著者
金田 悠紀夫 前川 禎男 瀧 和男
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.96-99, 1982-01-15

高級言語マシンの研究の一環として開発したLISPマシンの性能についてはすでに報告している.本論文は LISPプログラムを直接マイクロコードにコンパイルするコンパイラの導入により得られる効率の向上について論じている.簡単なベンチマークプログラムを用いた評価によりインタプリタに比して 5?8倍の高速性が得られることが判明し直接マイクロコード生成形コンパイラがきわめて有効であることが判明した.
著者
前田長太 (越嶺) 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1909
著者
小牧 元 前田 基成 有村 達之 中田 光紀 篠田 晴男 緒方 一子 志村 翠 川村 則行 久保 千春
出版者
一般社団法人日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.43, no.12, pp.839-846, 2003-12-01
被引用文献数
13

われわれは先にアレキシサイミア評価のための構造化面接法を開発した.今回,引き続きアフレキシサイミアの自記式質問紙Toronto Alexithymia Scale-20 (TAS-20)日本語版の信頼性と因子的妥当性を検討した.対象は健常群347名と心身症・神経症などの患者群940名である.両群で3因子構造モデルは確証的因子分析により確認,再現された.質問紙全体としてほぼ満足できる内容であり,テスト-再テスト間の安定性も高いことから,日本語版TAS-20の信頼性および因子的妥当性は支持された.ただし,第3因子の外的志向に関しては内的一貫性が低く,その質問項目の均質性には問題があり課題として残された.
著者
前田 敏男
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築學會研究報告
巻号頁・発行日
no.34, pp.1-4, 1955-11
著者
乾 陽子 前澤 いすず 三浦 彩 山田 芳子
出版者
鈴鹿大学短期大学部
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 (ISSN:13450085)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.219-230, 2010

成長期にある高校生にとって、健全な食生活は健康な心身を育むために欠かせないものであり、将来の食習慣の形成、次世代育成に影響を及ぼすものであり極めて重要である。今回彼らの食生活を調査した。結果は次のとおりである。1)多くの生徒は食品や栄養への興味関心が少なく、食事をバランスよく食べようと心がけている者は36.8%であった。2)朝食の欠食率が26.9%で、その理由の多くは、朝食を食べる時間がないためである。3)三食を食べようとする意識のある生徒のほとんどが毎日朝食を食べており、食事のとき挨拶をする頻度も高い。4)約半数の生徒が料理を作ることができ、チャーハン、カレーが作れるという生徒が多い。5)朝食を1人で食べる生徒が46.5%おり孤食が目立つ。6)食事のマナーを注意される生徒は62.7%で、食べるときの姿勢を注意される者が最も多い。7)約半数の生徒が正しい箸の持ち方をしていた。
著者
前田 晴美 糀谷 和人 西田 豊明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.616-625, 1997-03-15
被引用文献数
8

既存の雑多で構造の不均質な情報源から情報を収集・整理する手法を提案する.基本となるアイデアとして,雑多な情報をゆるやかに関連づける連想構造というデータ構造を用いる.連想構造は生データから容易に生成でき,人間が直観的に理解しやすい.我々は,連想構造を用いて既存の情報源から情報を収集し,整理する過程を支援するシステムCM?2(Contextual Media version2)を試作した.CM?2では,(a)既存の情報源から情報を取り込み,連想構造を生成する情報キャプチャ機構と,(b)キーワードに基づき情報の切り出しと構造化を行う知的情報統合機構を実現した.CM?2の有効性を実験によって確かめた.We propose a method to gather and reorganize information from heterogeneous information sources.The method is based on the use of a plain information representation called associative structures.Associative structures connect various information media without defining the semantics rigorously.They are easy to generate from raw data and comprehensible to humans intuitively.We developed a system called CM-2(Contextual Media version 2) to realize this method.We describe the system's two major facilities;(a) an information capture facility which gathers information from heterogeneous information sources and generates associative structures and (b) an intelligent information integration facilitywhich reorganizes information according to user's input.We verify our approach by analyzing results of experiments.
著者
森川 治 橋本 佐由理 前迫 孝憲
出版者
日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.3-10, 2009
被引用文献数
1

In counseling, the role of non-verbal communication such as expression, spacing, physical contact is very important. Roleplaying is one of useful methods of counseling. According to circumstances, physical contact is used in order to that roleplaying may be more effective. When counselors want to use physical contact in counseling, they can use a virtual contact instead of physical one without ethical problems. Therefore, we propose Remote Counseling system with virtual embrace using HyperMirror.
著者
田中良夫 松井 祥悟 前田 敦司 中西 正和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会記号処理研究会報告
巻号頁・発行日
vol.94, no.49, pp.17-24, 1994
被引用文献数
1

通常ガーベッジコレクション(GC)はリスト処理を中断して行なわれる.GCをリスト処理と並列に行なう(並列GC)ことにより,GCによる中断時間をなくし,リスト処理の実時間化が可能となる.並列GCではGCの処理中にリスト処理によってデータが書き換えられるので,GCの正当性を保証するために特殊な処理が必要となる.そのため並列GCは停止型GCに比べてあまり効率が上がらず,実用化されているものもほとんどない.mark and sweep方式の並列GCにおいては,ゴミセルの回収効率が停止型GCに比べて約1/2になってしまうことが知られている.これらの欠点の改善は,並列GCの実用化へ向けての重要な研究テーマである.本論文では,mark and sweep方式の並列GCの欠点を改善したGCである,Partial Marking GC(PMGC)の提案,実装および評価に関する報告を行なう. PMGCはmark and sweep型の並列GCに世代別GCの概念を導入したGCである.PMGCを実装し様々な実験を行なった結果,PMGCによってゴミセルの回収効率は従来の並列GCに比べ最大で2倍に改善されることが確認された.PMGCは並列GCの実用化に向けての有効なGCである.
著者
前田 清司
巻号頁・発行日
2012

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:挑戦的萌芽研究2009-2011
著者
高間 浩樹 越前 功 吉浦 裕
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.27, pp.1-6, 2009-05-21

取調べの可視化によって自白の任意性が客観的かつ容易に確認可能になるとの期待がある,一方,取調べの妨げや裁判の非効率化につながるとの指摘もある.①取調べの可視化に対する期待を実現するために技術によってどのような支援ができるか,②取調べの可視化について指摘される問題点を技術によってどのように軽減することができるか,という観点から取調べの可視化について分析し,(1)ヒューマンエラーの防止,(2)開示の完全性,(3)プライバシーの保護,(4)可視化記録の閲覧の効率化,という4つの技術課題を明らかにした.このうち(1)~(3)を解決する方法として,個々の被疑者を区別せず全ての取調べを自動的に記録し,一元管理する方法,顔・声紋識別を用いて一元管理された記録中から当該被疑者の記録のみを漏れなく検索する方法を提案し,これらを統合した取調べ可視化システムを提案する.In this paper, we analyze problems in visual interrogation recording and clarify four technical requirements for IT technologies to solve these problems; (1) preventing human errors, (2) guaranteeing completeness of record disclosure, (3) protecting privacy of irrelevant people, and (4) enabling effective survey of long record. To meet these requirements, we propose a method that automatically records interrogation without discriminating each suspects, a method that uses face and voice recognition techniques to retrieve all records of the target suspect without retrieving those of other suspects, and the system that integrates these methods.
著者
真鍋 麻美 鍵谷 昭文 丹藤 伴江 越前屋 成広 相良 守峰 齋藤 良治
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.399-404, 1996-06-01
被引用文献数
4

妊娠中にはX線被曝の問題があるため妊婦の骨量を測定したデータは少なく, とくに骨量変動の著しい海綿骨の含有率の高い椎体や大腿骨などの骨量を妊娠中にDual energy X-ray absorptiometry (DEXA) 法を用いて測定した報告はほとんどみられない。今回私たちは, 妊産褥婦および非娠婦の骨量を超音波骨量測定装置 (Achilles Bone Densitometer: Lunar社製) を用いて測定するとともに生化学的骨代謝パラメーターを測定し比較検討した。1. 超音波骨量測定装置による超音波伝播速度 (Speed of sound: SOS) と超音波減衰係数 (Broadband ultrasound attenuation: BUA) から算出されるstiffnessは, 非妊婦群, 妊娠初期群, 妊娠中期群, 妊娠後期群, 産褥群でそれぞれ, 88.3±11.0, 88.4±11.5, 86.5±8.6, 81.4±10.6, 85.3±12.5%で, 妊娠後期群では妊娠初期群と比較して有意 (p<0.05) に減少していた。2. intact osteocalcine (i-OC) は妊娠初期群で5.0±2.3ng/ml, 妊娠中期群で3.7±1.0ng/ml, 妊娠後期群で4.4±0.9ng/mlと非妊時の正常範囲内にあり, 産褥群では11.3±4.2ng/mlと妊娠中に比較して高値であった (p<0.01)。尿中Pyridinoline (Pyr)/Creatinine (Cre) および尿中Deoxypyridinoline (D-Pyr)/Creは, 妊娠初期群でそれぞれ34.0±10.1pmol/μmol, 4.7±1.0pmol/μmol, 妊娠中期群で46.0±6.7, 6.1±1.0, 妊娠後期群で52.0±11.7, 8.0±2.0と妊娠経過とともに増加した。産褥群ではそれぞれ71.7±6.0pmol/μmol, 9.3±2.7pmol/μmolと高値を示し, 妊娠各時期と比較して有意差 (p<0.01) を認めた。3. 補正した血清カルシウム (Ca) とイオン化Ca (i-Ca) およびintact parathyroid hormone (i-PTH) には妊娠産褥期には有意の変動は認められなかった。以上の成績より, 妊娠中期群および妊娠後期群の骨代謝は骨吸収優位であり, 産褥4週目では骨形成優位の高代謝回転状態にあること, さらに妊娠時には血清Caおよびi-Caは非妊時の正常値域に保たれており, 副甲状腺機能亢進状態にはないもののCaのturnoverは亢進していることが示唆された。