著者
松井 剛
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.111-124, 2019-01-17 (Released:2019-01-17)
参考文献数
13

このケースでは,1974年から2015年まで東京の渋谷と原宿で営業した伝説的な雑貨店,文化屋雑貨店に注目する。雑貨とは,どこまでから雑貨であり,どこからが雑貨ではないかという範囲設定が分からない不思議な製品カテゴリーであるが,現在では雑貨店が日本各地で見られるようになった。この日本独自の製品カテゴリーを創造したのが,文化屋雑貨店店主・長谷川義太郎である。長谷川は「雑貨」という概念を通じて,消費者のみならず,ファッション・デザイナーや雑誌編集者など内外のクリエイターに対して,現在に至るまで多大なる影響力を与えてきた。このケースでは,本人によるオーラル・ヒストリーに基づいて,長谷川が文化屋雑貨店を通じて実現した市場創造について見る。
著者
松井 剛
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.87-99, 2013-03-20 (Released:2013-10-17)
参考文献数
35
被引用文献数
2

本論文は,「癒し」という流行語が社会に波及する中で生じた意味創造プロセスを,20年分の雑誌記事タイトル8033件のテキスト分析を通じて明らかにする.特に注目をするのは,マーケティングを通じて新しい言葉が普及する一方で,こうした言葉の流行に乗る形でマーケティング努力の模倣が生じるという相互作用である.またブームが生じた理由を説くメディアの「理屈づけ」が,こうした相互作用を強化する可能性も指摘される.
著者
松井 剛
出版者
The Academic Association for Organizational Science
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.87-99, 2013

本論文は,「癒し」という流行語が社会に波及する中で生じた意味創造プロセスを,20年分の雑誌記事タイトル8033件のテキスト分析を通じて明らかにする.特に注目をするのは,マーケティングを通じて新しい言葉が普及する一方で,こうした言葉の流行に乗る形でマーケティング努力の模倣が生じるという相互作用である.またブームが生じた理由を説くメディアの「理屈づけ」が,こうした相互作用を強化する可能性も指摘される.
著者
松井 剛一
出版者
日本混相流学会
雑誌
混相流 (ISSN:09142843)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.24-38, 2000-03-15 (Released:2011-02-22)
参考文献数
34

Because “flow pattern” relates closely to design parameters of plant such as pressure drop and heat transfer coefficient, better knowledge of the flow pattern leads not only to deep understanding of the flow but also to accurate prediction of the parameters or to safe operation of plant. Therefore, “flow pattern” is an important and fundamental parameter as well as void fraction. Nevertheless the flow pattern has been judged mostly on a basis of visual observation. Therefore, it is desired to identify the flow pattern objectively and quantitatively.Here, identification of flow pattern using differential pressure fluctuations is described. Behaviors of statistical parameters are discussed in the statistical parameter spaces. And also recent flow visualization methods using fast X-ray CT and HPIV are described.
著者
松井 剛太
出版者
日本保育学会
雑誌
保育学研究 (ISSN:13409808)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.295-306, 2013-12-25

本研究の目的は,障害のある子どもがいる保育にとって,すべての子どもが充実した遊びを行うための示唆を提起することであった。研究方法として,特別支援学校幼稚部の遊びを分析対象とした。その結果,以下のポイントが明らかになった。第1に障害特性論から脱却することが遊びの充実につながること,第2に,個々の子どもの遊びの構えに着目すること,第3に,遊び込むための構造化を考えること,第4に,集団のノリを生むための教師の役割を振り返ること,であった。最後に,障害特性論の脱却のためには,保育独自の個別の指導計画の開発が必要であることを提起した。
著者
松井 剛
出版者
日本商業学会
雑誌
流通研究 (ISSN:13459015)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.1-14, 2004 (Released:2011-05-20)
参考文献数
19

本論文の目的は、1990年代半ば以降、「癒し」を訴求する製品やサービスを、様々な業界に属する多数の企業が提供した理由を明らかにすることにある。このプロセスを明らかにするために、本論文では、「癒し」関連の新聞記事 (1,162件) を活用して、企業行動とこれに対するマスコミの解釈を詳細に分析した。このブームが生じた理由として通常、「癒し」ニーズの増大が理由として挙げられるが、本論文が注目するのは「癒し」の認知的制度化が組織フィールドにおいて成立したことである。つまり、「癒し」訴求製品がヒットし、多数の模倣者が出現することによって、この種の製品を提供することの正統性が高められたのである。
著者
松井 剛
出版者
一橋大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究の目的は、北米市場おける日本産マンガ出版の分析を通じて、グローバル・マーケティングが直面する文化障壁について考察した。北米で出版された日本産マンガの出版データベースと業界関係者へのインタビューなどによれば、大衆的な文化製品の輸出する際には、進出先市場で共有されている文化規範と、輸出される文化製品に対応する進出先の文化製品に関するステレオタイプという2つの障壁に直面することが明らかになった。
著者
松井 剛
出版者
日本評論社(発売)
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.126, no.5, pp.495-510, 2001-11

論文タイプ||論説
著者
松井 剛 加藤 宗規 山﨑 裕司
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.103-106, 2019 (Released:2019-02-26)
参考文献数
9

〔目的〕立位保持が困難な重症片麻痺者における立位保持時間を平行棒把持条件と垂直棒把持条件において比較した.〔対象と方法〕対象は,平行棒内立位保持が困難な脳卒中片麻痺患者9症例とした.平行棒片手把持での立位条件(条件A)と,垂直棒片手把持での立位条件(条件B)における立位保持時間を5日間にわたって計測し,比較した.〔結果〕5日間とも条件Aに比較して条件Bにおいて立位保持時間は有意に長かった(p<0.05).6例は,5日目の条件Bにおいて60秒の立位保持が可能となったが,条件Aでは不可能であった.〔結語〕平行棒での立位保持が困難な重症片麻痺者に対しては,垂直棒の利用を検討すべきである.
著者
松井 剛
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.87-99, 2013

本論文は,「癒し」という流行語が社会に波及する中で生じた意味創造プロセスを,20年分の雑誌記事タイトル8033件のテキスト分析を通じて明らかにする.特に注目をするのは,マーケティングを通じて新しい言葉が普及する一方で,こうした言葉の流行に乗る形でマーケティング努力の模倣が生じるという相互作用である.またブームが生じた理由を説くメディアの「理屈づけ」が,こうした相互作用を強化する可能性も指摘される.
著者
越中 康治 上田 敏丈 若林 紀乃 濱田 祥子 岡花 祈一郎 中西 さやか 廣瀬 真喜子 松井 剛太 八島 美菜子 山崎 晃
出版者
広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設
雑誌
幼年教育研究年報 (ISSN:03883078)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.49-60, 2018-10-19

The purpose of this study is to clarify the actual conditions of personal records such as "support files" and "transition support sheets" created by early childhood facilities (kindergartens and nursery schools) to provide transition support to children with disabilities. The study seeks to examine how these records are created by early childhood facilities and used by elementary schools. A nationwide questionnaire survey targeting public and private kindergartens, nursery schools, and elementary schools was carried out. The survey results show that about half of the early childhood facilities created these records and that the records were being effectively utilized by the elementary schools that received them. However, there were also differences based on the type of institution: for instance, the rate of record creation was high at public kindergartens and low at private kindergartens and nursery schools. In terms of record content, there is a possibility of a gap between the information recorded by early childhood facilities and that sought by elementary schools. Based on these actual conditions, this study identifies issues to be considered in the effective creation and utilization of records.本研究は平成28年度文科省委託「幼児期の教育内容等深化・充実調査研究」(調査研究課題:幼保小接続における学習機会の保障としての合理的配慮に関する研究,研究受託機関:名古屋市立大学)の助成を受けて行われた研究成果の一部である。なお,本稿の一部は日本教育心理学会第59回総会において発表した。
著者
松井 剛太
出版者
日本保育学会
雑誌
保育学研究 (ISSN:13409808)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.12-21, 2009-08-30

The purpose of this study is to clarify the structure of teacher conferences where teachers have the opportunity to reflect on their personal childcare practices and consider the frameworks in which these practices occur. During teacher conferences, the author analyzed the content of teacher questions and examined how these questions worked as change agents to transform the teachers' childcare practices. The change agents included fundamental questions about their own frameworks of childcare based on their experience. The result suggests that the change agent plays an effective role to reconsider and improve their childcare practices. It is clear that an effective teacher conference has a structure based on an essential intention to support teacher reflection on their personal childcare practices.
著者
石井 淳蔵 嶋口 充輝 栗木 契 西川 英彦 松井 剛 村下 訓 水越 康介 岸谷 和広 清水 信年 宮内 美穂 金 雲鎬 棚橋 豪 小田部 正明 山本 奈央 吉田 満梨
出版者
流通科学大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

本研究では、マーケティング競争下におけるデザイン戦略の重要性について、近年注目されつつある「ロバストデザイン」を核概念として、理論的・歴史的・実証的な研究が実施された。その主要な研究成果として、デザイン概念についての再構築が行われるとともに、競争優位性をもつデザイン戦略の現実と意義、そしてその背景としてのマーケティング競争のメカニズムが明らかにされた。