
中島浩氣著
出版者
青潮社
巻号頁・発行日
1985
著者
秋山 隼太 小路 真史 三宅 洋平 大村 善治 中島 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.8, pp.1-11, 2010-02-15
参考文献数
6

本論文では,粒子・流体ハイブリッドプラズマシミュレーションの,負荷分散技法 OhHelp を用いた並列化について述べる.すでに OhHelp を適用して良好な結果が得られている全粒子シミュレーションに比べ,ハイブリッドシミュレーションは電磁場の計算負荷が相対的に大きいため,計算と通信のバランスを大幅に見直した実装を行った.特に Cyclic Leapfrog 法による電磁場計算に関する,通信回数削減と計算量増加のトレードオフポイントを見出すことが可能な設計とした.また実用的なシミュレーションに不可欠な,スナップショットやダンプファイルの出力方式も検討し,並列 I/O を用いて並列性能と利便性の両立を図る設計・実装を行った.性能評価の結果,256 プロセスでの実行で 241-456 倍の台数効果が得られること,電磁場計算では計算量増加を抑えることが効果的であること,およびスナップショットと Weak/Strong Scalability との関係が明らかになった.This paper describes a parallel implementation of particle-fluid hybrid plasma simulation with our load balancing method OhHelp. In hybrid simulation, the cost to simulate the progress of electromagnetic field is more significant than that in full-particle simulation whose OhHelp'ed parallelization has already been proved efficient. Thus in this work we revisited the issue of the cost balance between computation and communication, especially for Cyclic Leapfrog method and the trade-off between reducing the number of communications and increasing computational amount. We also designed and implemented parallel-I/O for snapshot and dump, being essential for practical use of our simulator, to reconcile parallel performance and convenience of users. Our evaluation exhibited that the speedup with 256 process is 241- to 456-fold and that suppressing computational cost is the first priority in Cyclic Leapfrog. We also obtained valuable insights about the relationship between weak/strong scalability and snapshot frequency.
著者
安部 達也 平石 拓 三宅 洋平 岩下 武史 中島 浩
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.59, pp.1-8, 2011-07-20

分散制約充足問題を分散並列計算環境で解くにあたり,ジョブを処理の単位とする分散並列処理 (ジョブ並列) に特化したジョブ並列スクリプト言語 Xcrypt で処理を記述することにより,実際の分散並列計算環境であるところの,いわゆるスーパーコンピュータを利用する方法を紹介する.さらに,Xcrypt の遠隔ジョブ投入機構を利用することにより,制約が遠隔の計算機に分散された状態からの制約充足問題,つまり,真の意味での分散制約充足問題を簡便に取り扱うことができることを示す.We introduce a method of parallel executions based on the job unit (job-level parallel executions) for solving distributed constraint satisfaction problems (DCSPs) in parallel and distributed computation environments, the so-called today's many supercomputers. Throughout introducing the method we use the job-level parallel script language Xcrypt, specific to job-level parallel executions. We also show that Xcrypt provides us with a feature of submitting remotely jobs for solving realistic DCSPs (under the circumstances that constraints are truely distributed in separate computers).
著者
中島 克人 瀧 和男 中島 浩 京 敬人 江原 輝文 山本 明 横田 実
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.149-150, 1986-10-01

第5世代コンピュータ・プロジェクトの中期テーマの1つとしてマルチPSIを開発中である。マルチPSIは並列論理型言詰KL1(核言語第1版)を用いた各種並列プログラム開発に用いる事を目的としたツールであり、専用のネットワーク・ハードウェアで16~64台の要素プロセッサ(PSI-II)を接続したシステムとする計画である。本稿ではPSI-IIの設計方針およびアーキテクチャについて述べる。
著者
松尾 治幸 大野 和彦 中島 浩
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.855-865, 2002-04-15

共有メモリ型並列計算機における同期処理オーバヘッドを削減する手法として,我々は同期操作に後続するメモリアクセスを同期成立確認以前に実行する機構specmem を提案してきた.この機構の特徴は,投機失敗の検出やそれに伴う計算状態の復元を,機能メモリを用いたコヒーレント・キャッシュの簡単な拡張により実現することにある.これまでの評価では,負荷の変動によって同期区間が伸縮するようなプログラムに対してspecmem が有効であることが確かめられている.しかし同時に,投機によりキャッシュ・ミスペナルティが増加し,プログラムによっては性能が低下してしまうことも明らかになっている.そこで本報告ではspecmem の改良方式として,投機的更新を示す新たな状態の追加と,通常のメモリで構成される2次キャッシュの導入を提案する.SPLASH-2ベンチマークを用いた評価を行った結果,Radix Sortでの性能劣化を8.6%から0.7%まで削減できることや,LU分解の性能向上率が14%から16%に増加することが明らかになった.
著者
大野 和彦 中島 浩
出版者
三重大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2009

本課題の目的は、ITシステム基盤を支える実用技術の一環として超大規模計算タスク群のスケジューリング手法を開発することであり、高精度でスケーブルかつ他の基盤技術との協調を目指しでいる。従来の研究成果であるタスクの実行性能モデリング技術と、それ利用したスケジューリング手法をベースとし、これを発展させる形で研究を行っている。本年度は実環境の性能変動に対応するため、動的スケジューリングの研究を行った。動的な変動に対し良いスケジューリング長を保ち続けるには変動のたびに静的スケジューリングを再実行する動的再スケジューリング手法が有効であるが、頻繁に変動が生じる実環境ではスケジューリングコストが大きく実用的でない。そこで、変動をトリガーとする従来の手法に対し、タスクの終了をトリガーとする手法を提案した。さらに、スケジューリング結果に大きく影響するタスクの終了時のみをトリガーとすることで、再スケジューリング回数を大幅に削減した。シミュレーション評価の結果、提案手法により再スケジューリング回数が数百分の一に抑えられる一方で、スケジューリング長の悪化は5%程度にとどまった。また、前年度の成果である大規模ワークフローの縮約手法について、詳細な設計および実装・評価を行った。性能評価の結果、完全縮約可能な場合の必要メモリ量は規模に依らず、ランダムなワークフローで80KB程度、単純な実ワークフローでは2KBであり、100万タスクで200MBほどを必要とする従来手法に対し、大幅に削減できた。さらに、性能モデルの高性能計算への応用として、多次元配列を時間方向にタイリンゲすることでキャッシュを有効活用する最適化手法を時間発展シミュレーションに適用する際の最適パラメータ推定を行った。京大のT2K Open Supercomputer上で評価した結果、2次元拡散方程式の陽的求解や3次元FDTD法においてほぼ最適なパラメータが得られ、前者ではタイリングを使用しない場合に対して約2倍の速度向上を得ることができた。
著者
原 正巳 中島 浩之 木谷強
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.27, pp.1-6, 1995-03-09
被引用文献数
14

本方式は、記述項目と内容が定められている定型フォーマットのテキストを対象に、単語の共起情報や語の部分一致などの情報を利用して、内容把握のためのキーワードを抽出する手法である。提案する方式では、まず、キーワード抽出の対象とする項目をテキストから抜粋し、字種の接続関係を利用して、複合語の分割を極力避けなからわかち書きを行なう。次に、わかち書き結果から不要語を削除して得たキーワード候補に対して、出現頻度および他の語との共起情報、語の部分一致などの情報を利用して重要度の順位づけを行なう。本検討では、記述項目が統一されている特許明細書を処理対象として、プロトタイプを試作し評価を実施した。評価の結果、本手法により特に出現頻度の低い語に高い重要度を付与できることが明らかになった。また、十分高速なキーワード抽出が期待できることがわかった。This paper describes a method for extracting keywords from Japanese text in which fields of content and the text structure are predefined. The proposed method uses information about word co-occurrences and partial word matching to extract keywords which are used to help users quickly understand the text. The method first identifies fields to be processed in the text. Second, it divides the sentences into words referring to a table which defines whether or not a word boundary must be inserted between adjacent characters. The word separation is based on the transition of character kinds, which works to keep compound words unseparated often comprising of a few Kanji characters. Third, possible keywords are selected by removing ones inappropriate as keywords. Finally, they are ranked in the likely order based on the information about word frequency, word co-occurrences, and partial word matching obtained from the text. A prototype system is developed and evaluated to process patents whose fields of content and the structure are predefined. According to the evaluation results, this method is proved to be effective particularly in giving a high priority to important words appearing infrequently in the text. The results also prove that the system is expected to extract keywords fast enough to be used as a practical system.
著者
南 武志 岩下 武史 中島 浩
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.65, pp.1-8, 2011-07-20

本論文では高周波電磁場解析の一手法である 3 次元 FDTD 法におけるキャッシュメモリを考慮した性能改善手法の提案と性能評価を行う.3 次元 FDTD 法の計算カーネルは時間発展に関するループにより与えられ,各タイムステップにおいて電場と磁場の値が交互に更新される.3 次元 FDTD 法の計算カーネルは演算あたりのロード/ストア量が大きく,一般にメモリ帯域の影響を受けやすい計算である.キャッシュメモリのヒット率を向上しメインメモリへのアクセスによる性能の低下を軽減する性能改善手法として,解析領域をタイルと呼ぶ小領域に分割し各タイル内で複数のタイムステップに関する処理を連続して行うタイリングと呼ばれる手法が存在する.しかし,単純な固定タイルによる実装では,タイル間での冗長な計算がオーバーヘッドとなっていた.そこで,本論文ではタイリング手法において,タイルの位置と形状を時間ステップごとに変化させ計算量の増加を防ぐ手法を提案する.提案手法を評価した結果,AMD 製クアッドコア Opteron プロセッサよる数値実験において 4 スレッドによる並列処理を行った場合,一般的な 3 次元 FDTD 法の実装と比較して計算時間を約 50% 短縮させることに成功した.This paper deals with performance improvement of three dimensional FDTD kernel for high frequency electromagnetic field analyses. The FDTD method is one of explicit time stepping methods. The electric and magnetic fields are updated alternately in each time step. Since the calculation of the FDTD method has a large byte/flop ratio, its performance is limited by memory throughput. For a remedy of it, there is a technique called tiling, in which the analyzed domain is divided into multiple small domains. By updating electrical and magnetic fields in each small domain in multiple time steps, we can utilize cache data efficiently. However, when we implement tiling based on simple fixed size tiles, redundant calculations are required between adjacent tiles. In this paper, we propose a new tiling technique for three dimensional FDTD method without redundant calculations. This method prevents an increase in the amount of calculations by changing the position and shape of the tile at each time step. Numerical tests on a quad-core AMD Opteron processor show that the proposed three dimensional FDTD method attains up to 50 percent reduction in the calculation time compared with an ordinary implementation of the three dimensional FDTD method.
著者
五島 正裕 岡田 智明 細見 岳生 森 眞一郎 中島 浩 富田 眞治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.71, pp.121-128, 1993-08-19
被引用文献数
2

我々は,一つのアーキテクチャで共有メモリ型およびメッセージ・パッシング型の両方の通信モデルをサポートすることが重要であると考え,スケーラブルな共有メモリ・マルチプロセッサのコヒーレント・キャッシュ・システムとメッセージ通信機能を統合することを試みている.本システムではI?StructureやFIFOなどの同期構造体を利用して高速な細粒度メッセージ通信を実現する.本稿ではこのキャッシュ・システムのコヒーレンス制御方式とメッセージ通信機構について述べる.Based on an opinion that a single architecture should support communication models of both shared memory type and message passing type, we are trying to integrate message communication mechanism with the coherent cache system on the shared memory multiprocessor. This system realizes fast fine-grain message communication by utilizing the synchronization structure such as I-Structure or FIFO. In this paper, we describe the coherence control method and the message communication mechanism of the system.
著者
深野 佑公 山本 繁弘 大野 和彦 中島 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.47-47, 2003-02-15

我々は並列言語Orgel の開発を行っている.Orgel は,並行/並列の実行単位であるエージェントをストリームと呼ぶ通信路で結び,明示的なメッセージ送信を行う言語である.Orgel では,プログラマが問題をエージェントという並列実行単位に切り分けることに加え,ストリームによる通信路接続網の構造をすべて宣言的に記述するので,コンパイル時に並列モデルが明確になっており精度の高い静的解析が可能である.本発表では,このOrgel の特徴を生かして,動的なオーバヘッドを最小限にした最適化を行う手法を提案する.プログラム全体の構造および粒度,通信量が完全に把握できれば,すべて静的に最適化することも可能である.しかし,Orgel では再帰的な接続も記述できるため,実際に生成されるエージェント個数および構造は必ずしも静的には決まらない.また,通信対象は分かっても送信するメッセージの個数やエージェントの粒度は実行時にしか分からない.したがって,各プロセッサの処理量が偏らないよう静的に全体をスケジューリングすることは困難である.そこで,コンパイラは静的にエージェントの持つ量的な性質を解析し,エージェント割当てやスケジューリングをするための情報をランタイムに渡す.ランタイムは,この情報をもとにノード数やプロセッサの現在の負荷などを考慮して,負荷が均等になり通信量が多いエージェントは同一プロセッサになるように割り当てる.また,同一プロセッサ内では依存解析等に基づいてスケジューリングを行う.本手法を実装し,14 クイーンを解くプログラムで従来のOrgel ランタイムと性能比較を行った.その結果,従来版と比べ最大1.7 倍の速度向上が得られた.We are developing a parallel language called Orgel.In the execution model of Orgel,a set of agents are connected with abstract communication channels called streams.The agents run in parallel sending asynchronous messages through the streams.In an Orgel program, each unit of parallel execution is speci ?ed as an agent by the programmer.The connections among agents and streams are declaratively speci ?ed.Thus,parallel execution model is clear and the highly accurate static analysis is possible.Utilizing these features,we propose an optimization scheme that minimizing the dynamic overhead.If the complete structure of the whole program is known at compile time,static optimization will be sufficiently effective. However,in Orgel,the number of agents and structures actually generated are not always static,because recursive connection is supported.Moreover,although a communicating pairs of agents are known at compile time,the number of messages and the granularity of agents are known only at runtime.Therefore,it is difficult to balance loads on the processor by whole static scheduling.Thus,in our scheme the compiler outputs an analysis result to instruct the runtime how to allocate and/or schedule an agent when its quantitative attributes are known. Considering the number of processors and the present load of each processor,the runtime uses this information for optimization;it allocates agents balancing loads and minimizing inter-node communication.It also schedules agents on each node considering dependencies. We designed and implemented the system.As the result of evaluation using 14-Queen solver, we obtained 170%speed-up.