著者
梶田 隆章 内山 隆 大橋 正健 川村 静児 黒田 和明 三代木 伸二 安東 正樹 宗宮 健太郎 森脇 喜紀 麻生 洋一 都丸 隆行 フラミニオ ラファエレ 鈴木 敏一
出版者
東京大学
雑誌
特別推進研究
巻号頁・発行日
2014

本研究では重力波の観測と重力波天文学の創成を目指し、別予算で整備がすすめられた大型低温重力波望遠鏡KAGRAの研究基盤をベースに、熱雑音を最小化する低温懸架システムの開発、極低温鏡急速冷却方法の開発、グリーンレーザーを用いた干渉計の迅速かつ安定な動作状態獲得、新たな信号読み出し法を可能にし、干渉光に含まれる余計なノイズを削減する出力モードクリーナーの開発などを行った。また、レーザー強度雑音の低減、さらに最終的には自動で観測モードまで進む高度なデジタル制御システムの開発を行った。これらの開発された技術を全てKAGRAに組込み、重力波観測運転を2020年2月に開始した。
著者
藤崎 正昭 内山 隆
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.14, no.5, pp.619-623, 1996-07-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
6
被引用文献数
2 3
著者
河内山 隆紀
出版者
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究は,複雑な手指運動学習課題における運動技能の両手間転移に関する神経機構の解明を目標としている。本年度は,主に昨年度構築した実験システムを用いて実験を行なった。被験者は,健常な男女40人であり,複雑な手指運動学習課題である健身球の回転運動課題を課した。両手間転移が評価できるように被験者を4群に分け,すなわち,右手から左手への転移を評価する群とその逆を評価する群に加え,それぞれに転移を生じない統制群を設けた。脳活動計測は,昨年来より共同研究を行っている生理学研究所の磁気共鳴画像装置(MRI)を用いた。MRIを撮像中に(1)ビデオ監視システムによる球の回転運動計測と(2)被験者の腕より導出した筋電図(EMG)計測を行ったが,解析の結果より被験者の行動は球の回転運動計測から評価することとした。その結果,行動学的には,学習に伴う,球の軌道分散が減少し,また回転角加速度の上昇が見られた。また脳活動計測データより,転移前では,運動学習に伴う,小脳、運動前野、補足運動野、体性感覚野、後上頭頂葉の活動減少が見られたが,転移後のデータにはそのような変化は確認されなかった。また,転移後の運動では,補足運動野と運動前野の活動が転移前に比較して上昇していることが確認された。以上の結果より,転移の成立は,転移前の補足運動野と運動前野で生じた運動学習がプライミング的な役割を持ち,それが転移後の当該領域の脳活動上昇を導き,さらには行動学上の促進効果の表出をもたらしたことが予想される。現在,行動学的データと脳活動計測データの相関分析などを継続中であり,それらの結果を踏まえた研究成果を今年度中に専門雑誌へ投稿予定である。
著者
手塚 耕一 河崎 悟朗 神頭 信之 下川 聡 中尾 古宏 内山 隆
出版者
公益社団法人日本磁気学会
雑誌
日本応用磁気学会誌 (ISSN:18804004)
巻号頁・発行日
vol.28, no.12, 2004-12-01

現行MOやDVDの約13倍の記録密度を達成できる光磁気記録用OFH(Optical Flying Head)を実用化しました.OFHは青紫LD光を回折限界まで集光する高NAレンズ(NA:0.9)と高速磁界変調記録を可能とする薄膜コイルを,ハードディスクドライブ(HDD)に使用されているのと同等の浮上スライダ上に搭載した高性能光ピックアップです.このOFHと最新の高密度光磁気媒体とを組み合わせることにより50Gb/in^2以上の高密度記録を達成することが可能となりました.また,0FHの浮上量は約3μmで,現行HDDの約300倍あり,媒体交換が可能なリムーバブル装置を実現するほか,通常実験室で使用可能なOFH搭敏光磁気媒体評価設備(媒体テスク)の製品化も可能としました.
著者
河内山 隆紀
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.55Annual, no.4PM-Abstract, pp.357, 2017 (Released:2017-09-13)

過去20年にわたり、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)は脳活動計測実験に広く利用されてきた。その主な原理であるblood oxygenation level dependent(BOLD)効果は、血液内の赤血球に含まれる色素である還元ヘモグロビンを内因性の造影剤として用いている。還元ヘモグロビンは常磁性体であり、その周辺に磁場の乱れを生み、局所的なMR信号強度の減少をまねく。つまりMRI画像で「見える」のである。一方、脳の神経活動の増加は、脳酸素代謝量の増加に比べて大きな脳血流量の増加を引き起こす。その結果、単位体積あたりの還元ヘモグロビン量は減少し、MR信号強度はかえって上昇する。fMRI実験では、このような信号変化を画像化することで脳活動を評価している。BOLD信号は、原理上、脳血流量(CBF)、脳血液量(CBV)、脳酸素代謝量(CMRO2)などの複数の生理学的パラメータに依存する。また撮像シーケンスやMRI装置の磁場強度によって信号の起源となる毛細血管床や細静脈の関与の様式が異なるなど、信号の生成メカニズムは複雑である。fMRIを実験に有効に活用し、その結果を正しく解釈するためには、fMRI原理についての理解が不可欠である。本講演では、BOLD fMRIの生理学的・物理学的メカニズムについてできるだけ分かりやすく解説したい。
著者
津田 洋子 内山 隆文 塚原 嘉子 西村 繁 塚原 照臣 野見山 哲生
出版者
信州公衆衛生学会
雑誌
信州公衆衛生雑誌 (ISSN:18822312)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.64-65, 2007-08

長野県木曽地域に伝わる"すんき漬"にはⅠ型アレルギーに関与するIgE抗体を抑制する植物性乳酸菌が含まれていることが報告されている。すんき漬の抗アレルギー効果を調べるための自記式調査票による調査を王滝村に実際に居住する全村民(910人)に実施した。回収率88.2%であり、回答者の76.6%が冬季にすんき漬を食し、64.1%がすんき漬を好んでいた。冬の間のすんき漬摂取の有無、煮大豆、・みそ(味噌汁として)・豆乳・乳酸菌飲料・ヨーグルトの摂取、飲酒、喫煙を説明変数としてロジスティック解析を行った結果、食物アレルギーの有無には豆乳の摂取(p=0.02)、アレルギー疾病の有無には煮大豆(p=0.03)・乳酸菌飲料(p=0.02)・ヨーグルトの摂取(p<0.00)が有意に関係している結果であった。冬の間のすんき漬の摂取は食物アレルギーの有無(p=0.10)、アレルギー疾病の有無(p=0.14)の両方に関して有意な関係はみられなかったが、オッズ比がそれぞれ1.81、1.38であった。
著者
宮田 淳 酒井 雄希 河内山 隆紀
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

妄想すなわち誤った信念の形成には「結論への飛躍バイアス」と呼ばれる認知的バイアスが関わり、これは健常者にみられる「保守性バイアス」の裏返しと推定されるが、その神経基盤はよく分かっていない。本研究では、妄想の形成機序およびその神経基盤を、認知的バイアス課題および構造的・機能的な脳領域間結合解析を用いて解明することを目指した。結果、健常者における脳白質の統合性(構造的結合性)と保守性バイアスが正の相関を示した。また統合失調症において、脳の機能的結合性と結論への飛躍バイアスとが負の相関を示した。これらの結果により、妄想に関わる認知的バイアスの神経基盤が明らかとなった。
著者
内山 隆啓 佐藤 弘喜
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.266, 2012 (Released:2012-06-11)

プロダクトデザインにおいて書体は重要な要素である。本研究の目的は書体の印象と製品の印象の関係を明らかにしてその要因を探ることである。まず、書体の印象評価実験を行った。33種類の欧文書体と12組の評価項目を選定し26人の被験者に評価させた。因子分析により3つの因子が抽出され、それぞれの書体の印象が明らかになった。次に、書体と製品のイメージの相性を調べる実験を行った。被験者には製品のイメージと書体のイメージがどの程度合うかを5段階で評価させた。今回は10種類のイスと15種類の書体をサンプルとして選定した。結果、コレスポンデンス分析によりいくつかの傾向が見られた。
著者
清水 理能 五嶋 孝仁 内山 隆嗣 石原 外美
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.71, no.711, pp.1546-1553, 2005-11-25 (Released:2011-03-02)
参考文献数
16

This paper considered three dimensional internal inclined crack growth behaviors due to repeated rolling thermoelastic contact. In this analysis, crack is modeled as an internal inclined planar crack in a three dimensional half-space. Rolling contact is simulated as a long and narrow distributed load with both normal and shear components moving with constant velocity. In comparing the shearing force with the frictional force of crack surface, the phenomenon of stick and slip were considered. At first, stress intensity factors along the crack contour are analyzed using high carbon chromium bearing steels. Next, numerial results of crack growth contours are given based on a modified Paris power low. And fatigue life is estimated by maximum crack growth. The shapes of crack contour and fatigue life are calculated under various conditions, which change sliding ratio, frictional coefficient, angle of inclined crack and friction coefficient of crack surface. As results, when the friction of crack surface is large, the crack progresses greatly in the direction at no friction of crack.
著者
津田 洋子 内山 隆文 塚原 嘉子 西村 繁 塚原 照臣 野見山 哲生
出版者
信州公衆衛生学会
雑誌
信州公衆衛生雑誌
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.64-65, 2007-08

長野県木曽地域に伝わる“すんき漬"にはⅠ型アレルギーに関与するIgE抗体を抑制する植物性乳酸菌が含まれていることが報告されている。すんき漬の抗アレルギー効果を調べるための自記式調査票による調査を王滝村に実際に居住する全村民(910人)に実施した。回収率88.2%であり、回答者の76.6%が冬季にすんき漬を食し、64.1%がすんき漬を好んでいた。冬の間のすんき漬摂取の有無、煮大豆、・みそ(味噌汁として)・豆乳・乳酸菌飲料・ヨーグルトの摂取、飲酒、喫煙を説明変数としてロジスティック解析を行った結果、食物アレルギーの有無には豆乳の摂取(p=0.02)、アレルギー疾病の有無には煮大豆(p=0.03)・乳酸菌飲料(p=0.02)・ヨーグルトの摂取(p<0.00)が有意に関係している結果であった。冬の間のすんき漬の摂取は食物アレルギーの有無(p=0.10)、アレルギー疾病の有無(p=0.14)の両方に関して有意な関係はみられなかったが、オッズ比がそれぞれ1.81、1.38であった。