著者
梶川 勇作
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.211-215, 1973-03-01 (Released:2008-12-24)
参考文献数
4
被引用文献数
1

Christaller and Lösch had used the hexagon as the modular unit in their models. One of the commonest criticisms for the hexagonal framework is that it is for too rigid and abstract. But Haggett was trying to test in his book whether hexagonal arrangement does in fact exist. One of his results was that one-third of Brazilian counties (municipios) had exactly six neghbours and the mean contact number (number of adjacent territories) was 5.71. Thus, he concluded that criticism for the hexagonal system as over-theoretical may have been too hasty. In this paper author is testing the contact number of some administrative areas in Japan. These mean contact numbers are 5.5 for the prefecture (fig. 1), 5.9 for the old state (fig. 2), 5.8 for the county (tab. 1), 5.5 for the communal unit and 5.7 for the section (fig. 4), Moreover, it is suggested that the frequency of the contact number (fig. 3 and 5) have the order of 6, 5, 4, 7 and 8. These results show that hexagon is the modular unit even in the administrative areas of Japan. It is also suggested that the frequency curve of the contact number tends to be identified with the stochastic one and is similar to Bunge's experimental result of the floating-magnet in the tab.
著者
森 純一郎 榊 剛史 梶川 裕矢 坂田 一郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

本論文では、萌芽研究領域特定のための大規模論文情報を用いた引用予測に関する研究を行う。
著者
梶川 義明
出版者
公益社団法人 日本鋳造工学会
雑誌
鋳造工学 (ISSN:13420429)
巻号頁・発行日
vol.68, no.12, pp.1106-1112, 1996-12-25 (Released:2014-12-18)
参考文献数
23
被引用文献数
2
著者
梶川 努
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.593, pp.39-42, 2014-06-09

詳細調査の対象範囲をさらに絞り込んで、調査コストの削減やスピードの向上を図るために、机上でスクリーニングした後、管口テレビカメラなどを用いた簡易調査によるスクリーニングを実施する。 管口テレビカメラは、伸縮が可能なポールの先にテレビカメラ…
著者
梶川 裕矢 森 純一郎 中村 裕子
出版者
東京工業大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では、パテントプールにおいて必須特許となる特許の特徴を分析した。必須特許が引用しているBackgroundの特許群(B)、ならびに、Backgroundの特許群を引用(Citing)している特許群(C)のデータベースを構築し、必須特許との特徴の差異を分析した。その結果、必須特許群(V)は特許群(C)よりも出願年が古く、先行技術の優位性が示された。しかし、(C)かつ(B)である特許群は、必須特許よりも前方引用が少なく、後方引用が多い、出願年が古いという特徴を有していることが分かった。すなわち、必須特許は先行する基本特許の上に、各規格や標準に合わせた改良を加えたものであると推察できる。
著者
梶川 恒雄 野沢 立 尾張 幸久 藤澤 宏光 金子 卓司 野呂 一夫 高田 耕
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.92, no.5, pp.586-588, 2001-07-20
被引用文献数
2 2

左尿管結石に対するESWLにより,腸管穿孔を起こした症例を経験したので報告する.症例は69歳,男性で,1996年3月に両側総腸骨動脈瘤に対してグラフト置換術を受けていた.1999年2月,左側腹部痛が出現,レントゲン検査で左尿管結石の診断となった(lt.U1,14×8mm).結石は骨盤部まで下降後,下降しなくなったため,入院の上,3月30日,腹臥位でESWLを施行した.終了直後より左下腹部痛を訴え,鎮痛剤で治まらないため,3月31日,CTを施行した.明らかな異常所見を認めなかったが,その後も痛みが続き,4月2日には,筋性防御も認めるようになった.再度CTを施行したところ,free air,イレウス所見を認めたため,緊急手術を施行した.トライツ靭帯から130cmの空腸に,2mm大の穿孔を2カ所認め,ESWLによる腸管穿孔と診断した.術後経過は良好で,4月23日,退院となった.ESWLによる腸管穿孔は,極めて稀な合併症であるが,腸管の癒着の可能性のある既往歴,腹臥位でのESWLは,リスクファクターと考えられた.
著者
今田 洋三 林 公子 岸 文和 梶川 信行 高坂 史朗 浅野 洋
出版者
近畿大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1993

18世紀は、旧来のメディア構造が大幅に組み替えられ、新しいメディアが続々と創出される時代であった。本研究では、おもに、18世紀における日本経済の中心地であった大阪に焦点を当てて、さまざまな「発信者」と「受信者」の間を媒介するメディアの〈多様性〉と〈多層性〉を、そしてその歴史的な〈変容〉と〈組み替え〉の過程を考察することを試みた。具体的には、先行の出版都市であった京都の圧倒的な力量(仏・儒書・史書・医書等の内典・外典、和文古典類約7000点)に対して、新興都市・大阪が生み出した「大阪(上方)的」なメディアの《新しさ》を、さまざまジャンル(文芸書・実用書・市民的学芸書・戯場書・絵本・一枚刷りなど)において検証することを行なった。研究代表者・今田は、メディアの≪新しさ≫を、出版物の「指示世界」の≪新しさ≫、「著者」と「読者」の≪新しさ≫、そして、両者を統合する〈仲介者〉としての「本屋」の《新しさ》の点で分析することを試み、江戸の須原屋市兵衛と大阪の柏原屋清右衛門を比較することを通して、18世紀における出版事業の革新性を検討した。共同研究者・浅野は、石川五右衛門をめぐるさまざまな伝説を18世紀大阪におけるピカレスク・ロマン(悪漢小説)の生成という観点から検討し、また梶川は、大友皇子の伝承を18世紀の地誌類を手がかりにして考察した。同じく高坂は、ヨーロッパの天文学が本木良永や志筑忠雄といった人物によってどのように受容されたかを検討し、岸は、「各所案内記」や「名所図会」に収められたイメージの分析を通して、18世紀後期における挿絵の〈メディア的性格〉の変容について考察した。また林は、『戯場楽屋図会』の分析を通して、歌舞伎をめぐる情報とメディアについて検討を加えた。
著者
梶川 嘉延
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DSP, ディジタル信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.55, pp.39-44, 2003-05-09
被引用文献数
1

近年,非線形システムの同定,非線形ひずみの除去などにVolterra級数展開に基づいたディジタルフィルタ(Volterraフィルタ)を利用する方法が提案されている.Volterraフィルタは従来の線形ディジタルフィルタを非線形に拡張したものであり,その構造や性質は線形ディジタルフィルタを包含している.よって,線形ディジタルフィルタで培われてきた技術を容易に導入することが可能である.本稿ではVolterraフィルタのうち,特にそのフィルタ係数を自動修正する適応Volterraフィルタに焦点を当て,その更新アルゴリズムを紹介するとともに,その一応例として非線形音響エコーキャンセラについても論じる.
著者
牧野 晃典 梶川 裕矢
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.74-79, 2009-05-16 (Released:2009-06-27)

本研究は,利用者の書いた任意の文脈に対して適切な引用文を,web上に蓄積された膨大な文書の中から推薦するシステムを開発することを目的としている.今回はこの引用文推薦システム開発の第一段階として,代表的な引用文のひとつである格言に注目した.文脈と格言の間のマッチングを取ることで,文脈に即した格言を推薦するアルゴリズムを複数提案し,性能の比較評価を行った.
著者
花木 麻衣 宮園 弥生 永藤 元道 竹内 秀輔 梶川 大悟 日高 大介 金井 雄 小畠 真奈 高田 英俊
出版者
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
雑誌
日本周産期・新生児医学会雑誌 (ISSN:1348964X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.43-48, 2021 (Released:2021-05-10)
参考文献数
18

分娩施設外での非計画的分娩により出生した新生児(以下,病院前出生児)の初期対応は主に救急隊が行うが,その教育体制は未だ確立していない.救急隊への周産期救急教育の課題を見出すことを目的に本研究を行った.2008年1月〜2018年12月の11年間で,救急隊による初期対応を受け当院に搬送された病院前出生児は40例であった.救急隊の分娩立ち会いは23例(57.0%)で,出生時の処置は32例(80.0%)がルーチンケアのみであったが,5例で人工呼吸を要し,そのうち1例では胸骨圧迫も要した.アプガースコアの採点は16例(40.0%)にとどまり,児の状態把握が不十分である可能性が示唆された.児の異常所見では体温36.0℃未満の低体温が最も多く24例(60.0%)に認め,保温方法にも課題が残ると考えられた.救急隊が周産期救急に関連した講習会を受ける機会は増えており,これらの課題に重点を置き,より実践的なシミュレーション教育を行うことが望まれる.
著者
梶川 翔平 荒木 聖人 渡辺 雅人 崩岡 久敏 土屋 昭則 久保木 孝
出版者
一般社団法人 日本塑性加工学会
雑誌
塑性と加工 (ISSN:00381586)
巻号頁・発行日
vol.64, no.750, pp.123-128, 2023 (Released:2023-07-25)
参考文献数
15

The small diameter bending of thin-walled copper tubes which are used for heat exchanger is desired to reduce the size and weight of products. In this study, a series of experiments were conducted to investigate appropriate tool shapes, such as that of a mandrel, for preventing wrinkling, cracking and flattening in rotary draw bending. A C1220 tube with a diameter of 7 mm and a thickness of 0.21 mm was used in the experiments. The bending radius was twice the tube diameter. Plug and ball mandrels were used. The effects of the mandrel position, the mandrel shape, and the clearance between the tube and the mandrel were investigated. As a result, moving the mandrel position forward prevented wrinkling and flattening, but moving the mandrel position excessively caused cracking. The mandrel position at which the wrinkle and crack occurred varied depending on the mandrel shape and clearance. By optimizing the tool shape, wrinkling and cracking were prevented, and flatness was reduced to less than 15% for the plug mandrel and 5% for the ball mandrel.
著者
梶川 萌
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.90, no.1, pp.1-12, 2023 (Released:2023-06-20)
参考文献数
21

本稿の目的は、測定の技術をめぐるジョン・デューイの洞察を手がかりに、そこで個性概念がどのようにとらえられているのかを明らかにすることである。デューイにおいて、個性と測定の技術とのかかわりは、知能テスト批判を契機として1920年代に問われ、産業化社会や物理学の発展等の社会状況を背景に1930年代を通じて考察が深められた。その際、個性概念の内実が多元性を有するものから予測されえなさの源へと変化したことが明らかとなった。
著者
山中 雅也 奥村 徳夫 園原 史訓 小西 滋 杉本 博行 梶川 真樹
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.722-727, 2019-12-01 (Released:2019-12-28)
参考文献数
22

症例は18歳の男性で,突然の左肩痛と背部痛,腹痛を主訴に当院を受診した.腹部造影CTで,脾腫,脾周囲の血腫および遅延相での造影剤の血管外漏出像を認め脾破裂と診断した.循環動態は安定していたために保存的治療とした.また,顎下リンパ節の腫脹,疼痛があり,血液検査で単球の上昇,EB virus抗体VCA-IgM陽性,異型リンパ球の出現などを認め,伝染性単核球症による脾破裂と診断した.以後,再出血することなく軽快し21病日に退院した.脾臓は免疫において重要な臓器であり,若年者では脾破裂の場合も可能なかぎり温存することが望まれる.伝染性単核球症による脾腫が原因となって生じた脾破裂に対して,保存的治療で脾臓を温存することができた症例を経験したので報告する.
著者
張 世良 川口 光 久保木 孝 赤坂 勇 寺下 雄三 秋山 雅義 梶川 翔平
出版者
一般社団法人 日本塑性加工学会
雑誌
塑性と加工 (ISSN:00381586)
巻号頁・発行日
vol.63, no.743, pp.174-179, 2022 (Released:2022-12-25)
参考文献数
9
被引用文献数
2

In the present paper, we describe a tube drawing method with diameter expansion for the effectively formation of thin-walled tubes. The proposed method makes the tube thickness easier to reduce than the conventional method, because the tube wall stretches biaxially in the axial and hoop directions. The effects of the plug half-angle on the forming limit, drawing load, thickness reduction, the precision of the inner diameter, and the strength of the formed tube were investigated by a series of experiments and finite element method (FEM) analysis. As a result, the forming limit was the highest at a plug half-angle α of 36˚, and then the maximum thickness reduction ratio γ max of 32 % was obtained by increasing the expansion ratio. In addition, the thickness reduction ratio increased with the plug half-angle owing to the increase in drawing load. On the other hand, the dimensional precision of the tube inner diameter deteriorated with the increase in plug half-angle because of an overshoot of the tube wall, indicating a gap between the tube wall and the plug. The effect of the plug half-angle on the strength was small, while elongation changed with the plug half-angle. The above results suggest that the plug half-angle should be selected appropriately to obtain the target dimension and mechanical properties.