著者
梶川 正弘 薄木 征三 武藤 哲男
出版者
日本自然災害学会
雑誌
自然災害科学 (ISSN:02866021)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.249-254, 1995-01-31

A strong wind disaster was caused by Typhoon 9119 in the Tohoku district on September 28,1991. The purpose of this report is to investigate the relationship between the surface wind field and the localization phenomena of severe forest damage by the typhoon in Akita Prefecture. The results are summarized as follows. 1)The strong wind of about 20 m/s in mean wind speed prevailed for about three hours in the restricted region of the northern inland part in Akita Prefecture. 2)This restricted region was coincident with the towns and villages suffered the severe forest damage. 3)The facts mentioned above suggest that Typhoon 9119 possessed the unique structure in the dissipating stage.
著者
坂本 崇 梶川 嘉延 野村 康雄
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.1901-1909, 1999-04-15

本論文では 非線形判別分析を用いて 計算機に与えた楽譜情報からその曲の特徴や印象を自動的に抽出し 任意のグループに分割する手法を提案する. 特定の演奏者による演奏の個性や芸術性を抽出する際 情報処理的な観点からのアプローチを行うとして 演奏者がどのように楽譜を解釈し 演奏に至るかという命題の解決策は (1)楽譜に記述されている情報や音楽理論を考慮したプロダクションシステムによるルール生成法 (2)ニューラルネットワークを用いた解法 (3)重回帰分析を用いた解法などが報告されている. これらの一問題点として 演奏者は楽曲の特徴や印象に応じて奏法を変える事実が存在するにもかかわらず 処理を行ううえで明示的に考慮されたものが存在しないことがあげられる. 本論文ではその問題点を解決すべく まず 因子分析やSD法を用い 実際のリスナーの立場に立った心理聴取実験を行う. そして ニューラルネットワークによる非線形判別分析を用い その楽曲はどのような印象を持つかをコンピュータが自動的に判別し その印象にふさわしいグループに振り分ける手法を提案する. なお このシステムでは未知の楽曲においても88%の精度でその曲印象を判別させることに成功した.
著者
鳴川 肇 梶川 泰司
出版者
日本地図学会
雑誌
地図 (ISSN:00094897)
巻号頁・発行日
vol.47, no.Supplement, pp.54-55, 2009-07-31 (Released:2017-12-25)
参考文献数
3
著者
山本 修央 梶川 嘉延 野村 康雄
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.61-65, 2004-02-01 (Released:2017-06-02)
参考文献数
7

本稿では,イントラコンカ型ヘッドホンを周波数特性からランク付けする手法を提案し,聴取実験によりイントラコンカ型ヘッドホンの周波数特性とその音質との関連性を検討する。これまで我々は,設計目標が未知であるイントラコンカ型ヘッドホンの設計目標として,自由空間における線形歪のないスピーカ正面1[m]位置における頭部伝達関数を提案し,聴取実験によりその有効性を検証してきた。その結果かなりの有効性が示された。そこで本稿では,頭部伝達関数はイントラコンカ型ヘッドホンの設計目標として有効であるという立場から,既存のイントラコンカ型ヘッドホンの周波数特性がどの程度頭部伝達関数の周波数特性に一致しているかを検証することで,イントラコンカ型ヘッドホンのランク付けができるかどうかを検討する。また,イントラコンカ型ヘッドホンの周波数特性とその音質との関連性を聴取実験により検討する。
著者
梶川 勇作
出版者
人文地理学会
雑誌
人文地理 (ISSN:00187216)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.89-102, 1969-04-01

金沢大学大学院人間社会研究域人間科学系
著者
梶川 隆 村上 敬子 小橋 真司 寺田 洋明 長田 好規 横山 宏道 竹本 俊二 友田 純
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.45-50, 2012 (Released:2013-09-18)
参考文献数
14

症例は50歳代, 男性. 2010年2月ごろから出現した早朝の胸部圧迫感を主訴に来院した. 断層心エコー図検査と運動負荷心電図検査は正常であった. 冠攣縮性狭心症を疑いニトログリセリンを処方し, 胸痛時の舌下投与にて軽快を認めていたが, 数日後の夕方, 自宅で胸部圧迫感を訴えた直後に倒れて, 痙攣し, 心肺停止状態となった.妻が目撃し, ただちに胸骨圧迫を行い, 近所の住人に救急隊通報を依頼した. 約4分後に救急隊が到着し, その2分後と4分後に自動体外式除細動器(automated external defibrillator; AED)による電気的除細動が施行された. 自己心拍は再開し, 約30分後に搬送された. 来院時の意識状態は, JCSIII-300で, 自発呼吸は微弱であったため, 気管挿管と人工呼吸とを開始した. 12誘導心電図ではIII, aVFでST上昇と, QT延長とを認め, V5~6でST低下を認めた. 入院後, クレアチンキナーゼ(creatine kinase; CK)は正常域を推移した. 第3病日に人工呼吸器から離脱し, 意識は清明となった. 第10病日に行った冠動脈造影では左冠動脈seg.7に軽度の狭窄を認めたが, 左室造影では局所壁運動は正常に保たれていた. カルシウム拮抗薬を処方後, 胸痛の再発はなく, 第12病日に退院した. 神経学的後障害を残さず職場復帰した.福山地区では, 2008年度からの2年間で救急搬送人員数は35,784人で, このうち心肺停止状態が, 777人であった. 一般住民による心肺蘇生処置(cardiopulmonary resuscitation; CPR)は346人(44%)に行われ, 1カ月生存は5.2%であったが, CPR未施行における生存率は3.2%であった. 今後, 地域住民に対する心肺蘇生法とAEDの啓蒙普及活動が必要と考えられた.
著者
太田 勝巳 伊藤 憲弘 細木 高志 遠藤 浩司 梶川 修
出版者
園藝學會
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.407-412, 1993
被引用文献数
2 4

水耕ミニトマト, 'シュガーランプ', 'サンチェリー','ミニキャロル'および'アカコッコ'において培養液濃度が裂果発生に及ぼす影響を検討し, 裂果発生機構の解明を試みた。<BR>'アカコッコ'を除いた3品種においては培養液濃度が高いほど裂果発生が増加した。しかし, 'アカコッコ'は培養液濃度の影響を受けなかった。成熟果および裂果までの積算温度の差異はいつれの品種においても培養液濃度の影響がみられなかった。裂果発生が増加した要因は糖度の上昇, 果実の浸透ポテンシャルの低下および果肉の硬さの低下などによるものと考えられた。高濃度で栽培された果実ほど少ない水の注入量(果実体積当たりも同様) で人工裂開を生じた。<BR>'サンチェリー'は高培養液濃度で栽培された果実の果肉部分における浸透ポテンシャルが低下していた。吸水試験では高培養液濃度における果実ほど裂果が多く発生し, 果実の膨張率が高くなり, 吸水能力が高いことを示した。
著者
黒田 淳子 藤中 俊之 中村 元 西田 武生 梶川 隆一郎 芝野 克彦 吉峰 俊樹
出版者
特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会
雑誌
Journal of Neuroendovascular Therapy (ISSN:18824072)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.106-111, 2011 (Released:2012-01-05)
参考文献数
16
被引用文献数
1

【目的】bare platinum coilを用いた脳動脈瘤塞栓術(BC群)とbioacitive coilを用いた脳動脈瘤塞栓術(BAC群)の治療成績を比較し,bioactive coilの安全性および再開通予防効果について検討した.【方法】当院にて2007年1月~2009年12月までに動脈瘤瘤内塞栓術を行い,術後1年以内にfollow upの血管造影検査を行った破裂/未破裂脳動脈瘤を対象とし,治療直後およびfollow upでの塞栓状況,動脈瘤頚部での内皮新生を示唆するwhite collar signの有無,術後MRI DWIでの微小脳梗塞の有無について比較検討を行った.【結果】follow upの血管造影検査施行時に,治療直後と比べ塞栓状況が改善されたものはBC群で9.38%,BAC群で15.8%であり,有意差は認められないものの(p=0.58),BAC群で多い傾向にあった.また,動脈瘤ネック部分の内膜新生を示唆すると考えられているwhite collar signの有無に関しては,BC群の6.3%,BAC群の26.3%にみられ,有意差は認められないもののBAC群で多い傾向にあった(p=0.13).しかし,術後の微小梗塞はBA群よりも多い傾向にあり,血栓性合併症に対しては十分な注意が必要である.〈第26回日本脳神経血管内治療学会学術総会優秀演題推薦論文〉
著者
梶川 勇作
出版者
金沢大学
雑誌
金沢大学文学部論集. 史学科篇 (ISSN:02856522)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.A1-A19, 1985-02-27

金沢大学文学部
著者
三木 孝史 斉藤 一功 林 征治 梶川 弘 嶋田 雅生 小川 陸郎 川手 剛雄 池谷 大 木村 則幸 高畠 和男 西澤 節 杉浦 伸裕 鈴木 基文
出版者
CRYOGENICS AND SUPERCONDUCTIVITY SOCIETY OF JAPAN
雑誌
低温工学 (ISSN:03892441)
巻号頁・発行日
vol.31, no.5, pp.258-266, 1996-05-25 (Released:2010-02-26)
参考文献数
14
被引用文献数
1 4

So far, the use of superconducting magnets has been limited to chemical analysis and medical inspection. To develop a new use, we have tried to apply common MRI devices as nondestructive sugar content detector of watermelon. To estimate the sugar content, a new technique using multiple regression analysis of two NMR relaxation times was developed. It was found that the coefficient of multiple regression at the center of the watermelon exceeded 0.9 and the standard error of prediction was around 0.5, and that the over-ripened part of flesh called ‘nieka’ in watermelon could be distinguished because its T2 was much longer than that of the oridinary part. An evaluation rate of sugar content could be below 6s per watermelon. It is concluded that multiple analysis of T1 and T2 on intact watermelon can be applied as a non-invasive, nondestructive indicator of sugar content.
著者
古川 雅史 梶川 泰 松代 直樹 北村 貴裕 大畠 和也 北原 糺 鎌倉 武史
出版者
The Society of Practical Otolaryngology
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.105, no.10, pp.913-918, 2012 (Released:2012-10-01)
参考文献数
12
被引用文献数
2

We studied 804 patients with idiopathic sudden sensorineural hearing loss (ISSNHL) regarding the correlation between the duration from the onset to the start of treatment and hearing outcome. An analysis of the 804 yielded the following results: 1) The overall cure rate was 30.0%. 2) The cure rate was better in patients with a shorter duration (within about 10 days) between the onset and the start of treatment. 3) In patients with mild hearing loss (Grade 1, 2), the cure rate was better in patients with a shorter duration. 4) In patients with severe hearing loss (Grade 3, 4), the cure rate of over 8-10 days was clearly worse, and it is very important to start treatment within 8-10 days.
著者
梶川強編
出版者
三条祇園画廊
巻号頁・発行日
1982
著者
梶川強編
出版者
三条祇園画廊
巻号頁・発行日
1982

1 0 0 0 OA 諸宗仏像図彙

著者
梶川辰二 編
出版者
梶川辰二
巻号頁・発行日
vol.2, 1886